ChatGPTで自分の代わりにPremiere Pro向けPCを答えてもらった
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最終更新日:2024年8月14日
ChatGPTによって「文章を書く仕事」はなくなるのか
ChatGPTは高性能AIを使用した自動文章生成ツール
最近ChatGPTというサービスが社会現象となっています。
ChatGPTは自分が自由に文章を送るとそれに対してChatGPTのAIが自動で内容を判別し、AIが最適だと考える返答してくれます。
その返答内容は以前までの自動文章生成AIと比べるとかなり精度が高くなっていて、返答に的を得ているものが多く、うまく使いこなせば人々の助けになるでしょう。
一方でこのようなAIの発達が原因で「文章を書く人の仕事がなくなる」と言われることもあります。
ですので私は試しにこの解説ブログの内容をAIに書かせて見ようと思います。
Premiere Proに最適なPCをChatGPTに答えてもらう
私はすでにAdobe社のPremiere Proを使用するのに最適なパソコンの選び方について解説しています。
こちらの内容をもしChat GPTが書いたとしたらどのような内容になるかを調べてみます。
ChatGPTにPremiere Proを使用するのに最適なパソコンを質問
Q1:Premiere Proを使用するパソコンはどう選べばいいですか
筆者:
Premiere Proを使用するパソコンはどう選べばいいですか
ChatGPT:
Premiere Proを使用するために必要なパソコンのスペックは以下の通りです。
プロセッサー:Intel® 6th Genまたは最新のCPU
オペレーティングシステム:Windows 10(64ビット)またはmacOS v10.13〜v10.15、またはmacOS v11.0
RAM:16GB以上のRAM
GPU:2GB以上のVRAMを備えたGPU
ハードディスク:SSDを推奨(HDDでも可能)
ディスプレイ:解像度1920×1080以上のディスプレイ
以上の要件を満たすパソコンを選ぶことをお勧めします。特に、プロセッサーやRAM、GPUについては高スペックのものを選ぶことで、よりスムーズな動作が可能になります。また、大容量のSSDを備えたパソコンを選ぶことで、素早い読み込みや書き込みが可能となり、作業効率が向上します。
以上のような返答が帰ってきました。
こちらのスペックは全体的に古いです。
このスペックはおそらく「Adobe公式のPremiere Proが出来た当初から書かれているスペック表」とかなり近いので、そこから引っ張ってきたものだと思われます。
Adobe公式にはこのような古い情報がPremiere紹介ページからすぐ見られる位置に掲載されたままなので注意が必要です。
ちなみにもっと新しい情報は「Premiere Pro および After Effects の推奨ハードウェア」ページに書かれています。こちらのページを拾えなかったのは新しい情報は引用や参照が少ないのでAIが重要なページではないと判断したのでしょう。
個別のスペックについて
つぎに個別のスペックを見ていきます。
まずオペレーティングシステムが「Windows 10」となっていてWindows 11が書かれていません。これではまるでWindows 10にダウングレードをしないと使えないように見えてしまいますが、情報が古いだけなのでダウングレードする必要はありません。
プロセッサーにIntel 6th Genとなっていますが、つまりこれは第6世代Core iシリーズ(Skylake)のことを指しています、
ですが第6世代Core iシリーズは2015年8月7日と執筆時点2023年から遡ること8年前に発売となっています。これはかなり古いので、性能が低いです。
PassMarkスコアで言うとIntel Core i7-6700は「8,087」となっていて、第12世代Core i3-12100(PassMarkスコア:13,843)よりも低いです。
CPUの性能が上がるにつれてソフトが必要な性能も上がる
CPUは新しくなるほど性能が高くなります。
そしてパソコンのソフトもどんどんバージョンアップされていきます。ソフトのバージョンアップ版がでると、ソフトを使用するのに必要な性能もCPUの性能に合わせるように上がっていきます。
OSも古いパソコンから最新のWindows 11にアップデートすると重くなりますし、もちろんAdobe製品もアップデートが何度も行われますしバージョンが上がるごとに重くなります。
最新になるほど必要なスペックが上がる理由は、パソコンのソフトというものは性能をできるだけフルパワーで使ったほうがソフトを使いやすくなるからです。
なのでソフトのバージョンを上げて使い続けたり、新しく開発されたソフトを使ったりするには、それについていけるようにパソコンは出来るだけ新しく性能の高い製品を使っていくことが必要です。
だいたい3年くらいたつとソフトに必要なCPUの性能が3年前のCPUの性能では追いつかなくなっていきます。パソコンはだいたい3年ごとに買い替えるのがおすすめです。
Q2:それらのスペックは古いです。最新のスペックで教えてください
筆者:
それらのスペックは古いです。最新のスペックで教えてください
ChatGPT:
Premiere Proを使用するための最新の推奨システム要件は以下の通りです。
プロセッサー: Intel 11th GenまたはAMD Ryzen 5000シリーズ
オペレーティングシステム: Windows 11(64ビット)、Windows 10(64ビット)またはmacOS v10.14〜v10.15、またはmacOS v11.0〜v12.0
RAM: 32GB以上
GPU: 8GB以上のVRAMを備えたNVIDIAまたはAMD GPU
ストレージ: SSDを推奨
