サイコムの評判は?メリット・デメリットとおすすめ構成を解説

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最終更新日:2026年7月28日

サイコム」は、CPUやグラフィックボードだけでなく、マザーボード、CPUクーラー、電源、PCケースなども細かく選べるBTOパソコンメーカーです。

一般的なBTOパソコンでは、グラフィックボードが「GeForce RTX 5070」とだけ記載され、メーカーや製品名までは分からないことがあります。

一方、サイコムでは、選択するパーツのメーカーや型番が表示されることが多く、どのような部品を使ったパソコンが届くのか確認してから注文できるのが特徴です。

ただし、サイコムはすべての人におすすめできるBTOメーカーではありません。

パーツを細かく選べる反面、構成を自分で判断する必要があり、価格も最安クラスではありません。すぐにパソコンが必要な人や、パーツ選びをすべてメーカーに任せたい人には、ほかのBTOメーカーのほうが合う場合があります。

この記事では、サイコムの評判、メリット・デメリット、シリーズの違い、おすすめ構成、注文方法まで詳しく解説します。

※掲載しているシリーズ、仕様、保証内容は2026年7月28日にサイコム公式サイトで確認しています。販売状況や選択可能なパーツ、価格、納期は変更される場合があります。

サイコムがおすすめの人・おすすめしない人

サイコム」は、単に安いパソコンを購入するためのBTOメーカーではありません。

使用するパーツを確認し、静音性、冷却性能、拡張性まで含めて自分に合ったパソコンを作りたい人に向いています。

サイコムがおすすめの人サイコムをおすすめしにくい人
パーツのメーカーや型番まで確認したい最安価格を優先したい
マザーボードや電源も選びたいパーツの違いが分からない
静かなパソコンが欲しい即納パソコンが必要
冷却性能を重視したい実店舗で製品を確認したい
将来パーツを増設・交換したい基本構成のまま簡単に注文したい
動画編集・3DCG・生成AI用の構成を作りたい構成を考える時間をかけたくない

サイコムでパソコンを購入するか迷った場合は、次の基準で判断すると分かりやすくなります。

  • 価格を抑えて完成品に近い構成を買いたい
    →ほかの大手BTOメーカーも比較する
  • 品質の分かるパーツで自分に合った構成を作りたい
    →サイコムが向いている
  • パーツを選びたいが、選択肢が多すぎるのは困る
    →G-Master Veloxシリーズを選ぶ
  • 静音性や冷却性能にこだわりたい
    →Silent MasterまたはHydroシリーズを選ぶ

サイコムの最大の特徴は、パソコンを「CPUとGPUの組み合わせ」だけで選ぶのではなく、パーツ全体の品質と組み合わせまで考えて注文できることです

サイコムの良い評判・口コミ

サイコムについてインターネット上で見られる良い評価は、主に次の内容です。

  • カスタマイズできるパーツが多い
  • パーツのメーカーや型番が分かる
  • 配線がきれい
  • 梱包が丁寧
  • 静音性を重視した製品がある
  • 購入前に構成を相談できる
  • ほかのメーカーでは選べない構成を作れる

口コミサイトでも、カスタマイズ性、組み立て、内部配線などを評価する投稿が見られます。ただし、口コミサイトの投稿は購入者全体を代表する調査ではなく、投稿数や購入時期にも偏りがあります。個別の口コミだけでなく、現在の保証、価格、納期、製品仕様も確認したうえで判断することが重要です。

パーツのメーカーや型番が分かりやすい

サイコムでは、マザーボード、CPUクーラー、SSD、電源、グラフィックボードなどについて、メーカー名や製品名を確認しながら選べます

たとえば、同じ容量の電源でも、次のような違いがあります。

  • 変換効率
  • 保証期間
  • ファンの静音性
  • ケーブルの着脱方式
  • 奥行き
  • 使用されている部品
  • メーカーの信頼性

一般的なBTOパソコンでは「850W 80PLUS GOLD電源」のように仕様だけが記載され、メーカーや製品名が分からない場合があります。

サイコムは製品名を確認できるため、口コミやメーカー保証、仕様を自分で調べてから選びやすいのがメリットです。

配線や組み立てを重視している

サイコムは、1台を1人のスタッフが組み立てるセル方式を採用していると説明しています。

また、見た目を整えるだけでなく、エアフローや購入後の増設も考慮してケーブルをまとめ、組み立て後は全数出荷前検査を行っています。

サイコムの特徴は、組み立て方法や使用パーツを比較的詳しく公開していることにあります。

静音PCの選択肢が多い

サイコムには、静音性を重視したSilent Masterシリーズがあります

現行の「Silent-Master NEO」では、Noctua製CPUクーラーやケースファン、サイコム独自の静音ビデオカードなどを採用しています。

サイコムが公表しているSilent-Master NEO Z890の検証結果では、システム騒音値はアイドル時18.8dB、高負荷時30.1dBとされています。測定条件や使用構成によって実際の騒音は変わりますが、静音性を数値で確認できる点は特徴です。

