ノートPCでは無理?動画編集ができるノートPCを買う方法


最終更新日:2023年5月6日

ノートPCでは無理?動画編集ができるノートPCを買う方法

このページではノートPCが動画編集ができる性能があるかどうか確認する方法と、また動画編集ができるおすすめのノートPCも紹介していきます。

動画編集には性能の高いパソコンが必要ですが、ノートPCは性能が低いものが多いです。

またノートPCの場合、性能の高さを確認する方法がデスクトップPCよりも少し難しいです。
何も考えずにノートPCを買うと動画編集ができない可能性が高いです

なのでノートPCを買う前には必ず動画編集ができるかどうか確認する必要があります。

めんどくさい方は「★おすすめの動画編集ができるノートPC」の見出しで紹介しているノートPCを変えばすぐに動画編集ができるノートPCを手に入れることができます

★おすすめの動画編集ができるノートPC【紹介編】

New Inspiron 16 Plusなど(高コスパ)【DELL】

DELLはアメリカの大手パソコンメーカーです。

DELLは一般的なノートPCはシンプルなデザインが多いですが、ゲーミングPCは個性的なデザインの本体になっています。

DELLではスペックがしっかりとある「New Inspiron」シリーズとコスパが高いゲーミングノートの「Dell G15」シリーズがおすすめです。

おすすめ①:New Inspiron 16 Plus

動画編集には「【Dell】New Inspiron 16 Plus プラチナ(大容量SSD・RTX3060搭載)」がおすすめです。スペックは、

名前【Dell】New Inspiron 16 Plus プラチナ(大容量SSD・RTX3060搭載)
CPUCore i7-12700H(PassMarkスコア:26,614)
グラフィック GeForce RTX 3060 Laptop(PassMarkスコア:13,340)
メモリ16GB
SSD1TB
画面サイズ16.0インチ

性能的にも動画編集が十分できるノートPCです。

Dell G15の場合はゲーミングノートなので形が少しゴツいですが、こちらのNew Inspiron 16 Plusは薄型でスタイリッシュな形になっています。

おすすめ②:Dell G15

さらにハイスペックなPCが欲しい方はゲーミングノートPCの「【Dell】New Dell G15 ゲーミング ノートPC」がおすすめです。スペックは、

名前【Dell】New Dell G15 ゲーミング ノートPC
CPUCore i7-13650HX(PassMarkスコア:32,822)
グラフィック GeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:18,542)
メモリ16GB
SSD512GB
画面サイズ15.6インチ

とCPUに第13世代Core i7-13650HXを、GPUにGeForce RTX 4060 Laptopが搭載されているハイスペックなノートPCです。

性能がとても高いので動画編集がしっかりできるノートPCとなっています。

おすすめ③:Dell G15 Ryzen Edition(高コスパ)

コストを抑えたい方は「【Dell】Dell G15 Ryzen Edition プラチナ(RTX3050搭載)」もおすすめです。

名前【Dell】Dell G15 Ryzen Edition プラチナ(RTX3050搭載)
CPURyzen 7 6800H(PassMarkスコア:23,811)
グラフィック GeForce RTX 3050 Laptop(PassMarkスコア:9,358)
メモリ16GB
SSD512GB
画面サイズ15.6インチ

こちらはCPUにコスパの高いRyzen 7 6800Hを搭載してるので安くなっています。

もちろん性能的に動画編集をすることができます。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

クリエイターパソコン DAIV (カスタマイズ可)【マウスコンピューター】

クリエイターパソコン「DAIV」シリーズはマウスコンピューターのシリーズです。デスクトップとノートPCどちらも用意されています。

マウスコンピューターはBTOショップなのでパーツを交換して注文できる「カスタマイズ注文」ができます

おすすめ①:DAIV S4-I7G60CB-B

DAIVの中でも「DAIV S4-I7G60CB-B」が動画編集にはおすすめです。基本構成は、

名前DAIV S4-I7G60CB-B
CPUCore i7-13700H(PassMarkスコア:29,660)
グラフィック GeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:18,542)
メモリ32GB
SSD1TB (NVMe Gen4×4)

