ノートPCでもクリエイター制作ソフトがしっかり使える性能とは?必ずスペックを見ることが必要


PRが含まれています

最終更新日:2024年12月14日

【紹介編】★おすすめのクリエイターノートPC紹介

おすすめの
クリエイターノートPCを紹介
【紹介編】

【マウスコンピューター】クリエイターパソコン DAIV (カスタマイズ可)

クリエイターパソコン「DAIV」シリーズはマウスコンピューターのシリーズです。デスクトップとノートPCどちらも用意されています。

マウスコンピューターはBTOパソコンショップなので注文時にパーツをカスタマイズすることができます

また他のパソコンメーカーよりもスペックのバリエーションが多いです。

他のパソコンメーカーは色々な人に合わせてスペックを選べるわけではないので例えば「CPUがCore i7で、メモリ32GBで、GPUにRTX 3060」という組み合わせのPCがピンポイントで欲しいと思っても「Core i7搭載のPCはメモリが16GBのPCしかない、GPUにRTX 3050とRTX 3070しかない」、ということが起こります。

ですがマウスコンピューターのDAIVシリーズではCPUとGPUがひと通りのスペックが揃っています。

カスタマイズができるのでメモリをさらに32GBや64GBにしたり、SSDを1TB・2TBにすることなどができます。なので幅広いスペックのパソコンを買うことができます。

おすすめ①:DAIV R6-I7G60SR-A

多くのクリエイターの方には「DAIV R6-I7G60SR-A」がおすすめです。

名前DAIV R6-I7G60SR-A
CPUCore i7-13650HX(PassMarkスコア:31,442)
グラフィックGeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:17,659)
メモリ16GB
SSD500GB (NVMe Gen4×4)
画面サイズ16インチ

このPCにはノートPCとしては性能の高いCPUの「Core i7-13650HX」を搭載しています。

性能的に動画編集、イラスト制作、画像編集などに最適な性能があります。

カスタマイズでメモリを32GB・64GBにしたり、SSDを増設して注文することもできるのでカスタマイズがおすすめです。

おすすめ②:DAIV Z6-I7G5TSR-A

ハイスペックなPCが欲しい方は「DAIV Z6-I9G70SR-A」がおすすめです。

名前DAIV Z6-I9G70SR-A
CPUCore i9-13900H(PassMarkスコア:28,651)
グラフィックGeForce RTX 4070 Laptop(PassMarkスコア:19,587)
メモリ32GB
SSD1TB (NVMe Gen4×4)
画面サイズ16インチ

このパソコンはCPUに性能の高い「Core i9-13900H」を、GPUに「RTX 4070」が搭載されているハイスペックな構成です。

このPCはハイスペックなので本格的な動画編集がしたい方や、パソコンの動作を高速で安定させたい様々なクリエイターの方におすすめです。

カスタマイズでメモリを64GBにしたりSSDを2TBなどにしたりできます。必要な方はおすすめです。

おすすめ③:DAIV R6-I7G50SR-A

コスパの高いPCが欲しい方は「DAIV R6-I7G50SR-A」がおすすめです。

名前DAIV R6-I7G50SR-A
CPUCore i7-13650HX(PassMarkスコア:31,442)
グラフィックGeForce RTX 4050 Laptop(PassMarkスコア:14,433)
メモリ16GB
SSD500GB (NVMe Gen4×4)
画面サイズ16インチ

このパソコンはCPUに性能の高い「Core i7-13650HX」を、GPUに「RTX 4050 Laptop」が搭載されているコスパの高い構成です。

性能的に動画編集、イラスト制作、画像編集、DTMなどにおすすめな性能となっています。

カスタマイズでメモリを32GB・64GBにしたりSSDを増設したりできます。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

【HP】Victusなど (高性能、スタイリッシュ)

HP」はアメリカの大手パソコンメーカーです。

HPの特徴はスタイリッシュなデザインのノートPCを多く製造しているところです。

またコスパも高く性能の高いPCが欲しい方におすすめです。

おすすめ①:Victus 16 [パフォーマンスモデル]

多くの方におすすめのPCは「Victus 16 [パフォーマンスモデル]」です。

名前Victus 16 [パフォーマンスモデル]
CPUCore i7-14650HX(PassMarkスコア:36,538)
グラフィックGeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:17,659)
メモリ16GB
SSD1TB (M.2 PCIe)
画面サイズ16.1インチ

