Photoshopに最適なパソコンを買う方法!目的に合わせたスペックと選び方!


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最終更新日:2024年3月19日

Photoshopの画面

Photoshopに最適なパソコンを買う方法

このページではPhotoshopが使えるパソコンの選び方を解説していきます。

このページは【解説編】【紹介編】の二部構成となっています。

【解説編】でPhotoshopが使えるパソコンの選び方の解説をし、【紹介編】でPhotoshopが快適に使用できるパソコンを紹介しています。

「パソコンを買う時にPhotoshopが使えるかどうか心配」という方や「パソコンの違いがよくわからない」という方にも分かるように解説しているつもりです。

よくわからない方は【紹介編】で紹介するおすすめのパソコンを買えばすぐにPhotoshopが使えるパソコンを手に入れることができます

Photoshopとは【解説編】

Photoshop(フォトショップ)」は世界で最も有名な画像編集・イラスト制作・写真編集ソフトです。

1990年に発売されてから今までずっと定番の画像ソフトで、プロからアマチュアまで世界中のデザイナー、イラストレーター、フォトグラファーなどのクリエイターの方々に使われています。

Photoshopについて詳しく知りたい方はAdobeのページを参考にしてください

Photoshopが使えるパソコンと普通のパソコンの違いは「スペック」

DTPをする人

スペックを見れば
Photoshopが
使えるかどうか
分かる

Photoshopが使えるかどうか確認するには「4つのスペック」を見る!

何も考えずに家電量販店でパソコンを買うと「Photoshop」が使えない可能性があります。

Photoshopを使うには普通のパソコンよりも性能が高めのパソコンが必要です。

家電量販店で適当にパソコンを買ってしまうとPhotoshopを使う時に重くなったりフリーズしてしまったりする可能性があります

パソコンを買う前には必ず性能をチェックする

パソコンを買う前にはPhotoshopが使える性能があるかどうか確認しなければなりません。

パソコンの性能は使用されているCPU、メモリ容量などを見ればわかります。パソコンの性能は使用されているパーツでほぼ全て決まるからです。

パソコンの商品説明欄には使われているCPUやメモリ容量などの「スペック」が必ず書かれています。なので事前に確認することが必要です。

確認する4つのスペックとは

Photoshopを使えるパソコンかどうか判断するために最低でも確認する必要があるスペックは4つあります。

  • CPU
  • メモリ容量
  • SSD・HDD容量
  • グラフィックボード(GPU)

この4つをパソコンを買う前に確認しておかなければなりません。

詳しい解説は後ほどしていきます。

ノートPCが欲しい方はこちら

基本的にはノートPCよりもデスクトップPCがおすすめです。ノートPCはデスクトップPCよりも性能が低く、性能の割に価格が高いなどデメリットが多いです。

ですがノートPCの利便性を求めている方や、メインパソコンが使えないときのサブとしてノートPCが欲しい方もいると思います。

ただしノートPCの場合、性能・スペックがどのくらいあるのか判断するのがデスクトップPCよりも難しいです。

ノートパソコンとデスクトップPCではパソコンの選び方がかなり違います。このページではデスクトップPCの選び方を紹介しています。

ノートPCでPhotoshopが使用できるノートPCが欲しい方はこちらのページを参考にしてください

※ Adobe Creative Cloud推奨スペックパソコンとは

Adobe Creative Cloud推奨パソコン

Adobe Creative Cloud推奨パソコンというものが販売されています。

Adobe CC向けパソコンは主にBTOパソコンショップにあります。BTOとはBuild to Orderの略で、要するに注文を受けてから組み立てる受注生産ということです。

注文を受けてから組み立てるので一般的なパソコンよりも使用目的にかなったパソコンを作ることができます。

BTOパソコンショップにあるAdobe Creative Cloud推奨スペックパソコンを注文すればPhotoshop CCなどのAdobe CC製品を使用できるパソコンがすぐに手に入ります

Photoshop向けのAdobe Creative Cloud推奨パソコンはこちらにあります

ただしAdobe Creative Cloud推奨スペックパソコンと書かれているパソコンはスペックが高すぎたり低すぎたり、また価格も割高なパソコンもあります。

このページで紹介するおすすめパソコンや、このページで解説したとおりにBTOパソコンショップでパーツを組み合わせて作ったほうがコスパは高いです。

※ クリエイターパソコンとは?