とノートPC用のCPUとしては性能の高い「Core i7-13700H」が使用されているのでおすすめです。

カスタマイズでメモリを64GBにしたり、SSDを2TBなどに増設して注文することもできます

カスタマイズでSSDを増設すると動画データを保存するのに十分な容量を確保できるのでおすすめです。

おすすめ②:DAIV Z6-I7G5TSR-A

コストを抑えたい方は「DAIV Z6-I7G5TSR-A」がおすすめです。

名前DAIV Z6-I7G5TSR-A
CPUCore i7-12700H(PassMarkスコア:26,614)
グラフィック GeForce RTX 3050 Ti Laptop(PassMarkスコア:10,114)
メモリ16GB
SSD512GB NVMe対応

このパソコンはGPUに「RTX 3050 Ti」が搭載されているので安くなっています。

ですがCPUは「Core i7-12700H」が搭載されているので動画編集に十分使用できるパソコンです。


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Victus 16 (高性能、スタイリッシュ)【HP】

HPはアメリカの大手パソコンメーカーです。

HPはスタイリッシュなデザインのノートPCをたくさん作っているメーカーです。

HPのVictus 16には「Victus 16 (AMD)」と「Victus 16(インテル)」の2種類がありますが、搭載されているCPUが違います。

おすすめPC①:Victus 16 パフォーマンスモデル

動画編集には「Victus パフォーマンスモデルG2 [16-d1033TX]」がおすすめです。

名前Victus パフォーマンスモデルG2 [16-d1033TX]
CPUCore i7-12700H(PassMarkスコア:26,614)
グラフィック GeForce RTX 3050 Laptop(PassMarkスコア:9,358)
メモリ16GB
SSD512GB

CPUに搭載されている「Core i7-12700H」はノートPC用のCPUとしては性能が高く、またGPUにRTX 3050 Laptopも搭載されています、

なのでこちらは動画編集が十分にできるノートPCとなっています。

おすすめPC②:Victus 16 アドバンスモデル

または「Victus アドバンスモデルG2 [16-e1065AX]」もおすすめです。スペックは、

名前Victus アドバンスモデルG2 [16-e1065AX]
CPURyzen 7 6800H(PassMarkスコア:23,811)
グラフィック GeForce RTX 3050 Ti Laptop(PassMarkスコア:10,114)
メモリ16GB
SSD512GB

こちらはCPUにコスパの高いRyzenシリーズを搭載しているのでこちらもおすすめです。


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IdeaPad(高コスパ・ハイスペック) 【Lenovo】

Lenovoのパソコンはコストパフォーマンスが高いのでおすすめです。

おすすめ①:IdeaPad Gaming 370i

動画編集におすすめのノートパソコンは「Lenovo IdeaPad Gaming 370i」です。スペックは、

名前Lenovo IdeaPad Gaming 370i
CPUCore i7-12700H(PassMarkスコア:26,614)
グラフィック GeForce RTX 3060 Laptop(PassMarkスコア:13,340)
メモリ16GB
SSD512GB

となっています。Core i7-12700HはノートPC用CPUとしては性能が高いので動画編集にも最適です

おすすめ②:Legion Pro 5i Gen 8

さらにハイスペックなパソコンが欲しい方は「Legion Pro 5i Gen 8 16型 (第13世代Intel® Core™)」がおすすめです。スペックは、

名前Legion Pro 5i Gen 8 16型 (第13世代Intel® Core™)
CPUCore i7-13700HX(PassMarkスコア:33,932)
グラフィック GeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:18,542)
メモリ16GB
SSD1TB

となっています。Core i7-13700HXはノートPC用CPUとしてはかなり性能が高いので動画編集にも最適です


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Surface Laptop Studio(折りたたみ式コンバーチブル・GPU搭載)【Microsoft】