このPCはCPUに性能の高い「Core i7-14650HX」を、GPUに「GeForce RTX 4060 Laptop」が搭載されています。

性能的に動画編集、イラスト制作、RAW現像、DTMなどをしたいクリエイターの方におすすめです。

おすすめ②:HP 15-fd [パフォーマンスアッパーモデルG2]

コストを抑えたい方は「HP 15-fd [パフォーマンスアッパーモデルG2]」がおすすめです。

名前HP 15-fd [パフォーマンスアッパーモデルG2]
CPUCore Ultra 7 155H(PassMarkスコア:25,166)
グラフィックIntel Arc(PassMarkスコア:5,319)
メモリ16GB
SSD512GB (M.2 PCIe)
画面サイズ15.6インチ

このPCはCPUにノートPCとして性能の高い「Core Ultra 7 155H」が搭載されています。

そしてこのCPUに搭載されている「Intel Arc Graphic」は内臓グラフィックとしては性能が高いのでコストを抑えたい人におすすめです。

性能的にイラスト制作、RAW現像、DTMなどをしたいクリエイターの方におすすめです。

おすすめ③:OMEN Transcend 16 [スプリームモデル]

ハイスペックなPCが欲しい方は「OMEN Transcend 16 [スプリームモデル]」がおすすめです。

名前OMEN Transcend 16 [スプリームモデル]
CPUCore i9-14900HX(PassMarkスコア:45,553)
グラフィックGeForce RTX 4070 Laptop(PassMarkスコア:19,587)
メモリ32GB
SSD2TB(NVMe M.2)
画面サイズ16インチ

このPCはCPUにノートPC用としてはかなり性能の高い「Core i9-14700H」と「RTX 4070 Laptop」が搭載されています。

このPCはハイスペックなので本格的な動画編集をしたい方、その他様々な制作ソフトを安定した動作で使用したいクリエイターの方に最適な性能のノートPCです。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

【Lenovo】IdeaPadなど(高コスパ・ハイスペック)

Lenovo」は年によっては世界シェア1位になることもある世界的なパソコンメーカーです。

現在定番ビジネスノートPCの「ThinkPadシリーズ」などを販売しています。

Lenovoのパソコンの特徴はコストパフォーマンスが高いところです。安く性能の高いPCが欲しい方におすすめです。

おすすめ①:Lenovo LOQ 15IRX9(高コスパ)

多くのクリエイターの方におすすめのPCは「Lenovo LOQ 15IRX9 – ルナグレー」です。

名前Lenovo LOQ 15IRX9 – ルナグレー
CPUCore i7-13650HX(PassMarkスコア:31,442)
グラフィックGeForce RTX 4050 Laptop(PassMarkスコア:14,433)
メモリ32GB
SSD1TB [M.2 PCIe-NVMe]

このPCに搭載されているCPUの「Core i7-13650HX」はノートPC用としてはかなり性能が高いです。

性能的に動画編集、イラスト制作、画像編集、DTMなど様々なクリエイターの方におすすめです。

おすすめ②:Legion Pro 7i Gen 9(ハイスペック)

ハイスペックPCが欲しい方は「Lenovo Legion Pro 7i Gen 9 [83DE001LJP]」がおすすめです。

名前Lenovo Legion Pro 7i Gen 9 [83DE001LJP]
CPUCore i9-14900HX(PassMarkスコア:45,553)
グラフィックGeForce RTX 4080 Laptop(PassMarkスコア:25,076)
メモリ32GB
SSD1TB [M.2 PCIe-NVMe]

このPCに搭載されている「Core i9-14900HX」や「RTX 4080 Laptop」はノートPC用CPU・GPUとしてはかなり性能が高いです。

本格的な動画編集にも最適です。4Kなどの高解像度動画編集も十分できます。

おすすめ③:Legion 5i Gen 9:カスタマイズモデル(カスタマイズ可)

自分の求めているスペックのPCが欲しい方は「Lenovo Legion 5i Gen 9:カスタマイズモデル」がカスタマイズができるのでおすすめです。

名前Lenovo Legion 5i Gen 9:カスタマイズモデル
CPUCore i5-13450HX(PassMarkスコア:25,216)
※Core i7-14700HX、Core i9-14900HXなどにカスタマイズ可
グラフィックGeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:17,659)
※RTX 4070 Laptopにカスタマイズ可
メモリ16GB
※32GBにカスタマイズ可
SSD512GB (M.2 PCIe-NVMe)
※1TBにカスタマイズ可

