3DCG・3Dモデリングに必要なPCスペック|ソフト・用途別に解説

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最終更新日:2026年7月30日

3DCGや3Dモデリングに使用するパソコンは、一般的な事務作業用PCよりも高い性能が必要です。

ただし、すべての3D制作者に最上位のCPUやGPUが必要なわけではありません。

3D制作には、モデリング、スカルプト、アニメーション、レンダリング、物理シミュレーションなど、さまざまな作業があります。どの作業を中心に行うかによって、CPU、GPU、VRAM、メモリの優先順位が変わります。

一般的な3DCG制作なら、Core Ultra 7・Ryzen 7、GeForce RTX 5060 Ti 16GB~RTX 5070、メモリ32GB、SSD 1TB以上を基準にすると選びやすいです。

用途別のおすすめ構成は、次のとおりです。

用途CPUGPUメモリSSD
学習・軽いモデリングCore Ultra 5・Ryzen 5以上RTX 506032GB1TB
一般的な3DCG制作Core Ultra 7・Ryzen 7RTX 5060 Ti 16GB・RTX 507032~64GB1~2TB
GPUレンダリングCore Ultra 7・Ryzen 7以上RTX 5070 Ti・RTX 508064GB2TB
CPUレンダリングRyzen 9・Core Ultra 9RTX 5060 Ti~RTX 5070 Ti64GB2TB
流体・物理シミュレーションRyzen 9・Core Ultra 9RTX 5070 Ti以上64~128GB2TB以上
大規模制作・業務利用Ryzen 9・Threadripper・XeonRTX 5080・5090・RTX PRO128GB以上も検討2TB以上

この表は各ソフトの最低動作環境ではなく、現在新しくパソコンを購入するときに、比較的快適に作業しやすい当サイト独自の推奨構成です。

3DCG制作に必要なPCスペック

a computer on a desk

3DCG制作向けPCでは、CPUとGPUのどちらか一方だけを高性能にすればよいわけではありません。

作業内容に合わせて、CPU、GPU、VRAM、メモリ、ストレージのバランスを考える必要があります。

CPUはCore Ultra 7・Ryzen 7を基準にする

CPUの選び方

一般的なモデリングやアニメーション制作では、Core Ultra 7またはRyzen 7クラスのCPUがおすすめです。

CPUは、主に次の処理へ影響します。

  • オブジェクトやモディファイアの計算
  • スカルプト操作
  • アニメーションの計算
  • 物理シミュレーション
  • CPUレンダリング
  • ファイルの読み込みや書き出し
  • 複数ソフトの同時使用

軽いモデリングや学習用途であれば、Core Ultra 5やRyzen 5クラスでも使用できます。

一方、CPUレンダリングや流体シミュレーションを頻繁に行う場合は、コア数の多いRyzen 9やCore Ultra 9が有利です。

作業内容CPUの目安
学習・軽いモデリングCore Ultra 5・Ryzen 5以上
一般的なモデリングCore Ultra 7・Ryzen 7
アニメーション制作Core Ultra 7・Ryzen 7以上
CPUレンダリングRyzen 9・Core Ultra 9
流体・物理シミュレーションRyzen 9・Core Ultra 9
大規模制作Ryzen 9・Threadripper・Xeonも検討

Maya 2026の公式動作環境は、64bit対応のIntelまたはAMD CPU、メモリ8GB以上、16GB以上推奨となっています。ただし、これはソフトを動かすための基準であり、大規模シーンを快適に編集できる構成を示すものではありません。

X3D付きRyzenが最適とは限らない

Ryzen 7 9800X3DやRyzen 9 9950X3DなどのX3Dモデルは、ゲーム性能に優れたCPUです。

3D制作にも使用できますが、すべての制作者にとって通常版Ryzenより優れているわけではありません。

CPUタイプ向いている用途
Ryzen 7・Ryzen 9通常版CPUレンダリング、シミュレーション、制作処理
Ryzen X3Dゲーム制作、ゲームと3DCG制作の兼用
Threadripper長時間のCPUレンダリング、大規模シミュレーション
Core Ultraモデリング、Adobeソフトとの併用、一般的な制作

ゲーム開発やVRコンテンツ制作にも使うならX3Dモデルが有力です。

純粋なCPUレンダリング性能や処理時間の短縮を優先する場合は、Ryzen 9 9950Xなどの通常版も比較しましょう。

GPUは使用するレンダラーで決める

GPUの選び方

GPUは、ビューポートの表示やGPUレンダリングに使用されます。

GPU選びでは、単純な性能だけでなく、使用するソフトやレンダラーへの対応状況も重要です。

BlenderのCyclesは、NVIDIAのCUDA・OptiX、AMDのHIP、IntelのoneAPI、AppleのMetalに対応しています。NVIDIA RTXシリーズではOptiXによるレイトレーシングアクセラレーションを利用できます。