Microsoftの「Surface Laptop Studio」はコンバーチブル型の2-in1ノートPCです。

Surface Laptop StudioはSurfaceシリーズの中でもクリエイター向けのPCとなっています。

Surface Laptop Studioはコンバーチブル型のノートPCですが他のコンバーチブル型PCとは違います。

一般的なコンバーチブル型は単純にキーボードの部分を画面の裏側にくっつくまでひっくり返せるようになっているだけです。
なので完全にひっくり返した状態のノートPCを手で持ち上げようとすると指がキーボードに当たります。

Surface Laptop Studioではキーボード部分を360°回転させるのではなく、モニターのうしろの部分を折りたたんでくっつけるのでキーボード面がたたまれた内側に行きます

なのでキーボードが指が当たらないので使いながら持ち歩くのに便利です。

またSurface Laptop Studioの中にはGPUが性能の低い内蔵グラフィックの「Intel Iris」になっているものもあるので気をつけてください。仕様を選ぶ時に「NVIDIA GeForce」と書かれているものを選ぶ必要があります

おすすめ①:Surface Laptop Studio [GeForce RTX搭載]

クリエイターの方には「Surface Laptop Studio – インテル Core i7、16GB RAM、512GB SSD、NVIDIA® GeForce RTX™」がおすすめです。スペックは、

名前Surface Laptop Studio – インテル Core i7、16GB RAM、512GB SSD、NVIDIA® GeForce RTX™
CPUCore i7-11370H(PassMarkスコア:12,247)
グラフィック GeForce RTX 3050 Ti Laptop(PassMarkスコア:10,114)
メモリ16GB
SSD512GB NVMe対応

となっていてイラスト制作などの他にも軽めの動画編集も十分できるPCとなっています。


Microsoftで詳しく見るにはこちら

ROG Flow Z13など(高コスパ) / ASUS

ASUSは世界シェア5位の大手パソコンメーカーです。

他のメーカーにはCore i9やRyzen 9が搭載されたノートPCはあまりないですが、ASUSにはたくさんあるのでおすすめです。

ASUSを他のパソコンメーカーを比較すると「コスパがとても高いシリーズ」を作ったり、価格は少し高いですが普通のメーカーでは売れないと判断されて作れないような「変わった機能があるパソコン」を作るメーカーです。

コスパの高いシリーズには「Vivobook」「TUF Gaming」「ROG Strix」などがあります。

変わったパソコンにはコンバーチブル型2-in-1なのにゲーミングPCで性能が高い「ROG Flow Xシリーズ」、セパレート型2-in-1 PCなのに性能が高いゲーミングPCの「ROG Flow Zシリーズ」、ノートPCなのに2画面搭載の「Duoシリーズ」など癖が強いPCを作っています。

また別売りで「ROG XG Mobile」という外付けGPUも販売されています。USBで接続するとGPUとして使用ができるので高画質にゲームがしたい方の他にも高画質な動画を編集したい方にもおすすめです。
ROG XG MobileはGeForce RTX 3080搭載の「ROG XG Mobile GC31 (GC31S-026)」などがあります。

おすすめ①:Vivobook Pro (高コスパ・性能も高い)

動画編集におすすめのノートPCは「ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500QC (M6500QC-MA056W)」です。

  • CPU:Ryzen 7 5800H(PassMarkスコア:21,259)
  • グラフィック:GeForce RTX 3050 Laptop(PassMarkスコア:9,358)
  • メモリ:16GB
  • SSD:512GB

となっているので動画編集におすすめです。

Vivobook Proシリーズでは他にもCPUにハイスペックなRyzen 9 5900HXを搭載した「ASUS Vivobook Pro 14X OLED M7400QC (M7400QC-KM058W)」もおすすめです。

おすすめ②:ROG Flow X13 (ハイスペック・セパレート型2-in-1)

また「ROG Flow Z13 GZ301ZC (GZ301ZC-I7R3050)」もおすすめです

  • CPU:Core i7-12700H(PassMarkスコア:26,614)
  • グラフィック:GeForce RTX 3050(PassMarkスコア:13,023)
  • メモリ:16GB
  • SSD:512GB

