After Effectsに最適なパソコンの選び方!特殊な機能を持つAeにはBTOパソコンがおすすめ
目次
★After Effectsにおすすめのパソコン紹介
クリエイターパソコン SENSE∞ Adobe Creative Cloud推奨スペックPC / パソコン工房

パソコン工房は全国に実店舗が60店以上あるBTOパソコン・PCパーツショップです。BTOショップには実店舗がなくネットでの購入申込みのみのショップもありますが、パソコン工房には実店舗があるのでパソコンに詳しい店員から直接サポートや修理を受けられます。
パソコン工房にはクリエイター向けパソコンの「SENSE∞」シリーズがあります。SENSE∞の特徴はコスパが高いところです。できるだけ安く高性能なパソコンが欲しい方におすすめです。
またSENSE∞シリーズには「Adobe Creative Cloud (Adobe CC)推奨スペックパソコン」もあります。
おすすめ①: SENSE∞ [第12世代Core i9]
After Effectsには「クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-F079-LC139KF-VAX]」が第13世代Core i9-13900KF搭載でおすすめです。スペックは
- CPU:Core i9-13900KF(PassMarkスコア:59,735)
- グラフィック:GeForce RTX 3080(PassMarkスコア:25,251)
- メモリ:32GB
- SSD:1TB
となっているのでこのままでもAfter Effectsを快適に使用できます。
After Effectsは他のソフトと比べて性能がかなり高いパソコンが必要です。After Effectsには相性のいいCore i9搭載パソコンがおすすめです。
Core i9-13900Kは24コア(Pコア×8 + Eコア×16)となっていて今までよりコアがかなり増えて性能も大きく上がりました。After Effectsにもおすすめです。
基本構成ではSSDの容量が少ないのでカスタマイズで増設することがおすすめです。
おすすめ②: SENSE∞ [第12世代Core i9]
もう少し安いパソコンが欲しい方は「クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-F069-LC129-VAX]」が第12世代Core i9+GeForce RTX 3080を搭載しているのでおすすめです。
- CPU:Core i9-12900(PassMarkスコア:35,074)
- グラフィック:GeForce RTX 3080(PassMarkスコア:25,251)
- メモリ:16GB
- SSD:500GB
第12世代Core i9搭載ですが性能は十分あります。
またCore iシリーズはAdobe製品と相性がよく、Ryzen 9よりも高いベンチマークの結果がでています。Adobe製品を使用したい方におすすめです。
カスタマイズ注文ができるのでメモリを32GB以上にすることがおすすめです。
パソコン工房で詳しく見るにはこちら
- クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-F079-LC139KF-VAX]:第13世代Core i9搭載
- クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-F069-LC129-VAX]:第12世代Core i9搭載
- クリエイターパソコン SENSE∞
クリエイター&ワークステーション向けモデル(幅広いカスタマイズ・信頼性高い)/ ツクモ

ツクモはパソコンが珍しかった時代からの老舗のパソコン・PCパーツショップです。ツクモにはBTOパソコンショップのブランドとして「TSUKUMO eX.computer」もあります。
カスタマイズ注文ページでカスタマイズできるパーツのメーカーまで表示していたり、「お取引実績」ページを見ると全国の企業や官公庁、大学でも使われていて信頼性が高いBTOパソコンショップです。
「クリエイター&ワークステーション向けモデル」の中に「クリエイターPC」があります。基本構成は少なめですがカスタマイズの幅がとても広いので、カスタマイズをして自分の求めているスペックのパソコンを作れます。
また価格もBTOショップの中でも最安に近いくらい安くなっています。カスタマイズの幅が広いBTOショップは価格が高いことが多いですが、ここまでカスタマイズの幅が広いのに価格もBTOショップで最安に近いくらい安くなるのは他のBTOショップでは無理でしょう。
ツクモは「カスタマイズの幅」、「価格の安さ」、「信頼性」を総合的に判断すると最もおすすめです。
おすすめ①:クリエイターPC [第12世代Core i9搭載]
After Effectsには「クリエイターPC WA9J-F222/ZB」がおすすめです。
- CPU:Core i9-12900K(PassMarkスコア:41,577)
- グラフィック:内蔵グラフィック
- メモリ:16GB
- SSD:1TB
- ストレージ最大5つまで搭載可
CPUに第12世代Core i9を搭載させているのでAfter Effectsのような重いソフトの作業を快適にしたい方におすすめです。