一方、3ds Maxに付属するArnoldのGPUレンダリングでは、NVIDIA GPUが必要です。

使用するソフトやレンダラーをまだ決めていない場合は、対応範囲の広いGeForce RTXシリーズを選ぶと扱いやすくなります

用途GPUの目安
学習・軽いモデリングRTX 5060
一般的な3D制作RTX 5060 Ti 16GB・RTX 5070
GPUレンダリングRTX 5070 Ti・RTX 5080
大規模シーンRTX 5080・RTX 5090
業務用・認定環境NVIDIA RTX PRO

GPUレンダリングをほとんど行わず、ZBrushによるスカルプトを中心に使う場合は、GPUを最上位にする必要性は低くなります。

反対に、Blender CyclesやRedshiftでレンダリングする場合は、CPUよりGPUへ予算を配分したほうが、レンダリング時間を短縮しやすくなります。

VRAMはGPU性能と同じくらい重要

VRAMは、GPU専用のメモリです。

3D制作では、次のデータがVRAMへ読み込まれます。

  • ポリゴンやジオメトリ
  • テクスチャ
  • マテリアル
  • ライティング情報
  • レンダリング用データ
  • ビューポート表示用データ

VRAMが不足すると、シーンをGPUへ読み込めなかったり、動作が大幅に遅くなったりする可能性があります。

Blenderは、GPUメモリが不足した場合にシステムメモリの利用を試みることがありますが、性能へ影響すると説明しています。また、複数GPUを搭載しても、通常はVRAM容量が合算されるわけではありません。

VRAM容量向いている用途
8GB学習、軽いモデリング、小規模シーン
12GB一般的な3D制作、中規模シーン
16GBGPUレンダリング、高解像度テクスチャ
24GB大規模シーン、Houdini、業務利用
32GB以上非常に大規模な制作、AI、プロ用途

GeForce RTX 5060 Tiには8GB版と16GB版があり、RTX 5070は12GB、RTX 5070 TiとRTX 5080は16GB、RTX 5090は32GBです。

3D制作では、8GB版のRTX 5060 Tiより、16GB版をおすすめします。

RTX 5060 Ti 16GBとRTX 5070のどちらがよいか

RTX 5070はRTX 5060 Tiより演算性能が高い一方、VRAM容量は12GBです。

RTX 5060 Ti 16GBは処理性能では下位ですが、VRAM容量には余裕があります。

GPUVRAM特徴
RTX 5060 Ti 16GB16GBVRAM重視、比較的大きなシーンを扱いやすい
RTX 507012GB処理速度重視、中規模シーン向け
RTX 5070 Ti16GB性能とVRAMのバランスがよい
RTX 508016GB高速なGPUレンダリング向け
RTX 509032GB大規模シーンや高負荷処理向け

比較的小規模なシーンを高速に処理したいならRTX 5070が適しています。

12GBを超える可能性がある高解像度テクスチャや大規模シーンを扱うなら、RTX 5060 Ti 16GBのほうが作業を続けやすい場合があります。

性能とVRAM容量を両立したい場合は、RTX 5070 Ti以上がおすすめです。

メモリは32GB以上を選ぶ

メモリの選び方

3DCG制作向けPCでは、メモリ32GBを最低限の目安にするのがおすすめです。

16GBでもソフトを起動して軽いモデルを編集できますが、複雑なシーンや高解像度テクスチャを扱うと不足しやすくなります。

作業内容メモリ容量
学習・軽いモデリング32GB
一般的な3D制作32~64GB
GPUレンダリング64GB
CPUレンダリング64GB以上
流体・物理シミュレーション64~128GB
大規模制作128GB以上も検討

MayaやCinema 4Dなどを単体で使用する場合でも、Photoshop、Substance 3D Painter、After Effectsなどを同時に起動するとメモリ消費量が増えます。

Cinema 4D 2025の公式要件では16GB、24GB以上が推奨されていますが、本格的な3D制作では32GB以上を選ぶほうが余裕があります。

Houdini 21・22は16GBを必要条件とし、32GB以上を推奨しています。流体シミュレーションでは64GBが強く推奨されています。

SSDは1TB以上、制作データが多いなら2TB以上

SSD・HDD容量の選び方

3DCG制作では、ソフト本体だけでなく、テクスチャ、素材、キャッシュ、レンダリング結果なども保存します。

そのため、SSDは最低でも1TB、仕事で使用するなら2TB以上がおすすめです。

使用方法ストレージ構成
学習・軽い制作NVMe SSD 1TB
一般的な制作NVMe SSD 2TB
キャッシュを多く使用システム用SSD+キャッシュ用SSD
大量の素材を保存SSD+大容量HDD・NAS
業務利用複数SSD+外部バックアップ

理想的なのは、次のようにドライブを分ける構成です。

  • OS・ソフト用SSD
  • 制作データ・キャッシュ用SSD
  • 完成データ・バックアップ用HDDまたはNAS

HDDはSSDより高速ではありませんが、1TBあたりの価格が安いため、完成データや過去の素材を保管する用途に向いています。

SSDとHDDのどちらも故障する可能性があるため、重要なデータは別ドライブやクラウドへバックアップしましょう。

冷却性能と電源容量も確認する

レンダリングやシミュレーションでは、CPUやGPUが長時間高負荷になります。

性能の高いCPUやGPUを搭載していても、冷却性能が不足すると温度が上がり、処理性能を維持できない可能性があります。

次の項目を確認しましょう。

  • 大型のCPUクーラーを搭載しているか
  • ケース前面から吸気できるか
  • ケースファンが複数あるか
  • GPU周辺に十分な空間があるか
  • 電源容量に余裕があるか
  • 電源が80PLUS Gold以上か

