ゲーム実況・生配信で重くならないパソコンを買う方法!
最終更新日:2023年6月3日

ゲーム配信・生配信ができる
パソコンを買う方法
生配信ではゲーム画面や自分の姿などの映像をリアルタイムで視聴者に配信してコメントをもらうことができます。
ライブストリーミング配信サイトにはYouTube Live、Twitch、ニコ生などがあります。
それらのサイトではゲーム実況や楽器演奏、番組配信など様々なことを自由に配信することができます。
最近はスマホのアプリでも配信はできますが、スマホアプリではゲーム画面やPC画面などの映像を自由に配信できなかったり、映像や音声があまり綺麗ではないので本格的なライブ配信は難しいです。
自分の好きな映像で、高画質な映像や高音質な音声で本格的なライブ配信・ゲーム配信をするにはパソコンでする必要がありますし、性能が高いパソコンが必要です。
ライブ配信、ゲーム配信はどのようなパソコンが最適か解説していきます。
目次
★おすすめの生配信向けパソコン紹介【紹介編】

おすすめの生配信向けパソコン紹介
『G-GEAR』ツクモ(高コスパ)

「ツクモ」は秋葉原にある老舗のパソコン・PCパーツショップです。
ツクモはカスタマイズ注文時にパーツの表示をしていたり、全国の企業や官公庁や大学などにもパソコンを導入したりする信頼性の高いパソコンショップです。
ツクモはカスタマイズの幅が広いのと同時にBTOパソコンショップの中でもかなり安い部類です。
一般的にはカスタマイズの幅が広いBTOショップはパソコンの価格が高いことが多いですが、ツクモは安くなっています。
ゲーミングPCの「G-GEAR」シリーズがおすすめな理由はカスタマイズの幅が広くコスパも高いところです。
安いパソコンが買えるBTOショップは他にもありますが、「信頼性」「コスパの高さ」「カスタマイズの幅広さ」を全て総合的に考えるとツクモが最もおすすめです。
おすすめ①:G-GEAR [第13世代Core i7 (Core i9にカスタマイズ可)]
G-GEARの中でも「G-GEAR [GA7J-J230/ZB]」がおすすめです。
基本構成では

名前 | |
CPU | Core i7-13700K(PassMarkスコア:47,029) ※ Core i9-13900KFなどにカスタマイズ可 |
グラフィック | GeForce RTX 4070(PassMarkスコア:26,884) ※ RTX 4070 Tiなどにカスタマイズ可 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB (M.2 NVMe) |
となっています。
第13世代Core i7-13700Fは16コア(Pコア×8 + Eコア×8)の多コアCPUなので同時に複数の処理をしなければいけないゲーム配信におすすめです。
またカスタマイズでCPUにCore i9-13900Kなどを搭載させることもできます。Core i9-13900Kは24コア(Pコア×8 + Eコア×16)となっています。
配信中にパソコンの動作をできるだけ安定させたい方、エンコードの時間をできるだけ短くしたい方などにコア数の多いCore i9がおすすめです。
また標準構成ではGPUにGeFroce RTX 4070が搭載されています。
さらにカスタマイズでGPUもGeForce RTX 4070 TiやGeForce RTX 3060やRTX 3080などに変えられます。ゲーム配信をしたい方にはRTX 4070 Tiもおすすめです。
もちろん他にもカスタマイズでメモリも64GB・128GBにしたり、SSDも最大5つまで搭載できます。
コストを抑えたい方はRTX 3070くらいまでは下げてもゲーム配信をすることはできますが、ゲーム配信にはRTX 4070などのできるだけハイスペックなGPU搭載がおすすめです。
おすすめ②:G-GEAR [第12世代Core i7]
ゲーム配信をあまりせず雑談などの生配信をしたい方には「G-GEAR GA7J-E221/B」が第12世代Core i7-12700を搭載しているのでおすすめです。
基本構成ではGPUに「GeForce RTX 3060 Ti」が搭載されているので軽いPCゲームでゲーム配信も十分できます。
またこちらもカスタマイズでGPUをGeForce RTX 3060やRTX 3070などに幅広く変えられます。
ツクモで詳しく見るにはこちら
G-GEAR [GA7J-J230/ZB]:第13世代Core i7 (Core i9)
G-GEAR [GA7J-E221/B]:第12世代Core i7
ゲーミングPC【G-GEAR】- TSUKUMOおすすめのBTOゲーミングパソコン
『G-Masterなど』サイコム(フルカスタマイズ可・高い信頼性)

「サイコム
」は信頼性が高く、カスタマイズの幅が広いBTOショップです。
信頼性が高い理由は「相性チェックをしている」、「パーツに型番まで記載している」、「組み立てが丁寧」、「全国の企業・学校・官公庁に搬入実績がある 」ところです。
特に組み立てが丁寧で、どのようにカスタマイズしても配線がきれいにできていると自作PCをする方からの評判が高くなっています。
おすすめ①:G-Master
サイコムにはゲーミングPCの「G-Masterシリーズ」があります。
その中でも「G-Master Spear Z790/D5 」がおすすめです。基本構成は以下のようになっています。

名前 | G-Master Spear Z790/D5 ![]() |
CPU | Core i7-13700K(PassMarkスコア:47,029) |
グラフィック | GeForce RTX 3060(PassMarkスコア:17,208) |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB (M.2 NVMe) |
基本構成ではGPUにGeForce RTX 3060が搭載されています。カスタマイズでGPUに「GeForce RTX 3070」以上を搭載させることがおすすめです。
RTX 3060はただゲームをプレイするだけなら十分な性能がありますが、ゲームをしながら生配信をするにはもう少し性能が高いGPUにカスタマイズするほうがいいでしょう。
またCPUのCore i7-13700Kは性能が高く、コアの数も16コア(Pコア×8 + Eコア×8)となっています。
さらにカスタマイズでCPUに「Core i9-13900K」などの第13世代Core iシリーズの他に、第12世代Core iシリーズも搭載させることができます。
安定した生配信をしたい方や4Kなどの高解像度動画編集をしたい方はCore i9-13900Kもおすすめです。
もちろん他にもカスタマイズでメモリを32GBや64GBなどにしたりSSDを増設したりできます。
おすすめ②:Lepton Stream Box(配信者向けPC)
サイコムにはプロ向けワークステーションのLeptonシリーズがあります。
そのLeptonシリーズの中に配信者向けパソコンの「Lepton Stream Box 」があります。基本構成は以下のようになっています。