BTOショップや一部のパソコンメーカーで「クリエイターパソコン」というものを販売しているのを見たことがあるかもしれません。

クリエイター向けPCは基本的には普通のパソコンと同じです。違いは画像編集ソフトや動画編集ソフト、イラスト制作ソフトなどのクリエイター系制作ソフトを使用するのに最適なスペックになっているところです。

クリエイター向けソフトを使用するパソコンには「高い性能のCPU」と「ある程度の性能のGPU(グラフィックボード)」が必要です。

パソコン工房などのBTOパソコンショップにはクリエイター向けPCが用意されています。

クリエイターパソコンはクリエイティブソフトを使用するのに最適な性能でコストパフォーマンスも高いのでおすすめです。

Photoshopを使うパソコンに「4つのスペック」が満たされているか確認する

カメラとパソコン

Photoshopが使える
「4つのスペック」
とは?

Photoshopが使えるパソコンかどうか判断するには「4つのスペック」を見ればわかります。

Photoshopに必要な4つのスペックを簡単にまとめると以下のようになります。

CPUCore i7がおすすめ。最低でもCore i5以上は欲しい
メモリ32GBがおすすめ。最低16GB以上
SSD・HDD2TB以上がおすすめ
GPUGeForce RTX 3050あたりの性能がおすすめ

どうしてこのスペックがおすすめなのか理由を下で説明していきます。

①CPU(プロセッサー):Core i7がおすすめ

おすすめCPUの選び方
・Photoshopを快適に使いたい方:
Core i7、Ryzen 7以上。
相性のいいCore iシリーズがおすすめ
・コストを抑えたい方:
最低Core i5、Ryzen 5以上。
できれば「Core i5-13600K」以上
🔽 CPUの性能一覧(クリック・タップで見る)
性能(スコア)第13世代Core i第14世代Core iRyzen 5000Ryzen 7000その他
(ノートPC用など)
64000Ryzen 9 7950X
61000Core i9-13900KSCore i9-14900K
60000Core i9-13900K
55000Core i9-14900
53000Core i7-14700K
52000Ryzen 9 7900X
50000Core i9-13900Ryzen 9 7900
46000Core i7-13700KCore i7-14700Ryzen 9 5950X
45000Core i9-13900HX
40000Core i7-13700Core i5-14600KRyzen 9 5900XApple M3 Max
38000Core i5-13600KCore i5-14600
37000Ryzen 7 7700X
35000Core i5-14500Ryzen 7 7700Core i7-13700HX
33000Ryzen 7 7745HX
32000Core i5-13500Core i7-13650HX
30000Core i5-14400Core i9-13900H
Ryzen 9 7940HS
29000Core i9-12900H
28000Ryzen 7 5800XRyzen 5 7600XRyzen 7 7840HS
27000Ryzen 7 5700XRyzen 5 7600Core i7-12700H
26000Core i5-13400Ryzen 7 5800Core Ultra 9 185H
Core i7-13620H
Apple M3 Pro
Apple M2 Max
25000Ryzen 7 5700GRyzen 9 6900HX
24000Core Ultra 7 155H
23000Ryzen 9 5900HX
22000Ryzen 5 5600XRyzen 7 6800H
Core i5-12500H
21000Ryzen 5 5600Ryzen 7 6800U
Ryzen 7 5800H
Apple M2 Pro
20000Ryzen 5 5600G
Ryzen 5 5500
Core i7-11800H
18000Core i7-1270P
Apple M3
17000Core i7-1260P
16000Ryzen 7 5700U
Ryzen 5 7530U
15000Core i3-13100Ryzen 5 5600U
Apple M1
Apple M2
14000Core i5-1235U
13000Ryzen 3 5300G
12000Core i7-11370H
11000Core i7-1185G7
*は速報値、予想値です

CPUの性能が高いほど作業がしやすい

CPUはパソコンでする作業のほとんどを担当します。なのでCPUの性能によってパソコン全体の動作の重さや処理が完了するまでの時間が変わります。

性能が高いCPUになると、例えばフィルターをかける時間が短くなるので微調整しながら何度もかけやすくなったり、レイヤーの数が増えても重くなりにくくなったりします。

CPUの性能が低いと処理待ち時間が多くなったり、パソコンの動作がカクカクしてフリーズしやすくなったりデータが壊れてしまいやすくなります。

つまりCPUの性能が高いほど創作がしやすくなるということになります。他のパーツを価格の低いものにしてでもCPUにお金をかけたほうがいいです。

Photoshopを使用する時に安定した動作を求める方はCore i7、Ryzen 7以上のCPUを選ぶといいでしょう。Core i7以上なら軽い動画編集も可能なのでおすすめです。

Photoshopには「Core i7、Ryzen 7」あたりの性能のCPUがおすすめ

基本的にはCore i7を選べば十分Photoshopを使用できる性能があります

Premiere Proのような動画編集ソフトはCPUの負担が大きいソフトですが、それと比べてPhotoshopのような画像編集・イラスト制作ソフトは軽めのクリエイティブソフトなのでCore i5でも使用することはできます。