ROG Flow Z13シリーズは13インチのコンパクトなセパレート型のゲーミングノートPCです。セパレート型2-in-1 PCとはキーボード部分を外せるノートPCです。つまりキーボードを外したらタブレットPCのように使用できる2-in-1 PCということになります。

ゲーミングPCなので見た目がいかついですが、ハイスペックなCPUを搭載しているしっかりと動画編集をしたい方にはおすすめです。

ROG Flow X13シリーズでは他にもCore i9を搭載した「ROG Flow Z13 GZ301ZE (GZ301ZE-I9R3050TE)」もおすすめです。


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動画編集ができるノートパソコンを買う方法【解説編】

動画編集にはデスクトップPCがおすすめ

動画編集ができるパソコンとは動画編集ソフトの「Adobe Premiere」、「Davinci Resolve」、「Vegas」、「Lightworks」、「PowerDirector」、「AviUtl」などを使える性能があるパソコンです。

動画編集をするには普通のパソコンよりも性能が高くないといけないので、何も考えずにパソコンを買うと動画編集ができない、できたとしても動画編集がとてもやりづらいパソコンを買ってしまう可能性があります。

性能の低いパソコンで動画編集をするとカットなどの作業一つ一つで多くの待機時間がかかったり、作業の途中でフリーズしてしまったり、作業中の動画データが保存できなかったり壊れてしまったりしてしまいます。

それらが積み重なるととても多くの時間になってしまい、時間の無駄になってしまいます。1秒でも多く動画の編集に時間を使って評価を得たりお金を得たりしたりクリエイターの方にとっては死活問題です。

なので動画編集用のパソコンには性能の低いノートパソコンではなくデスクトップパソコンをおすすめします

ノートパソコンは動画編集には向いていない

ノートパソコンは性能が低い

動画編集が十分できるほどの性能があるノートパソコンは少ないです。

ノートパソコン用のCPUはデスクトップパソコン用のCPUの性能を落としたものを使っています。CPUの性能が高すぎると電力の消費量が多くなって熱が発生しやすくなります。

パソコンに熱がたまると動作が不安定になったり、壊れやすくなったりしてしまいます。パーツが狭いところにしきつめられているノートパソコンでは熱がたまりやすいので、熱を発生しにくくするために性能を落としたCPUを使っているのです。

またノートパソコンはバッテリーを使って動かしているので、バッテリーが切れるとノートパソコンは全く使えなくなります

性能の高いCPUは電力を多く使のでバッテリーの消費が早くなります。なので省電力化のために性能を落としているということもあります。

ノートパソコンは壊れやすい

ノートパソコンはデスクトップパソコンよりも壊れやすいです。

パソコンのパーツは熱くなりすぎると壊れてしまいます。ノートパソコンはパーツが狭いところにしきつめられているので熱がこもりやすく壊れやすいです。

パソコンが壊れて使えなくなる理由の多くはパーツの故障ですが、パーツが壊れる原因は熱が多いです。
なのでパソコンを使うときには熱がこもりすぎないようにファンを回したり、クーラーの効いている部屋で使ったりしなければいけません。

またノートパソコンはバッテリーを使っているので、使っているうちにバッテリーの切れる時間が早くなって使えなくなってしまいます

何年も使っていくうちにバッテリーの切れる時間が短くなるので外に持ち歩いて使えなくなってしまいます。

動画編集ができるデスクトップPCを買う方法を知りたい方はこちら

こちらのページで動画編集ができるデスクトップPCの買い方とおすすめのパソコンを紹介しています。

それでも動画編集ができるノートPCを買うには

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それでも動画編集ができるノートPCを買うには

買う前に必ず4つのスペックを確認する

動画編集をするためにはまずパソコンの性能に一番気をつけなければいけません。ノートパソコンは性能が低いので、できるだけ性能の高いノートパソコンを買う必要があります。

ノートPCを買う前には必ずスペック(使用されているパーツ)を見てください。スペックを見ると動画編集ができるパソコンかどうかわかります。

見なければいけないスペックは

CPU最低でもCore i7、Ryzen 7と書かれているもの
メモリ最低でも16GB以上あるもの
SSD最低500GB以上、できれば1TB以上
グラフィックボード(GPU)「内蔵グラフィック」は避ける