ディスプレイ: 解像度1920×1080以上のディスプレイ
これらのスペックを備えたパソコンを使用することで、Premiere Proで高品質な動画編集を行うことができます。特に、高性能なプロセッサーとGPUを備えたマシンは、より高速なレンダリングとエフェクト処理を可能にするため、より効率的な作業が可能です。また、大容量のRAMとSSDを備えたマシンは、大規模なプロジェクトを扱う場合に特に有用です。
「最新のスペック」で教えてもらうと先程よりもスペックが新しくなり必要なスペックも上がりました。
ですが第11世代Core iシリーズ(Rocket Lake)は2021年3月30日なのでまだまだ少し古いです。現行のCore iシリーズは第13世代なので2世代前です。
2世代も前になると性能が逆転する(例えば2世代前のCore i7の性能が最新のCore i5を上回る)ことも多いです。なので古いCPU搭載のPCを買うことは基本的にはコスパが悪くなります。
つまり古いCore i9を買うくらいなら最新のCore i7のほうが安くて性能がいいという可能性が高いということです。
そしてPremiereを使用するときの動作ですが、恐らく今現在でも第11世代CPUでPremiereを使用している人はいると思いますし、使用することは不可能ではないでしょう。
ですがやはり第13世代や第12世代を使用したほうが使いやすいので、いまさら第11世代を買う必要は全くありません。
Q3:プロセッサーに12th Genや13th Genを使用してはいけないのですか
筆者:
プロセッサーにはIntel 11th Genと書かれていますが、12th Genや13th Genを使用してはいけないのですか
ChatGPT:
Premiere Proのシステム要件には、Intel 11th GenまたはAMD Ryzen 5000シリーズのプロセッサーが推奨されています。これらのプロセッサーは、Premiere Proで高速な動画編集を行うために必要な性能を備えています。
Intelの12th Genや13th Genのプロセッサーも高性能であり、Premiere Proで使用することができます。ただし、システム要件に明示的に推奨されているプロセッサーであるIntel 11th GenまたはAMD Ryzen 5000シリーズよりも低性能のプロセッサーを使用する場合、Premiere Proの動作に影響が出る可能性があります。したがって、Premiere Proで高品質な動画編集を行う場合は、推奨されているプロセッサーを使用することをお勧めします。
これを見るとあたかも「古い第11世代CPUが推奨されていて、第12世代や第13世代は推奨されていないので使用するべきではない」と書かれているように読めてしまいます。
ですが基本的にパソコンのソフトはアップデートされて新しいCPUにも対応していくので使用してはいけないということはありません。
もちろん新しいCore iシリーズだとしても同じIntel社製のCPUなので互換性もありますし、世界中の多くの人にIntelのCore iシリーズは使用されているのでソフト開発社側も新しいCPUに対応させていかないことはありえません。
Q4:Premiere Proのベンチマークテスト結果を見るとどのCPUが最適だと思いますか?
筆者:
Premiere Proのベンチマークテスト結果を見るとどのCPUが最適だと思いますか?
ChatGPT:
Premiere Proのベンチマークテストにおいて、最適なCPUは常に変化する可能性がありますが、一般的には高いクロック速度と多くのコアを持つCPUが好まれます。
Intel Core i9やAMD Ryzen 9のような高性能のCPUは、プロフェッショナルレベルのビデオ編集に必要な処理能力を提供するために非常に効果的です。また、Intel Core i7やAMD Ryzen 7のようなミッドレンジのCPUも、一般的なビデオ編集には十分な性能を提供することができます。
ただし、CPUだけでなく、グラフィックスカードやRAMの量など、システム全体の構成にも注意する必要があります。ビデオ編集に必要な処理能力を最大限に活用するために、システム全体のバランスを考慮することが重要です。
こちらを見るとどうやらChatGTPはPremiereのベンチマーク結果を見ることが出来ない、もしくはベンチマークの結果からどのCPUが最適かを判断することが難しいということがわかります。
つまりChatGTPは世の中にある文章を大量に収集して、それを比較して、そこから判断をするという仕組みになっているでしょう。
なので数字を見ることができないし、数字から何かを判断をすることはできないということでしょう。
逆にもし人間が書いた「ベンチマーク結果から最適なCPUの選び方を検証した文章」がある程度の数あればChatGTPはそこから学習して文章を生成できると思われますが、そのような文章は少ないです。
なのでChatGTPは明確な答えが出せず、「Premiere Proのベンチマークテストにおいて、最適なCPUは常に変化する可能性がありますが、一般的には高いクロック速度と多くのコアを持つCPUが好まれます。」という一般論的な抽象的な内容の文章しか書けないということになります。
私は「AIが文章を自動で生成する」、「AIによって文章を書く人がいらなくなる」と言われていることに対してある程度の危機感を持っていましたが、このような自動生成のレベルだとまだまだライター・文筆家という職業が失われていくという心配はしばらくはなさそうです。
関連ページ
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- Adobe Creative Cloudが使えるパソコンを選ぶ方法!
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