ツクモのBTOパソコンはカスタマイズで自分の求めるスペックに合わせてパソコンを完成させる形式のBTOショップです。
カスタマイズで「メモリ」を64GBなどに、「グラフィック機能(GPU)」をGeForce RTX 3060 Ti以上にするとAfter Effectsに最適なパソコンになります。他にもカスタマイズでSSDやHDDを追加で搭載するのもおすすめです。
おすすめ②:クリエイターPC [第13世代Core i9搭載]
さらに性能の高いPCが欲しい方は「クリエイターPC WA9J-G223/ZB」が第13世代Core i9搭載でおすすめです。
- CPU:Core i9-13900K(PassMarkスコア:60,037)
- グラフィック:内蔵グラフィック
- メモリ:16GB
- SSD:1TB
- ストレージ最大5つまで搭載可
CPUに最新の第13世代Core i9を搭載させた性能の高いパソコンです。
こちらもカスタマイズで「メモリ」を64GBなどに、「グラフィック機能(GPU)」をGeForce RTX 3060 Ti以上にするとAfter Effectsに最適なパソコンになります。
おすすめ②:クリエイターPC [第12世代Core i7搭載]
After EffectsにおすすめのPCは「クリエイターPC WA7J-D222/ZB」です。基本構成のスペックは
- CPU:Core i7-12700(PassMarkスコア:31,105)
- グラフィック:内蔵グラフィック
- メモリ:16GB
- SSD:1TB
となっています。
グラフィックボードが基本構成では内蔵グラフィックとなっているので、After Effectsを使用するには「GeForce RTX 3060 Ti」以上にカスタマイズすることをおすすめします。
さらにカスタマイズでメモリやSSDの増設などができます。
ツクモのサイトで詳しく見るにはこちら
クリエイターPC WA9J-F222/ZB:第12世代Core i9搭載
クリエイターPC WA9J-G223/ZB:第13世代Core i9搭載
クリエイターPC WA7J-D222/ZB:第12世代Core i7搭載
クリエイターPC – TSUKUMO eX.computer
Lepton Motion Pro(信頼性が高い、幅広いカスタマイズ) / サイコム
「サイコム 」は信頼性の高く、フルカスタマイズに近いくらい幅広いBTOパソコンが注文できるBTOショップとして有名です。
サイコムが信頼性が高い理由は「パーツのメーカーや型番まで選べる」、「パーツの相性チェックまでしている」、「組み立てや配線が丁寧」、「全国の企業・学校・官公庁に搬入実績がある」などです。多くのBTOショップではここまでの丁寧さはありません。
またサイコムはフルカスタマイズに近いくらいカスタムの幅が広いのも特徴です。
一般的なBTOショップではカスタマイズで選べるパーツは狭いです。例えばグラフィックボード・GPUはそもそもカスタマイズができないBTOショップも多いです。もしカスタマイズできたとしても「GeForce RTX 3060」、「RTX 3070」などのチップだけしか選べず、メーカーや型番まで指定できないことがほとんどです。
サイコムの場合はグラフィックボードを同じRTX 3060でも
- MSI GeForce RTX 3060 AERO ITX 12G OC
- MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC
- ASUS PH-RTX3060-12G-V2
- ASUS TUF-RTX3060-O12G-V2-GAMING
などメーカーや製品の細かい仕様まで見て選択できます。
After Effectsは必要なスペックが普通のソフトとは違うのでAfter Effectsに最適なスペックの製品を見つけることは難しいです。なのでサイコムのように細かく選べるBTOショップはAeを使用したい方におすすめです。
おすすめ①:Lepton Motion Pro [Z790/D5]
「Lepton Motion Pro [Z790/D5] 」はプロフェッショナル向けワークステーションの動画編集向けモデルです。
このモデルは基本構成の時点で動画編集向けのスペックになっているので、カスタマイズしなくてもAfter Effectsをある程度使用できるパソコンになっています。
基本構成では第13世代Core i7-13700Kが搭載されていますが、第13世代Core i9-13900Kなどの第13世代Core iシリーズの他に第12世代Core iシリーズも選ぶことができます。
After EffectsにはCore i9-13900Kあたりがおすすめです。
またGPUも「RTX 3060」、「RTX 3070」などのチップだけではなく、ASUS、MSIなどのメーカー、HDMIやDPの数などを見ながら幅広く選択できます。
After Effectsには「RTX 3070」「RTX 3070 Ti」「RTX 3080」「RTX 3080 Ti」あたりのGPUから選ぶのがおすすめです。
他にメモリも64GBや128GBにすることもできますし、SSD・HDDの増設も可能です。
おすすめ②:スタンダードモデル Radiant [GZ3400Z790/D4]
「スタンダードモデル Radiant [GZ3400Z790/D4] 」はカスタマイズの幅が広い基本構成モデルです。