名前 | Lepton Stream Box ![]() |
CPU | Core i7-13700K(PassMarkスコア:47,029) |
グラフィック | GeForce RTX 3060 Ti(PassMarkスコア:20,639) |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB (M.2 NVMe) |
内蔵キャプチャーボード | Avermedia – Live Gamer HD 2 C988 |
配信者向けのPCなのでカスタマイズをしていない基本構成の状態でも生配信に向いている性能の高いPCとなっています。
こちらのPCは珍しく内蔵キャプチャーボードが標準搭載されています。搭載されているのはキャプチャーボードの定番のメーカーAVerMedia社製の「Live Gamer HD 2 [C988]」です。
内蔵キャプチャーボードがいらなければカスタマイズ画面で外すこともできます。
ただしこちらは標準構成ではGPUがRTX 3060 Tiとなっていますが、ゲーム配信をするにはもう少し性能が高いほうがおすすめです。
こちらもGPUをカスタマイズでGeForce RTX 4070、RTX 4070 Tiなどにすることもできます。ゲーム配信にはRTX 3070・RTX 4070以上を搭載させることがおすすめです。
またこちらもカスタマイズでCPUに「Core i9-13900K」などの第13世代Core iシリーズや第12世代Core iシリーズも搭載させることができます。
おすすめ③:スタンダードモデル Radiant
サイコムでは「スタンダードモデル Radiant [GZ3400Z790/D4] 」もおすすめです。
名前 | スタンダードモデル Radiant [GZ3400Z790/D4] ![]() |
CPU | Core i5-13600K(PassMarkスコア:38,506) ※ Core i7、Core i9などにカスタマイズ可 |
グラフィック | オンボード ※ GeForce RTXシリーズにカスタマイズ可 |
メモリ | 8GB ※ 16GB, 32GB, 64GB, 128GBにカスタマイズ可 |
SSD | 1TB (SATA) ※M.2 SSD (PCI-E 4.0 NVMe)にカスタマイズ可 |
PCケース | ※ 15種類の中から選択可 |
こちらのスタンダードモデルはカスタマイズで自分の求めているスペックにするタイプのBTOパソコン基本構成です。
スタンダードモデルはカスタマイズの幅がとても広いのでカスタマイズで自分の求めている性能にすることができます。他の基本構成ではできないPCケースのカスタマイズもできます。
なので基本構成の状態ではCPUに性能が低めなCore i5になっていたり、メモリ容量が8GBになっているなど生配信には向いていません。
ですがカスタマイズでCPUをCore i7やCore i9にしたり、GPUをRTX 3070 TiやRTX 4070にしたりなど幅広くカスタマイズできます。カスタマイズすることで生配信向けのPCにすることが可能です。
スタンダードモデルからカスタマイズして同じ性能のパーツを選んだ場合、G-MasterシリーズやLeptonシリーズよりもスタンダードモデルの方が安くなります。コスパを求めている方におすすめです。
この基本構成はSSDの標準構成に「▼2.5インチSSD (SATAタイプ)▼」が搭載されていますが、こちらは転送速度が最大550MB/s程度と遅いです。
カスタマイズで「▼M.2 SSD (PCI-E4.0対応 NVMe)高速次世代SSD▼」にすると最高速度が約7000MB/sのSSDを搭載させることができます。
サイコムのサイトで詳しく見るにはこちらから
『G-Tune』マウスコンピューター

マウスコンピューターの「G-Tune」はマウスコンピューターのゲーミングPCブランドです。
近年マウスコンピューターは質を上げる方針に変わったようで、その代わり価格が以前より少し高くなってきています。
マウスコンピューターは実は現在パソコン工房と同じ株式会社MCJの子会社です。なので低価格路線のパソコン工房と運営方針の差別化をしようと考えているのだと思います。
こちらはさらにカスタマイズでメモリを32GBや64GBにできるのでカスタマイズがおすすめです。
おすすめ①:G-Tune FZ-I7G70
ゲーム配信におすすめのパソコンは「G-Tune FZ-I7G70」です。

名前 | |
CPU | Core i7-13700KF(PassMarkスコア:46,882) ※ Core i9-13900KFにカスタマイズ可 |
グラフィック | GeForce RTX 4070(PassMarkスコア:26,884) |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB (M.2 NVMe Gen4) |
こちらのPCはCPUに第13世代Core i7-13700KF、GPUにRTX 4070が搭載されているので安定したゲーム配信ができます。
さらにカスタマイズでCPUを第13世代Core i9-13900KFにすることもできます。更に安定したゲーム配信がしたい方はカスタマイズがおすすめです。
第13世代Core iシリーズは性能が大きく上がりました。
第13世代Core i7-13700Kは第12世代Core i9とコアの数が同じ16コア(Pコア×8 + Eコア×8)となっていて、性能も同じくらい高いです。
おすすめ②:G-Tune FZ-I7G7T
また「G-Tune FZ-I7G7T」もおすすめです。

名前 | |
CPU | Core i7-13700KF(PassMarkスコア:46,882) ※ Core i9-13900KFにカスタマイズ可 |
グラフィック | GeForce RTX 4070 Ti(PassMarkスコア:31,893) |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB (M.2 NVMe) |
こちらのPCはGPUに更に性能の高いRTX 4070 Tiが搭載されています。
こちらもカスタマイズでCPUに24コア(Pコア×8 + Eコア×16)の「Core i9-13900KF」を搭載させることもできます。安定したライブ配信をしたい方におすすめです。
またGPUに高性能な最新のGeForce RTX 4070 TiはRTX 30シリーズで言うとRTX 3090と同じくらい性能が高いので高解像度なゲーム配信におすすめです。
おすすめ③:G-Tune DG-I7G70
コストを抑えたい方は「G-Tune DG-I7G70」がおすすめです。

名前 | |
CPU | Core i7-13700KF(PassMarkスコア:46,882) ※ Core i9-13900KFにカスタマイズ可 |
グラフィック | GeForce RTX 3070(PassMarkスコア:22,503) |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB (M.2 NVMe) |
CPUに第13世代Core i7-13700F、グラフィックにGeForce RTX 3070が搭載されているので十分にゲーム配信ができます。
カスタマイズでCPUをCore i9-13900Fにすることもできます。
G-Tuneのサイトで見るにはこちら
『LEVEL∞』パソコン工房(高コスパ)

パソコン工房は実店舗が60店以上あるBTOパソコン・PCパーツショップです。
実店舗があるので店舗に行けばパソコンに詳しい店員のアドバイスを聞きながらパソコンが注文できますし、パソコンを店に持っていって修理やサポートを直接してもらうこともできます。
パソコン工房の特徴はBTOショップの中ではかなり安いパソコンが買えるショップだということと、基本構成がたくさんあるところです。
その代わりカスタマイズの幅はあまり広くはありません。
ですが基本構成モデルが非常に多いのでたいていの方には自分の思い通りのスペックのパソコンを選べるでしょう。
パソコン工房には「ゲーミングPC LEVEL∞」シリーズがあります。LEVEL∞は基本構成がたくさんあり、「ゲーム推奨スペックパソコン」もかなり多く用意されています。
おすすめ①:LEVEL∞ R-Class [第13世代Core i9 + RTX 4070]
ゲーム配信をしたい方におすすめのパソコンは「ミドルタワーゲームパソコン LEVEL∞ R-Class [SENSE-F079-LC139KF-TL9X]」です。基本構成は、