DTM、ナレーション収録、ライブ配信、長時間の動画編集など、パソコンの騒音が作業を妨げやすい用途では有力な選択肢です。

サイコムの悪い評判・口コミ

サイコムの悪い評判として挙げられやすいのは、次の内容です。

  • 価格が高い
  • 納期が長い
  • カスタマイズが難しい
  • 選択肢が多すぎる
  • 実店舗がない
  • 構成によっては予算が大きく上がる

サイコム自身も、価格、納期、実店舗がないことをデメリットとして挙げています。

価格が高くなりやすい

サイコムのパソコンは、同じCPUとGPUを搭載した他社製品と比べて高く見えることがあります。

ただし、価格を比較するときはCPUとGPUだけで判断しないようにしましょう。

次のような構成が違えば、同じ「Core Ultra 7・RTX 5070搭載パソコン」でも価格は変わります。

  • マザーボード
  • CPUクーラー
  • GPUのメーカーと冷却機構
  • メモリのメーカー
  • SSDのメーカー
  • 電源
  • PCケース
  • ケースファン
  • 保証
  • 送料

サイコムはパーツの型番を指定できるため、品質の高い製品を選び続けると価格が上がります。

反対に、必要以上に高価なマザーボード、電源、CPUクーラーを選ばなければ、価格上昇をある程度抑えられます。

サイコムでは、すべてのパーツを上位製品にするのではなく、自分の用途に影響する部分へ予算を集中させることが重要です。

注文してすぐには届かない

サイコムは受注後に組み立て、動作テスト、梱包を行うため、即納を前提としたメーカーではありません

正式受注後の納期は、製品ページや注文確認メールに表示されます。銀行振込の場合は入金確認後、クレジットカードなどでは契約・決済確認後に正式受注となります。

すぐにパソコンが必要な人は、注文前に現在の納期を確認してください。

キャンペーンや新製品発売直後など、注文が集中する時期には、通常より納期が長くなる可能性があります。

初心者にはカスタマイズが難しい

サイコムでは、CPUやGPUだけでなく、CPUクーラー、マザーボード、電源、ケースファンなども選べます

自作PCやPCパーツに詳しい人にはメリットですが、初心者には次のような疑問が生まれます。

  • マザーボードを上位にする必要はあるのか
  • 750Wと850Wのどちらがよいのか
  • 空冷と水冷のどちらがよいのか
  • GPUメーカーによって何が変わるのか
  • ケースファンを追加すべきか
  • SSDのメーカーによる違いは何か

分からないまま高価なパーツを選ぶと、用途に対して過剰な構成になる可能性があります。

初心者は、選択肢が比較的整理されている「G-Master Veloxシリーズ」を選ぶか、注文前にサイコムへ構成を相談するのがおすすめです。

カスタマイズ画面には、構成について担当者へ質問する機能があり、構成を保存したURLを発行することもできます。

サイコムのメリット

パーツの型番を確認して選べる

サイコムの大きなメリットは、搭載するパーツのメーカーや型番が分かりやすいことです。

特に、次のパーツを指定したい人に向いています。

  • マザーボード
  • CPUクーラー
  • グラフィックボード
  • SSD
  • 電源
  • PCケース
  • ケースファン

将来CPUやGPUを交換したい人、ストレージを増設したい人、静音性を高めたい人にとって、使用されているパーツが分かることは重要です。

カスタマイズの自由度が高い

サイコムのスタンダードPCであるRadiantシリーズは、完成された構成をそのまま購入するというより、自分の用途に合わせて完成させるための土台として考えるのが適しています。

現行の「Radiant GZ3600X870A」は、Ryzen 5 9600X、メモリ16GB、NVMe SSD 480GB、内蔵グラフィックが基本構成です。

このまま事務作業用として使用することもできますが、CPU、GPU、メモリ、SSD、電源などを変更し、動画編集、3DCG、ゲーム、生成AI向けのパソコンにできます。