ですがレイヤーを増やしたり長く使用し続けたりしても安定した動作を求めるならやはりCore i7がおすすめです。

PhotoshopにはIntel Core iシリーズがおすすめ

Intel Core 14th Gen Processors Content Creation Review “https://www.pugetsystems.com/labs/articles/14th-gen-intel-core-processors-content-creation-review/”

Adobe製品はIntel CPUと相性がいいと言われています。

Core iシリーズはPhotoshopを使用するPCにおすすめです。

実際にPuget Systemsによる「Intel Core 14th Gen Processors Content Creation Review」に書かれているベンチマークを見ると第14世代Core iシリーズの「Core i7-14700K」だけでなく、前世代の第13世代Core iシリーズの「Core i7-13700K」でさえもRyzen 7000シリーズの「Ryzen 9 7950X」よりも高いスコアを出しているなど、Core iシリーズが優勢となっています。

★CPUの選び方:多くの方には最新のCore i7がおすすめ

多くの方は第14世代「Core i7-14700」「Core i7-14700K」あたりがおすすめです。

できれば快適に使用するには第13世代「Core i7-13700」以上の性能があるといいでしょう。

基本的には他のパーツの価格を下げても第14世代・第13世代のCore i7にすることがおすすめです。

もし価格を抑えたい方でも「Core i5-13600K」以上の性能のCPUを選びたいです。第13世代「Core i5-13600K」あたりなら性能がそこそこあるのでコストを抑えたい方は選んでもいいでしょう。

予算に余裕がある方はCPUにお金を掛けたほうがいいです。Core i9を搭載したPCもおすすめです。

CPUの型番にCore i7-13700Fなどの最後に「F」がついているものはCPU内蔵GPUが搭載されていない少し安い製品です。
基本的にグラフィックボードGPUを搭載していればCPU内蔵GPUはいらないので、少しでも安くしたい方は選んでも問題ありません。

CPUの型番にCore i7-13700KなどのKがついている製品はベースクロックが少し高い、性能が高いCPUです。
Kがついていない製品よりも価格が数千円高いですが、値段以上に性能が高くなるコスパが高いCPUなのでおすすめです。

②メモリ:最低16GB以上、おすすめは32GB以上

おすすめメモリ容量
・一般的な画像編集・イラスト制作をしたい方:
最低16GB以上、
32GB以上がおすすめ
・快適に使用したい方・たくさんのソフトを同時に使用したい方:
32GB~64GB

必要スペックより多めのメモリ容量が必要

メモリは読み込んだソフトや作業中のデータを一時的に保管しておくパーツです。

Photoshopではレイヤー数が多いデータを開いたり、高解像度の画像データを開いたりするとメモリをどんどん使用します。

なのでメモリ容量は最低16GB以上、できれば32GB以上がおすすめです。

※Photoshopの推奨スペック表にはRAMが「8 GB」と書かれていますが8GBでは少ないです

メモリ容量は32GBがおすすめ

また必要スペックというのはそのソフトだけを使う時のスペックです。

Photoshopだけを使う場合は8GBや16GBでもいいかもしれませんが、実際にはパソコンで資料などを見るために別のソフトを起動しながら作業をしたりすると思います。

そのように使う方の場合も32GB以上がおすすめです。

レイヤーをたくさん使用する方や複数の画像を同時に開きたい方、他のソフトを同時に使用しても快適に使用したい方は32GB以上あるといいでしょう。

③グラフィックカード:GeForce RTX 3050あたりがおすすめ

おすすめGPU
・一般的なPhotoshopユーザー:
「GeForce RTX 3050」「RTX 3060」「GTX 1660 SUPER」あたり
・Photoshopを重くなりにくくしたい方:
「RTX 4060」以上
・動画編集やゲーム、3D・VRをしたい方:
「RTX 4060 Ti」以上
・コストを抑えたい方:
「GTX 1650」あたり
🔽 グラフィックボード・GPUの性能一覧(クリック・タップで見る)
性能(スコア)GeForce GTX 16GeForce RTX 30GeForce RTX 40その他業務用
39000RTX 4090
35000RTX 4080
34000RTX 4070 Ti SUPER
32000RTX 4070 TiRX 7900 XTX
31000RTX 4070 SUPER
30000RTX 3090 TiRX 7900 XT
27000RTX 3090RTX 4070
26000RTX 3080 TiRX 6900 XT
25000RTX 3080RX 6800 XTRTX A6000
24000RTX 3070 TiRTX A5000
23000RTX 4060 Ti
22000RTX 3070RX 6800
21000RTX 3060 Ti
20000RTX 4060RX 6700 XTRTX A4500
19000RX 6700RTX A4000
17000RTX 3060RX 6600 XT
15000RX 6600RTX A2000
13000GTX 1660 SUPERRTX 3050
12000GTX 1660 Ti
11000GTX 1660
9000GTX 1650 SUPERRX 6500 XT
Arc A770
8000GTX 1650RX 6500
Arc A750
T1000
7000RX 6400T600
4000GT 1030T400
*は速報値、予想値です