こちらの基本構成はカスタマイズの幅がとても広く、PCケースまでカスタマイズできます。PCケースまでカスタマイズできるBTOショップは少ないです。
ただしこちらは基本構成の状態ではAfter Effectsに向いているスペックではないので必ずカスタマイズが必要です。
ですが同じ性能にした場合、Leptopn Motion Proよりもこちらのスタンダードモデルのほうが安くなるのでおすすめです。
サイコムの公式サイトはこちら
クリエイターパソコンDAIV Adobe Creative Cloud推奨スペックパソコン / マウスコンピューター

マウスコンピューターにはクリエイター向けパソコンの「DAIV」シリーズがあります。
DAIVはクリエイターの方が使用する制作ソフトに最適な性能となっているパソコンです。またキャスターを取り付けられたり、リムーバルディスクを取り付けたりできるなどクリエイターの方にとって便利な機能がついているのが特徴です。
DAIVシリーズには「Adobe Creative Cloud 推奨スペックパソコン」もあります。AdobeのCreative Cloud製品を使用するのに最適なパソコンとなっています。
おすすめ①:DAIV Z7-3060Ti
After Effectsにおすすめのパソコンは「DAIV Z7-3060Ti (プレミアムモデル) [ Windows 11 ]」です。こちらの構成は、
- CPU:Core i7-12700(PassMarkスコア:31,105)
- グラフィック:GeForce RTX 3060 Ti(PassMarkスコア:20,387)
- メモリ:32GB
- SSD:512GB [NVMe]
- HDD:2TB
となっているのでこのままでもAfter Effectsに最適です。こちらは水冷クーラーを搭載しているので発熱の多い第12世代Core iシリーズにおすすめです。
ここからさらにカスタマイズでCPUをCore i9-12900にしたり、メモリを64GBしたりSSDを増設することなどもできます。
おすすめ②:DAIV Z9 プレミアムモデル
また「DAIV Z9 (プレミアムモデル) [ Windows 11 ]」もおすすめです。こちらの構成は、
- CPU:Core i9-12900(PassMarkスコア:35,074)
- グラフィック:GeForce RTX 3070(PassMarkスコア:22,257)
- メモリ:64GB
- SSD:1TB [NVMe]
- HDD:2TB
とハイスペックなパソコンとなっているのでAfter Effectsを快適に使用することができます。
こちらもカスタマイズでSSDを増設することなどもできます。
マウスコンピューターのサイトで詳しく見るにはこちら
ZEFT(フルカスタマイズ可能)/ パソコンショップSEVEN
パソコンショップSEVENはフルカスタマイズが可能なBTOパソコンショップです。
BTOショップの中でもパーツのカスタマイズが幅広くできる玄人好みのショップです。パソコンケースもカスタマイズできるので見た目にこだわる方にもおすすめです。
フルカスタマイズが可能なBTOショップは上級者向けの店が多いので、実際には組み合わせができないパーツ同士で注文できてしまうこともあります。ですがパソコンショップSEVENでは実際にはできない組み合わせを選ぶと注意を促すメッセージが表示されるのでパソコン初心者の方でも安心です。
またカスタマイズで選べるパーツのひとつひとつに製品画像が見れたり、パーツひとつひとつに細かい解説がついているのでとても選びやすく、初心者の方にもおすすめです。
おすすめ①:ZEFT Z30Z [第13世代Core i搭載]
CPUに第13世代Core i9を使用した「ZEFT Z30Z」がおすすめです。
- CPU:Core i9-13900K(PassMarkスコア:60,037)
- グラフィック:GeForce RTX 3060 Ti(PassMarkスコア:20,387)
- メモリ:16GB
- SSD:1TB (NVMe)
基本構成では第13世代Core i9搭載となっていますが、カスタマイズで第13世代Core i7-13700や第12世代Core i9-12900などにしたりできます。
またGPUを幅広く選べたり、メモリやSSDなどの増設もできます。
おすすめ②:ZEFT G27JU
または「ZEFT G27JU」が第12世代Core i7を搭載しているのでおすすめです。 標準構成でのスペックは
- CPU:Core i7-12700(PassMarkスコア:31,105)
- グラフィック:GeForce RTX 3060 Ti(PassMarkスコア:20,387)
- メモリ:16GB
- SSD:500GB (NVMe)
となっているのでAfter Effectsを使用できます。
さらにカスタマイズでCPUを第12世代Core i9-12900Kにしたり、メモリを32GBや64GBや128GBなどにしたり、SSD・HDDを増設したり、グラフィックボードもGeForce RTX 3070などのRTXシリーズを幅広くカスタマイズできるので好みに合わせて使用できます。
パソコンショップSEVENで詳しく見るにはこちら
After Effectsに最適なパソコンを選ぶ方法を解説
After Effectsとは?
