もし2-in-1パソコンでイラスト制作をするなら?必ず買う前にスペックの確認が必要


イラスト制作ならノートPCでもおすすめ

Computer Laptop Technology Keyboard  - Free-Photos / Pixabay

イラスト制作には基本的にデスクトップPCがおすすめ

イラスト制作に最適なパソコンとはCLIP STUDIO PAINTやAdobe Photoshop、Illustrator、ペイントツールSAIなどのイラスト制作ソフトを使用するのに重くなりにくく描きやすい十分な性能があるパソコンです。

イラスト制作、動画編集、映像制作、音楽制作、3DCG制作などをしたいクリエイターの方には基本的にデスクトップPCをおすすめしています

ノートPCはデスクトップPCより性能が低く、価格が高く、壊れやすいなどが理由です。

特にパソコンを使用しているうちに動作が重くなったりフリーズしやすくなったりするのにストレスを感じる方は必ずデスクトップPCを選ぶべきです。

デスクトップPCの選び方はこちらのページを参考にしてください。

ノートPCは出先でもイラストを描きたい方におすすめ

純粋に性能だけで考えると「デスクトップPC + 液晶ペンタブレット」のほうがおそらくコスパが高いです。

ですが最近はノートPCの性能がかなり高くなりました。イラスト制作ソフトの場合、他の制作ソフトと比べると必要なスペックがそこまで高くないので、イラスト制作に十分できる性能があるノートPCも出てきています。

またイラスト制作をしたいイラストレーターの方にとっては他のクリエイターの方よりもノートPCを持つメリットが多くあります。

例えば最近のノートパソコンは画面がタッチパネルになっているものがあります。タッチパネル対応のノートPCなら液晶ペンタブレットに近い使い方ができます。

もし持ち歩いてイラストを描きたい方や出先で修正したりラフを描いたりしたい方などにはメリットが大きいです。

本格的な制作にはやはりペンタブレットがおすすめ

ですがもしノートPCにペンタブレットをつなげて使うのが目的の方なら純粋に性能の高いノートPCを買ったほうがいいでしょう。

タッチパネル搭載のノートPCはあまり多くなく性能が低いものも結構あります。「性能の高いノートPC+ダブレット」のほうがコスパは高いです。

ノートPCのタッチパネルは筆圧感度などの問題があるので、イラスト制作にはペンタブがあったほうがいいです。

性能の高いノートPCの選び方はこちらのページを参考にしてください。

イラスト制作ができる性能があるか確認する

以前のノートPCにはクリエイター系ソフトを使えない性能が低いものがとても多かったのですが、最近は性能が高いものも出てきています。

ノートPCにイラスト制作が出来る性能があるかどうかは「スペック」を確認すればわかります。

ノートPCは価格が高いからと言って性能が高いとは限らないので、高いものを買えばいいというわけではありません。

確認する必要のあるスペックは、

  • OS
  • CPU
  • メモリ容量
  • SSD容量
  • GPU

です。

イラスト制作には2-in-1パソコンもおすすめ

2-in-1パソコンの違いとは

コンパーチブルセパレート、2-in-1タブレット
特徴液晶パネルが360°回転できる
キーボードは外せない
キーボードを外してタブレットのように使用できる
性能ノートPCとほぼ同じノートPCより低い
搭載OSWindowsが多いがChromeBookもあるWindows、Android、ChromeBookなど
画面サイズ12インチ~15.6インチが多い8インチ~13.5インチが多い
メリット性能が高い
ノートPC+タブレットのように使える
持ち運びが楽
デメリット重い性能が低い
性能が高いものは価格も高い

2-in-1 PCとはタブレットPCのようにも使えるノートPCです。

2-in-1 PCには2つのタイプがあります。

  • コンパーチブル型:液晶パネルを360°回転できるノートPC
  • セパレート型:液晶パネルからキーボードを外してタブレットPCのように使えるパソコン

コンパーチブル型のノートPCはおすすめ

HP Pavilion x360 14-dw 製品詳細 – ノートパソコン | 日本HP

コンパーチブルとは液晶パネルを360°回転させることができるノートPCです。

液晶パネルをキーボード部分の裏側まで完全に回すと液晶タブレットのように使用できますし、270°~330°あたりにすると立たせることもできます。

こちらは普段ノートPCとしても使って、イラスト制作ソフトを使用するときにはタブレットのように使いたいイラストレーターの方におすすめです。

特にコンパーチブル型のPCはタブレットPCよりも性能が高い製品が多いです。タブレットPCは性能が高いものはほとんどありません。タブレットPCの動作が重くて使いにくいと感じている方はタブレットのようにも使用できるコンパーチブル型がおすすめです。