こちらのPCはカスタマイズでCPUにノートPC用CPUとしてはかなり性能が高い「Core i7-14700HX(PassMarkスコア:37,650)」や「Core i9-14900HX(PassMarkスコア:45,553)」にすることができます

またカスタマイズでGPUを「RTX 4070 Laptop」にしたり、メモリを32GBにしたりなどBTOパソコンに近いレベルでカスタマイズできます。

動画編集やイラスト制作、写真編集、DTMなど幅広い用途に合わせてスペックを選ぶことができるのでおすすめです。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

【DELL】Inspiron 16 Plusなど(高コスパ)

DELLはアメリカの大手パソコンメーカーです。

DELLのPCの特徴は性能、デザイン、コスパのバランスが整っているところです。

DELLは一般的なノートPCはシンプルなデザインになっていますが、ゲーミングPCになると機械的で個性的なデザインになっています。

おすすめ①:Dell G15 (高コスパ)

多くの方におすすめのPCは「Dell G15 ゲーミング(5530)ノートパソコン(2023年3月17日発売)」です。

名前Dell G15 ゲーミング(5530)ノートパソコン(2023年3月17日発売)
CPUCore i7-13650HX(PassMarkスコア:31,442)
※Core i9-13900HXにカスタマイズ可
グラフィックGeForce RTX 3050 Laptop(PassMarkスコア:9,454)
メモリ16GB
※増設可
SSD512GB (M.2, PCIe)
※増設可
画面サイズ15.6インチ

性能が高い「Core i7-13650HX」と「GeForce RTX 3050 Laptop」が搭載されているのでクリエイティブな作業に十分使用できます。

性能的に動画編集、イラスト制作、画像編集、DTMなどをしたいクリエイターの方におすすめです。

カスタマイズでCPUに「Core i9-13900HX」にすることもできます。本格的に動画編集をしたい方、その他制作ソフトを高速化・安定化させたい方におすすめです。

またこちらのPCは注文時にGPUをRTX 4050 Laptopなどに変えられたり、メモリを32GBに変えられたりできます。

おすすめ①:Dell G16

または「Dell G16ゲーミング(7630)ノートパソコン(2023年3月17日発売)」がおすすめです。

名前Dell G16ゲーミング(7630)ノートパソコン(2023年3月17日発売)
CPUCore i7-13650HX(PassMarkスコア:31,442)
※Core i9-13900HXにカスタマイズ可
グラフィックGeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:17,659)
メモリ16GB
※増設可
SSD1TB (M.2, PCIe NVMe)
画面サイズ16インチ

こちらはCPUにノートPC用としては性能の高い「Core i7-13650HX」を、GPUに「RTX 4060 Laptop」を搭載しているのでおすすめです。

こちらもカスタマイズでCPUに「Core i9-13900HX」にすることもできます。性能的に動画編集などをしたい方、クリエイティブ系の制作ソフトをノートPCでも本格的に使用したいクリエイターの方におすすめです。

またこちらのPCは注文時にGPUをRTX 4070 Laptopなどに変えられたり、メモリを32GBに変えられたりできます。

おすすめ③:Inspiron 14 2-in-1(高コスパ)

コストを抑えたい方は「Inspiron 14 2-in-1 ノートパソコン(7445)(2024年3月15日発売)」がおすすめです。

名前Inspiron 14 2-in-1 ノートパソコン(7445)(2024年3月15日発売)
CPURyzen 7 8840HS(PassMarkスコア:24,265)
グラフィックRadeon 780M(PassMarkスコア:7,071)
メモリ8GB
※16GBにカスタマイズ推奨
SSD512GB (M.2, PCIe)
画面サイズ15.6インチ

CPUに性能が高い「Ryzen 7 8840HS」が搭載されているので軽めの動画編集、イラスト制作、画像編集、DTMなどをしたいクリエイターの方におすすめです。

またRyzen 7 8840HSに内蔵されているGPUの「Radeon 780M」は内蔵グラフィックとしては性能が高いのでイラスト制作、画像編集におすすめです。動画編集にも十分な性能があります。

メモリが初期設定では8GBになっているので16GBにカスタマイズにすることがおすすめです。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