RTX 5070 Tiクラスでは750~850W前後、RTX 5080では850~1000W前後の電源が採用されることが多くなります。

将来GPUを交換する予定がある場合は、標準構成より余裕のある電源を選んでおくと対応しやすくなります。

作業内容によって重視するパーツが違う

3D制作向けPCは、使用するソフトだけでなく、作業内容によって最適な構成が変わります。

モデリング

一般的なポリゴンモデリングでは、CPUのシングルコア性能、GPU、メモリのバランスが重要です。

オブジェクト数やポリゴン数が増えると、ビューポート操作にも高い性能が必要になります。

おすすめ構成は次のとおりです。

パーツおすすめ
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7
GPURTX 5060 Ti 16GB・RTX 5070
メモリ32~64GB
SSD1~2TB

学習用の簡単なモデルなら、Core Ultra 5・Ryzen 5とRTX 5060でも対応できます。

スカルプト

ZBrushなどを使ったスカルプトでは、CPUとメモリが重要です。

ポリゴン数が増えるほどメモリ消費量が増えるため、ハイポリゴンモデルを制作するなら64GB以上を検討しましょう。

ZBrushの公式要件は、OpenGL 3.3・Vulkan 1.1以降に対応したGPUとなっており、最上位のGeForce RTXが必須というソフトではありません。

パーツおすすめ
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7以上
GPURTX 5060~RTX 5070
メモリ32~64GB以上
その他筆圧対応ペンタブレット

GPUへ予算を使いすぎるより、メモリ容量やCPU性能を優先したほうがよい場合があります。

アニメーション

アニメーション制作では、タイムラインの再生、リグ、デフォーマー、物理計算などにCPU性能が影響します。

ビューポート表示にはGPUも必要です。

パーツおすすめ
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7以上
GPURTX 5070以上
メモリ64GB
SSD2TB

複雑なキャラクターリグや大量のオブジェクトを扱う場合は、Ryzen 9やCore Ultra 9も検討しましょう。

GPUレンダリング

Blender Cycles、Redshift、OctaneRenderなどでGPUレンダリングを行う場合は、GPU性能とVRAM容量を最優先にします。

パーツおすすめ
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7
GPURTX 5070 Ti・RTX 5080以上
VRAM16GB以上推奨
メモリ64GB
SSD2TB

GPUレンダリング中心のPCでは、CPUを最上位にするより、GPUを1段階上げたほうが処理時間を短縮できることがあります。

ただし、シーンがVRAMに収まらないとGPU性能を十分に発揮できません。

CPUレンダリング

CPUレンダリングでは、CPUのコア数とマルチコア性能が重要です。

パーツおすすめ
CPURyzen 9 9950X・Core Ultra 9以上
GPURTX 5060 Ti~RTX 5070 Ti
メモリ64~128GB
SSD2TB

レンダリングを長時間行う場合は、360mmクラスの水冷CPUクーラーや、高性能な大型空冷クーラーも検討しましょう。

さらに処理時間を短縮したい業務用途では、Threadripper搭載ワークステーションも選択肢になります。

流体・物理シミュレーション

流体、煙、炎、破壊、クロスなどのシミュレーションでは、CPUとメモリを大量に使用します。

HoudiniではGPUによるPyroや流体シミュレーションの高速化にも対応していますが、扱えるシミュレーション規模はVRAM容量に左右されます。SideFXは大規模シミュレーション向けとして16GB以上のVRAMを挙げています。

パーツおすすめ
CPURyzen 9・Core Ultra 9以上
GPURTX 5070 Ti・RTX 5080以上
VRAM16GB以上
メモリ64~128GB以上
SSD2TB+キャッシュ用SSD

Houdiniを本格的に使う場合は、一般的な3DモデリングPCより1段階上の構成を考えましょう。

ソフト別のおすすめスペック

3DCGソフトごとに機能やレンダリング方式が異なるため、同じPC構成がすべてのソフトに最適とは限りません。

Blender

Blenderは、モデリング、スカルプト、アニメーション、動画編集、レンダリングなどを行える統合型3DCGソフトです

CyclesではGPUレンダリングを利用でき、NVIDIA、AMD、Intel、Appleの対応GPUを使用できます。NVIDIA RTXシリーズではOptiXを利用できます。

用途おすすめ構成
学習・軽いモデリングRyzen 5・Core Ultra 5、RTX 5060、32GB
一般的な制作Ryzen 7・Core Ultra 7、RTX 5060 Ti 16GB、32~64GB
CyclesレンダリングRyzen 7以上、RTX 5070 Ti以上、64GB
大規模シーンRTX 5080・5090、64~128GB