の4つです。この4つを買う前に必ず確認してください。

①CPU:Core i7、Ryzen 7以上(必ず性能を確認)

おすすめのCPU:
  • Core i7-12700H(PassMarkスコア:26,614)
  • Core i9-12900H(PassMarkスコア:28,920)
  • Core i7-13700H(PassMarkスコア:29,660)
  • Ryzen 7 5800H(PassMarkスコア:21,259)
  • Ryzen 7 6800H(PassMarkスコア:23,811)など
🔽 CPUの性能一覧(クリック・タップで見る)
※紫色の字はデスクトップ用CPU

CPUはほとんどすべての処理を担当するパーツです。CPUの性能が高いほどパソコンの動作が軽くなってフリーズしにくくなります。

動画編集ソフトは重くなりやすいのでCPUの性能が高いほうがいいです。

基本的には「Core i7」、「Core i9」、「Ryzen 7」、「Ryzen 9」のどれかを選べば動画編集に十分な性能があります。

ノートPC用のCPUは種類が多く性能も低い物が多い

ですが少し注意が必要です。「Core i7-12700H」など型番の後ろに「H、U、G、P」のどれかがついているノートPC用のCPUはデスクトップ用CPUよりも性能を抑えられてあります

またノートPC用CPUはデスクトップPC用のCPUよりも種類がかなり多く、性能もばらばらです。

例えばH・U・G・Pなどがついてるものがそれぞれあったり、型番の数字が大きいものや小さいものの種類もたくさんあるうえに、型番の数字が大きければ性能が高いというわけでもありません。

なのでノートPC用のCPUの場合性能がかなり幅広くなっているのでCore i7ならなんでもいいといえません

種類CPU型番と性能
デスクトップ用Core i7-12700(PassMarkスコア:31,125)
デスクトップ用Core i5-12600KF(PassMarkスコア:27,471)
デスクトップ用Core i3-12300(PassMarkスコア:14,706)
ノートPC用Core i7-12700H(PassMarkスコア:26,614)
ノートPC用Core i7-1270P(PassMarkスコア:17,535)
ノートPC用Core i7-1265U(PassMarkスコア:13,642)

同じ第12世代のCore i7でもCore i7-12700Hの場合はCore i5-12600Kとほぼ同じ性能、Core i7-1265Uの場合はCore i3-12300より低い性能となってしまいます。

ノートPCの場合はCore i7シリーズだというだけでは性能がわからないので注意してください。

またノートPC用のCPUは種類がとても多く性能もかなりバラバラなので確認が必要です。

ノートPC用のCPUでも性能の高いものはある

RyzenシリーズのノートPC用CPUの場合、Ryzen 7 5800Hなどの「Ryzen 7で5000番台以上」なら性能が高いのでおすすめです。

不安な方は「PassMark – CPU Benchmarks – List of Benchmarked CPUs」のページで調べてみることをおすすめします。

スコアで言うと最低でも15000以上、できれば20000以上あるものをおすすめします。

性能の高いCPUの見分け方

ノートPC用のCPUでも性能の高い製品は以下の特徴があるものです

第一に最新世代のCPUです。

現在最新のCore iシリーズは第13世代です。第13世代は「Core i9-13900H」、「Core i7-13650HX」などのように型番の中がi○-13〇〇〇となっているものです。

第12世代も第13世代ほどではないですがまだまだ性能が高いです。第11世代以前は性能が低いのであまりおすすめできません。

第二に型番の最後にHやXと書かれているものです。例えばCore i7-13700HやCore i7-13000HX、Ryzen 9 5900HSなどとなっているものは性能が高いです。