用途が明確な人ほど、自由度の高いRadiantシリーズを活用しやすくなります。

独自性のあるシリーズが多い

サイコムでは、一般的なスタンダードPCやゲーミングPCだけでなく、次のようなシリーズを販売しています。

CPUとGPUの両方を独立して水冷化したHydroシリーズや、Noctua製パーツを多く採用したSilent Masterなどは、サイコムの特徴が強く出ている製品です。

構成を保存・共有できる

カスタマイズした構成は、専用のURLとして保存できます。

保存したURLを使えば、後日構成を復元したり、知人に確認してもらったり、サイコムへ相談したりできます。

また、見積書をPDFで表示できるURLを発行する機能もあります。

高額なパソコンをその場で注文せず、一度構成を保存してから見直せるのは便利です。

購入後もパーツを増設しやすい

サイコムは、一般的な規格のPCケースやマザーボードを選べるため、購入後にメモリ、SSD、グラフィックボードなどを増設・交換しやすい構成を作れます

ただし、すべての構成で簡単に交換できるわけではありません。

小型ケースでは搭載できるGPUの長さやCPUクーラーの高さが制限されることがあります。電源容量が少ない場合は、高性能GPUへ交換するときに電源も変更しなければならない可能性があります。

将来の増設を考えている場合は、購入時に次を確認しましょう。

  • 空いているメモリスロット
  • 空いているM.2スロット
  • 2.5インチ・3.5インチドライブの搭載数
  • GPUの最大長
  • CPUクーラーの高さ
  • 電源容量
  • 電源コネクタ
  • ケース内部の作業スペース

保証を3年間に延長できる

通常のBTOパソコンは、初期不良期間が30日間、標準保証が1年間です。

有料の延長保証へ加入すると保証期間が3年間になります。延長保証料金は、PC本体価格が8万円以下の場合は一律4,000円、8万円を超える場合は本体価格の5%です。

延長保証は購入後に追加できないため、注文時に判断する必要があります。

なお、Premium Lineは標準保証が2年間で、有料で3年間へ延長できます。Premium Lineには無償オーバーホールも用意されています。

サイコムのデメリット

最安価格を狙うメーカーではない

サイコムは、CPUとGPUだけを見た場合、他社のセールモデルより高くなることがあります。

メーカー独自のケースと仕様を使って価格を抑えた完成品に近いBTOパソコンではなく、市販パーツを中心に構成を組み立てたい人向けのメーカーです

最安価格を優先する人は、他社の完成済みに近いモデルと比較してください。

構成によっては価格をかけても性能が変わらない

高価なマザーボードや電源へ変更しても、動画の書き出し速度やゲームのフレームレートが直接上がるとは限りません。

パーツの品質、拡張性、端子、静音性、将来性は向上しますが、現在の処理性能を高めたいなら、CPU、GPU、メモリへ予算を使うほうが効果的な場合があります。

サイコムでは選択肢が多いからこそ、選べるパーツをすべて上位にしないことが重要です。

実店舗で製品を確認できない

サイコムは、実店舗でケースの大きさや騒音、外観を確認して購入するタイプのメーカーではありません。

ケースサイズは、製品ページの幅、奥行き、高さを確認してください。

数字だけでは大きさを想像しにくい場合は、設置予定の場所へメジャーやテープを使って外形寸法を再現すると判断しやすくなります。

注文確定後の変更・キャンセルが難しい

サイコムのBTOパソコンは受注生産品です。

支払い確認などによって注文が確定した後は、原則として仕様変更、キャンセル、返品ができません。

注文前に、次の項目を必ず確認してください。

  • CPU
  • GPU
  • メモリ
  • SSD
  • 電源
  • OS
  • 無線LAN
  • 保証
  • 送料
  • 納期
  • 映像出力端子
  • 使用するモニターとの接続方法

構成に不安がある場合は、注文前に保存URLを発行し、サイコムへ相談しましょう。

サイコムのシリーズはどれを選ぶ?