名前 | LEVEL∞ R-Class [SENSE-F079-LC139KF-TL9X] |
CPU | Core i9-13900KF(PassMarkスコア:59,564) |
グラフィック | GeForce RTX 4070(PassMarkスコア:26,884) |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB (M.2 NVMe) |
となっています。
CPUにハイスペックな第13世代Core i9-13900KFを、GPUにGeForce RTX 4070が搭載されているのでゲーム配信におすすめです。
カスタマイズでメモリを64GBや128GBにしたり、SSDやHDDの増設もできるのでゲームでも安定して配信が行えるPCにすることができます。
おすすめ②:LEVEL∞ R-Class [第13世代Core i9 + RTX 4080]
さらにハイスペックなGPUを搭載したPCが欲しい方は「ミドルタワーゲームパソコン LEVEL∞ R-Class [LEVEL-R779-LC139KF-VL1X-L]」がおすすめです。基本構成は、

名前 | LEVEL∞ R-Class [LEVEL-R779-LC139KF-VL1X-L] |
CPU | Core i9-13900KF(PassMarkスコア:59,564) |
グラフィック | GeForce RTX 4080(PassMarkスコア:35,352) |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB (M.2 NVMe) |
と高画質な映像を安定した動作でゲーム配信ができるハイスペックなPCとなっています。
こちらももちろんメモリ容量を32GB・64GB・128GBにしたり、SSDを増設したりなどカスタマイズできます。
メモリ容量がゲーム配信をするには少ないので32GB以上に増設がおすすめです。
おすすめ③:LEVEL∞ M-Class [RTX 3060 Ti]
コストを抑えたい方は「ミニタワーゲームパソコン LEVEL∞ M-Class [SENSE-M07A-137-SAX]」がおすすめです。
CPUに第12世代Core i7-13700を搭載しているので安定した配信ができますし、GPUにGeForce RTX 3060 Tiを搭載しているのでゲームもできます。
パソコン工房のサイトで見るにはこちら
『ZEFT』パソコンショップSEVEN(簡単にフルカスタマイズ可能)
パソコンショップSEVENはフルカスタマイズ可能なBTOパソコンショップです。
すべてのパーツを変えることができるので通好みなパソコンショップとなっています。
パソコンケースもカスタマイズできるので見た目を気にする方にもおすすめです。
カスタマイズ画面ではパーツひとつひとつを詳しく解説しているのでパソコン初心者の方にもわかりやすく選べます。
またフルカスタマイズができるBTOショップは実際には組み合わせができないパーツ同士でも注文できてしまうところもありますが、パソコンショップSEVENでは組み合わせができないパーツ同士を選ぶと注意するメッセージが出るので間違って注文してしまわないようになっています。
このように初心者の方でも簡単にフルカスタマイズでBTOパソコンが買えるのでおすすめです。
おすすめ①:ZEFT Z30AV
ゲーム配信向けのパソコンには「ZEFT Z41Q」がスペック的におすすめです。
基本構成では、
名前 | |
CPU | Core i9-13900KF(PassMarkスコア:59,564) |
グラフィック | GeForce RTX 4070(PassMarkスコア:26,884) |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB SSD NVMe対応 WD製 |
HDD | 4TB |
となっていてゲーム配信をするのに最適なパソコンとなっていておすすめです。
基本構成ではCPUに24コア(Pコア×8 + Eコア×16)の「Core i9-13900KF」が搭載されているので安定したゲーム配信ができます。
他にもグラフィックボードをGeForce RTX 4070 TiやRTX 3070などにしたり、メモリを32GBや64GBにしたりなどかなり幅広くカスタマイズできます。
メモリ容量を32GB以上にするのがおすすめです。
おすすめ②:ZEFT G27JU
生配信向けのパソコンには「ZEFT Z35AE」がスペック的におすすめです。
名前 | |
CPU | Core i7-13700F(PassMarkスコア:41,860) |
グラフィック | GeForce RTX 3060 Ti(PassMarkスコア:20,639) |
メモリ | 16GB |
SSD | 500GB (NVMe) |
基本構成の状態でも生配信はできますし、ゲーム配信もできなくはありません。
基本構成ではCPUに16コア(Pコア×8 + Eコア×6)の「Core i7-13700F」が搭載されていますが、さらにカスタマイズで
- 「Core i9-13900K」:24コア(Pコア×8 + Eコア×16)
- 「Core i7-13700K」:16コア(Pコア×8+Eコア×8)
- 「Core i9-12900K」:16コア(Pコア×8+Eコア×8)
- 「Core i7-12700」:12コア(Pコア×8+Eコア×4)
などに幅広く変えることもできます。
他にもグラフィックボードをRTX 3070やRTX 3080などにしたり、メモリを32GBや64GBにしたりなどかなり幅広くカスタマイズできます。
予算が決まっている方はこちらの基本構成からスペックを上げていくのがおすすめです。
パソコンショップSEVENで詳しく見るにはこちら
※ 生配信向けPCの簡易比較表
ゲーム配信をしたい方向け
ショップ | おすすめ機種 | CPU | GPU |
---|---|---|---|
ツクモ | Core i7-13700K Core i9-13900K(F) * | RTX 4070 RTX 4070 Ti * RTX 3050~3080 * GTXシリーズ* | |
ツクモ | Core i7-12700KF Core i5-12600K * | RTX 3060 RTX 3050~3080 * GTXシリーズ * | |
サイコム | G-Master Spear Z790/D5
![]() | Core i7-13700K Core i9-13900K * 他第12世代Core iシリーズ * 他第13世代Core iシリーズ * | RTX 3060 RTX 3050~3070 Ti * RTX 4070 Ti~4090 * |
サイコム | Lepton Stream Box ![]() | Core i7-13700K Core i9-13900K * 他第12世代Core iシリーズ * 他第13世代Core iシリーズ * | RTX 3060 Ti RTX 3060~3070 Ti * RTX 4070 Ti~4090 * |
サイコム | スタンダードモデル Radiant
![]() | Core i5-13600K Core i7-13700K * Core i9-13900K * 他第12世代Core iシリーズ * 他第13世代Core iシリーズ * | オンボード RTXシリーズ * GTXシリーズ * |
マウスコンピューター | Core i7-13700KF Core i9-13900KF * | RTX 4070 | |
マウスコンピューター | Core i7-13700KF Core i9-13900KF * | RTX 4070 Ti | |
マウスコンピューター | Core i7-13700F Core i9-13900F * | RTX 3070 | |
パソコン工房 | LEVEL∞ R-Class [SENSE-F079-LC139KF-TL9X] | Core i9-13900KF | RTX 4070 |
パソコン工房 | LEVEL∞ R-Class [LEVEL-R779-LC139KF-VL1X-L] | Core i9-13900KF | RTX 4080 |
パソコンショップSEVEN | Core i9-13900KF 他第12世代Core iシリーズ * 他第13世代Core iシリーズ * | RTX 4070 他RTXシリーズ * 他GTXシリーズ * | |
パソコンショップSEVEN | Core i7-13700F 他第12世代Core iシリーズ * 他第13世代Core iシリーズ * | RTX 3060 Ti 他RTXシリーズ * 他GTXシリーズ * | |
フロンティア | セール中のPC |
ゲーム配信はあまりしない方向け
おすすめパソコン機種 | CPU | GPU | |
---|---|---|---|
パソコン工房 | LEVEL∞ M-Class [SENSE-M07A-137-SAX] | Core i7-13700 | RTX 3060 Ti |
フロンティア | セール中のPC |
生配信ができるパソコンの選び方は?【解説編】