【ASUS】Vivobookなど(高コスパ)

ASUS」は世界シェア5位の大手パソコンメーカーです。

他のメーカーにはCore i9やRyzen 9が搭載されたノートPCはあまりないですが、ASUSにはたくさんあるのでおすすめです。

ASUSのPCは個性が強いパソコンが多いです。例えばコンバーチブル型2-in-1なのにゲーミングPCで性能が高い「ROG Flow Xシリーズ」、セパレート型2-in-1 PCなのに性能が高いゲーミングPCの「ROG Flow Zシリーズ」、ノートPCなのに2画面搭載の「Duoシリーズ」など癖が強いPCを作っています。

また別売りでGeForce RTX 4090 laptop搭載の「ROG XG Mobile GC33Y (GC33Y-021)」という外付けGPUも販売されています。
USBで接続するとGPUとして使用ができるので高画質にゲームがしたい方の他にも高画質な動画を編集したい方にもおすすめです。

おすすめ①:Vivobook Pro 16 K6602VV(高コスパ・性能も高い)

クリエイター向けのノートPCが欲しい方は「Vivobook Pro 16 [K6602VV]」がおすすめです。

名前Vivobook Pro 16 [K6602VV]
CPUCore i9-13900H(PassMarkスコア:28,651)
グラフィックGeForce RTX 3050 Laptop(PassMarkスコア:9,454)
メモリ16GB
SSD512GB (M.2 PCIe-NVMe)
画面サイズ16インチ

このPCはCPUに性能の高い「Core i9-13900H」を搭載しているのでたいていのソフトをサクサク使うことができます。

性能的には動画編集、イラスト制作、画像編集、DTMなどをしたい方におすすめです。

おすすめ②:Zenbook Pro 14 OLED(高コスパ・性能も高い)

また「Zenbook Pro 14 OLED [UX6404VI]」もおすすめです。

名前Zenbook Pro 14 OLED [UX6404VI]
CPUCore i9-13900H(PassMarkスコア:28,651)
グラフィックGeForce RTX 4070 Laptop(PassMarkスコア:19,587)
メモリ32GB
SSD1TB (M.2 PCIe-NVMe)
画面サイズ14.5インチ

このPCはCPUに性能の高い「Core i9-13900H」とGPUに「GeForce RTX 4070 Laptop」が搭載されているので動画編集などにおすすめです。

おすすめ②:ASUS Vivobook 16X [K3605ZF] (安い)

コストを抑えたい方は「ASUS Vivobook 16X [K3605ZF]」がおすすめです。

名前ASUS Vivobook 16X [K3605ZF]
CPUCore i7-12650H(PassMarkスコア:24,031)
グラフィックGeForce RTX 2050 Laptop(PassMarkスコア:7,078)
メモリ16GB
SSD512GB (M.2 PCIe-NVMe)
画面サイズ16インチ

このPCにはCPUに「Core i7-12650H」が搭載されているので、軽めの動画編集、イラスト制作、画像編集、DTMにおすすめです。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

【解説編】クリエイターの制作ソフトが使えるノートPCの選び方を解説

クリエイターPCは基本的にはデスクトップ型を選ぶのがおすすめ

Computer Laptop Technology Keyboard  - Free-Photos / Pixabay

クリエイターの方が使うパソコンは
デスクトップPCがおすすめ

クリエイターパソコンとは動画編集ソフト、イラスト制作ソフト、画像編集ソフト、音楽制作ソフトなどのクリエイターの方が使用する制作ソフトを快適に使用できるパソコンのことです。

クリエイター系ソフトは普通のパソコンよりも性能が高くないと動作が重くなったり、フリーズしたり、データが壊れてたりしてしまう可能性がで出てきます

パソコンの動作が重たかったりフリーズしたりすることは時間を1秒も無駄にしたくないクリエイターの方にとって制作時間の喪失となるので、できるだけ高性能なパソコンを買いたいです。

なのでこのサイトでは基本的には性能の低いノートパソコンはクリエイター向けPCとしておすすめしていません。

ノートパソコンをクリエイターPCとしておすすめできない理由

ノートパソコンをクリエイターPCに
おすすめできない理由

①ノートパソコンは性能が低い

Notebook Desk Work Office Business  - Firmbee / Pixabay

① ノートパソコンは性能が低い

ノートパソコンは基本的にデスクトップパソコンよりも性能が低いです。

動画編集ソフトや画像編集ソフトなどのクリエイター向け制作ソフトはCPUの負担が大きいので、クリエイター系ソフトを使用するパソコンはCPUの性能が高くないと作業しづらくなってしまいます。