「After Effects」はAdobeが開発した映像制作ソフトです。エフェクトや合成、3Dを利用した編集機能などを備えていて、映像を加工したりアニメーションを作ったりすることができます。
After Effectsに最適なパソコンとは?
After Effectsには動画編集ソフトやアニメーション制作ソフトを使うパソコンのように性能が高いパソコンが必要です。
After Effectsは一般的な動画編集ソフトやアニメーション制作ソフトとは少し違い、2Dと3Dの編集機能が合わさったようなソフトです。なのでどのようなスペックのパソコンを買えばいいか分かりづらいと思います。
After Effectsが使えるかどうか判断するにはパソコンを買う前にスペックを見なければいけません。
「4つのスペック」を確認する
特に見なければいけないところは
- CPU
- グラフィックボード(GPU)
- メモリ容量
- SSD・HDD容量
です。パソコンを買う前に最低限ここを確認しなければAfter Effectsを使用するのが難しいパソコンを買ってしまうかもしれません。
After Effectsを使うパソコンに必要な「4つのスペック」

After Effectsを使うパソコンに必要な
「4つのスペック」とは?
※Adobe公式サイトに書かれている推奨スペックを参考にする
引用元: Premiere Pro および After Effects の推奨ハードウェア
Adobeの公式サイトには「Premiere Pro および After Effects の推奨ハードウェア」というページがあります。このページではAdobe公式がPremiere ProとAfter Effectsを使用するのに推奨するパソコンのスペックが書かれています。
このページを参考にするとPremiereよりもAfter Effectsの方が高い性能のパソコンが必要だということがわかります。Premiereは基本的には動画編集に使用するのに対して、After Effectsは3D・VFXで動画を制作していくのがメインのソフトだからという違いあります。
特にメモリ容量に「After Effects:64 GB の RAM から始めることをお勧めします。」と書かれていますが、これはものすごく多い容量です。つまり64GBかそれ以上、例えば128GB搭載させたほうがいいとAdobeは推奨しているということになります。
なのでPremiereのような一般的な動画編集ソフトで必要な性能よりも、After Effectsはさらに高い性能が必要だということは理解できたと思います。
①CPU:性能の高いCore i9、Ryzen 9がおすすめ

- 多くのAeユーザー:
- Core iシリーズがおすすめ。最低でもCore i7。特にCore i9がおすすめ
- 快適に使用したい、処理時間を短くしたい:
- Core i9でも最新第13世代「Core i9-13900K」がおすすめ
- コストを抑えたい:
- 最低でもCore i7、Ryzen 7を搭載したほうがいいです。
CPUはパソコンの処理全般を担当するパーツです。
After Effectsを使用するのにもCPUの性能が重要です。CPUの性能によって処理速度が変わるので、性能が低いとパソコンの動きがカクカクになったりフリーズしてしまったりします。
性能が高いCPUを使用するとエフェクトを掛けたりプレビューをするときに重くなりにくくなったり、エンコードが早く安定してできるようになります。
Adobe公式のAfter Effects推奨スペックは「最初は 8 コアまたは 12 コアのCPU」
CPU | コア数 | シリーズ |
---|---|---|
Core i9-13900K(PassMarkスコア:60,037) | 24コア(Pコア×8 + Eコア×16) | 第13世代 |
Core i7-13700K(PassMarkスコア:46,951) | 16コア(Pコア×8 + Eコア×8) | 第13世代 |
Core i9-12900K(PassMarkスコア:41,577) | 16コア(Pコア×8 + Eコア×8) | 第12世代 |
Core i7-12700K(PassMarkスコア:34,749) | 12コア(Pコア×8 + Eコア×4) | 第12世代 |
Ryzen 9 7950X(PassMarkスコア:63,438) | 16コア | Ryzen 7000 |
Ryzen 9 7900X(PassMarkスコア:52,120) | 12コア | Ryzen 7000 |
Ryzen 9 5950X(PassMarkスコア:45,889) | 16コア | Ryzen 5000 |