Blenderだけを使用する場合は、GPUレンダリングを行うかどうかで構成を決めると分かりやすくなります。

Cyclesを多用するなら、GPUとVRAMを優先しましょう。

BlenderでCyclesレンダリングを使用する場合の詳しいGPU選びや、おすすめPCについては「BlenderにおすすめのBTOパソコン」で解説しています。

Maya

Mayaは、キャラクターモデリング、リギング、アニメーション、映像制作などで広く使用されているソフトです。

公式要件では16GB以上のメモリが推奨され、GPUは認定ハードウェア一覧の確認が案内されています。

パーツおすすめ構成
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7以上
GPURTX 5070以上
メモリ32~64GB
SSD1~2TB

ArnoldのCPUレンダリングを使用するならRyzen 9やCore Ultra 9、GPUレンダリングを使うならRTX 5070 Ti以上を検討しましょう。

業務で認定環境が必要な場合は、NVIDIA RTX PROも選択肢になります。

3ds Max

3ds Maxは、建築ビジュアライゼーション、ゲーム、映像、プロダクト制作などで使用されています

標準レンダラーのArnoldでGPUレンダリングを行う場合は、NVIDIA GPUが必要です。

パーツおすすめ構成
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7以上
GPURTX 5070~RTX 5080
メモリ32~64GB
SSD2TB

建築物の大規模シーンや高解像度テクスチャを扱う場合は、VRAM16GB以上がおすすめです。

V-RayやCorona Rendererなどを使用する場合は、CPU・GPUのどちらでレンダリングするかも確認しましょう。

Cinema 4D・Redshift

Cinema 4Dは、モーショングラフィックスや映像制作で多く使用されています

Cinema 4D 2025では16GBのメモリが必要で、24GB以上が推奨されています。GPUは4GB以上、8GB以上のVRAMが推奨されています。

しかし、Redshiftによる本格的なGPUレンダリングを行う場合は、さらに高性能なGPUが必要です。

パーツおすすめ構成
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7以上
GPURTX 5070 Ti・RTX 5080
メモリ64GB
SSD2TB

Cinema 4DとAfter Effectsを同時に使用する場合は、メモリ64GB以上をおすすめします。

ZBrush

ZBrushは、デジタルスカルプトに特化したソフトです。

GPU性能よりも、CPU、メモリ、ペンタブレットの操作性を重視します。

パーツおすすめ構成
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7
GPURTX 5060~RTX 5070
メモリ32~64GB以上
SSD1TB以上

非常に細かいモデルを扱う場合は、GPUを最上位にするより、メモリを64GB以上に増やすほうが効果的な場合があります。

ZBrushからSubstance 3D PainterやBlenderへデータを移すなら、RTX 5060 Ti 16GB以上を選んでおくと他の作業にも対応しやすくなります。

Houdini

Houdiniは、プロシージャルモデリング、流体、煙、炎、破壊などのシミュレーションに強いソフトです。

Houdini 22の公式要件では、メモリ16GBが必要で、32GB以上が推奨されています。流体シミュレーションでは64GBが強く推奨されています。

公式要件では、デュアルディスプレイや1920×1200を超えるディスプレイで12GB以上のVRAMが必要とされています。また、大規模シミュレーションでは16GB以上のVRAMが理想的とされています。

パーツおすすめ構成
CPURyzen 9・Core Ultra 9以上
GPURTX 5070 Ti・RTX 5080以上
VRAM16GB以上
メモリ64~128GB以上
SSD2TB+キャッシュ用SSD

Houdiniを本格的に使用する場合は、この記事内の「一般的な3D制作向け」ではなく、「シミュレーション向け」の構成を選びましょう。

VRAMは8GB・12GB・16GBのどれが必要か

VRAM容量は、使用するソフト名だけでなく、シーンの規模やテクスチャ解像度によって決まります。

VRAM 8GBが向いている人

次の用途なら8GBでも対応できます。

  • 3DCGの学習
  • 軽いモデリング
  • 小規模なシーン
  • ZBrush中心の制作
  • GPUレンダリングをあまり使用しない

ただし、現在新しく3D制作向けPCを購入する場合は、長期使用を考えて12GB以上を選ぶのがおすすめです。

RTX 5060 Tiを選ぶなら、8GB版より16GB版を優先しましょう。

VRAM 12GBが向いている人

RTX 5070に搭載されている12GBは、一般的な3D制作に対応しやすい容量です。

  • 一般的なモデリング
  • 中規模シーン
  • Mayaや3ds Maxのビューポート
  • 軽~中程度のGPUレンダリング
  • ゲーム開発との兼用

ただし、大量の4K・8Kテクスチャや大規模なGPUレンダリングでは不足する可能性があります。

VRAM 16GBが向いている人

16GBは、本格的な3D制作向けとしてバランスのよい容量です。

  • Blender Cycles
  • Redshift
  • 高解像度テクスチャ
  • 複雑なシーン
  • Houdini
  • 3DCGと動画編集の併用