サイコムでは、用途によって複数のシリーズが用意されています。

シリーズ主な特徴おすすめする人
Radiantカスタマイズの自由度が高い一から構成を作りたい人
G-Master Velox選択肢が比較的分かりやすい初めてゲーミングPCを買う人
G-Masterゲーム向けの高性能構成ゲーム性能を重視する人
Silent Master静音性を重視DTM・収録・静かな環境で使う人
Lepton Motion Pro映像編集向けPremiere・DaVinci Resolveを使う人
Lepton3DCG・CAD・AIなどの業務向けGPUやCPUを長時間使う人
HydroCPUとGPUを独立水冷冷却性能と静音性を両立したい人
Premium Line高品質パーツと長期利用を重視保証や耐久性を重視する人

Radiant|自由に構成を作りたい人向け

Radiant」はサイコムのスタンダードシリーズです。

Intel、AMD、ミドルタワー、ミニタワー、省スペースなど複数のモデルがあり、用途に合わせて構成を変更できます。

Radiantの基本構成には、独立GPUが搭載されていないモデルや、SSDが480GBのモデルもあります。基本構成を完成品として見るのではなく、必要なパーツを追加する前提で選びましょう。

おすすめモデルはIntel CPUを搭載したい方は「Radiant GZ3600Z890」、Ryzenを搭載したい方は「Radiant GZ3600X870A」です。

Radiantがおすすめの人

  • CPUとGPUの組み合わせを自分で決めたい
  • マザーボードやケースまで選びたい
  • ゲーム以外の用途に合わせたい
  • 将来パーツを増設したい
  • 必要な部分だけに予算を使いたい

Radiantをおすすめしにくい人

  • パーツの違いが分からない
  • 基本構成のまま注文したい
  • 選択肢が多いと迷ってしまう

G-Master Velox|初心者でも選びやすい

G-Master Velox」は、サイコムの中ではカスタマイズ項目が比較的整理されており、初めてBTOパソコンを購入する人に向いています。

現行のG-Master Velox IIIにはIntelモデルとAMDモデルがあり、標準構成ではGeForce RTX 5060、メモリ16GB、SSD 1TBを搭載しています。

ゲーム用として購入するなら、プレイする解像度に合わせてGPUを選びましょう。

  • フルHD:RTX 5060以上
  • WQHD:RTX 5070以上を検討
  • 4K:RTX 5070 Ti以上を検討

ゲーム配信や動画編集もする場合は、メモリを32GBへ増やすのがおすすめです。

Silent Master|静音性を重視する人向け

Silent Masterは、CPUクーラー、ケースファン、グラフィックボードなどの静音性を重視したシリーズです。

現行の「Silent Master NEO」では、GeForce RTX 5060 Ti 16GB、メモリ16GB、SSD 1TBを標準搭載するモデルがあります。上位にはRTX 5070 Ti 16GBを搭載したNoctua Editionもあります。

ただし、静音PCでも完全な無音にはなりません。

高負荷時にはCPUやGPUの発熱が増えるため、ファンの回転数も上がります。静音性を最優先する場合は、必要以上に消費電力の高いCPUやGPUを選ばないことも大切です。

Silent Masterがおすすめの用途

  • DTM
  • ナレーション収録
  • ライブ配信
  • 動画編集
  • 写真編集
  • 長時間の事務作業
  • 静かな部屋でのゲーム

Lepton Motion Pro II|動画編集向け

Lepton Motion Pro II」は、Premiere、DaVinci Resolve、After Effectsなどを想定した映像編集向けシリーズです。

現行モデルには、Core Ultra 7 270K PlusまたはRyzen 7 9700X、GeForce RTX 5060 Ti 16GB、メモリ32GB、SSD 2TBを搭載する構成があります。

RTX 5060 Ti 16GBはVRAM容量に余裕があり、一般的な4K動画編集、カラー補正、GPUエフェクトなどに対応しやすい構成です。

After Effectsを頻繁に使用する場合は、メモリ64GBへの増量を検討してください。

Lepton Motion Pro IIがおすすめの人

  • Premiereで4K動画を編集する
  • DaVinci Resolveを使用する
  • After Effectsを併用する
  • 動画素材を多く保存する
  • ゲーミングPCらしくない編集用PCが欲しい

Lepton|3DCG・CAD・生成AI向け

Lepton」には、Threadripper搭載モデル、RTX PRO搭載モデル、LLM・RAG向けモデルなどがあります。

現行のLepton Novosには、Ubuntu、LLM・RAGツール、GeForce RTX 5070 Ti 16GBを搭載したモデルや、RTX 5090 32GBを搭載した上位モデルがあります。