グラフィックボードとはグラフィックを表示するためのパーツです。

グラフィックボードの中には3D関係やグラフィック関係の処理を担当するGPUというものが搭載されていて、GPUの性能によってGPUを使用する機能の処理速度が変わります

Photoshopでは「遠近法ワープ」などの一部機能を使用する時、ぼかしなどのエフェクトを掛ける時、エンコードをするときなどに使用します。

必要スペック要件はグラフィックボードの欄に「4GBのGPUメモリ」と書かれています。

GPUメモリが4GB以上あるグラフィックボードはGeForce GTX 1650以上のものです。

PhotoshopではGPUが使えないと一部機能が使用不可能になる

引用元:”Photoshop のどの機能がグラフィックプロセッサーを使用しますか?

Photoshopはグラフィックカード(GPU)が利用できないパソコンでは「3D機能」や「遠近法ワープ」、「フリックパン」などの機能が使用不可になります。パソコンにはグラフィックボード搭載させることを強くおすすめします。

PhotoshopでGPUを使用する機能、GPUなしでは動作しない機能についてはこちらのページに書かれています。

★GPUの選び方:GeForce RTX 3050前後の性能がおすすめ

最低でも「GeForce GTX 1650(PassMarkスコア:7,877)」程度のグラフィックボードがあったほうがいいでしょう。

おすすめのGPUは

  • RTX 3050(PassMarkスコア:12,881)
  • GTX 1660 SUPER(PassMarkスコア:12,779)

あたりです。

3D機能や画像編集の動作を快適にしたい方、動画編集などもしたい方は「RTX 4060 Ti」以上あるといいと思います。

※ 現在はAdobeのPhotoshop推奨スペック表にはGPU欄に推奨する機種は書かれていません。
ですが2019年ごろまで「以前のAdobe公式のPhotoshopの必要システム構成」ページに推奨GPUとして「nVidia GeForce GTX 1050 または同等。nVidia GeForce GTX 1660 または Quadro T1000 を推奨。」と書かれていました。

こちらのGPUは古い機種ですし、最新のGPUはほぼ全て「GTX 1050(PassMarkスコア:5,057)」や「GTX 1660(PassMarkスコア:11,695)」以上の性能があるGPUがほとんどなので機種を指定されなくなったと思われます。
やはりPhotoshopを使用するPCには性能的にRTX 3050以上、GTX 1660 SUPER以上のGPUの搭載がおすすめです。

またCPU内蔵グラフィックは未だにGTX 1050以上の性能はない(第14世代Core iシリーズのCPU内蔵グラフィックは「UHD Graphics 770(PassMarkスコア:1,800)」)ので、やはりGeForceなどのGPU搭載グラフィックボードを搭載することが必要です。

④SSD・HDD:容量1TB以上がおすすめ

必要要件の「3.1 GB 以上の空き容量のあるハードディスク」はPhotoshopのインストールに必要な容量です。Photoshopは3.1GBだけしか容量を使わないという意味ではありません。

実際にはPhotoshopで作ったデータを保存したり、他のソフトのデータも使ったりするので最低でも500GB、できれば1TB以上はほしいところです。

※パソコンには動作に必要なデータ(Windows OSに必要なソフトなど)が入っているので、実際に自由に使用できる容量はパソコンの商品説明欄に書いてある容量より少なくなります

ストレージの選び方:SSDを最低500GB以上

SSDとHDDではSSDのほうがデータの読み書きが早いのでおすすめです。SSDにOSをインストールするとパソコン全体の動作が早くなります。

近年はSSDのみの搭載となっている製品がほとんどになっています。

SSDにはM.2 NVMe接続のものとSATA接続のものがある:M.2 NVMe接続のほうが速い

最近のパソコンはほとんどがNVMe接続のSSDを搭載しています。

ですが「SSDが複数搭載されている場合」や「BTOショップのカスタマイズでSSDを増設する場合」などにSATA接続のSSDが選ばれていることがあります。

SSDにはM.2 NVMe接続のものとSATA接続のものがあります。M.2 NVMe接続のSSDのほうが読み込み・書き込み速度が速いのでおすすめです。

近年SSDは読み込み・書き込み速度が高速化しています。

SATA接続の読み書き速度は最大約550MB/sですが、NVMe PCIe Gen 3は約3000MB/s、新しいNVMe Gen4は約7000MB/sと10倍以上の差が出ています。