Ryzen 9 5900X(PassMarkスコア:39,271) | 12コア | Ryzen 5000 |
「Premiere Pro および After Effects の推奨ハードウェア」ページでは「最初は 8 コアまたは 12 コアの CPU を使用するのがよいでしょう。」と書かれています。
「最初は」という言葉が気になりますが、「最低でも」という意味で言っているのだと思います。つまり「8コアや12コアのCPUで初めてちゃんとAfter Effectsを使用できる。それでAfter Effectsの重さに不満があるならさらに性能の高いCPUがあったほうがいい」という意味だと感じます。
実際にAfter EffectsはPremiereなどの一般的な動画編集ソフトより重くなりやすいので性能が必要です。なので8コアや12コアのハイスペックなCPUを搭載するのがおすすめです。
※ 必ずしもコア数が多ければ多いほどCPUの性能が高いというわけではありません。CPUの性能はコア数以外にも様々な要因で性能が変わります。例えばスマホ用の安いCPUは8コアのものもありますが基本的にクロック周波数が2Ghzなどとなっているので性能が低いです。
ですが現在パソコン用のCore iシリーズやRyzenシリーズは基本的にコア数が多いほど性能も高いCPUとなっていることが多いので、簡単に説明できるので8コア・12コアと指定されることがよくあります。
CPUの選び方:最低Core i7・Ryzen 7以上。おすすめはCore i9
After Effectsで使用する場合は最低でも「Core i7」や「Ryzen 7」以上の性能のCPUを搭載する必要があります。
やはり推奨スペックでも書かれている通り、普通の動画編集ソフトよりもさらに性能が求められているので「Core i9」や「Ryzen 9」がおすすめです。
Adobe製品はCore iシリーズと相性が良いので特に「Core i9-13900K」や「Core i9-12900(K)」がおすすめです。
処理の時間を少しでも減らしたい方や動画のエンコードなども高速に安定させたい方などは、その中でも「Core i9-13900K」がおすすめです。
価格を抑えたい方は少し性能が低くなりますが「Core i7」でも一般的な動画編集と同じくらいには使用できます。
Ryzen 7000シリーズは価格がCore iシリーズよりも高くなっていて、After Effectsのベンチマークでも第13世代Core iシリーズだけでなく、第12世代Core iシリーズよりも少しベンチマークスコアが低くなっています。Ryzen 7000はコストパフォーマンスが低いということになるのでおすすめはできません。
現在価格は「Ryzen 7000シリーズ > 第13世代Core iシリーズ > 第12世代Core iシリーズ > Ryzen 5000シリーズ」となっています。Ryzen 7000シリーズは価格が高い割にはAfter Effectsでは処理速度が遅いのでおすすめはできません。
After EffectsにはCore iシリーズがおすすめ
AdobeのソフトウェアはIntelのCPUに最適化されていると言われています。
Puget System社のサイトにAfter Effectsを使用したときの処理速度をCPU別に計測したベンチマークが掲載されています。
最新の「第13世代Core iシリーズ」と「Ryzen 7000シリーズ」を比較した「Adobe After Effects: 13th Gen Intel Core vs AMD Ryzen 7000」のページを見ると、「第13世代Core iシリーズ」のほうがスコアが高くなっています。
パソコンの一般的な動作の処理速度を計測したPassMark社のスコアの場合ではRyzen 7000シリーズのほうが第13世代Core iシリーズよりも高くなっています。ですがAfter Effectsの場合ではCore iシリーズのほうが処理能力が高いという結果が出ているのでIntel CPUに最適化されていることがわかります。
それだけではなく、なんと前世代の第12世代Core iシリーズと最新のRyzen 7000シリーズを比べると「Adobe After Effects: AMD Ryzen 7000 Series vs Intel Core 12th Gen」全体的に第12世代Core iシリーズがスコアが少し高くなっています。
つまりこれはAfter Effectsを使用したい方が価格が高いRyzen 7000シリーズを搭載させることはとてもコスパが悪いということです。
After EffectsにはCore iシリーズを搭載するのがおすすめです。
②グラフィックボード:GeForce RTX 3070以上がおすすめ

