After Effects向けPCのおすすめスペック|メモリ・CPU・GPUの選び方を用途別に解説

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最終更新日:2026年9月11日

After Effects用のパソコンは、GPU性能だけで選ぶものではありません。

2D制作、4K合成、Advanced 3Dでは、重視したいパーツが異なるためです。

迷ったら、Core Ultra 7またはRyzen 7以上、RTX 5060 Ti 16GB以上、メモリ64GBを基準にしてください。

SSDは1TB以上を用意し、余裕があればキャッシュ用SSDも追加します。

After Effectsでは、GPUだけでなく、メモリやCPU、SSDも作業の快適さを左右します。

After Effects向けPCの必要スペック早見表

最初に、使い方ごとの目安をまとめます。

用途CPUGPUメモリSSD
学習・フルHD・軽い2DCore Ultra 7/Ryzen 7RTX 5060~RTX 5060 Ti32GB以上
できれば64GB
1TB
一般的なモーショングラフィックス・4KCore Ultra 7 270K Plus/Ryzen 9 9900XクラスRTX 5060 Ti 16GB~RTX 507064GB1TB+キャッシュ用1~2TB
Advanced 3D・重いVFX・複数ソフト併用Core Ultra 7 270K Plus/Ryzen 9 9950X3DクラスRTX 5070 Ti以上96~128GBOS・キャッシュ・素材を2~3台に分離

新品のAfter Effects向けPCなら、32GBを最低ライン、64GBを標準と考えると選びやすくなります。

Advanced 3Dや重い業務制作では、96~128GBも候補です。

After EffectsにおすすめのBTOパソコン4選

ここでは、After Effects向けの4台を用途別に選びました。

GPU性能に加えて、64GBメモリへの変更や2台目SSDの追加も考えて選んでいます。

価格と構成は2026年8月11日時点です。

購入時は、販売ページで最新の価格と在庫を確認してください。

モデルCPUGPU標準メモリSSD価格向いている人
SENSE-F189-LC270K-SSXCore Ultra 7 270K PlusRTX 5060 Ti 16GB16GB
64GBへ変更推奨
1TB489,800円~2D・4K、CPU性能重視
EFFA G09BRyzen 9 9900XRTX 5070 12GB32GB
64GBへ変更推奨
1TB439,780円~4K・価格とのバランス重視
TSUKUMO WA7A-K257/XBHRyzen 7 9700XRTX 5070 Ti 16GB32GB
64GBへ変更推奨
1TB537,800円~Advanced 3D・拡張性重視
DAIV FM-A9G7TRyzen 9 9900XRTX 5070 Ti 16GB32GB
64GB以上へ変更推奨
1TB604,800円~業務・保証・サポート重視

2D・4K制作向け:SENSE-F189-LC270K-SSX

パソコン工房『クリエイターパソコンSENSE∞』

2Dや4Kモーショングラフィックスで、CPU性能とVRAM容量を重視する方に向いています。

CPUはCore Ultra 7 270K Plus、GPUはRTX 5060 Ti 16GBです。

RTX 5070 Tiに予算をかけすぎず、CPU性能とVRAM容量を確保しやすい構成です。

ただし、標準メモリは16GBです。

After Effects用なら、標準のままではなく64GBへ変更するのがおすすめです。

1~2TBのNVMe SSDを追加すれば、キャッシュと素材を分けて保存できます。

  • おすすめ用途:2D・2.5D、4Kモーショングラフィックス
  • 推奨変更:メモリ64GB、2台目SSD 1~2TB
  • 注意点:64GB変更後の価格で他モデルと比較する

SENSE-F189-LC270K-SSXをパソコン工房で確認する

価格とのバランス重視:EFFA G09B

Ryzen 9とRTX 5070を組み合わせながら、価格とのバランスも重視したい方に向いています。

Ryzen 9 9900X、RTX 5070 12GB、1TB NVMe SSDを搭載しています。

2D制作から4K合成まで幅広く使いやすい構成です。

標準メモリは32GBですが、After Effects用なら64GBをおすすめします。

1~2TBのSSDを追加すれば、キャッシュ容量にも余裕を持たせやすくなります。

  • おすすめ用途:4K合成、レンダリング時間を短くしたい方
  • 推奨変更:メモリ64GB、2台目SSD 1~2TB
  • 注意点:標準32GBのまま購入しない