できるだけNVMe接続のSSDを搭載させるのがおすすめです。

SSD・HDD両方搭載させるのもおすすめ

基本的にはSSDを搭載させたほうがいいですが、HDDは価格が安いので費用を抑えて容量を増やしたい方はHDDも搭載させるのがおすすめです。

またHDDは耐久性がSSDよりも高く壊れにくいのでバックアップに向いています。

SSDとHDDの両方を搭載した場合、

  • SSD:OSやソフトをインストール、よく使うデータ
  • HDD:古いデータの保存用、バックアップ

などのように使い分けるとパソコンの動作を快適にしながら容量を多くできるのでおすすめです。

容量が足りなくなったらUSBの外付けSSD・HDDでかんたんに増設できるのであまり深く悩まなくてもいいです。

ただしHDDの読み書き速度は約175MB/sとなっていてSATA接続SSDの3分の1程度しかないので注意してください。

※ 写真をRAWデータ現像したい方はさらに高いスペックが必要

おすすめRAW編集向けスペック
  • CPU:最低でもCore i7・Ryzen 7以上
  • メモリ:最低32GB以上
  • SSD・HDD:2TB以上
  • グラフィックボード:「RTX 3060」以上がおすすめ
  • デスクトップPCをおすすめ

Photoshopで一般的な画像編集・イラスト制作をするなら前で書いたスペックで十分ですが、写真データをRAW形式で編集したい方の場合はさらに性能の高いパソコンが必要です。

RAWはデータ量がとても大きいのでパソコンで編集する時にかかる負担が普通の画像データよりも大きいです。

CPUはCore i7、Ryzen 7以上がいいでしょう。できればCore i9、Ryzen 9も検討したほうがいいです。

メモリも32GBは必要です。SSD・HDDも多めに備え付けたほうがいいでしょう。

※参考 Adobe公式によるPhotoshopの必要スペック要件はこちら

ほとんどのソフトウェアには使用するのに必要なスペックが書かれています。Photoshopの場合でもAdobeの公式サイトにパソコンの必要要件が書かれています。

必要構成おすすめ
プロセッサー64 ビットをサポートしている Intel® または AMD プロセッサー(2 GHz 以上)SSE 4.2 以降
オペレーティングシステムWindows 10(64 ビット)バージョン 1809 以降(LTSC バージョンはサポートされていません)
RAM8 GB16 GB以上
グラフィックカード
  • DirectX 12 をサポートしている GPU
  • 2 GB の GPU メモリ
  • DirectX 12 をサポートしている GPU
  • 4K 以上のディスプレイの場合は 4 GB の GPU メモリ
Photoshop グラフィックプロセッサー(GPU)カードに関する FAQ
を参照してください。
ハードディスク容量4 GB の空き容量のあるハードディスク(インストール用に追加の容量が必要)4 GB の空き容量のあるハードディスク(インストール用に追加の容量が必要)
  • アプリケーションのインストール用の高速内蔵 SSD
  • 仮想記憶ディスク用の個別の内蔵ドライブ
Photoshop の必要システム構成

必要要件というのはそのソフト(Photoshop)を動作させるのに必要なパソコンのスペックです。

必要要件よりも高いスペックのパソコンならばPhotoshopを使うことができるパソコンということになります。

実際には必要要件以上にスペックが必要

必要スペックは逆に言えば必要スペックより性能の低いパソコンでは使うことができないということになります。つまり必要スペックはソフトが動くギリギリの最低レベルのスペックになります。

Photohopの必要スペックもPhotoshopが動く最低レベルのスペックが書かれているだけということになります。

なので実際にはPhotoshopを快適に動かすには必要スペックよりもさらに性能が高いパソコンが必要ということになります。

必要要件と同じスペックでは性能が低すぎる

必要要件と同じレベルのスペックのパソコンはPhotoshopが動作はしますが、処理にとても時間がかかったり、使用しているうちに動作が不安定になってしまいます。

例えば必要スペック要件にはプロセッサー(CPU)は「2 GHz 以上のプロセッサー」と書いてありますが、これはかなりスペックが低いです。

確かに2Ghz程度のCPUでもPhotoshopは動きますが動作がとても遅くなります。このレベルではウェブサイトを見たり動画再生をするだけでも支障が出るレベルです。最低でも3Ghz以上はないとエフェクトを掛けたりデータを読み書きするときなどに時間がかかります。

推奨スペックのほうが実際に使えるスペックに近い

必要スペックの他に「推奨スペック」というものが書かれているソフトもあります。推奨スペックを見ると快適にソフトを使える性能が分かるということになります。

Photoshopの場合は「おすすめ」と書かれているところが推奨スペックになるでしょう。

ですがPhotoshopには推奨スペックが一部しか書かれていないので、どのくらいのパソコンを買えばいいか迷うかもしれません。なので上で書いたおすすめのスペックを見て参考にしてください