RTX 5060 Ti 16GB、RTX 5070 Ti、RTX 5080が該当します。

処理性能を重視するならRTX 5070 Ti・RTX 5080、予算を抑えながらVRAM容量を確保したいならRTX 5060 Ti 16GBがおすすめです。

VRAM 24GB以上が向いている人

24GB以上は、次のような用途で検討します。

  • 非常に大規模なシーン
  • 多数の高解像度テクスチャ
  • Houdiniの大規模処理
  • 建築・製造業の業務用データ
  • AIと3DCGの併用
  • 認定ワークステーション環境

GeForceではRTX 5090が32GB、RTX PRO 4000 Blackwellは24GBを搭載しています。NVIDIA RTX PROには、32GB、48GB、72GB、96GBなど、さらに大容量の製品も用意されています。

GeForceとNVIDIA RTX PROの違い

3DCG向けPCには、GeForce RTXとNVIDIA RTX PROのどちらかが搭載されます。

多くの個人制作者には、GeForce RTXがおすすめです。

比較項目GeForce RTXNVIDIA RTX PRO
価格性能比高い価格が高い
GPUレンダリング高速対応
VRAM最大32GB24~96GBなど
ECCメモリ基本的に非対応対応モデルあり
認定ドライバー限定的業務ソフト向け
向いている人個人・小規模制作企業・専門業務

GeForce RTXがおすすめな人

次のような人にはGeForce RTXが向いています。

  • Blenderを使用する
  • 個人で3DCGを制作する
  • GPUレンダリング速度を重視する
  • 予算を抑えたい
  • ゲームや動画編集にも使用する

GeForce RTX 5070 TiやRTX 5080は、GPUレンダリング用として高い性能を確保できます。

NVIDIA RTX PROがおすすめな人

RTX PROは次のような用途に向いています。

  • Maya・3ds Maxなどの認定構成が必要
  • 企業で使用する
  • ECC付きVRAMが必要
  • 24GBを超えるVRAMが必要
  • 安定性やサポートを重視する
  • 非常に大規模な業務用データを扱う

RTX PRO 4000 Blackwellは24GBのGDDR7メモリを搭載し、上位モデルではさらに大容量のVRAMを選べます。

ただし、一般的なBlender制作だけを目的にRTX PROを選ぶと、費用が高くなりすぎる可能性があります。

用途別のおすすめ構成

学習・軽いモデリング向け

パーツおすすめ構成
CPUCore Ultra 5・Ryzen 5以上
GPURTX 5060
メモリ32GB
SSD1TB
電源650~750W程度

BlenderやMayaを学習し、小規模なモデルを制作する構成です。

GPUレンダリングを本格的に使わないなら、上位GPUは必要ありません。

ただし、将来的にGPUレンダリングへ進む予定があるなら、RTX 5060 Ti 16GBを選んでおくと長く使いやすくなります。

一般的な3DCG制作向け

パーツおすすめ構成
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7
GPURTX 5060 Ti 16GB・RTX 5070
メモリ32~64GB
SSD1~2TB
電源750W前後

モデリング、アニメーション、軽~中程度のレンダリングに対応する構成です。

幅広い用途へ対応したい場合は、メモリ64GB、SSD 2TBへ増やすと余裕があります。

GPUレンダリング向け

パーツおすすめ構成
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7以上
GPURTX 5070 Ti・RTX 5080
メモリ64GB
SSD2TB
電源850~1000W程度

Blender CyclesやRedshiftを使用する人向けです。

CPUを最上位にするより、RTX 5070からRTX 5070 Ti・RTX 5080へGPUを上げることを優先しましょう。

CPUレンダリング・シミュレーション向け

パーツおすすめ構成
CPURyzen 9 9950X・Core Ultra 9以上
GPURTX 5070~RTX 5070 Ti
メモリ64~128GB
SSD2TB+キャッシュ用SSD
冷却大型空冷・水冷

CPUレンダリングや物理シミュレーションでは、CPUのコア数とメモリ容量を優先します。

ゲーム性能を最優先しない場合は、X3D付きRyzenだけでなく、通常版Ryzen 9も比較しましょう。

大規模制作・プロ用途

パーツおすすめ構成
CPURyzen 9・Threadripper・Xeon
GPURTX 5080・RTX 5090・RTX PRO
メモリ128GB以上も検討
SSD2TB以上+複数ストレージ
OSWindows 11 Proも検討

大規模な映像制作、建築、製造、Houdini、AIとの併用などを想定した構成です。

ソフトウェア会社が指定する認定ハードウェアやドライバーがある場合は、価格だけでなく認定状況を優先してください。

3DCG制作向けおすすめPC

ここでは、2026年7月30日時点で公式サイトに掲載されているモデルを、用途別に紹介します。

価格や販売状況は変わるため、購入時には公式ページで最新情報を確認してください。

3DCG制作向けおすすめPC比較表

製品主な用途CPUGPU・VRAMメモリSSD
DAIV FM-A7G6TVRAM重視・標準構成Ryzen 7 9700XRTX 5060 Ti 16GB32GB1TB
G-GEAR プレミアムミドルタワー GE7J-M261/BH一般的な3DCG制作Core Ultra 7 270K PlusRTX 5070 12GB32GB1TB
SENSE-F189-265F-TKX[CG MOVIE GARAGE]3DCG・動画編集の兼用Core Ultra 7 265FRTX 5070 12GB64GB1TB
DAIV FX-I7G80(Vket推奨PC)GPUレンダリングCore Ultra 7 270K PlusRTX 5080 16GB64GB1TB
Lepton Hydro WSX870ACPU・GPU処理と冷却重視Ryzen 9 9950X水冷RTX 5080 16GB64GB1TB
DAIV FX-I7N40業務・認定環境Core Ultra 7 270K PlusRTX PRO 4000 Blackwell 24GB64GB1TB