EFFA G09BをパソコンショップSEVENで確認する

Advanced 3D向け:TSUKUMO WA7A-K257/XBH

Advanced 3DやBlender、Cinema 4Dも使うなら、RTX 5070 Ti搭載モデルが候補です。

標準構成はRyzen 7 9700X、RTX 5070 Ti 16GB、メモリ32GB、SSD 1TBです。

RTX 5070 Tiなら、Advanced 3DやGPU対応エフェクトも余裕を持って扱いやすくなります。

ただし、After Effects用ならGPUより先にメモリ64GBへの変更を優先してください。

2D制作が中心なら、RTX 5070 Tiは性能を持て余す場合があります。

  • おすすめ用途:Advanced 3D、Blender・Cinema 4D併用
  • 推奨変更:メモリ64GB以上、2台目SSD 1~2TB
  • 注意点:2D中心ならGPUが過剰になる可能性がある

WA7A-K257/XBHをツクモで確認する

業務・サポート重視:DAIV FM-A9G7T

仕事でAfter Effectsを使い、保証や電話サポートまで重視する方に向いています。

Ryzen 9 9900X、RTX 5070 Ti 16GB、32GBメモリ、1TB SSDを搭載しています。

標準で3年間のセンドバック修理保証が付き、電話サポートは24時間365日です。

メモリは最大256GBに対応しています。

将来96GBや128GB以上へ増設したい業務用途にも向いています。

一方、標準価格は高めです。

性能に加えて、保証やサポートまで含めて比較してください。

  • おすすめ用途:業務制作、Advanced 3D、長時間作業
  • 推奨変更:メモリ64~128GB、2台目SSD 2TB
  • 注意点:価格重視なら他モデルとも比較する

DAIV FM-A9G7Tをマウスコンピューターで確認する

After EffectsはPremiere用PCと同じ基準では選べない

Premiere ProとAfter Effectsは、どちらも映像制作に使うソフトです。

ただし、PCへの負荷のかかり方は同じではありません。

Premiere Proは映像を時間軸に並べて編集するのに対し、After Effectsは多くのレイヤーを重ねて合成する場面が多いソフトです。

After Effectsでは、レイヤー数やエフェクト、ブラー、パーティクル、3Dなどで負荷が大きく変わります。

そのため、「4K動画編集対応PC」でも、After Effectsでは性能に余裕がない場合があります。

特にメモリ32GB・SSD 1TBだけの構成には注意してください。

Premiere Pro中心で選ぶ場合は「Premiere Pro向けPCのおすすめスペック」も参考にしてください。

2D制作ではCPUとメモリを優先する

テキスト、シェイプ、Illustrator素材などを動かす2D制作では、CPUとメモリが重要です。

2D中心なら、最上位GPUより64GBメモリやキャッシュ用SSDを優先するほうがよい場合があります。

GPUだけに予算を集中させる必要はありません。

Advanced 3DではGPUの重要度が上がる

Advanced 3Dでは、3Dモデルやマテリアル、ライト、影を扱います。

Advanced 3Dを多く使うなら、RTX 5070 Ti以上を検討する価値があります。

通常の2Dコンポジションでは、GPUを上位モデルに変えても差が小さい作業があります。

After Effectsだけを使うなら、RTX 5080やRTX 5090が必須とは限りません。

3DCGも使う場合は「3DCG・3Dモデリングに必要なPCスペック」も確認してください。

After Effectsは32GBでも使えるが、新品PCなら64GBがおすすめ

After Effects用の新品PCなら、32GBを最低ラインとし、64GBを基本に考えるのがおすすめです。

メモリが足りないと、プレビューできる時間が短くなります。

Premiere ProやPhotoshopを同時に開く場合も、メモリを多く使います。

メモリ容量向いている使い方購入判断
16GB起動・ごく軽い学習新品PCでは避けたい
32GBフルHD・短い2D作品最低ライン
64GB4K・一般的なモーショングラフィックス多くの人におすすめ
96~128GB重い合成・業務・複数アプリプロ用途で検討