CADでは、使用するソフトによってGeForceよりRTX PROが適している場合があります。

単純に価格やベンチマークだけで決めず、使用ソフトの動作保証、認証ドライバー、必要なVRAM容量を確認してください。

Leptonがおすすめの用途

  • Blender
  • 3DCGレンダリング
  • CAD
  • VFX
  • 科学技術計算
  • 生成AI
  • ローカルLLM
  • RAG環境
  • 業務用映像制作

Hydro|CPUとGPUの冷却性能を重視する人向け

Hydro」はCPUとGPUを独立して水冷化したシリーズです

現行のLepton Hydroでは、RTX 5080搭載モデルや、RTX 5090 32GBを搭載したHydro Extremeが用意されています。

一方、Web閲覧、事務作業、軽い写真編集、フルHDゲームなどにHydroを選ぶ必要はありません。

高性能な冷却機構に予算を使う価値があるのは、CPUとGPUを継続的に高負荷で使用する人です。

Hydroがおすすめの人

  • 3DCGレンダリングを長時間行う
  • 動画を書き出す時間が長い
  • GPUを連続して高負荷で使用する
  • RTX 5080・RTX 5090を使いたい
  • 高性能と静音性を両立したい
  • 一般的な空冷GPUの騒音を抑えたい

Premium Line|長期間使いたい人向け

Premium Line」は、パーツの品質、メンテナンス性、保証などを重視したシリーズです。

標準保証は2年間で、有料で3年間へ延長できます。また、無償オーバーホールが用意されています。

価格の安さを優先するシリーズではありませんが、Radiantで一つずつ上位パーツを選ぶより、構成を判断しやすいのがメリットです。

Premium Lineがおすすめの人

  • パソコンを長期間使いたい
  • 標準保証を重視する
  • パーツを一つずつ選ぶのが難しい
  • 高品質な構成をメーカーに任せたい
  • 定期的なメンテナンスを受けたい

用途別のおすすめモデル・構成

一般的なゲーム用

パーツおすすめ構成
シリーズG-Master Velox III
CPUCore Ultra 5・Ryzen 5以上
GPURTX 5060~RTX 5070
メモリ32GB
SSD1TB
電源GPU推奨容量を満たす製品

フルHDゲームなら、標準構成に近いRTX 5060でも対応しやすくなります。

WQHDで高画質設定を使用する場合や、長く使用したい場合はRTX 5070を検討しましょう。

ゲームだけならメモリ16GBでも動作するタイトルはありますが、配信、ブラウザ、Discord、録画ソフトなどを同時に使用するなら32GBがおすすめです。

4K動画編集用

パーツおすすめ構成
シリーズLepton Motion Pro II
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7以上
GPURTX 5060 Ti 16GB以上
メモリ32~64GB
SSD2TB
電源750W以上を目安
OSWindows 11 HomeまたはPro

Premiereを中心に使用するなら、CPU、GPU、メモリのバランスが重要です。

DaVinci Resolveでノイズ除去、Magic Mask、Fusionなどを多用する場合は、RTX 5070 Ti以上も検討してください。

After Effectsを同時に使う場合は、GPUを1段階上げるより、メモリを64GBへ増やしたほうが効果的な場合があります。

DTM・音声収録用

パーツおすすめ構成
シリーズSilent Master
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7以上
GPU内蔵GPUまたは低~中性能GPU
メモリ32~64GB
SSD2TB
重視する点静音性・USB端子・増設性

DTMではGPU性能より、CPU性能、メモリ容量、SSD容量、静音性が重要です。

大容量のサンプル音源を使用する場合はSSDを2TB以上にし、将来追加できるM.2スロットも確認しましょう。

映像制作も行わない限り、高性能なRTX 5080やRTX 5090を選ぶ必要はありません。

Blender・3DCG用

パーツおすすめ構成
シリーズLeptonLepton Hydro
CPURyzen 9・Core Ultra 9以上を検討
GPURTX 5070 Ti~RTX 5090
メモリ64GB以上
SSD2TB以上
重視する点GPU性能・VRAM・冷却性能

GPUレンダリングを使用する場合は、CPUよりもGPUとVRAMへ予算を使うことが重要です。

扱うシーンが大きい場合は、単純なGPU性能だけでなく、VRAM容量を確認してください。

生成AI・ローカルLLM用

パーツおすすめ構成
シリーズLepton NovosLepton Hydro Extreme
GPURTX 5090 32GBを検討
メモリ64~128GB以上
SSD2~4TB以上
OSWindowsまたはUbuntu
重視する点VRAM・メモリ・冷却性能