6台の中で価格とVRAM容量のバランスを重視するなら、RTX 5060 Ti 16GBを搭載したDAIV FM-A7G6Tが候補です。

一般的なモデリングやアニメーション制作では、RTX 5070を搭載したG-GEARまたはSENSE∞が選びやすくなります。G-GEARはCPU性能、SENSE∞は標準メモリ64GBが強みです。

Blender CyclesやRedshiftなどのGPUレンダリングを重視する場合は、RTX 5080を搭載したDAIV FX-I7G80またはLepton Hydro WSX870Aが向いています。

CPUレンダリングとGPUレンダリングの両方を長時間行う場合は、Ryzen 9 9950XとCPU・GPUのデュアル水冷を採用したLepton Hydro WSX870Aが有力です。

企業での業務利用、認定ドライバー、大容量VRAMを重視する場合は、RTX PRO 4000 Blackwell 24GBを搭載したDAIV FX-I7N40を検討しましょう。

VRAM重視の標準構成:DAIV FM-A7G6T

パーツ構成
CPURyzen 7 9700X
GPUGeForce RTX 5060 Ti 16GB
メモリ32GB
SSD1TB
CPUクーラー240mm水冷
保証3年間

DAIV FM-A7G6T」は、Ryzen 7 9700XとRTX 5060 Ti 16GBを搭載したクリエイター向けPCです。メモリ32GB、SSD 1TB、240mm水冷CPUクーラーを標準搭載しています。

RTX 5060 Tiの処理性能は上位GPUに及びませんが、16GBのVRAMを搭載していることが強みです

次のような人に向いています。

  • Blenderを学習する
  • モデリングを中心に使う
  • VRAM容量を確保したい
  • 軽~中程度のGPUレンダリングを行う
  • 長期保証を重視する

3D制作を本格的に行う場合は、メモリ64GB、SSD 2TBへの変更を検討しましょう。

一般的な3DCG制作向け:G-GEAR GE7J-M261BH/CP1

パーツ構成
CPUCore Ultra 7 270K Plus
GPUGeForce RTX 5070 12GB
メモリ32GB
SSD1TB

G-GEAR プレミアムミドルタワー GE7J-M261/BH」は、Core Ultra 7 270K Plus、RTX 5070、メモリ32GB、SSD 1TBを搭載しています。

RTX 5070は12GBのVRAMを搭載し、一般的なモデリングや中規模のGPUレンダリングに対応しやすい構成です。

次の用途に向いています。

  • Maya・3ds Max
  • Blenderの一般的な制作
  • ゲーム開発
  • 3DCGと動画編集の兼用
  • 中規模シーン

標準SSDは1TBなので、大量の素材やキャッシュを保存する場合は2TB以上をおすすめします。

3DCG制作と動画編集の兼用向け:SENSE-F189-265F-TKX[CG MOVIE GARAGE]

パーツ構成
CPUCore Ultra 7 265F
GPUGeForce RTX 5070 12GB
メモリ64GB
SSD1TB NVMe SSD
CPUクーラー空冷CPUクーラー
保証1年間

SENSE-F189-265F-TKX[CG MOVIE GARAGE]」は、Core Ultra 7 265FとGeForce RTX 5070 12GBを搭載したクリエイター向けPCです。

標準でメモリ64GBを搭載しているため、Blender、Maya、3ds Max、Cinema 4Dなどを使った一般的なモデリングやアニメーション制作に対応しやすい構成です。Photoshop、Substance 3D Painter、After Effectsなどを同時に使用する場合にも、メモリ容量に余裕があります。

RTX 5070は12GBのVRAMを搭載しており、中規模までのシーンや軽~中程度のGPUレンダリングに向いています。

次のような人におすすめです。

  • 一般的な3Dモデリングを行う
  • MayaやBlenderでアニメーションを制作する
  • 3DCGと動画編集を同じPCで行う
  • 最初からメモリ64GBを搭載したい
  • パソコン工房の実店舗サポートを利用したい

一方、RTX 5070のVRAMは12GBです。大量の高解像度テクスチャや大規模シーンを扱う場合は、16GBのVRAMを搭載したRTX 5070 TiやRTX 5080のほうが適しています。