32GBは軽い制作向け

フルHDや短い2D作品なら、32GBでも使用できます。

学習用PCとして予算を抑えたい場合も選択肢です。

ただし、4KやPremiere Proとの併用では余裕が少なくなります。

64GBは多くの人におすすめ

4K制作や一般的なモーショングラフィックスなら、64GBが使いやすい基準です。

Dynamic Linkやブラウザ、Photoshopを同時に使う場合も、余裕を持って作業しやすくなります。

96~128GBは重い業務制作向け

多数のレイヤーや重い合成、複数アプリを常時使うなら96~128GBも候補です。

ただし、メモリを増やすだけでCPUやGPU自体が速くなるわけではありません。

After Effects用PCで確認する4つのパーツ

1.メモリ:まず64GBを確保する

After Effectsでは、プレビューや複数アプリの同時利用でメモリを使います。

予算が限られるなら、高価なGPUより先に64GBメモリを確保するのがおすすめです。

購入前には、最大搭載容量とメモリスロット数も確認してください。

2.CPU:コア数だけでは決めない

After Effectsでは、1コアあたりの処理性能とマルチコア性能の両方が重要です。

タイムライン操作やトラッキングでは、1コアあたりの処理性能が効きやすくなります。

一方、マルチフレームレンダリングでは複数のCPUコアを使います。

「コア数が一番多いCPUを買えばよい」とは限りません。

After Effects中心なら、Core Ultra 7 270K PlusやRyzen 9クラスが候補です。

Premiere ProでLongGOP素材も扱うなら、Quick Syncが使えるIntelも選択肢です。

3.SSD:キャッシュ用を分ける

After Effectsでは、プレビューしたフレームをディスクキャッシュに保存します。

1TB SSDにすべてを入れるより、OS・アプリ用とキャッシュ用に分けるのがおすすめです。

SSD構成向いている使い方
1TB×1台軽い学習・短い作品
1TB+1~2TB一般的なAfter Effects制作
1TB+2TB+2TB以上業務・大規模制作

長期保管にはHDDやNASも使えます。

作業中の素材やキャッシュは、SSDに置くと扱いやすくなります。

4.GPU:2DかAdvanced 3Dかで決める

2D中心ならRTX 5060 Ti 16GB、一般的な4KならRTX 5060 Ti 16GB~RTX 5070が目安です。

Advanced 3Dを使うならRTX 5070 Ti以上を検討します。

GPUVRAMAfter Effectsでの目安
RTX 50608GB軽い2D・学習
RTX 5060 Ti8GB/16GB16GB版を優先。2D~一般制作
RTX 507012GB一般・4K制作
RTX 5070 Ti16GBAdvanced 3D・VFX
RTX 508016GB3DCGやGPUレンダリングも使う場合

RTX 5060 Tiには8GB版と16GB版があります。

After Effects向けに選ぶなら、予算が許せば16GB版を優先します。

用途別のおすすめ構成

フルHD・軽い2Dアニメーション

学習やYouTube用テロップ、短いロゴアニメーションなら、比較的抑えた構成でも始められます。

  • CPU:Core Ultra 7/Ryzen 7
  • GPU:RTX 5060~RTX 5060 Ti
  • メモリ:32GB以上、できれば64GB
  • SSD:NVMe SSD 1TB以上

将来4Kへ移行する予定なら、最初から64GBを選んでおくと買い直しを避けやすくなります。

4Kモーショングラフィックス・Premiere Pro併用

4K制作やDynamic Linkを使うなら、64GBメモリとキャッシュ用SSDを基準にしてください。

  • CPU:Core Ultra 7 270K Plus/Ryzen 9 9900Xクラス
  • GPU:RTX 5060 Ti 16GB~RTX 5070
  • メモリ:64GB
  • SSD:OS用1TB+キャッシュ・素材用1~2TB

Premiere ProやMedia Encoderを同時に使うと、必要なメモリ量も増えます。

4K編集用PCについては「4K動画編集に必要なPCスペック」でも解説しています。

Advanced 3D・VFX・業務制作

Advanced 3Dや重いVFXを使うなら、RTX 5070 Ti以上と96~128GBメモリを検討してください。

  • CPU:Core Ultra 7 270K Plus/Ryzen 9 9950X3Dクラス
  • GPU:RTX 5070 Ti以上
  • メモリ:96~128GB
  • SSD:OS・キャッシュ・プロジェクトを2~3台に分離

BlenderやCinema 4Dも同時に使う場合は、GPU性能の優先度がさらに上がります。

BTOでカスタマイズする優先順位

BTOパソコンは、標準構成のまま買うよりAfter Effectsに合うよう調整したほうが使いやすくなります。

標準が32GB・SSD 1TBなら、GPUを上げる前に64GBメモリと2台目SSDを検討してください。

優先順位変更する部分目安
1メモリ基本64GB。重い制作は96~128GB
22台目SSDキャッシュ・素材用1~2TB
3GPU2DはRTX 5060 Ti 16GB、3DはRTX 5070 Ti以上
4CPUCore Ultra 7 270K Plus/Ryzen 9クラス
5冷却・電源長時間処理に合う構成を確認