生成AIやローカルLLMでは、GPUの処理性能だけでなくVRAM容量が重要です。

使用するモデルによって必要容量が大きく異なるため、「生成AI用だからRTX 5090」と決めるのではなく、実行するモデルの量子化方式や必要VRAMを確認してください。

サイコムで優先してカスタマイズするパーツ

1.メモリ

RadiantやG-Master Veloxの基本構成には、メモリ16GBのモデルがあります。

一般的な用途でも複数のアプリを同時に使用するなら、32GBを基準にするのがおすすめです。

用途メモリの目安
事務作業・Web閲覧16GB
ゲーム32GB
写真編集32GB
4K動画編集32~64GB
DTM32~64GB
Blender・3DCG64GB以上
生成AI・ローカルLLM64~128GB以上

メモリは後から増設できますが、同一規格のメモリをそろえたり、相性を確認したりする必要があります。

価格差が大きくなければ、購入時に必要容量へ増やしておくほうが簡単です。

2.SSD

Radiantの一部モデルは、標準SSDが480GBです。

OSと一般的なアプリだけなら使用できますが、ゲーム、動画、写真、音源、生成AIモデルなどを保存すると不足しやすくなります。

  • 事務作業:1TB
  • ゲーム:1~2TB
  • 動画編集:2TB以上
  • DTM:2TB以上
  • 3DCG:2TB以上
  • 生成AI:2~4TB以上

予算を抑えるために500GB前後のSSDを選び、すぐに外付けSSDを追加するより、最初から1TB以上にしたほうが使いやすくなります。

3.GPU

GPUは、使用するソフトやゲームに必要な性能を基準に選びます。

高性能なGPUほどよいわけではありません。

イラスト制作、DTM、軽い写真編集では、内蔵GPUや低価格GPUでも対応できます。一方、DaVinci Resolve、Blender、生成AIではGPUとVRAMが重要です。

予算が限られている場合は、目的に必要なGPUを先に決めてから、ほかのパーツを調整しましょう。

4.CPUクーラー

高性能CPUを選ぶ場合は、CPUクーラーも確認してください。

CPUクーラーを強化する目的は、単に温度を下げることだけではありません。

  • 高負荷時の性能低下を抑える
  • ファンの回転数を抑える
  • 騒音を小さくする
  • 長時間の処理を安定させる

ミドルクラスCPUに大型水冷クーラーを付ける必要はありません。

反対に、Core Ultra 9やRyzen 9を長時間高負荷で使用するなら、大型空冷または水冷クーラーを検討してください。

5.電源

電源は、容量だけでなく製品名も確認しましょう。

選ぶときは次の項目を見ます。

  • GPUの推奨電源容量
  • 80PLUS認証
  • メーカー
  • 保証期間
  • フルモジュラー対応
  • ATX 3.x対応
  • GPU用電源コネクタ

将来GPUを上位モデルへ交換する予定があるなら、現在必要な容量より少し余裕を持たせる方法もあります。

ただし、必要以上に大容量な電源へ変更しても、パソコンの処理速度は上がりません。

6.マザーボード

マザーボードは、高価な製品ほどCPU性能が大幅に上がるわけではありません。

上位マザーボードを選ぶ主な理由は次のとおりです。

  • M.2スロットが多い
  • USB端子が多い
  • 高速LANに対応
  • Wi-Fiを搭載
  • 拡張スロットが多い
  • 電源回路に余裕がある
  • ThunderboltやUSB4に対応
  • BIOS機能が充実している

端子や増設性が必要ない場合は、標準または中価格帯のマザーボードで十分です。

7.PCケースとケースファン

PCケースは見た目だけでなく、冷却性能、静音性、拡張性に影響します。

  • メッシュ型:通気性を確保しやすい
  • 静音型:音を抑えやすいが、構成によっては温度が上がる
  • 大型ケース:増設しやすい
  • 小型ケース:設置しやすいが、パーツ制限が多い