② GPUの選び方
- 多くのAEユーザー:
- 最低「GeForce RTX 3060 Ti」以上、「RTX 3070」以上がおすすめ
- 処理時間を短くしたい・3Dを本格的に使用したい:
- 「RTX 3070 Ti」以上がおすすめ
- コストを抑えたい:
- 「RTX 3060 Ti」以上あったほうがいいでしょう
After Effectsを使用する場合はグラフィックボードもある程度の性能のものが必要です。
グラフィックボードはCUDA(グラフィックボード並列処理)という機能を使ってPCの処理を最適化できます。
After Effectsの場合は3Dビューポイントレンダリングやエフェクト処理、Elements 3DなどをするときにグラフィックボードのGPUを使います。
After Effectsでは一般的な動画編集ソフト(Premiereなど)よりもGPUを使用する場面が多いです。なので「GeForce RTX 3060 Ti」などの性能が高めなGPUを搭載させることがおすすめです。
公式推奨スペックでは「8GB以上のVRAM を搭載した GPU」
GPU | VRAM容量 |
---|---|
RTX 3090 Ti | 24GB |
RTX 3090 | 24GB |
RTX 3080 Ti | 12GB |
RTX 3080 | 10GB |
RTX 3070 Ti | 8GB |
RTX 3070 | 8GB |
RTX 3060 Ti | 8GB |
RTX 3060 | 12GB |
RTX 3050 | 8GB |
GTX 1660 SUPER | 6GB |
「Premiere Pro および After Effects の推奨ハードウェア」ページでは「8 GB 以上の VRAM を搭載した GPU をお勧めします」と書かれています。
VRAMを8GB以上搭載しているGPUは「GeForce RTX 3050」以上の性能のGPUです。ただし「RTX 3060」はなぜかVRAMが12GBとなっていて、それより性能の高い「RTX 3060 Ti」、「RTX 3070」、「RTX 3070 Ti」は8GBです。
※ VRAMの容量とGPUの性能はあまり関係がありません。RTX 3060のVRAMが12GBだからといって8GBのRTX 3070 Tiよりも性能が高いというわけではありません。
GeForce RTX 3070以上のGPUがおすすめ
After Effectsなどのモーショングラフィック・VFX制作には他の動画編集ソフトよりもGPUをかなり使用するので性能が高いものがおすすめです。
After Effectsで使用する場合は最低でも「GeForce RTX 3060 Ti」以上の性能のグラフィックボードを備え付けるのがおすすめです。
もし3D・VRを本格的に使用したい方は「GeForce RTX 3070 Ti」以上を搭載するといいでしょう。
③メモリ:最低32GB以上、できれば64GBがおすすめ

③ メモリ容量の選び方
- 多くのAEユーザー:
- 最低32GB以上、「64GB」がおすすめ
- 快適に使用したい:
- 64GB~128GB
- 同時に色々なソフトを使用したい:
- 128GB
- コストを抑えたい:
- 最低でも32GBあったほうがいいでしょう
Adobe公式の「After Effects の必要システム構成」には「16GB以上(32GBを推奨)」と書かれています。
必要スペックと推奨スペックが書かれている場合、「推奨スペック」に書かれているものが重要です。最小スペックは「これより低いスペックではソフトを使うことができない」という意味で、推奨スペックは「これより高いスペックならソフトを快適に使用できる」という意味です。
必要スペックと同じくらいのスペックでは、ソフトを動かすことはできますがとても時間がかかったり動作が不安定になったりする可能性があります。必要スペックとはそのくらいのスペックです。
推奨スペックくらいになって初めてちゃんと使用することができるスペックということになります。
After Effectsの場合は32GBが推奨と書かれているので32GB以上搭載することを強くおすすめします。After Effectsはソフトの特性上とてもメモリを消費するソフトとなっています。できれば64GB、128GBも考えたほうがいいです。
※追記「After Effects の必要システム構成」ページは情報が古い
こちらの「After Effects の必要システム構成」ページはAfter Effectsが出た直後からあまり更新されていない必要スペック表です。なので現在のパソコンの性能から見ると性能が少し低く書かれています。