生配信ができるパソコンとは?
生配信にはハイスペックなパソコンが必要
ゲーム実況・生配信をしている間には、パソコンは同時に大量の処理をしています。
なのでパソコンのスペックが低いと生配信をしている時にパソコンの動作が重くなって配信画面が不安定になります。
OBSやXSplitなどの配信ソフトは映像を取り込んで、リアルタイムでエンコードしてから映像を配信しています。
特にエンコードにはCPUやGPUの使用率が高いのでパソコンが重くなりやすいです。
パソコンの性能が高くないとOBSの動作が不安定になるので配信している映像がカクカクになってしまったり、フレーム落ちが多くなったり、配信がストップしてしまうこともあります。
そうなると視聴者の方にとっては映像が見にくくなるので配信を見てもらえなくなるかもしれません。
安定して生配信・ゲーム実況をするためにはハイスペックなパソコンが必要です。
ゲーム配信の場合はさらにスペックが必要
パソコンゲームをプレイしながら配信をする「ゲーム配信」をするの場合は、特にスペックが高いパソコンが必要です。
ただでさえゲームだけでもCPUやGPUやメモリ容量を多く使うのに、ゲームの生配信をするとなるとさらに配信用の処理も同時にすることになります。
PCゲームだけはなくコンシューマーゲームの配信をする場合でもキャプチャーボードで映像を取り込むのにCPUやGPUを使うので、やはりスペックの高いパソコンが必要です。
ゲーム実況・生配信ができるスペックかどうか判断するには「4つのパーツ」を見る
確認するスペック | 生配信に必要なスペック |
---|---|
CPU | コア数の多いCPUがおすすめ |
グラフィックボード(GPU) | GeForceシリーズのRTX 3060 Tiなど |
メモリ容量 | 最低32GB以上を推奨 |
ストレージ容量(SSD・HDD) | 合計2TB以上ほしい |
パソコンの性能は搭載されているパーツで決まります。つまりパソコンに使われているパーツを見ればゲーム実況や生配信ができるスペックかどうか判断できます。
ゲーム実況・生配信をするために確認するスペックはこの4つです。
最低でもこの4つのスペックをパソコンを買う前に確認する必要があります。
生配信向けパソコンにはBTOがおすすめ

生配信にはBTOパソコンがおすすめ
一般的な家電量販店で売っているパソコンは性能が低いものが多いです。また家電量販店のパソコンは性能の割に価格が高いものがほとんどです。
BTOショップではスペックの高いパソコンがたくさんあるので、生配信・ゲーム実況に最適なパソコンを注文することができます。
またBTOショップでパソコンを買ったほうが家電量販店よりも価格も安くなることがほとんどです。
BTOショップではカスタマイズ注文ができるので自分の配信スタイルに合わせた性能にすることができます。
またBTOパソコンショップにはゲーミングPCの他にも生配信向けパソコンというコンセプトモデルが用意されていることがあります。
そちらを買えば生配信・ゲーム実況に最適なパソコンをすぐに買うことができます。
ゲーミングPCも生配信には最適

生配信向けパソコンとしてゲーミングパソコンを買うのもおすすめです。ゲーミングパソコンは基本的にスペックが高いパソコンが多いからです。
ゲーミングパソコンには性能が高いCPUとグラフィックボードが搭載されています。
動画配信中は配信映像をリアルタイムでエンコードをしますが、エンコードはCPUやGPUの使用率がかなり高くなります。処理能力が高いGPU搭載のグラフィックボードがあることは生配信をする方に役に立ちます。
またそもそも配信者はゲーム実況配信をすることも多いのでゲーミングPCは相性が高いです。
もちろんゲーム実況をしたい方にゲーミングパソコンはおすすめです。
生配信向けのパソコンに必要な「4つのスペック」は?