ですがタブレットPCよりも画面が大きく、重量も1kg前後あるものも多いので、タブレットPCのように持ち歩くのは少し不便です。

セパレート型PCはあまりいい製品がない

セパレート型(デタッチャブル、2-in-1 PC)はキーボードを外すと完全にタブレットPCのように使えるパソコンです。

以前は様々なメーカーから多くの製品が出ていましたが最近は少なくなっています。

OSはWindows以外にもAndroid、iPadOS、ChromeOSなど様々なものが搭載されているので注意しなければなりません。

また性能は低いものがほとんどと言っていいくらいまともな性能があるPCは見つかりません。iPadは性能が高いですが、それ以外は性能が低いものがほとんどです。

タブレットPCとして使用したい方はiPadを買ったほうがいいでしょう。


セパレート型には「2in1タブレット」も含まれることがあります。2-in-1タブレットはタブレットPCにキーボードをドッキングさせてノートPCのようにも使えるタブレットPCです。

意味的にはセパレート型PCも2-in-1タブレットも似たようなものですが、販売サイトによっては別々のところに置かれているところもあります。

例えばSurface GoなどはWindows搭載でキーボードは別売りですが「ノートPC」のカテゴリにあったり、セパレートタイプのWindowsパソコンが「タブレットPC」のカテゴリあるところなどあります。

ちょっとややこしいので必ず買う前に仕様を確認する必要があります。

パソコンメーカーや販売サイトによって区別の仕方がバラバラなので少し注意しなければなりません

ノートPCを買う前に必ず「スペック」を確認する

OS:Windowsがおすすめ

OSにはWindowsやAndroid、Chrome OSなどがあります。

基本的にはWindowsがおすすめです。

ノートPCにはChromebookのChrome OSのものもありますがイラスト制作ソフトが使用できない可能性が高く、性能も低いものがほとんどなのでおすすめできません。

CPU:Core i7・Ryzen 7以上(ベンチマークスコアの確認がおすすめ)

🔽 CPUの性能一覧(クリック・タップで見る)

CPUはパソコンの動作全般を担当するパーツです。CPUの性能が低いとパソコンの動作が重くなったり、フリーズしやすくなってしまったりします。

ノートPC用のCPUはほぼ全て省電力化のために性能が落とされています。同じCore i7でもデスクトップ用のCore i7よりも性能が半分や3分の1くらいにしかならないものさえありました。

しかし最近の第11世代のCore iシリーズやRyzenの4000番台・5000番台のCPUにはノート用のCPUでも性能があまり落ちないものが出てくるようになりました。

なのでそのような性能の高い最新のCPUを搭載されたノートPCならクリエイター向けの制作ソフトも使用できます。

上の表を見るようにノート用のCPUにはかなりの種類がありますし、性能もかなりバラバラです。

デスクトップ用のCPUならCore i7の方がCore i5よりもほぼ必ず性能が高いの「Core i5よりもCore i7のほうがおすすめ」と簡単に言うことができますが、ノート用のCPUだと省電力の性能など様々な理由で性能が変わるため個別に判断しなければなりません。

どのくらいの性能のCPUがいいかですが、できればデスクトップのCore i7くらいの性能が欲しいです。ですがそれだと製品が少ないので最低でもデスクトップ用CPUのCore i5くらいの性能、PassMarkスコアで15,000以上の性能がほしいです。

メモリ容量:16GB以上欲しい

メモリは読み込んだデータや編集中のデータを入れておくパーツです。

イラスト制作ソフトの場合はレイヤーを増やしたりなどソフトを使用しているうちに容量を消費します。

最低でも16GBあったほうがいいでしょう。できれば32GBほしいですが、32GB以上のノートPCは製品の数が少ないでしょう。

SSD容量:500GB以上あったほうがいい

SSDはデータを保存するためのパーツです。

ソフトをインストールしたり、画像データを保存すると容量を使用します。

パソコンには元々パソコンを使用するのに必要なソフトが入っているので、スペック表に表示されている容量よりも使用できる容量は少ないです。なので240GBなどでは少ないです。