パソコンは新しくなればなるほど性能が上がっていきますが、ソフトの方も最新のパソコンの性能に合わせてできるだけフルパワーで使えるようにしていきます。その方がソフトが使いやすくなるからです。
なので必要なスペックも基本的にどんどん上がっていきます。
一方で「Premiere Pro および After Effects の推奨ハードウェア」という新しいページではメモリ容量が「64 GB の RAM から始めることをお勧めします。」と書かれています。これはかなり容量が多いです。
少しハードルが高いかもしれませんが64GBをお勧めしますと書かれているので不安な方は64GB搭載させるのがおすすめです。
④SSD・HDD容量:合計2TB以上搭載をおすすめ

- 多くのAEユーザー:SSDを2つ以上搭載(ソフトインストール用と動画データ保存用)
- バックアップをしたい:+HDDを2TBなど
SSDやHDDは作成したデータの保存をするパーツです。
動画データはサイズが大きいので容量を消費します。2TB以上搭載するといいでしょう。
SSDはHDDよりも高速でデータを読み書きできるのでSSDの搭載をおすすめします。SSDにOSをインストールするとパソコンの起動がとても早くなるのでおすすめです。
ですがSSDは値段が少し高いので、データ保存用の容量を多めに欲しい方はHDDがおすすめです。
例えばOSやソフトインストール用にSSDが1TB、動画データやよく使うデータ保存用にSSDを1TB以上、あまり使用しないデータやバックアップ用にHDDが2TBを搭載するといいのではないかと思います。
容量が足りなくなったらUSBでつなげる外付けSSD・HDDがあるので簡単に増設できます。
BTOパソコンショップでAfter Effectsに最適なパソコンを作る方法



BTOパソコンショップとは自分で指定したパーツを使って自分だけのパソコンを作ってもらえるショップです。自分で搭載したいパソコンのパーツを選んで自分専用のオリジナルのパソコンを作ることができます。
自分でパーツを指定してオリジナルパソコンを作れると言っても初心者の方が注文するのはそれほど難しくありません。
BTOショップでは「すべてのパーツが指定された基本構成モデルの状態」からパーツを入れ替えて自分の搭載してたいパーツに交換するという方法で作っていきます。なのでパソコンに詳しくない方でも簡単にパソコンを作ることができます。
なので「CPUとかGPUとかどれがいいのかわからない」という方でもどれを選べばいいか、それぞれのパーツの違いを少しだけ理解すれば簡単に選ぶことができます。
サイコムでAfter Effects向けにパソコンを作る方法
①基本構成を選ぶ

サイコムでは基本構成モデルから幅広くカスタマイズできるBTOパソコンは多いですが、一部の基本構成からはハイスペックなパーツを選べないものがあります。
After Effectsで使用するパソコンはかなりハイスペックにしなければいけないのでハイスペックにできる基本構成を選ばなければいけません。
おすすめの基本構成はクリエイター向けパソコン「Leptonシリーズ」の動画編集向けモデル「Lepton Motion Pro [Z790/D5] 」です。
基本構成の状態でも動画編集ができるレベルの性能になっているのでカスタマイズしなくてもAfter Effectsを使用できますが、After Effectsは動画編集ソフトの中でもかなりの高い性能が要求されます。ここからカスタマイズでAfter Effectsに最適にするのがおすすめです。
サイコムにはGPUに「NVIDIA Aシリーズ」「NVIDIA Tシリーズ」などの価格の高い業務向け・企業向けGPUを搭載しているものもあるので注意してください。会社や大学などで指定されている方以外の、個人でAfter Effectsを使用したい方は場合はGeForceシリーズでも十分です。
その他の基本構成ではカスタマイズの幅が広い「スタンダードモデル」の中でも特にAdobe製品に最適な「Intel CPU 採用モデル」の「スタンダードモデル Radiant [GZ3400Z790/D4] 」がおすすめです。
スタンダードモデルはほとんどのパーツをフルカスタマイズに近いくらい交換できますし、同じ性能にした場合Leptonシリーズなどより安くなりコスパが高いのでおすすめです。
ただしスタンダードモデルは基本構成の状態ではCPUにCore i5が搭載されていたり、メモリが8GBしか搭載されていないなどかなり性能が低くなっているので、必ずカスタマイズでハイスペックにしなければいけません。
その他にも、もしCPUやGPUをフルパワーで使用する方、パソコンの熱で動作を不安定にしたくない方はデュアル水冷PCの「G-Master Hydroシリーズ 」を選ぶのがおすすめです。デュアル水冷はサイコムがこだわっているCPUとGPUを別々に冷やせる水冷PCです。CPUもGPUも同時に激しく使用する方におすすめです。