すべてのパーツを最上位にする必要はありません。

標準構成の判断方法は「BTOパソコンの標準構成はそのまま買ってよい?」でも解説しています。

Adobe公式スペックと購入時の目安は違う

Adobeは、After Effectsの必要システム構成を公開しています。

公式要件はAfter Effectsを動かすための目安です。新品PCを数年間快適に使うための構成とは分けて考えましょう。

After Effects 26.3では、Windows版の推奨メモリはHDで16GBです。

4K以上では32GB以上、GPUメモリは8GBが推奨されています。

パーツAdobe公式の主な推奨要件本記事の購入目安
CPUIntel第11世代以降+Quick Sync、またはRyzen 3000/Threadripper 3000以降Core Ultra 7/Ryzen 7以上
OSWindows 11 24H2以降Windows 11搭載の現行PC
メモリHD:16GB
4K以上:32GB以上
64GBを基本
重い制作:96~128GB
GPUGPUメモリ8GBRTX 5060 Ti 16GB以上
Advanced 3D:RTX 5070 Ti以上
ストレージ高速SSD+素材用の追加高速ドライブ1TB+キャッシュ用1~2TB

出典:Adobe After Effectsの必要システム構成

公式推奨の32GBでも、4K素材は扱えます。

長いプレビューやDynamic Linkまで考えるなら、64GBのほうが余裕があります。

デスクトップとノートPCはどちらがおすすめ?

同じ予算なら、After Effectsを本格的に使う人にはデスクトップがおすすめです。

デスクトップは冷却しやすく、メモリやSSDの増設もしやすいためです。

将来GPUを交換できる点もメリットです。

ノートPCでもAfter Effectsは使えます。

ただし、ノート用GPUはデスクトップ版と性能や電力設定が異なります。

メモリを増設できない機種や、SSDが1台しか入らない機種にも注意してください。

デスクトップとノートで迷う方は「Adobe用PCはノートとデスクトップのどちらがよい?」も参考にしてください。

After Effects向けPCでよくある失敗

GPUだけ高性能なPCを選ぶ

RTX 5070 Tiを搭載していても、メモリ32GBではAfter Effects用として偏った構成になる場合があります。

まず64GBメモリを確保し、そのうえで用途に合うGPUを選びましょう。

SSD 1TBだけですべて保存する

After Effectsはディスクキャッシュを多く使います。

素材やキャッシュを1台にまとめると、空き容量が減りやすくなります。

可能なら、キャッシュ・素材用のSSDを追加してください。

「4K動画編集対応」という理由だけで選ぶ

Premiere Pro向けにバランスを取ったPCが、After Effectsにも最適とは限りません。

After Effectsでは、メモリ容量とキャッシュ用SSDまで確認してください。

After Effects向けPCのよくある質問

メモリ32GBでもAfter Effectsは使えますか?

フルHDや短い2D作品なら32GBでも使用できます。

新品PCを買うなら、64GBを目安にするのがおすすめです。

4K制作や長いプレビュー、Premiere Proとの併用では、32GBだと余裕が少なくなります。

RTX 5060 Ti 16GBとRTX 5070はどちらがおすすめ?

2D中心で、VRAM容量と価格を重視するならRTX 5060 Ti 16GBが選びやすいです。

GPU処理性能を重視するならRTX 5070が候補です。

BlenderやAI処理も使うなら、After Effects以外の負荷も考えて選んでください。

RTX 5080やRTX 5090は必要ですか?

2Dや一般的な4K制作だけなら、必須ではありません。

Advanced 3DやGPUレンダリング、3DCGも本格的に使う場合に検討します。

After Effects中心ならRTX 5070 Tiまでに抑え、その分の予算をメモリやSSDに回す方法もあります。

ゲーミングPCでもAfter Effectsを使えますか?

必要な性能を満たしていれば使えます。

ただし、ゲーミングPCはメモリ16~32GB、SSD 1TBの構成も多くあります。

After Effects用なら、GPUだけでなく64GBメモリと2台目SSDも確認してください。

GPUとメモリのどちらを増設すべきですか?

2D制作でメモリ使用率が高いなら、メモリを優先します。

Advanced 3DでGPUやVRAMが不足しているなら、GPUを優先します。

SSDの空き容量が少ないなら、GPU交換よりキャッシュ用SSDの追加を優先したほうがよい場合もあります。

まとめ:After Effects用PCは64GBメモリを軸に選ぶ

After Effects向けPCは、Core Ultra 7またはRyzen 7以上、RTX 5060 Ti 16GB以上、メモリ64GB、1TB+キャッシュ用SSDを基準にすると選びやすくなります。

  • 軽い2D:CPUとメモリを優先
  • 一般的な4K:64GB+RTX 5060 Ti 16GB~RTX 5070
  • Advanced 3D:RTX 5070 Ti以上
  • Premiere Pro併用:64GB以上+キャッシュ用SSD
  • 重い業務制作:96~128GB+複数SSD

避けたいのは、GPUだけが高性能で、ほかのパーツとのバランスが悪い構成です。

まず、自分の制作が2D中心かAdvanced 3D中心かを整理してください。

そのうえで、メモリ、SSD、GPU、CPUに必要な予算を配分しましょう。

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