【紹介編】おすすめのPhotoshop向けパソコン紹介★

graphical user interface, website

クリエイターパソコン SENSE∞【パソコン工房】

パソコン工房「クリエイターパソコン SENSE∞」

パソコン工房」は実店舗が60店以上ある大手のBTOパソコン・PCパーツショップです。

BTOショップには実店舗がなくネットだけで運営しているところも多いですが、パソコン工房では店舗があるので店で直接専門の店員による修理やサポートを受けられるというメリットがあります。

パソコン工房にはクリエイター向けパソコンの「SENSE∞」シリーズがあります。SENSE∞の特徴はコスパが高いところと基本構成パソコンモデルがたくさんあるところです。カスタマイズしなくてもそれぞれの方に最適なパソコンを選ぶことができます。

おすすめ①:SENSE∞ [第14世代Core i7 (non-K)搭載]

PhotoshopにおすすめのPCは「クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-M37M-147F-RBX]」です。

名前クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-M37M-147F-RBX]
CPUCore i7-14700F(PassMarkスコア:46,682)
グラフィックGeForce RTX 3060(PassMarkスコア:17,098)
メモリ16GB
SSD500GB (NVMe対応 M.2 SSD)

となっているのでPhotoshopを使用するのに最適な性能です。

さらにカスタマイズでメモリ容量を32GB・64GBにしたり、SSDを1TB・2TBなどに増設することもできます。

メモリやSSDの容量が少なめなのでカスタマイズで増設することがおすすめです。

おすすめ②:SENSE∞ [第14世代Core i7K搭載]

さらに性能の高いPCが欲しい方は「クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-F079-LC147KF-RBX]」がおすすめです。

名前クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-F079-LC147KF-RBX]
CPUCore i7-14700KF(PassMarkスコア:53,435)
グラフィックGeForce RTX 3060(PassMarkスコア:17,098)
メモリ16GB
SSD1TB (NVMe対応 M.2 SSD)

CPUに第14世代「Core i7-14700KF」が搭載されているのでPhotoshopを満足に使用できます。

第14世代Core i7-14700KFはCore i7-14700Fよりもさらに性能が高いです。なのでRAW現像をしたい方や動画編集ソフトを使用したい方にもおすすめです。

カスタマイズでSSDやメモリの増設をすることがおすすめです。

おすすめ③:SENSE∞ [第14世代Core i5搭載]

コストを抑えたい方は「クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-M37M-144F-LAX]」がおすすめです。

名前クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-M37M-144F-LAX]
CPUCore i5-14400F(PassMarkスコア:25,713)
グラフィックGeForce RTX 3050(PassMarkスコア:12,881)
メモリ16GB
SSD1TB (NVMe対応 M.2 SSD)

このPCにはCPUに第14世代「Core i5-14400F」とGPUに「GeForce RTX 3050」が搭載されているので安くなっていますが、性能的にはPhotoshopを十分使用できます

メモリやSSDの容量が少なめなのでカスタマイズで増設することがおすすめです。

メモリは32GB以上、SSDが1TB以上あったほうがいいですが、それ以上増やすこともできるので予算に合わせて自由に増設することができます。


パソコン工房で詳しく見るにはこちら

クリエイターパソコンDAIV【マウスコンピューター】

マウスコンピューター」にはクリエイターパソコンの「DAIV」シリーズがあります。

DAIVは本体にキャスターがつけられたり、リムーバルディスクを搭載させることができるなど、クリエイターの方が使用するのに便利なパソコンとなっています。

またDAIVシリーズの中には「Adobe Creative Cloud 推奨スペックパソコン」も用意されています。

Adobe CC推奨パソコンには「写真編集/イラスト作成/DTP/WEBデザイン向けパソコン」などのコンセプトモデルがあります。PhotoshopやIllustrator、InDesignなどを使用するのに最適なスペックのパソコンになっています。

おすすめ①:DAIV FX-I7G60 [Core i7-14700F搭載]

おすすめのPCは「DAIV FX-I7G60 [Core i7-14700F]」です。

DAIV FX
名前DAIV FX-I7G60 [Core i7-14700F]
CPUCore i7-14700F(PassMarkスコア:46,682)
※Core i9-14900Fにカスタマイズ可
グラフィックGeForce RTX 4060(PassMarkスコア:19,675)
メモリ16GB
SSD1TB (NVMe Gen4×4)

スペック的にPhotoshopを快適に使用できます。

さらにカスタマイズ注文でCPUをCore i9-14900Fにしたり、メモリを32GB以上にしたり、SSDを増設したりできます。

おすすめ②:DAIV FX-I7G60 [Core i7-14700KF搭載]