ただしノートPC用のCPUは性能にばらつきがあるので不安な方はやはりベンチマークスコアを確認することがおすすめです。

②メモリ:最低16GB以上

SO-DIMM ノートPC用メモリ

メモリは使用中のデータやソフトのデータを入れておくパーツです。

動画データは容量が大きいのでメモリ容量も多めに必要です。

メモリ容量が足りなくなると動作が不安定になったりフリーズしたりします。動画編集のためのパソコンにはできるだけ多めにほしいです。

容量が16GB以上あるノートPCをおすすめします。ノートPCはメモリ容量が8GBの製品も多いですが8GBでは少ないです

ノートPCを買った後からでもメモリを増設できる製品もあります。
ただし増設する場合SO-DIMMというノートPC用の規格のメモリを買わなければいけないので注意してください。

③GPU:内蔵グラフィックはできるだけ避ける

GPUは映像を表示したりグラフィック関係の処理を手助けするパーツです。

動画編集ソフトでは一部の処理を補助したり、エンコードで使用したりします。

スペック表のグラフィックボード(GPU)欄には「内蔵グラフィック」、「統合グラフィック」と書かれていることもありますが、これは「CPUに内蔵しているGPU」という意味です。内蔵グラフィックは性能が低いのでできれば避けてください

また「UHD Graphics」、「Intel Iris」、「Radeon RX Vega M (Mobile)」と書かれていることもありますが、これらも全て内蔵グラフィックです
できるだけ避けたほうがいいでしょう。

GeForceと書かれているものを選ぶのがおすすめ

内蔵グラフィックではないGPUには「GeForce RTXシリーズ」、「GeForce GTXシリーズ」があります

これらを選べば動画編集に十分な性能があるGPUとなっています。

おすすめは「GeForce GTX 1660 SUPER Laptop」「GeForce RTX 3050 Laptop」以上です。

ノートPC用のGPUは性能が低い

ノートPC用のGPUには型番の中にLaptopと書かれている製品があります。Laptopと書かれているGPUはノートPC用の性能が低いGPUです。

※「ノートPC用GPUは性能が低い」と言っても「CPUの内蔵グラフィック」よりはかなり性能が高いです。

・現行で一番性能が低いデスクトップPC用GPU:「GeForce GTX 1650(PassMarkスコア:7,852)」
・上のノートPC用GPU:「GeForce GTX 1650 (Mobile)(PassMarkスコア:6,969)」
・Intel 第13世代Core i搭載の内蔵GPU:「Intel UHD 770(PassMarkスコア:1,933)

このように最新の第13世代Core iシリーズの内蔵GPUだとしても、ノートPC用のGeForce Laptop GPUのほうが遥かに性能が高いのでクリエイティブソフトで使用できます。

Laptopなどと書かれていなかったとしても基本的にノートPCに搭載されているGeForce GPUはノートPC用であることがほとんどです。

PCゲームをしたい方の場合はノートPC用のGPUでは性能不足になる可能性が高いですが、クリエイティブソフトを使用する場合はゲームで使用するより性能が高くなくても問題になることはかなり少ないです。

クリエイター制作ソフトではGPUの性能が低くても一部機能の処理速度が遅くなるだけで制作作業自体はできることがほとんどです。

もし処理待ち時間を短くしたいのであればデスクトップPCを買うべきです。

またそもそもノートPCには性能が高いGPUはあまりないので、ハイスペックなGPUが必要な3D・VR・モーショングラフィック・VFX関係の制作をしたい方はやはりハイスペックGPU搭載のデスクトップPCを買ったほうがいいでしょう。

④SSD・HDD容量:できれば1TB以上

外付けSSD
外付けSSD

SSDやHDDは動画データやソフトウェアの保存をするパーツです。

動画ファイルはサイズが大きいのでSSD・HDDの容量が少ないとすぐにいっぱいになります。

ノートパソコンは内蔵SSDや内蔵HDDの増設が難しいので、容量が十分あるか買う前に確認することをおすすめします。

容量は1TB以上あったほうがいいでしょう。

外付けSSDや外付けHDDの場合はUSBで接続するだけで増設できるので、容量が足りなくなったら外付けのものを買えば簡単に増設することはできます。

ですが外付けSSD・HDDはノートパソコンを持ち運ぶ時に一緒に持ち歩かなければならなかったり、持ってくるのを忘れたり、なくしてしまったりする可能性もありますので注意してください。

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