ノートPCでもクリエイター制作ソフトがしっかり使える性能とは?必ずスペックを見ることが必要


クリエイターPCは基本的にはデスクトップ型を選ぶ

Computer Laptop Technology Keyboard  - Free-Photos / Pixabay

クリエイターパソコンとは動画編集ソフト、イラスト制作ソフト、画像編集ソフト、音楽制作ソフトなどのクリエイターの方が使用する制作ソフトを快適に使用できるパソコンのことです。

クリエイター系ソフトは普通のパソコンよりも性能が高くないと動作が重くなったり、フリーズしたり、データが壊れてたりしてしまう可能性がで出てきます

パソコンの動作が重たかったりフリーズしたりすることは時間を1秒も無駄にしたくないクリエイターの方にとって制作時間の喪失となるので、できるだけ高性能なパソコンを買いたいです。

なのでこのサイトでは基本的には性能の低いノートパソコンはクリエイター向けPCとして紹介していません。

ノートパソコンをクリエイターPCとしておすすめできない理由

ノートパソコンは性能が低い

ノートパソコンは基本的にデスクトップパソコンよりも性能が低いです。動画編集ソフトや画像編集ソフトなどのクリエイターソフトはCPUの負担が大きいので、クリエイター系ソフトを使用するパソコンはCPUの性能が高くないと作業しづらくなってしまいます。

ですがノートパソコンに使用されているCPUはデスクトップパソコン用のCPUよりも性能が抑えられています。性能が高すぎると熱が発生しやすくなって壊れやすくなるからです。

ノートパソコンはパーツが狭いところにしきつめられているので熱がこもりやすいです。パソコンは熱に弱いので長時間作業したりCPUの負担がかかるような重たい処理をしつづけるとパソコンの動作が重くなったり壊れやすくなります。ノートPCの場合CPUの性能を抑えることで発熱を減らしているのです。

実際に比べてみたいと思います。


調査時点2021年1月、CPUがCore i7搭載で一番安いノートパソコンを探してみるとLenovoの「IdeaPad S340(14) (第10世代インテル)」が出ててきました。通常価格は140,800円がセール価格で74,624円となっています。

このパソコンに使われているプロセッサー(CPU)は「インテル Core i7-1065G7 プロセッサー ( 1.30GHz 8MB )」と書かれています。このようにノートパソコン用のCPUには型番の後ろの方にアルファベットの「G、H、U」のどれかが入っていることが多いです。

実際にわかりやすくPassmark社のベンチマークスコアで調べてみると

  • ノート用CPU:Core i7-1065G7(PassMarkスコア:8,874)
  • デスクトップ用CPU:Core i7-10700(PassMarkスコア:17,270)
  • デスクトップ用CPU:Core i3-10100(PassMarkスコア:8904)

とCore i3とほぼ同じスコアです。Core i7でもノートパソコンの場合、実質Core i3の性能くらいしかないことがわかります。

では逆にCore i7で一番高いノートパソコンを探してみると「ThinkPad P17:パフォーマンス」が通常価格435,160円のところセール価格307,032円となっています。こちらのPCのCPUは「Core i7-10750H プロセッサー (2.60GHz, 12MB)」と書かれています。こちらには型番にHが入っています。

Core i7-10750HのCPUのスコアは「12,622」です。デスクトップ用CPU「Core i5-10400F」のスコアが「12,603」なのでほぼCore i5くらいの性能しかありません。

このようにノートパソコン用のCPUはデスクトップ用のCPUよりもグレードが一段階から二段階下がってしまいます。動画編集などのクリエイターソフトを快適に動かすにはできればCore i7以上の性能が欲しいのでノートPCでは不向きであることがわかると思います。

ノートパソコンは壊れやすい

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ノートパソコンはデスクトップパソコンよりも壊れやすいです。

パソコンは熱に弱いです。ですがCPUやGPU、SSDなどのパソコンパーツはパソコンを使用する時にどうしても熱が発生します。なのでパソコンはファンをつけて風で冷やしたり、パソコンの置いてある部屋をエアコンをつけて冷やしたりしなくてはいけません。