さらに性能の高いPCが欲しい方は「DAIV FX-I7G60 [Core i7-14700KF]」がおすすめです。

DAIV FX
名前DAIV FX-I7G60 [Core i7-14700KF]
CPUCore i7-14700KF(PassMarkスコア:53,435)
※Core i9-14900KFにカスタマイズ可
グラフィックGeForce RTX 4060(PassMarkスコア:19,675)
メモリ32GB
SSD1TB (NVMe Gen4×4)

こちらはCPUにさらに性能の高い「Core i7-14700KF」が搭載されています。RAW現像をしたい方や動画編集をしたい方などにおすすめです。

さらにカスタマイズ注文でCPUをCore i9-14900KFにしたり、メモリやSSDなどを増設したりできます。

おすすめ③:DAIV FX-I5G1B [Core i5搭載]

コストを抑えたい方は「DAIV FX-I5G1B」がおすすめです。

DAIV FX
名前DAIV FX-I5G1B
CPUCore i5-14400F(PassMarkスコア:25,713)
※Core i7、Core i9にカスタマイズ可
グラフィックGeForce GTX 1650(PassMarkスコア:7,877)
メモリ16GB
SSD1TB (NVMe Gen4×4)

こちらはCPUに第14世代「Core i5-14400KF」とGPUに「GeForce GTX 1650」が搭載されているので安くなっています。

さらにカスタマイズ注文でCPUを「Core i7-14700KF」、「Core i9-14900F」などにしたり、メモリやSSDなどを増設したりできます。

「ハイスペックなCore i7以上のCPU」+「ミドルスペックGPU」の組み合わせのPCが欲しい方におすすめです。


マウスコンピューターのサイトで詳しく見るにはこちら

クリエイターPC(信頼性が高い・幅広いカスタマイズ)【ツクモ】

TSUKUMO「クリエイターPC」

ツクモ」は秋葉原で老舗として有名なパソコンショップ・PCパーツショップです。

パーツのメーカーを表示していていたり、全国の企業、大学、官公庁にもパソコンを搬入している信頼性の高いBTOパソコンショップとなっています。

eX.computerにはクリエイター&ワークステーション向けモデルの「クリエイターPC」シリーズがあります。

クリエイターPCの特徴はカスタマイズが幅広くコスパも高いところです。

基本構成モデルは少ないですが、その代わりカスタマイズで基本構成から自分の好みのスペックに変えていくというスタイルのBTOパソコンです。

おすすめ①:クリエイターPC [WA7J-G237/B]

Photoshopを使用するPCには「クリエイターPC [WA7J-G237/B]」がおすすめです。

名前クリエイターPC [WA7J-G237/B]
CPUCore i7-14700K(PassMarkスコア:53,745)
※Core i9-14900Kなどにカスタマイズ可
グラフィックRadeon RX 6400(PassMarkスコア:7,516)
※GeForce RTX、GTXシリーズにカスタマイズ可
メモリ32GB
SSD1TB [M.2 Gen4]

こちらのPCは基本構成ではCPUに第14世代「Core i7-14700K」が搭載されているのでPhotoshopに最適です。

ですがGPUが基本構成では性能が低めな「Radeon RX 6400」となっているので、カスタマイズで「RTX 4060」「RTX 3050」あたりにすることがおすすめです。

カスタマイズでCPUを第14世代Core i9-14900Kなどにカスタマイズすることができます。

おすすめ②:クリエイターPC [WA7J-E233/B]

コストを抑えたい方は「クリエイターPC [WA7J-E233/B]」がおすすめです。

名前クリエイターPC [WA7J-E233/B]
CPUCore i7-13700(PassMarkスコア:37,835)
※Core i9-13900などにカスタマイズ可
グラフィックCPU内蔵グラフィックのみ
※GeForce RTX、GTXシリーズにカスタマイズ可
メモリ16GB
SSD1TB [M.2 Gen4]

こちらのPCは基本構成ではCPUに第13世代「Core i7-13700」が搭載されているのでPhotoshopを十分使用できます。

こちらはGPUが基本構成ではとても性能が低いCPU内蔵グラフィックのみとなっているので、カスタマイズで「RTX 4060」「RTX 3050」あたりにすることがおすすめです。

コストを抑えたい方はGPUを「GTX 1650」あたりにしてもPhotoshop、Lightroom、Illustratorなどなら十分使用できます。


ツクモのサイトで詳しく見るにはこちら

ZEFT (フルカスタマイズ可)【パソコンショップSEVEN】

  • Fractal Design - Define 7 Compact
  • Thermaltake - Versa H200 TG RGB
  • CoolerMaster - MasterBox CM694
  • NZXT - H710
  • Corsair - iCUE 5000X RGB
  • Sharkoon - TG5 Pro RGB
  • NZXT - H510
  • Thermaltake - Versa H26
  • Cooler Master - HAF 700 EVO
  • DeepCool - CH510 WH
  • NXZT H9 Elite
    NXZT - H9 Elite
  • Fractal Design - North