標準SSDは1TBなので、3DCG素材、テクスチャ、キャッシュ、レンダリング結果を保存する場合は、2TBへの変更または2台目のSSD追加がおすすめです。

GPUレンダリング向け:DAIV FX-I7G80

パーツ構成
CPUCore Ultra 7 270K Plus
GPUGeForce RTX 5080 16GB
メモリ64GB
SSD1TB

DAIV FX-I7G80(Vket推奨PC)」は、Core Ultra 7 270K Plus、RTX 5080、メモリ64GBを搭載したクリエイター向けフルタワーPCです。

RTX 5080は16GBのVRAMを搭載しており、Blender CyclesやRedshiftなどのGPUレンダリングに向いています。

  • GPUレンダリングを高速化したい
  • Cinema 4D・Redshiftを使う
  • 高解像度テクスチャを扱う
  • After Effectsや動画編集も行う

また標準SSDが1TBの構成では、制作データやキャッシュ用として不足する可能性があります。2TB以上、または2台目のSSDを追加するのがおすすめです。

CPU・GPU処理と冷却重視:Lepton Hydro WSX870A

パーツ構成
CPURyzen 9 9950X
GPUGeForce RTX 5080 16GB
メモリ64GB
SSD1TB
CPUクーラー240mm水冷
GPUクーラー240mm水冷
電源1000W・80PLUS Gold

サイコムの「Lepton Hydro WSX870A」は、Ryzen 9 9950Xと水冷仕様のRTX 5080を搭載したデュアル水冷PCです。標準構成ではメモリ64GB、SSD 1TB、1000W電源を搭載しています。

CPUとGPUの両方へ長時間負荷をかける用途に向いています。

  • CPUレンダリング
  • GPUレンダリング
  • 流体・物理シミュレーション
  • 長時間の連続処理
  • 静音性と冷却性能を重視する

SSDは2TB以上へ変更し、シミュレーションを行う場合はキャッシュ用SSDの追加も検討しましょう。

業務・認定環境向け:DAIV FX-I7N40

パーツ構成
CPUCore Ultra 7 270K Plus
GPUNVIDIA RTX PRO 4000 Blackwell 24GB
メモリ64GB
SSD1TB
保証3年間

DAIV FX-I7N40」は、Core Ultra 7 270K PlusとNVIDIA RTX PRO 4000 Blackwellを搭載したワークステーションです。RTX PRO 4000は24GBのVRAMを搭載しています。

次のような人に向いています。

  • 企業で使用する
  • 業務用3Dソフトを使う
  • 24GBのVRAMが必要
  • 認定ドライバーを重視する
  • 大規模なシーンを扱う

個人でBlenderを使用するだけなら、GeForce RTX 5080搭載PCのほうが価格性能比に優れる場合があります。

RTX PROは、単純なレンダリング速度だけでなく、認定環境、大容量VRAM、安定性を必要とする場合に選びましょう。

ノートPCでも3DCG制作はできるか

高性能なクリエイター向けノートPCやゲーミングノートPCなら、3DCG制作は可能です。

ただし、同じGPU名でもデスクトップ版とLaptop GPUでは性能が異なります

また、ノートPC用GPUは、同じ型番でも製品ごとに消費電力の設定が異なるため、薄型モデルと大型モデルで性能差が生じます。

ノートPCが向いている人

  • 学校や職場へ持ち運ぶ
  • 撮影現場や出張先で作業する
  • 軽~中程度のモデリングを行う
  • 設置スペースを抑えたい
  • 外部モニターと組み合わせる

デスクトップPCが向いている人

  • 自宅や事務所だけで作業する
  • GPUレンダリングを長時間行う
  • Houdiniを使用する
  • メモリを64~128GBへ増設したい
  • GPUやSSDを後から交換したい
  • 静音性や冷却性能を重視する

本格的な3DCG制作では、同じ予算で高い性能を確保しやすく、増設もしやすいデスクトップPCがおすすめです。

ノートPCを選ぶ場合は、次の項目を確認しましょう。

  • GPUの型番と消費電力
  • VRAM容量
  • メモリを増設できるか
  • SSDスロットがいくつあるか
  • ディスプレイの色域
  • 冷却機構
  • ACアダプターの大きさ

BTOで変更したいカスタマイズ

BTOパソコンを購入するときは、CPUとGPU以外の構成も確認しましょう。

メモリは32GBから64GBへ変更する

標準メモリが16GBのモデルは、3D制作向けとしては余裕が少なめです。

一般的な3DCG制作なら32GB、本格的なレンダリングや複数ソフトの併用では64GBがおすすめです。

Houdini、流体シミュレーション、大規模シーンでは128GBも検討しましょう。

SSDは1TBから2TBへ変更する

3Dソフト、素材、テクスチャ、キャッシュを保存すると、1TBでは容量不足になりやすくなります

予算に余裕があるなら、次の構成がおすすめです。

  • システム用SSD:1~2TB
  • 制作データ・キャッシュ用SSD:1~2TB
  • バックアップ用HDD:4TB以上

大量のキャッシュを書き込む場合は、OS用SSDとは別にキャッシュ用SSDを用意すると管理しやすくなります。

CPUクーラーを強化する

Ryzen 9やCore Ultra 9でCPUレンダリングを行う場合は、標準クーラーではなく、高性能なCPUクーラーを選びましょう。

  • 大型空冷CPUクーラー
  • 240mm水冷
  • 360mm水冷

長時間レンダリングでは、瞬間的な最高性能だけでなく、性能を継続できる冷却能力が重要です。

電源容量に余裕を持たせる

RTX 5070 TiやRTX 5080搭載モデルでは、電源容量も確認しましょう。

将来GPUを交換する可能性があるなら、現在の構成に必要な最低容量より少し余裕を持たせるのがおすすめです。

電源は容量だけでなく、80PLUS Gold以上の認証、ATX 3.xへの対応、メーカーや保証期間も確認しましょう。

よくある質問

3DモデリングにはCore Ultra 9やRyzen 9が必要ですか?