基本構成が決まったら「カスタマイズ・お見積り」ボタンをクリックします。
②カスタマイズをする

パーツを選択すると左側に「詳細」というボタンが表示されます。クリックすると各パーツの詳しい解説が表示されます。
CPU
CPUはパソコンの動作全般を担当するパーツです。CPUの性能によってデータを読み込んだり、動画にエフェクトを掛けたり、エンコードをしたりするときなどパソコンの動作のほとんどすべてにCPUの性能が変わります。
After EffectsはCPUの負担が大きい作業が多いので、性能の低いCPUで使用すると重い作業のときに動作が不安定になったり、フリーズしてしまったり、データが壊れてしまうこともあります。
After Effectsを使用する場合、CPUはできれば最も性能が高い「Core i9」がおすすめです。
パソコンのほとんど全ての動作がCPUの性能によって早くなったり遅くなったりします。特にAfter Effectsを使用したい方はCPUの性能をケチることは全くおすすめできません。
Core i7でも7万円前後、Core i9でも9万円前後と数万円しか変わりません。一方でGPUは安いGeForce RTX 3050は3万円前後、高いGeForce RTX 3080だと20万円前後します。GPUはCPUほどは使用しないのにここまで価格に差があります。
金額を調整するにはGPUのほうがおすすめです。GPUはCPUよりも交換も簡単なのでとりあえず予算内に収めておいて、後で必要だと感じたら性能の高いものに交換するといいでしょう。
メモリ
メモリは読み込んだデータや処理中のデータを一時的に保存しておくパーツです。
特にAfter Effectsの場合、推奨スペックでも64GBから始めるのがおすすめと書かれていたように容量を大量に消費するので64GB以上搭載させるのがおすすめです。
またメモリはソフトを同時に使えば使うほど消費します。一度に複数のソフトを同時に使用したい方などはメモリ容量を多めに入れておいたほうがいいでしょう。
SSD・HDD
SSDの容量は最低でも1TB以上にするのがおすすめです。
サイコムではSSDを3つまで搭載させることができます。
SSDだけを搭載してももちろん構いませんが、SSDとHDDでは同じ容量だとHDDの方が値段が安いです。HDDは読み込みが遅いですが、値段が安いことと壊れにくいので大容量データの保存やバックアップに向いています。
またSSDはOS・ソフト用SSDとデータ保管用SSDとを分散させたほうがパソコンの動作が安定するのでおすすめです。
なので個人的には以下のように搭載することがおすすめです。
容量 | 目的 | |
---|---|---|
SSD① | 500GB以上 | OSやソフトのインストール用 |
SSD② | 1TB以上 | よく使うデータの保存用 |
HDD | 2TBなど | バックアップデータ保存用 |
ビデオカード
グラフィックボード(ビデオカード)は画面を表示するパーツです。またグラフィックボードに搭載されているGPUを使って3Dを表示したり、画像関係の処理をCPUの代わりに手助けをしたりします。
After Effectsでは一部のエフェクトの処理やエンコードなどでGPUを使用するので必要です。
After Effectsを使用する場合、最低GeForce RTX 3070以上のGPU、おすすめは「GeForce RTX 3070 Ti」以上です
After EffectsではPremiereなどの他の動画編集ソフトよりもGPUを多く使用します。性能が高めのGPUがおすすめです。
ケース

サイコムではカスタマイズでPCケースの交換ができます。特にスタンダードモデルの場合は10種類前後の中から選ぶことができます。
詳細をクリックするとカスタマイズできるケースの詳細を見ることができます。
電源
電源は信頼性の高いものを搭載させることをおすすめします。電源が壊れると他のパーツも壊れてしまう可能性があります。
Gold、Platinum、Titaniumと書かれている電源がおすすめです。
性能が高いGPUを選んだ場合、電力が高い電源が必要になることがあります。
OS
Windows 11 Proがおすすめですが、Homeでも構いません。Homeは一部機能が制限されていますが、普段ほとんど使わない機能ばかりです。
その他
それ以外は基本的にどれを選んでも自分のスペックのあったパソコンになっているので自由に決めて構いません。
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