ノートパソコンはパーツを狭いスペースにしきつめていますし、ファンもデスクトップPCよりもサイズが小さく数も少ないので、デスクトップパソコンと比べるとどうしても壊れやすくなってしまいます

壊れても構わないパソコンとしてノートPCを使うのはいいのですが、ノートPCをメインパソコンにするとすぐ壊れてしまって大事なデータが消えてしまったりしかねません。なのでノートパソコンはメインパソコンとしてはあまりおすすめできません。

またノートパソコンはバッテリーを使用しているので、ノートパソコンを使用しているうちにバッテリーの消耗が早くなります。必ずと言っていいほど数年たてばバッテリーが使えなくなって外では使用できなくなります。

デスクトップでは長く使うことができれば10年くらい使い続けられますが、バッテリーの減りが早くなるスマートフォンのようにノートパソコンはすぐに買い換えなければいけなくなります

ノートパソコンは価格が高い

ノートパソコンはデスクトップパソコンよりも価格が高いです。

デスクトップパソコンよりも性能が低いのに価格は高くなっています。

同じ価格のデスクトップパソコンとノートパソコンを買った場合、ノートパソコンの性能はデスクトップPCの半分くらいになります。もしデスクトップパソコンと同じくらいの性能のノートパソコンを買いたい場合、2倍かそれ以上の価格のノートパソコンを買わなくてはならなくなります。

実際に調べてみるとデスクトップパソコンでCore i7が搭載された一番安いパソコンはパソコン工房の「Core i7搭載 STYLE-M049-iX7-UHX」が通常価格84,980円となっています。Core i9の場合でも「Core i9搭載 STYLE-M049-iX9-UHX」は通常価格103,980円です。

デスクトップパソコンだとCore i7より性能の高いCore i9搭載PCが10万円で買えますが、ノートパソコンの場合10万円のPCを買ってもCore i5と同じくらいの性能になったノートPC用Core i7しか買うことができません。

クリエイターパソコンにはGPUを搭載したりしないといけないの、実際にクリエイターパソコンを買うにはもう少し価格が高いものを買わなければいけませんが、このように比べたことによってノートパソコンとデスクトップパソコンの価格と性能の差が激しいことがわかると思います。

それでもノートパソコンにしたい場合

それでもノートパソコンでクリエイター系制作ソフトを使用したいという方ももちろんいらっしゃいます。その場合以下の点を気をつければノートパソコンをクリエイターパソコンにしてもいいと思います。

  • メインパソコンではなくサブのパソコンにする
  • 必ず性能を確認する
  • 必要なときだけ持ち運ぶ(出先でデータの修正が必要になる可能性がある時など)
  • 消えたり盗まれても困るデータはあまり入れない

買う前にチェックするスペック

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CPU:ノートPCのCPUは性能が低いので必ずチェックする

おすすめのCPU:
  • Core i7-10750H(Passmarkスコア:12,591)
  • Core i9-10885H(Passmarkスコア:16,089)
  • Ryzen 5 4600H(Passmarkスコア:14,852)
  • Ryzen 7 4800H(Passmarkスコア:19,214)

ノートパソコン用のCPUはデスクトップ用のCPUよりも性能が低いです。

性能の高いCPUは電力を多く消費するのでバッテリーがすぐに切れてしまいます。なので長くノートパソコンが使えるようにCPUの性能を落として省電力化をしています。

デスクトップPCの場合、動画編集やゲーム配信などの重いソフトは最低でもCore i7以上、画像編集やイラスト制作。軽めの動画編集(カットしたり字幕を付ける程度)などはCore i5以上の性能のCPUがあったほうがいいです。ですがノートパソコンのCPUとなると性能が低くなるので最低でもCore i7以上が必要です。