高性能GPUを搭載する場合は、GPUの長さ、厚み、電源ケーブルを含めた余裕を確認してください。

サイコムで注文する流れ

1.用途に合うシリーズを選ぶ

まずは、使用目的からシリーズを選びます。

  • 自由に構成したい:Radiant
  • 初心者向けゲーミングPC:G-Master Velox
  • 静音性重視:Silent Master
  • 動画編集:Lepton Motion Pro
  • 3DCG・CAD・AI:Lepton
  • 高性能水冷:Hydro
  • 長期利用:Premium Line

2.CPU・GPU・メモリ・SSDを決める

最初に処理性能へ直接影響するパーツを決めます。

  1. GPU
  2. CPU
  3. メモリ
  4. SSD

ケースやマザーボードを先に高価な製品へ変更すると、肝心のCPUやGPUへ使える予算が減ってしまいます。

3.冷却・電源・ケースを調整する

CPUとGPUが決まったら、発熱と消費電力に合わせてCPUクーラー、電源、ケースを選びます。

構成に問題がある場合は、カスタマイズ画面に注意や制限が表示されることがあります。

4.構成を保存する

注文前に「構成を保存」を選択すると、構成を復元できるURLがメールで届きます。

高額な構成ほど、一度保存して次の日に確認するのがおすすめです。

次の項目をもう一度確認してください。

  • メモリ容量
  • SSD容量
  • OSの有無
  • 無線LAN
  • 映像出力端子
  • 電源容量
  • 保証
  • 送料
  • 納期

5.分からない部分を相談する

カスタマイズ画面から、現在の構成について担当者へ質問できます。

「この構成でPremiereの4K編集をしたい」「将来RTX 5090へ交換したい」など、用途や将来の予定を具体的に伝えると回答を得やすくなります。

6.注文と支払いを行う

サイコムでは、クレジットカード、PayPay、Amazon Pay、ショッピングローン、銀行・郵便振込などに対応しています。

BTOパソコンの通常送料は全国一律2,920円です。ただし、キャンペーンなどで無料になる場合があります。

支払い方法によって正式受注となるタイミングが異なるため、急いでいる場合は確認してください。

7.注文確認メールと納期を確認する

正式受注後、組み立て、動作テスト、梱包が行われます。

現在の納期はカスタマイズページや注文確認メールに表示されます。

8.到着後すぐに動作確認する

サイコムの初期不良期間は30日間です。

到着後は長期間未開封にせず、次の項目を確認してください。

  • 本体やケースに破損がないか
  • 注文したパーツが搭載されているか
  • Windowsが起動するか
  • 有線LAN・無線LANが使えるか
  • USB端子が使えるか
  • 映像出力できるか
  • 異常な音がしないか
  • CPU・GPU温度に問題がないか

初期不良期間中の修理では往復送料をサイコムが負担します。通常保証期間中は、返送時の片道送料を購入者が負担します。

サイコムと他社BTOメーカーの違い

比較項目サイコムの傾向
価格最安クラスではない
カスタマイズ非常に多い
パーツ型番比較的詳しく公開
初心者向け選択肢が多く難しい
静音PC独自シリーズが充実
水冷PCCPU・GPUのデュアル水冷あり
納期受注生産のため即納向きではない
実店舗なし
標準保証通常1年
延長保証有料で3年
購入前相談対応
将来の増設一般規格の構成を作りやすい

サイコムは、同じ構成を大量に販売して価格を下げるタイプというより、購入者ごとにパーツを組み合わせることを重視したメーカーです

そのため、初心者が何も考えずに最安モデルを購入する用途には向いていません。

一方、次のような要望がある人には適しています。

  • 電源の製品名を指定したい
  • Noctua製の冷却パーツを使用したい
  • 静音GPUを選びたい
  • マザーボードの端子にこだわりたい
  • 将来SSDを複数追加したい
  • RTX PRO搭載PCが必要
  • CPUとGPUを水冷化したい

詳しいメーカー間の違いは、「クリエイターPCメーカー比較」や「BTOショップ比較」の記事へ内部リンクすると、この記事の内容を広げすぎずに案内できます。

サイコムについてよくある質問

サイコムは初心者でも購入できる?

初心者でも購入できます。

ただし、Radiantシリーズは選択肢が多いため、パーツの違いが分からない人には難しく感じられます。

初心者は、次の方法がおすすめです。

  • G-Master Veloxを選ぶ
  • Premium Lineを選ぶ
  • 標準構成から必要最低限だけ変更する
  • 構成URLを保存して相談する
  • 用途と予算を担当者へ伝える

すべての項目を自分だけで判断する必要はありません。

サイコムはなぜ高い?