HDDが搭載されているノートPCもありますがあまりおすすめではありません。HDDは物理的に壊れやすい仕組みになっているので振動や誤って落としたときなどにすぐ壊れてしまいます。

GPU:できれば内臓グラフィックではないもの。GTX 1650以上の性能

⬇ グラフィックボード・GPUの性能一覧(クリック・タップで見る)

GPUはグラフィック関係の処理をするパーツです。GPUは元々は3Dを表示するためのパーツですが、最近は画像関係・映像関係の処理を担当したりします。

イラスト制作ソフトでもGPUによって一部のエフェクトや動作の処理を最適化、高速化するのであったほうがいいです。例えばPhotoshopでは「ぼかし」「フリックパン」「遠近法ワープ」「ニューラルフィルター」などで使用します。

内蔵グラフィックでは性能が低いのでエフェクト処理に時間がかかります。内蔵グラフィックには「Intel UHD」、「Radeon RX Vega」、「Xe」などがあります。

ただし最新の内蔵グラフィックは以前よりは性能が上がってはいます。もし我慢できるならイラスト制作自体は内蔵グラフィックでも可能です。

★おすすめのイラスト制作向けノートPC

ROG Flow X13(コンパーチブル・高コスパ) / ASUS

ASUSは世界シェアが高い台湾のパソコンメーカーです。性能が高いパソコンをコスパが高く買えるのでおすすめです。

イラストレーターの方におすすめのノートパソコン 「ROG Flow X13 GV301QE (GV301QE-R9R3050T120)」です。

  • CPU:Ryzen 9 5900HS(Passmarkスコア:22,394)
  • グラフィック:GeForce RTX 3050 Ti(Passmarkスコア:9,407)
  • メモリ:16GB
  • SSD:512GB

2-in-1パソコン、タッチパネル付き、Ryzen 7以上、GPU搭載、メモリ容量16GB以上、SSD容量500GB以上にすべて該当するパソコンはほとんどないのですべての条件を満たしているこちらのPCがおすすめです。


公式サイトで見るにはこちら

Lenovo Yoga 760(コンパーチブル) / Lenovo

Lenovoは世界シェアが1位になる時もある国際的なパソコンメーカーです。コストパフォーマンスが高いパソコンが多いのでおすすめです。

イラスト制作におすすめのノートパソコンは「Lenovo Yoga 760(14)」です。スペックは、

  • CPU:Ryzen 7 5800U(Passmarkスコア:19,340)
  • メモリ:16GB
  • SSD:512GB
  • GPU:内蔵グラフィック(Passmarkスコア:2,384)

となっています。こちらはGPUが内蔵グラフィックとなっていますので注意してください。


公式サイトで見るにはこちら

HP ENVY x360 15-ee(コンパーチブル) / HP

HPはアメリカのパソコンメーカーです。

イラスト制作におすすめのノートパソコンは「HP ENVY x360 15-ee(AMD)パフォーマンスモデルG2」です。スペックは、

  • CPU:Ryzen 7 5700U(Passmarkスコア:16,549)
  • メモリ:16GB
  • SSD:512GB
  • GPU:内蔵グラフィック

となっています。こちらもGPUが内蔵グラフィックとなっていますので注意してください。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

ThinkPad X12 Detachable(セパレート) / Lenovo

Lenovoの「ThinkPad X12 Detachable」はセパレート型2-in-1パソコンです。

イラスト制作におすすめのパソコンは「ThinkPad X12 Detachable:プレミアム」です。スペックは、

  • CPU:Intel Core i9-11900H(Passmarkスコア:22,302)
  • メモリ:16GB
  • SSD:512GB
  • GPU:内蔵グラフィックIntel Iris Xe(Passmarkスコア:2,851)

となっています。こちらのPCは内蔵グラフィックなので注意してください。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

Creator Z16 A11U(GPU搭載・ハイスペック) / MSI

MSIは台湾の大手パソコン、PCパーツメーカーです。

イラスト制作におすすめのノートパソコンは「Creator Z16 A11U [CREATOR-Z16-A11UET-010JP]」です。スペックは、

  • CPU:Intel Core i9-11900H(Passmarkスコア:22,302)
  • メモリ:32GB
  • SSD:1TB
  • GPU:GeForce RTX 3060(PassMarkスコア:16,617)

となっています。こちらのPCは2-in-1ではないので注意してください。

関連ページ

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