ノートPC用のCPUには型番にH、U、Gなどのアルファベットがついていることが多いです(Core i7-10750H、Ryzen 7 3700Uなど)。これらのノートPC用CPUはH、U、GがついていないデスクトップCPUよりも性能が1段階~2段階下がります。ノートPC用CPU「Core i7-10750H」は「Core i7-10700」よりも性能が低く、実際には「Core i5-10400」くらいの性能しかないので注意してください。

ノートパソコンの中にはデスクトップ用CPUが搭載されている製品もあります。クリエイターPCの場合デスクトップ用CPUが搭載されているノートパソコンがおすすめです。

ノートPC用CPUでも

  • Core i7-10750H(Passmarkスコア:12,591)
  • Core i7-10710U(Passmarkスコア:10,051)
  • Ryzen 7 4700U(Passmarkスコア:13,790)

などなら「Core i5-10400(PassMarkスコア:12,399)」と同じくらいの性能なのでクリエイターソフトを使用することはできます。

  • Core i7-1065G7(PassMarkスコア:8,874)
  • Core i7-10510U(PassMarkスコア:6999)

などは「Core i3-10300」ほどの性能しかないので注意してください。

グラフィックボード:搭載されていないノートPCがとても多いので注意

動画編集やイラスト制作などの多くのクリエイターソフトはグラフィックボード(GPU)が搭載されていたほうが動作が早くなったり機能が使いやすくなったりします。Adobe Premiereなど一部のクリエイターソフトウェアではGPUが搭載されていないと使用できない機能があるので、基本的にはグラフィックボードが搭載されたパソコンを買うことを強くおすすめします。

パソコンのグラフィックボード(GPU)欄に「UHD Graphics」、「Intel Iris」、「Radeon RX Vega」などと書かれていることがありますが、これらはCPUの内蔵グラフィックです。内蔵グラフィックは性能がとても低いのでおすすめできません。

多くのノートPCには内蔵グラフィックしか搭載されていないので注意してください。クリエイター向けノートPCとして販売されている製品でも内蔵グラフィックになっているものは多いので必ず確認してください。

おすすめのGPUはGeForceの「GTX 1650 SUPRE」、「GTX 1660 SUPER」、「GTX 1050 Ti」などです。このくらいあれば動画編集やイラスト制作にも十分な性能のGPUとなります。

グラフィックボードには「with Max-Q design」と書かれているものがありますが、これはノートPC用のGPUです。with Max-Q designと書かれていないものよりも性能が低くなっていますが、クリエイター向けのGPUとしては十分な性能があるのでCPUの場合とは違って問題はありません。本来よりも性能が低いということだけ理解して買えばいいでしょう

メモリ:増設できない可能性もある

SO-DIMM ノートPC用メモリ

メモリは作業中のデータを入れてくパーツです。例えば動画を編集するときには動画データを読み込んでメモリを入れておきます。

クリエイターソフトで使うデータはサイズが大きいのでメモリ容量が多めに必要になります。特に動画データは容量が大きいのでメモリ容量が多く必要になります。

デスクトップパソコンでは簡単にメモリの増設ができますが、ノートパソコンの場合メモリ容量が少なかったり増設もできなかったりすることが多いので注意が必要です。

クリエイターパソコンとして使用する場合、メモリ容量は最低でも16GBあったほうがいいです。ノートパソコンの場合、増設できないこともあるので必要なメモリ容量が搭載されているパソコンを買ったほうがいいでしょう。

もし自分で増設する場合、SO-DIMMというノートパソコン用のメモリを買わなければいけませんので注意してください。

SSD・HDD容量:少ない。外付けも検討する

HDDやSSDは容量が少なくなっているノートPCが多いです。できるだけ大きいものを買ったほうがいいでしょう。

250GBくらいしかないパソコンはクリエイターパソコンには向いていないので注意してください。特に動画編集で使用する場合、動画データはとてもファイルサイズが大きいのですぐに容量が尽きてしまいます。

もし容量が足りなくなったらUSBの外付けSSDや外付けHDDで増設することもできますが、持ち運びが煩わしいと思います。最初から容量が十分にあるノートパソコンを買うことをおすすめします。