ですがノートパソコンに使用されているCPUはデスクトップパソコン用のCPUよりも性能が抑えられています。CPUの性能が高いと電力を多く消費してしまいバッテリーがすぐに切れてしまうからです。

バッテリーが切れてしまうとノートPCは使えなくなってしまうので、CPUの性能を下げて省電力化し長く使えるようにしています。

また電力が多いと熱が発生しやすくなってノートPCが壊れやすくなるのも理由の一つです。

ノートパソコンはパーツが狭いところにしきつめられているので熱がこもりやすいです。長時間作業したりCPUの負担がかかるような重たい処理をし続けるとCPUが熱くなるのでパソコンの動作が不安定になったり壊れやすくなります

ノートパソコンの場合は熱を逃がしにくいのでCPUの性能を抑えることで発熱を減らしているのです。

ノートPC用CPUはデスクトップ用CPUと比較するとCore i7なのに性能はCore i3レベル

ノートパソコンに使われているCPUには「Core i7-13700H」、「Core i7-1165G7」などのように型番の後ろの方にアルファベットの「U、P、G、H」のいずれかが入っていることが多いです。

実際にわかりやすくPassmark社のベンチマークスコアで調べてみると

ノートPC用CPUCore i7-1370P(PassMarkスコア:22,688)
デスクトップ用CPUCore i7-13700(PassMarkスコア:36,926)
デスクトップ用CPUCore i5-13400(PassMarkスコア:23,241)
デスクトップ用CPUCore i3-13100(PassMarkスコア:13,441)

となっていてCore i7-1370PはCore i7なのにもかかわらずデスクトップ用Core i5-13400よりも更に低くなってしまっています。Core i7でもノートパソコンの場合、実質Core i5~Core i3の間くらいの性能しかないことがわかります。

このようにノートパソコン用のCPUはデスクトップ用のCPUよりもグレードが一段階から二段階下がってしまいます。

動画編集などのクリエイター向け制作ソフトを快適に動かすにはできればデスクトップPC用のCore i7以上の性能が欲しいのでノートPCでは不向きであることがわかると思います。

最近のノートPC用Core iシリーズは性能が高いものもある

最近のノートPC用のCPUは性能が高いものもあります。

特に「Core i7-13700H(PassMarkスコア:27,032)」などのように型番の最後にHがつくものは性能があまり下がらなくなっています

例えば「Core i7-13700H」の場合、Hの付かないデスクトップ用CPUの「Core i7-13700(PassMarkスコア:36,926)」よりは下がりますが、ランクが一つ下の「Core i5-13400(PassMarkスコア:23,241)」よりは上に行くようになってきています。

ですがノートPC用のCPUには種類が多いです。第13世代Core i7のノートPC用CPUには他にも

  • Core i7-13850HX(PassMarkスコア:38,550)
  • Core i7-13700H(PassMarkスコア:27,032)
  • Core i7-13620H(PassMarkスコア:24,801)
  • Core i7-1370P(PassMarkスコア:22,688)
  • Core i7-1360P(PassMarkスコア:19,277)
  • Core i7-1355U(PassMarkスコア:15,276)
  • etc.

などたくさん種類がありますし、ほとんどは性能が落ちます。しかも性能の高いノートPC用のCPUが搭載されたノートPCはあまり販売されていません。

なのでノートPCを買う前には必ずCPUの性能を調べなければいけません。

②ノートパソコンは壊れやすい

Analytics Charts Traffic Marketing  - StockSnap / Pixabay

② ノートパソコンは壊れやすい

ノートパソコンはデスクトップパソコンよりも壊れやすいです。

パソコンは熱に弱いです。ですがCPUやGPU、電源、SSDなどのパソコンパーツは使用する時にどうしても熱が発生します。なのでパソコンはファンをつけて風で冷やしたり、パソコンの置いてある部屋をエアコンをつけて冷やしたりしなくてはいけません。

ノートパソコンはパーツを狭いスペースにしきつめていますし、ファンもデスクトップPCよりもサイズが小さく数も少ないので、デスクトップパソコンと比べるとどうしても熱くなりやすくなり、パソコンが壊れやすくなってしまいます