同じCPUとGPUだけで比較すると高く見える場合があります。

価格差が生まれる主な理由は、マザーボード、電源、CPUクーラー、PCケース、GPUのメーカー、静音・冷却機構などが異なるためです。

ただし、すべての構成が他社より高いとは限りません。

セール、パーツ値引き、送料、延長保証まで含め、同等構成で比較する必要があります。

標準構成のまま購入してもよい?

G-Master Velox、Lepton Motion Pro、Premium Lineなどは、比較的完成度の高い標準構成になっています。

一方、Radiantシリーズは、用途に合わせて変更する前提の基本構成が多くなっています。

Radiantでは特に次を確認してください。

  • GPUが搭載されているか
  • メモリが16GBで足りるか
  • SSDが480GBで足りるか
  • 電源容量がGPUに合っているか
  • CPUクーラーが用途に合っているか

グラフィックボードのメーカーは選べる?

構成や在庫によって、グラフィックボードのメーカーや製品を選択できます。

ただし、すべてのGPUで複数製品を選べるとは限りません。

冷却性能、サイズ、騒音、映像出力端子などが異なるため、GPUチップ名だけでなく製品仕様も確認してください。

Quadroは選べる?

現在のNVIDIA製業務向けGPUは、RTX PROシリーズやRTX Aシリーズなどの名称で展開されています。

サイコムのLeptonシリーズでは、RTX PROやRTX Aシリーズを選択できるモデルがあります。

一般的な動画編集、Blender、ゲームではGeForceのほうが費用対効果に優れる場合があります。

一方、業務用CAD、認証ドライバー、大容量VRAM、特定の業務ソフトへの対応が必要な場合は、RTX PROが適することがあります。

保証は何年?

通常のBTOパソコンは標準1年保証です。

有料の延長保証へ加入すると3年保証になります。

Premium Lineは標準2年保証で、有料で3年へ延長できます。

延長保証には加入したほうがよい?

高額なGPUを搭載する場合や、パソコンを3年以上使用する予定なら検討する価値があります。

特にRTX 5080、RTX 5090、Threadripperなどを搭載した高額構成では、故障時の部品代も高くなります。

一方、数年以内に買い替える予定がある場合や、自分で故障部品を交換できる場合は、必ずしも必要ではありません。

注文後に構成を変更できる?

注文確定後は、原則として仕様変更やキャンセルができません。

注文前に構成を保存し、CPU、GPU、メモリ、SSD、OS、無線LAN、保証を確認してください。

サイコムで最もおすすめのシリーズは?

人によって異なります。

  • 初心者:G-Master Velox
  • 自由に構成したい:Radiant
  • 静音性重視:Silent Master
  • 動画編集:Lepton Motion Pro
  • 3DCG・生成AI:Lepton
  • 高性能・冷却重視:Hydro
  • 長期保証・品質重視:Premium Line

単純に最も高性能なシリーズを選ぶのではなく、用途に合ったシリーズを選びましょう。

まとめ

サイコム」は、パーツのメーカーや型番を確認しながら、自分の用途に合ったBTOパソコンを作りたい人に向いています。

特に、次のような人におすすめです。

  • マザーボードや電源まで選びたい
  • 静音性を重視したい
  • 冷却性能の高いPCが欲しい
  • 動画編集・3DCG・生成AI用PCを作りたい
  • 将来パーツを増設・交換したい
  • 使用されているパーツを把握したい

一方、最安価格、即納、簡単な注文を優先する人には、ほかのBTOメーカーのほうが合う場合があります。

サイコムで失敗しないためには、選択できるパーツをすべて上位にするのではなく、用途に影響する部分へ予算を集中させることが重要です

一般的には、次の順序で構成を決めるとよいでしょう。

  1. 用途に必要なGPUを決める
  2. GPUと用途に合うCPUを選ぶ
  3. メモリを32GB以上へ調整する
  4. SSDを1~2TB以上へ増やす
  5. 発熱に合ったCPUクーラーを選ぶ
  6. GPUに合う電源を選ぶ
  7. 必要な端子と拡張性からマザーボードを選ぶ
  8. 静音性と設置場所からケースを選ぶ

構成に迷った場合は、そのまま注文せず、構成保存機能を使って一度見直してください。

サイコムは、パーツの違いを理解して選ぶほどメリットが大きくなるBTOメーカーです。

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