一般的なモデリングには必須ではありません。

Core Ultra 7やRyzen 7でも十分対応できます。

Ryzen 9やCore Ultra 9は、CPUレンダリング、物理シミュレーション、大規模シーン、複数ソフトの同時使用を行う場合に検討しましょう。

RTX 5060でも3DCG制作はできますか?

学習や軽いモデリングであれば可能です。

ただし、RTX 5060のVRAMは8GBなので、大規模なGPUレンダリングや高解像度テクスチャでは不足する可能性があります。

本格的に使用するなら、RTX 5060 Ti 16GB以上がおすすめです。

RTX 5060 Ti 16GBとRTX 5070はどちらがおすすめですか?

レンダリング速度やビューポート性能を重視するならRTX 5070、VRAM容量を重視するならRTX 5060 Ti 16GBが候補になります。

両方を重視する場合は、16GBのVRAMを搭載したRTX 5070 Tiがおすすめです。

メモリ32GBでも足りますか?

一般的なモデリングや学習用途なら32GBでも対応できます。

GPUレンダリング、複数ソフトの併用、複雑なシーンでは64GBがおすすめです。

Houdiniや大規模シミュレーションでは64~128GBを検討しましょう。

BlenderにはNVIDIAとAMDのどちらがよいですか?

Blender CyclesはNVIDIA、AMD、Intel、Appleの対応GPUを利用できます。

ただし、OptiX、CUDA、他の3Dソフトやレンダラーとの互換性まで考えると、NVIDIA GeForce RTXシリーズが選びやすい傾向があります。

AMD GPUを選ぶ場合は、使用するレンダラーやプラグインが正式対応しているか確認しましょう。

GeForceではなくRTX PROが必要ですか?

個人でBlender、Maya、Cinema 4Dなどを使用する場合は、GeForce RTXで十分なことが多いです。

RTX PROは、認定ドライバー、ECCメモリ、大容量VRAM、業務サポートなどが必要な場合に向いています。

3DCG制作にゲーミングPCを使ってもよいですか?

使用できます。

ゲーミングPCも高性能なCPUとGPUを搭載しているため、3DCG制作に対応できます。

ただし、標準メモリが16GB、SSDが1TBだけのモデルもあるため、3D制作向けにメモリやストレージを増やす必要があります。

また、仕事で認定GPUが必要な場合は、一般的なゲーミングPCでは条件を満たさない可能性があります。

3DCG制作にはデスクトップPCとノートPCのどちらがおすすめですか?

持ち運ばないならデスクトップPCがおすすめです。

デスクトップPCは、同じ価格帯で高性能なGPUを選びやすく、冷却、メモリ増設、SSD増設にも優れています。

学校や職場へ持ち運ぶ必要がある場合は、高性能ノートPCを選びましょう。

まとめ

3DCG・3Dモデリング向けPCは、使用するソフト名だけでなく、モデリング、レンダリング、スカルプト、シミュレーションのどれを中心に行うかで選ぶ必要があります。

一般的な3DCG制作では、次の構成を基準にすると選びやすくなります。

パーツ基準となる構成
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7
GPURTX 5060 Ti 16GB・RTX 5070
メモリ32~64GB
SSD1~2TB
電源750W前後

GPUレンダリングを中心に使用するなら、RTX 5070 Ti・RTX 5080とメモリ64GBがおすすめです。

CPUレンダリングや流体シミュレーションを行う場合は、Ryzen 9・Core Ultra 9、メモリ64~128GBを検討しましょう。

また、GPUの型番だけでなくVRAM容量も重要です。

RTX 5070のほうがRTX 5060 Tiより高速ですが、VRAM容量はRTX 5060 Ti 16GBのほうが多くなります。大規模シーンでは、処理性能より先にVRAMが不足する場合があるため、扱うデータの規模も考えて選びましょう。

3D制作PCで迷った場合は、次の順番で決めるのがおすすめです。

  1. 使用する3Dソフトを決める
  2. CPU・GPUのどちらでレンダリングするか確認する
  3. 扱うシーンやテクスチャの規模を考える
  4. 必要なVRAM容量を決める
  5. メモリとSSDに余裕を持たせる

すべての人にCore Ultra 9・Ryzen 9やRTX 5080が必要なわけではありません。

自分の作業で負荷がかかるパーツを見極め、CPU、GPU、VRAM、メモリへ適切に予算を配分しましょう。

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