壊れても構わないパソコンとしてノートパソコンを使うのはいいのですが、ノートPCをメインパソコンにするとすぐ壊れてしまって大事なデータが消えてしまったりしかねません。なのでノートパソコンはクリエイターの方が使うメインパソコンとしてはあまりおすすめできません。

バッテリーは使用しているうちに減るスピードが速くなる

またノートパソコンはバッテリーを使用しているので、ノートパソコンを使用しているうちにバッテリーが切れるまでの時間が短くなります。最終的には必ずと言っていいほどバッテリーが使えなくなって外では使用できなくなります。

デスクトップでは壊れなければ長くて10年くらい使い続けられますが、ノートPCはバッテリーの減りが早くなるスマートフォンのようにすぐに買い換えなければいけなくなります

③ノートパソコンは価格が高い

ノートパソコンはデスクトップパソコンよりも価格が高いです。

デスクトップパソコンよりも性能が低いのに価格は高くなっています。

同じ価格のデスクトップパソコンとノートパソコンを買った場合、ノートパソコンの性能はデスクトップPCより一段階~二段階下になります

もしデスクトップパソコンと同じくらいの性能のノートパソコンを買いたい場合、高い価格のノートパソコンを買わなくてはならなくなります。

実際にCPUにCore i7、メモリ16GB、SSDに500GB前後で比較してみます。

種類メーカーパソコンCPU価格
ノートPCDELL【Dell】Inspiron 14 Intel プラチナCore i7-1255U(Passmarkスコア:13,503)158,999円
ノートPCDELL【Dell】New Latitude 7330 プラチナ (大容量メモリー&SSD搭載)Core i7-1255U(Passmarkスコア:13,503)475,999円
ノートPCHPHP 15s-fq5000 パフォーマンスプラスモデルG4Core i7-1255U(Passmarkスコア:13,503)148,500円
ノートPC富士通LIFEBOOK WA3/G2 フルフラットファインパネルCore i7-1260P(Passmarkスコア:17,072)250,780円
デスクトップパソコン工房ミニタワーパソコン STYLE∞ M-Class [STYLE-M06M-127-UHX]Core i7-12700(PassMarkスコア:30,791)158,000円
デスクトップDELL【Dell】Inspiron コンパクトデスクトップ 【即納】プラチナCore i7-12700(PassMarkスコア:30,791)158,000円
2022年11月7日時点での価格

このようにノートPCの場合は価格が高くても性能が低いことも多いので注意が必要です。

それでもノートパソコンにする時に気をつけること

それでもノートパソコンにする時に
気をつけること

それでもノートパソコンでクリエイター系制作ソフトを使用したいという方ももちろんいらっしゃいます。その場合以下の点を気をつければノートパソコンをクリエイターパソコンにしてもいいと思います。

  • メインパソコンではなくサブのパソコンにする
  • 必ず性能を確認する
  • 必要なときだけ持ち運ぶ(出先でデータの修正が必要になる可能性がある時など)
  • 消えたり盗まれても困るデータはあまり入れない

ノートPCを買う前にチェックするスペック

silver laptop on brown wooden table

ノートPCを買う前にチェックするスペック

①CPU:ノートPCのCPUは性能が低いので必ずチェックする

おすすめのCPU:
  • Core i7-14700HX(PassMarkスコア:37,650)
  • Core i9-14900HX(PassMarkスコア:45,553)
  • Core i7-13700H(PassMarkスコア:27,032)
  • Core i9-13900H(PassMarkスコア:28,651)
  • Core i7-13700HX(PassMarkスコア:33,527)
  • Ryzen 7 7745HX(PassMarkスコア:32,707)など
🔽 CPUの性能一覧(クリック・タップで見る)

ノートパソコン用のCPUはデスクトップ用のCPUよりも性能が低いです。

性能の高いCPUは電力を多く消費するのでバッテリーがすぐに切れてしまいます。なので長くノートパソコンが使えるようにCPUの性能を落として省電力化をしています。

デスクトップPCの場合、動画編集やゲーム配信などの重いソフトを使用するには最低でも「Core Ultra 7」、「Core i7」、「Ryzen 7」以上が必要です。