パソコンショップSEVEN」はフルカスタマイズ可能なBTOパソコンショップです。

パソコンショップSEVENはすべてのパーツを変えることが通好みなパソコンショップとなっています。パソコンケースまで交換できるので見た目を気にする方にもおすすめです。

フルカスタマイズ可能なショップは上級者向けのショップが多いので、パーツの解説がなかったり、組み合わせができないパーツ同士を選んで注文できてしまったりしてしまいます。

ですがパソコンショップSEVENではカスタマイズで選べるパーツの詳しい解説があったり、できないパーツ同士の組み合わせが選べないようにされたりしているなど、パソコン初心者の方でも安心してフルカスタマイズができるようになっています

一つ一つのパーツでここまで詳しく解説しているBTOショップはなかなかありません。

おすすめ①:ZEFT Z47AC

Photoshop向けのパソコンには「ZEFT Z47AC」がスペック的におすすめです。基本構成では、

名前ZEFT Z47AC
CPUCore i7-14700F(PassMarkスコア:46,682)
グラフィックGeForce RTX 4060(PassMarkスコア:19,675)
メモリ16GB
SSD1TB [NVMe Gen4対応 WD製]

となっているのでこのままでもPhotoshopを使用するのに最適なパソコンとなっていておすすめです。

さらにカスタマイズ注文でCPUを第14世代「Core i7-14700K」、「Core i9-14900」などに幅広く変えたり、グラフィックボードも幅広く選ぶことが出来ます。

ハイスペックなPCが欲しい方やコストを抑えたい方にも自由に組み合わせることが出来るのでおすすめです。

またカスタマイズでHDD・SSD、メモリの他に、マザーボードやパソコンケースも変えることができます。


パソコンショップSEVENで詳しく見るにはこちら

スタンダードモデル(フルカスタマイズ可・信頼性が高い)【サイコム】

  • Fractal Design - Define 7 Compact
  • Fractal Design - Define 7 White TG
  • CoolerMaster -Silencio S600
  • NZXT - H510

サイコム」は信頼性が高いという評判のBTOショップです。

信頼性が高い理由は

ところです。

BTOショップの中にはとにかく動けばいいと言わんばかりに雑な配線がされているところもあります。ですがサイコムの場合はどんなカスタマイズをしてもとてもきれいに配線をされていたり、あとで拡張する時のために余裕を残してあるなど自作PCを作る方からの評価も高いです

そのかわりサイコムはBTOショップの中では価格が少し高いですが、DELL・HP・NEC・富士通などの一般パソコンメーカーよりは安いです。

信頼性が高いので少しお金がかかってもサイコムでパソコンを買うという方は大勢います。

おすすめ①:スタンダードモデル Radiant (サイコムの中ではコスパが高い)

サイコムでBTOパソコンを買いたい多くの方におすすめの基本構成パソコンモデルはスタンダードモデルです。

その中でも「スタンダードモデル Radiant [GZ3400B760/D4]」がPhotoshopにおすすめです。基本構成は以下のようになっています

名前スタンダードモデル Radiant [GZ3400B760/D4]
CPUCore i5-14500(PassMarkスコア:32,454)
グラフィックオンボード
メモリ8GB
SSD500GB (2.5インチSSD SATAタイプ)

基本構成のままではPhotoshopを使用するのには少し性能が低いです。ですがサイコムは基本構成から自分の求めているスペックにカスタマイズするタイプのBTOショップです。

ここからPhotoshopに最適なスペックにカスタマイズしていくことができます。

Photoshopを使用するパソコンにするには、カスタマイズでCPUに第14世代「Core i7-14700K(F)」「Core i7-14700(F)」あたりにするのがおすすめです。

またGPUもカスタマイズで「GeForce RTX 3050」、「RTX 4060」、「GTX 1650」のあたりを予算に合わせてカスタマイズするのがおすすめです。

他にもメモリ容量を16GB・32GB・64GBなどにしたりできます。 増設がおすすめです。

SSDはデフォルトでは最大速度約550MB/sの「2.5インチSSD (SATAタイプ)」が選択されています。
カスタマイズで最大速度約7000MB/sの「M.2 SSD (PCI-E4.0対応 NVMe)高速次世代SSD」を選ぶのがおすすめです。

カスタマイズ画面ではビデオカード(GPU)欄にGeForceシリーズ以外にも「NVIDIA Tシリーズ」、「NVIDIA RTX Aシリーズ」などがありますが、それらは企業向け・産業向けのGPUとなっています。
価格が高いわりに性能が低いので個人のクリエイターの方にはあまりおすすめしません。
会社や学校などで指定されている場合以外は基本的にGeForceシリーズがおすすめです。


サイコムのサイトで詳しく見るにはこちらから

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