生配信ができるパソコンの
「4つのスペック」
①CPU:おすすめは「Core i9・Ryzen 9」

① CPUの選び方
- ゲーム生配信をしたい:
- 「Core i9」がおすすめ。最低Core i7、Ryzen 7以上
- 安定した配信をしたい:
- 「Core i9-13900K」、「Core i7-13700K」などのコア数の多いCPUがおすすめ
- ゲーム配信はしない(歌、雑談など):
- 「Core i7・Ryzen 7」以上
- コストを抑えたい:
- 配信できるCPUで安いものは「Core i7-12700」あたりでしょう
生配信にはCPUの性能が重要
CPUはパソコンの処理全般を担当します。
ライブ配信では配信ソフトで映像を取り込んだり、エンコードをしたり、ゲームやソフトウェアを動かしているときにCPUの使用率が上がります。
CPUのスペックが高くなるほどゲームや動画配信ソフトなどを同時にしても重くなりにくくなります。
ゲーム生配信は「ゲーム」、「映像の取り込み」、「エンコード」、「録画」などの重い作業を同時にしなければならないのでCPUの性能が必要です。
とくにエンコードはCPUをとても使用するので、エンコードを早くしたり画質を綺麗にするためにはCPUのスペックが高くないといけません。
安定して配信したい方には多コアCPUがおすすめ
CPU | コア数 | シリーズ |
---|---|---|
Core i9-13900K | 24コア(Pコア×8 + Eコア×16) | 第13世代 |
Core i7-13700K | 16コア(Pコア×8 + Eコア×8) | 第13世代 |
Core i9-12900K | 16コア(Pコア×8 + Eコア×8) | 第12世代 |
Core i7-12700K | 12コア(Pコア×8 + Eコア×4) | 第12世代 |
Ryzen 9 7950X | 16コア | Ryzen 7000 |
Ryzen 9 7900X | 12コア | Ryzen 7000 |
Ryzen 9 5950X | 16コア | Ryzen 5000 |
Ryzen 9 5900X | 12コア | Ryzen 5000 |
ライブ配信はコアの数が多いほど動作が安定するのでおすすめです。
コア数の多いCPUには上の表にあるものがあります。特に最新の第13世代Core iシリーズはコア数が多くなっています。
コアの数が多いほど生配信では有利だというベンチマーク結果も出ています。
実際にベンチマークの結果を見てみると、8コアのRyzen 7 5800Xでフレームのドロップが発生する解像度・画質の設定でも、第12世代Core iシリーズの場合Core i7-12700K (8P+4E=12コア) だけでなくCore i5-12600K (6P+4E=10コア) でさえフレームのドロップ数が0だったという結果も出ています。
この結果からやはりコアの数が多いほど生配信では有利だということがわかります。
おすすめのCPU:多コアで高性能なCore i9がおすすめ
ゲーム配信をしたい方には性能の高くコア数も多いCore i9が搭載されたパソコンがおすすめです。(第12世代以降のCore iシリーズはPコアとEコアという性能が違う2種類のコアを搭載させることで多コアを実現しています。)
第13世代「Core i9-13900K」は24コア(Pコア×8 + Eコア×16)あります。とても高性能なので安定したゲーム配信をしたい方におすすめです。
コストを抑えたい方は第12世代「Core i7-12700(K)」なら12コア(Pコア×8 + Eコア×4)あるので安くコア数を増やせて配信を安定させられるということになるのでコスパが高くおすすめです。
ただし第13世代Core i7は第12世代Core i9と同じ16コア(Pコア×8 + Eコア×8)で、Passmarkスコアを見る限り第13世代Core i7のほうが性能が高くなっています。
第12世代Core i9を選ぶよりも第13世代Core i7を選ぶのがおすすめです。
※ Ryzen 7000シリーズは価格が高いのでコスパが悪い
Ryzen 7000シリーズのコアの数は「Ryzen 9 7900X」は12コア、「Ryzen 9 7950X」は16コアとなっています。
第12世代以降のCore iシリーズのほうがは安くコア数が増やせてコスパが高いということになるのでおすすめです。
もちろん「Ryzen 9 7900X」や「Ryzen 9 7950X」も性能は高いので生配信・ゲーム配信はできます。ただしRyzen 7000シリーズは価格がとても高いのでコスパが悪いです。
※ Ryzen 5000シリーズは安い:Ryzen 9 5900XやRyzen 9 5950Xはおすすめ
またRyzen 5000シリーズなら第12世代Core iシリーズよりも安いです。
12コアの「Ryzen 9 5900X」や16コアの「Ryzen 9 5950X」はゲーム配信ができる性能があるので、安く配信ができるパソコンが欲しい方はおすすめです。
Ryzen 5000シリーズの「Ryzen 7 5800X」あたりの性能ではゲーム配信にはあまり向いていませんが価格は安いです。
お金があまりない方で、生配信がある程度ならできないわけでもなく、ゲームや動画編集をある程度できるくらいの性能があるパソコンが欲しい方はこのRyzen 7 5800Xあたりまででしょう。
※ コアの数が多ければ多いほどCPUの性能が高いというわけでは必ずしもありません。ただし現在のパソコン用CPUはたまたまコア数が多いほど性能が高くなっていることが多いです。例えばCore i7-13700Kは16コアですがCPUの性能だけを見ると12コアのRyzen 9 7900Xの方が性能が高いです。といってもRyzen 9 7900X搭載PCは価格がとても高くなっているので、配信に最適な第13世代Core i7-13700Kのほうがいいでしょう。
②グラフィックボード:ゲーム・3D配信をするなら最低「RTX 3070」以上

② GPUの選び方
- ゲーム配信・3D配信をしたい:
- 「GeForce RTX 3070」「RTX 4070」以上がおすすめ
- ゲームのプレイをメインに+生配信もやってみたい:
- 「RTX 3060」以上、「RTX 3060 Ti」あたりがおすすめ
- ゲーム配信はしない(歌、雑談など):
- 「RTX 3060」、「RTX 3050」、「GTX 1660 SUPER」あたり
グラフィックボードのGPUはグラフィック関係の処理を高速化したり補助したりします。
配信の場合キャプチャやエンコード、3Dゲームなどで使用します。
とくに3Dゲームや3D配信をしたい場合はGPUの負担が多いのでスペックの高いものを搭載しなければなりません。
ゲーム配信にはGeForce RTX 3070以上がおすすめ
ゲーム配信をしたい方は「GeForce RTX 3070」以上の性能のものがあったほうがいいです。
できれば「RTX 3070 Ti」、「GeForce RTX 4070」以上の高性能なGPUがおすすめです。
ゲームをプレイするだけなら「GeForce RTX 3060 Ti」ならほとんどのゲームをフルHD(1920×1080)の解像度とフレームレート60fpsでプレイできます。
ですがゲーム配信をする場合はパソコンの動作が重くなるので、余裕を持って「RTX 3070」以上のものを選ぶのがおすすめです。
ゲーム配信をほとんどするつもりのない方は性能を下げても可
ゲーム配信をあまりしない方は「RTX 3060」「RTX 3050」「GTX 1660 SUPER」くらいの性能があればいいでしょう。
GTX 1660 SUPERでも解像度や画質を多少下げればゲームをプレイできます。
※ ハードウェアエンコードはCPUの負担を下げられる
またグラフィックボードがあればOBSでハードウェアエンコードという方法を使用することによってCPUの負担を少なくすることができます。
なのでハードウェアエンコードを使用する場合CPUのスペックが低くても重くなりにくくなります。もしCPUにRyzen 7やCore i7を選んだ方でもゲーム配信をやりやすくなります。
ただしハードウェアエンコードは画質が少し悪くなります。画質をきれいにエンコードしたい方はソフトウェアエンコードを使ったほうがいいでしょう。ソフトウェアエンコードの場合CPUを使うのでスペックが高いCPUが必要です。
ハードウェアエンコードを使用しては配信するのにおすすめのパターンは「PCゲームをプレイすることがメインの方で、ゲーム配信はやってみたい・ある程度できればいいという方」です。
そのような方はGPUの性能を高めにすることによって高画質・高解像度に設定できますし、CPUはCore i7やRyzen 7でもパソコンゲームは十分できる性能があります。
③メモリ:ゲーム、3D配信をするなら「32GB~64GB」