イラスト制作や画像編集、軽めの動画編集(カットしたり字幕を付ける程度、解像度フルHD程度)などはCore i5以上の性能のCPUがあったほうがいいです。

ですがノートパソコンのCPUとなると性能が低くなるので最低でもCore Ultra 7、Core i7、Ryzen 7以上が必要です。

ノートPC用のCPUには型番にH、U、Gなどのアルファベットがついていることが多いです(Core i7-13700H、Ryzen 7 5800Uなど)。これらのノートPC用CPUはH、U、GがついていないデスクトップCPUよりも性能が1段階~2段階下がります

ノートパソコン用CPUでも

  • Core i7-13700H(PassMarkスコア:27,032)
  • Core i7-13700HX(PassMarkスコア:33,527)
  • Core i9-13900H(PassMarkスコア:28,651)
  • Core i7-14700HX(PassMarkスコア:37,650)
  • Core i9-14900HX(PassMarkスコア:45,553)

などなら「Core i5-13400(PassMarkスコア:23,241)」と同じくらいかそれ以上の性能なのでクリエイター向け制作ソフトを使用することはできます。

②グラフィックボード:搭載されていないノートPCがとても多いので注意

② GPUの選び方

動画編集やイラスト制作などの多くのクリエイター向け制作ソフトはグラフィックボード(GPU)が搭載されていたほうが動作が早くなったり機能が使いやすくなったりします。

Adobe PhotoshopやPremiereなどのクリエイター向け制作ソフトウェアの中にはGPUが使用できないパソコンでは一部の機能が使えないので、基本的にはグラフィックボードが搭載されたパソコンを買うことを強くおすすめします。

パソコンのグラフィックボード(GPU)欄に「Intel UHD」、「Intel Iris」、「Radeon RX Vega M (Mobile)」などと書かれていることがありますが、これらはCPU内蔵グラフィックです。CPU内蔵グラフィックは性能がとても低いのでおすすめできません。

多くのノートパソコンにはCPU内蔵グラフィックしか搭載されていないので注意してください。クリエイター向けノートパソコンとして販売されている製品でもCPU内蔵グラフィックになっているものは多いので必ず確認してください。

おすすめのGPUはGeForceの「GeForce RTX 4060」、「GeForce RTX 4050」、「GeForce RTX 3050」などです。このくらいあれば動画編集やイラスト制作などのクリエイター向け制作ソフトにも十分な性能のGPUとなります。

※ GeForce RTXシリーズの中には「GeForce RTX 3060 Laptop GPU」などのように「Laptop GPU」「with Max-Q design」と書かれているものがありますが、これはノートPC用のGPUです。with Max-Q design、Laptop GPUと書かれていないものよりも性能が低くなっていますが、クリエイター向けのGPUとしては十分な性能があるのでCPUの場合とは違って問題はありません。本来よりも性能が低いということだけ理解して買えばいいでしょう

③メモリ:増設できない可能性もある

③ メモリ容量の選び方

メモリは作業中のデータを入れてくパーツです。例えば動画を編集するときには動画データを読み込んでメモリに入れておきます。

クリエイター向け制作ソフトで使うデータはサイズが大きいのでメモリ容量が多めに必要になります。特に動画データは容量が大きいのでメモリ容量が多く必要になります。

デスクトップパソコンでは簡単にメモリの増設ができますが、ノートパソコンの場合メモリ容量が少なかったり増設もできなかったりすることが多いので注意が必要です。

クリエイターパソコンとして使用する場合、メモリ容量は最低でも16GBあったほうがいいです。ノートパソコンの場合、増設できないこともあるので必要なメモリ容量が搭載されているノートパソコンを買うことをおすすめします。

もし自分で増設する場合、SO-DIMMというノートパソコン用のメモリを買わなければいけませんので注意してください。

SO-DIMM ノートPC用メモリ

④SSD・HDD容量:少ない。外付けも検討する

HDDやSSDは容量が少なくなっているノートパソコンが多いです。できるだけ大きいものを買ったほうがいいでしょう。

250GBくらいしかないパソコンはクリエイターパソコンには向いていないので注意してください。特に動画編集で使用する場合、動画データはとてもファイルサイズが大きいのですぐに容量が尽きてしまいます。

もし容量が足りなくなったらUSBの外付けSSDや外付けHDDで増設することもできます。ですが持ち運びが煩わしいのでできれば最初から容量が十分にあるノートパソコンを買うことをおすすめします。

関連ページ

こちらのページも参考にしてください






おすすめ