おすすめのクリエイターノートPC紹介

クリエイターパソコン DAIV (高コスパ・カスタマイズ可)/ マウスコンピューター

クリエイターパソコン「DAIVシリーズ」マウスコンピューター

クリエイターパソコン「DAIV」シリーズはマウスコンピューターのシリーズです。デスクトップとノートPCどちらも用意されています。

DAIVの中でも「DAIV 5N」はノートPC用のCPUとしては性能の高い「Core i7-10870H」を搭載しているのでおすすめです。基本構成は、

  • CPU:Core i7-10870H(Passmarkスコア:15,542)
  • グラフィック:GeForce RTX 3060 Laptop GPU(PassMarkスコア:12,231)
  • メモリ:16GB
  • SSD:512GB NVMe対応

となっているので動画編集や画像編集などをできるおすすめのパソコンです。カスタマイズでメモリを32GBや64GBにしたり、SSDの容量を1TBや2TBにして注文することもできるのでおすすめです。


もう少しコストを抑えたい方は「DAIV 5P」もCPUにCore i7-10750H、GPUにGeForce GTX 1650 Tiが搭載されているのでクリエイター系ソフトを十分に使用できます。

こちらもカスタマイズでメモリやSSDを増設できます。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

IdeaPad Slim 560 Pro(ハイスペック・高コスパ) / Lenovo

Lenovoは国際的なパソコンメーカーです。コストパフォーマンスが高いパソコンが多いのでおすすめです。

クリエイターの方におすすめのノートパソコンは「IdeaPad Slim 560 Pro」です。スペックは、

  • CPU:Ryzen 7 4800H(Passmarkスコア:19,214)
  • グラフィック:GeForce GTX 1650(PassMarkスコア:7,761)
  • メモリ:16GB
  • SSD:512GB

となっています。Ryzen 7 4800HはノートPC用CPUとしてはかなり性能が高いのクリエイターソフトを使用するのに最適です。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

Dell G3 15 (3500) / DELL

DELLのノートPC「Inspiron 15 7000」動画編集もできるスペック

DELLはアメリカの大手パソコンメーカーです。

クリエイターの方におすすめのノートPCは「【Dell】Dell G3 15 (3500) プラチナ(144Hz・大容量メモリー・GTX1650Ti搭載)」です。スペックは、

  • CPU:Core i7-10750H(Passmarkスコア:12,591)
  • グラフィック:GeForce GTX 1650 Ti(Passmarkスコア:7,542)
  • メモリ:16GB
  • SSD:1TB

とかなり動画編集やイラスト制作が十分できるノートPCとなっています。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

New Dell G15 (5510) / DELL

DELLのノートPC「Inspiron 15 7000」動画編集もできるスペック

DELLはアメリカの大手パソコンメーカーです。

動画編集におすすめのノートPCは「【Dell】New Dell G15 (5510) プラチナ(165Hz・大容量メモリー・SSD・RTX3060搭載)」です。スペックは、

  • CPU:Core i7-10870H(Passmarkスコア:15,542)
  • グラフィック:GeForce RTX 3060(PassMarkスコア:16,664)
  • メモリ:32GB
  • SSD:1TB

となっていて動画編集が十分できるノートPCです。Core i7-10870HはノートPC用Core i7シリーズの中では性能が高くおすすめです。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

ROG Zephyrus G15 / ASUS

ASUSは台湾の大手パソコンメーカーです。

他のメーカーにはRyzen 7やRyzen 9が搭載されたノートPCはほとんど無いかあっても価格が高いですが、ASUSにはたくさんあるのでおすすめです。

特にクリエイター向けににおすすめのノートPCは「ROG Zephyrus G15 GA503QM (GA503QM-R9R3060WS)」です。スペックは、

  • CPU:Ryzen 9 5900HS(Passmarkスコア:22,890)
  • グラフィック:GeForce RTX 3060(PassMarkスコア:16,664)
  • メモリ:16GB
  • SSD:1TB

とかなりハイスペックになっているので動画編集にもおすすめです。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

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