③ メモリ容量の選び方
- ゲーム実況配信、3D・VR配信をしたい:
- 最低32GB以上、64GB・128GBもおすすめ
- イラスト制作などの作業配信:
- 64GB以上
- 歌、雑談などの配信がメイン:
- 16GB~32GB
メモリ容量は32GB以上がおすすめです。
ゲーム実況・生配信をする場合には配信ソフトやゲームなどを同時に使用しなければならないのでメモリは多めに必要です。
配信を安定したい場合16GBでは不安があります。パソコンは使用しているうちにメモリをどんどん使うので、最初の方は余裕があってもしばらくすると動作が不安定になる可能性が高いです。
最低でも32GB以上搭載させるのがおすすめです。
④SSD・HDD:合計で2TB以上搭載がおすすめ

④ SSD・HDD容量の選び方
1TB以上のSSDの搭載がおすすめ
ストレージにはSSDを搭載することがおすすめです。SSDはデータの読み書きがとても早いので重くなりにくくなります。
容量はSSDに1TB以上のものを搭載することをおすすめします。
最近はSSDの価格が下がってきてるのでHDDをなしにしてSSDだけを合計1TB~2TBなどにするのもいいでしょう。
SSDにはNVMe接続とSATA接続のものがある:NVMeのほうが高速なのでおすすめ
SSDにはM.2 NVMe接続とSATA接続のものがあります。
NVMe接続のほうが読み込み速度・書き込み速度が高速なので、できるだけNVMe接続のSSDを搭載するのがおすすめです。
SSDは転送速度はNVMe Gen3が最大約3000MB/s、NVMe Gen4が最大約7000MB/sとなっています。
一方でSATA接続SSDの最大転送速度は約550MB/s程度となっています。
HDDは大容量ファイルの保存やバックアップにおすすめ
生配信・ゲーム実況のアーカイブ動画は時間が長くなりがちなので容量が必要になります。
HDDは容量あたりの値段が安いので重いデータの保存用につけておくのもいいと思います。
またHDDはSSDよりも耐久性があり壊れにくいのでバックアップ用にもおすすめです。
ただしHDDの読み込み速度・書き込み速度は最大約175MB/s程度しかありません。
※ 番外:その他に見ておくといいスペック
マザーボード:製品によってLANポートの速度、M.2ポートやUSBの数が変わる
マザーボードはパソコンの基本的なベースとなるパーツです。
種類によって動作が劇的に変わるというわけではないので基本的にはデフォルトのものでいいです。
そもそも多くのBTOショップではマザーボードまでカスタマイズできることはほとんどないので、あまり気にしなくても問題ありません。
ですがマザーボードによって変わる部分が出てきます。
特にゲーム配信をしたい方に重要なのは「LANポートの最大速度」です。
現在マザーボードではLANポートの速度が最大1Gbps(1GbE)や2.5GBpsとなっているものが多いです。
光回線の最高速度が1Gbpsプランを契約している場合はいいですが、「NURO 光 」のように最大2Gbpsだったり、「ドコモ光 10ギガ」「フレッツ光クロス」などの最大10Gbpsプラン、「auひかり
」のような5Gbps・10Gbpsプランを契約している方もいると思います。
そのような高速プランを契約している場合、ネット回線の最大速度よりもLANの転送速度が少なくなる可能性がでてきます。
そのような回線を契約している場合はLANポートに最大2.5Gbps、最大5Gbps、最大10Gbpsの高速なLANポート搭載マザーボードを使用するという方法がありますが、それ以外にもPCI接続のLANカード、USB接続のLANポートを買って簡単に取り付けることができます。
このようにマザーボード内部側だけでなく外部のハードウェア側の方法でも解決できるので、やはりそこまで重要というわけではありません。値段的にもそこまで高いわけではありません。
※マザーボードのせいでCPUの性能を発揮できないことがある(ボトルネック)
フルカスタマイズができるようなパソコンショップSEVENなどでマザーボードがカスタマイズできるところもあります。
マザーボードまでカスタマイズできるBTOショップでは、スペックの低いマザーボードとCore i9などの性能の高いCPUとの組み合わせができてしまいます。
安いマザーボードと性能が高いCPUの組み合わせにするとマザーボードがボトルネックになってCPUの性能が発揮できない可能性も出てきます。
なので基本的にはCPUにCore i9などのハイスペックなパソコンを買う場合は、マザーボードをカスタマイズできるBTOショップでマザーボードを安いものに変えるというのはあまりおすすめできません。
マザーボードがボトルネックにならないようにするには、
①:「安いマザーボードにカスタマイズしない」(基本構成でCore i9などの性能の高いパソコンを選ぶとマザーボードも性能の高いものが搭載されていることが多いので)
②:「カスタマイズする場合はチップセット(Z790、B660など)が同じものにする」
③:「できるだけ求めているスペックに近い基本構成からカスタマイズする」(性能の低いCPUが搭載されている基本構成を選んだ場合、後で性能の高いCPUにカスタマイズしない)
というようにすれば基本的には問題になることはほとんどないでしょう。
またマザーボードがハイスペックかどうかを判断する方法としてはチップセットを調べればわかります。
※ パソコンを2台使って生配信することもある (2PC配信)
生配信・ゲーム実況を安定してするためにパソコンを2台使って配信をする方もいます。これを2PC配信といいます。
一つのパソコンでゲーム、もう一つのパソコンでキャプチャーや配信に使用することで安定したストリーミング配信をできるようになります。
2つのことを別々のPCでするので配信がかなり安定します。
「新しくスペックの高いパソコンを買おうと思ってもあまり高価なパソコンを買えない」という場合はこの方法を使えば安く済ませることができます。
1台のパソコンではスペック的に難しくても、2台のパソコンで分散させれば推奨スペックよりも低くても配信ができる可能性が高いです。
また2台PCがあれば配信中に突然パソコンの調子が悪くなった時にもう1台のPCで配信できるのでリスク分散にもなります。
ゲーム実況・生配信向けオリジナルパソコンをBTOショップで作る方法
BTOショップはパソコンを注文するときにパーツを細かく決めることができるパソコンショップです。パソコンに詳しくなくてもパーツを入れ替えるだけで簡単に注文できます。
BTOパソコンなら使用目的に合わせてパソコンを作ることができるのでコストパフォーマンスが高いです。
サイコムでライブ配信向けのパソコンを作る方法
①基本構成を選ぶ

サイコムでは基本構成モデルから幅広くカスタマイズできるパソコンは多いです。
ライブ配信・ゲーム配信で使用するパソコンはカスタマイズしてゲーム配信に向いているパソコンにすることが必要です。
基本的にはどの基本構成を選んでもライブ配信向けにカスタマイズできます。
生配信におすすめの基本構成パソコンにはゲーミングPCのG-Masterシリーズの中でも「G-Master Spear 」あたりがおすすめです。
こちらはゲーミングPCなのでゲーム配信に向いているパソコンにカスタマイズしやすくなっています。
またはデュアル水冷PCの「G-Master Hydroシリーズ 」もすすめです。
デュアル水冷はサイコムがこだわっているCPUとGPUを別々に冷やせる水冷PCです。
もしCPUやGPUをフルパワーで使用したい方、パソコンの熱で動作を不安定にしたくない方はおすすめです。
他にもクリエイター向けパソコン「Leptonシリーズ」の動画編集向けモデル「Lepton Motion Pro [Z790/D5] 」もおすすめです。
この基本構成はカスタマイズしていない状態でも動画編集ができるレベルのハイスペックな性能になっています。アーカイブを編集したい方などにおすすめです。
サイコムにはGPUに「NVIDIA Aシリーズ」「NVIDIA Tシリーズ」などの価格の高い業務向け・企業向けGPUを搭載しているものもあるので注意してください。
ゲームや生配信には向いていません。GeForceシリーズの搭載がおすすめです。
その他におすすめのBTOパソコンはカスタマイズの幅が広い「スタンダードモデル」です。その中でも特にAdobe製品に最適な「Intel CPU 採用モデル」の「スタンダードモデル Radiant [GZ3400Z790/D4] 」がおすすめです。
スタンダードモデルはほとんどのパーツをフルカスタマイズに近いくらい交換できます。
またスタンダードモデルは同じ性能にした場合、他の基本構成モデルより安くなりコスパが高くなるのでおすすめです。
基本構成が決まったら「カスタマイズ・お見積り」ボタンをクリックします。
②カスタマイズをする

パーツを選択すると左側に「詳細」というボタンが表示されます。クリックすると各パーツの詳しい解説が表示されます。
CPU
CPUはパソコンの動作全般を担当するパーツです。
データを読み書きしたり、画面を表示したり、エンコードをしたりするときなどパソコンの動作のほとんどをCPUを使用します。
なのでCPUの性能によってパソコンのほとんどの動作が軽くなったり重くなったりします。
重い動作を同時にする必要があるライブ配信・ゲーム配信はCPUの性能が高くないと動作が不安定になりやすいです。
ライブ配信をする場合、CPUはできれば「Core i9」がおすすめです。
CPUの選び方の目安ですが、ゲーム配信をしたい多くの方はCore i9-13900(K, F)がおすすめです。
もしコストを抑えたいとしても第13世代Core i7-13700(K, F)、第12世代Core i9-12900(K,F)あたりまででしょう。
ゲーム配信をあまりしないという方は第12世代Core i7-12700(K, F)でも可能です。ここが最低ラインです。
ライブ配信・ゲーム配信ではCPUの性能はものすごく重要なのでCPUでコストを抑えすぎるのはよくありません。
Core i7でも7万円前後、Core i9でも9万円前後と数万円しか変わりません。一方でGPUは安いGeForce RTX 3050は3万円前後、高いGeForce RTX 3080だと20万円前後します。コストを削るならGPUでしょう。
型番の後ろにKがついているものはクロックが高く、Kがない製品よりも性能が少し高いものです。個人的にはKがついているものがおすすめです。
型番の後ろにFがついているものは内蔵GPUがない代わりに価格が安くなっているものです。GPUを搭載させた場合必要がないのでFの搭載がおすすめです。
メモリ
メモリは読み込んだデータや処理中のデータを一時的に保存しておくパーツです。
特にライブ配信・ゲーム配信をする場合、最低でも32GB以上搭載させるのがおすすめです。
安定した生配信をしたい方は64GBがおすすめです。
メモリはソフトを同時に起動すればするほど消費します。一度に複数のソフトを同時に使用するゲーム配信ではメモリ容量を多めに入れておいたほうがいいでしょう。
SSD・HDD
SSDの容量は最低でも1TB以上にするのがおすすめです。
サイコムではSSDを3つまで搭載させることができます。
SSDだけを搭載してももちろん構いませんが、SSDとHDDでは同じ容量だとHDDの方が値段が安いです。
HDDは読み込みが遅いですが、値段が安いことと壊れにくいので大容量データの保存やバックアップに向いています。
また一部の基本構成ではSSD1のデフォルトに「▼2.5インチSSD (SATAタイプ)▼」を搭載されているものがあるので、「▼M.2 SSD (PCI-E4.0対応 NVMe)高速次世代SSD▼」にカスタマイズするのがおすすめです。
なので個人的には以下のように搭載することがおすすめです。
ストレージ | 容量 | 目的 |
---|---|---|
SSD①(NVMe Gen4、Gen3) | 1TB以上 | OSやソフトのインストール用、 |
SSD②(NVMe、SATA) | 1TB以上 | よく使うデータなど |
HDD | 2TBなど | あまり使わないデータ、バックアップ用 |
SSDを搭載させずにHDDのみにしてしまうとパソコンの動作が遅くなるので全くおすすめできません。
ビデオカード
グラフィックボード(ビデオカード)は画面を表示するパーツです。
またグラフィックボードに搭載されているGPUを使って3Dを表示したり、画像関係の処理をCPUの代わりに手助けをしたりします。
GPUは特にゲームをする時によく使います。
ゲーム以外にもエンコードをしたり、映像を取り込んだり、動画編集で映像にエフェクトを掛けたりするときなどのグラフィック関係の処理でも使用します。
ただゲームをするだけならGeForce RTX 3060以上のGPUでも可能です。
ですがゲームをしながら配信する「ゲーム配信」をしたい場合は、もう少し性能が高いものがあったほうがいいでしょう
ゲーム配信には「GeForce RTX 3070」以上の性能のGPUがおすすめです。
できれば「RTX 3070 Ti」、「RTX 4070」以上あると安定したゲーム配信ができるでしょう。
ケース

サイコムではカスタマイズでPCケースの交換ができます。特にスタンダードモデルの場合は15種類前後の中から選ぶことができます。
詳細をクリックするとカスタマイズできるケースの詳細を見ることができます。
電源
電源は信頼性の高いものを搭載させることをおすすめします。電源が壊れると他のパーツも壊れてしまう可能性があります。
Gold、Platinum、Titaniumと書かれている電源がおすすめです。
性能が高いGPUを選んだ場合、電力が高い電源が必要になることがあります。
OS
Windows 11 Proがおすすめですが、Homeでも構いません。Homeは一部機能が制限されていますが、普段ほとんど使わない機能ばかりです。
その他
それ以外は基本的にどれを選んでも自分のスペックのあったパソコンになっているので自由に決めて構いません。
「上記の内容で、お見積り・ご注文へ進む」をクリックするとこのパーツで注文できます。
アークでゲーム実況・生配信向けパソコンを注文する方法



「パソコンSHOPアーク」は カスタマイズの幅が広いBTOパソコンショップです。
パソコンSHOPアークではスペックの高いパソコンを注文できたり、スタイリッシュなパソコンケースが用意されています。
基本構成を選ぶ方法

検索で基本構成を絞る
メニューの「検索」をクリックすると検索ページが表示されます。
アークは基本構成がとても多いので検索で絞ってから選ぶのがおすすめです。
アークはカスタマイズの幅が広いBTOショップなので検索である程度絞ればカスタマイズページで自分の好きなスペックにすることができます。 ただしアークではパソコンケースを交換できる基本構成と交換できない基本構成があります。
筐体を選ぶ
筐体の種類の変更(コンパクトからフルタワーなど)はできないのでここで選びます。
基本的にはフルタワー・ミドルタワーを選びます。ゲーム実況配信向けのパソコンには性能の高いマザーボードを使えるフルタワー・ミドルタワーがおすすめです。
スリム、マイクロタワー、キューブなどを選ぶとマザーボードの性能が低いものが多いのでグラフィックボードやメモリがつけられなかったりするのでおすすめできません。
ゲーム実況・配信用のパソコンにはスペックの高いATAのマザーボードが搭載できるフルタワー、ミドルタワーがおすすめです。
CPUを選ぶ
CPUは後からカスタマイズすることができますが、性能の近いスペックのCPUにしかカスタマイズできない基本構成もあるのでここである程度絞ります。
Core i7、Core i9、Ryzen 7、Ryzen 9あたりを選びます。
グラフィックを選ぶ
グラフィックボードは性能が幅広いのでここである程度絞ります。
ゲーム実況をしない方は「GTX1660 SUPER」「RTX 3050」あたりを複数選択します。
ゲーム実況をしたい方や3D・VRを使用したい方は「RTX 3070」「RTX 4070」「RTX 4070 Ti」あたりを選択するといいでしょう。
基本構成を選ぶ
ある程度絞れたので基本構成を選びます。後でカスタマイズするので使いたいパーツと多少違っても構いません。
使いたいパソコンケースがもしあればここで選ぶといいでしょう。
「カスタム・見積もり」をクリックするとカスタマイズページに移動します。
ゲーム実況・生配信向けにカスタマイズする方法

OS
OSはWindows 11 Homeでも構いませんが多少の制限があります。
制限なしのOSが欲しい方はPro、コストを抑えたい方はHomeを選べばいいでしょう。
CPU
CPUの欄の右側の「カスタマイズ」をクリックするとCPUを変えることができます。
ゲーム実況をしたい方や3D・VRを使用したい方、動画編集をしたい方は「Core i7」や「Ryzen 7」以上を選びます。
配信を安定させたい方やエンコードを早くしたい方は「Core i9」、「Ryzen 9」がおすすめです。
ゲーム配信をしない方でも「Core i7」や「Ryzen 7」選びます。
マザーボード
マザーボードを変えることができます。
安いものに交換するとグラフィックボードやメモリなどが取り付けられなくなる可能性があります。
よくわからなければそのままでも構いません。
メモリ
「メモリ」のところで容量をカスタマイズができます。
ゲーム実況をしたい方や動画編集をしたい方は32GBがおすすめです。
コストを抑えたい方でも最低16GBは必要です。
グラフィックスカード
3Dゲームをしたい方や3D・VRを使いたい方は「RTX 3070」以上のものがいいと思います。
ゲーム実況をしない方でも「GTX1660 SUPER」、「RTX 3060」あたりのスペックのものを備え付けておくのがいいと思います。
OS用ストレージ
「OS用ストレージ」には480GB以上のSSDを搭載することをおすすめします。SSDにOSやソフトをインストールすると起動が早くなるのでおすすめです。
動画データーはサイズが大きいので容量も多めに必要です。
データ保存用としてHDDを2TB以上つけることをおすすめします。
ケース

ケースの欄の右側に「カスタマイズ」が表示されていればケースを変えることができます。
基本構成の中にはケースを交換できないものもあるので、ケースを変えたい場合は基本構成を変えます。
電源
「電源」にGOLD、PLATINUM、TITANIUMと書かれているものに変えることをおすすめします。
電源が壊れると他のパーツも壊れてしまう可能性があるので、性能が高く信頼性が高いものを搭載することをおすすめします。
その他
それ以外は自由に選んで構いません。
右の欄の「構成を決定する」をクリックすると選んだ構成でパソコンを注文できます。
配信を重くなりにくくするおすすめの機材
NURO光などの光回線

高画質な映像を配信に乗せるには高速なインターネット回線が必要です。
特に高速な「NURO 光」のインターネット回線がおすすめです。ゲーム実況をする方はよくNURO光に乗り換えています。
ネットの速度が安定していない方は乗り換えをおすすめします。安定した回線になるまでプロバイダーを変えたほうがいいです。
もしNURO光がサービス提供エリア外の場合は「auひかり」、「ソフトバンク光」、「ドコモ光」あたりがおすすめです。
こちらのページで光回線の選び方を詳しく解説しています
NURO光について詳しく見るにはこちら
キャプチャーボード
ビデオキャプチャーボード(キャプチャーデバイス)はゲーム機などパソコン外からの映像を取り込むための機材です。
キャプチャーボードにはソフトウェアエンコードのものとハードウェアエンコードのものがあります。
ハードウェアエンコードのキャプチャーボードの場合ボード本体でエンコードするため、パソコンのCPUの負担は少なくなりますが、映像が必ず遅れるためにゲーム実況配信には不向きです。またハードウェアエンコードの場合画質も悪くなります。
ソフトウェアエンコードのほうが画質をきれいにエンコードできるのでソフトエンコードの製品をおすすめします。
またソフトエンコードでも完全には遅延をなくすことは難しいので、タイミングが重要なゲームをする場合「パススルー機能」を搭載しているキャプチャーボードを選ぶことをおすすめします。
AVerMedia / GC550 PLUS

AVerMediaの「GC550 PLUS」は現在もっとも定番のキャプチャーボードです。
4Kパススルー機能搭載、ソフトウェアエンコードの製品です。最大入出力解像度は3840 x 2160(60fps)まで対応してます。
Elgato / HD60S+

Elgatoの「HD60S+」もよく使われているキャプチャーボードです。
ソフトウェアエンコード、4K60パススルー対応です。
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