使用目的にあったパソコンの選び方!
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最終更新日:2025年8月1日
パソコンは様々なパーツの組み合わせでできている機器です。例えばCPU、メモリ、グラフィックボード、SSDなどです。
それぞれのパーツはもちろん役割が違います。
なので使用目的によって必要な性能が変わります。
例えば動画編集をしたい場合、動画データは他のデータ(文章データ、音楽データなど)と比べて容量が多いのでSSDやメモリの容量も必要です
目次
用途ごとの必要なスペック
用途 | 重要パーツ | 必要スペックの目安 |
---|---|---|
動画編集(Premiere Pro、DaVinci Resolveなど) | CPU、GPU、メモリ、SSD | 最低Core Ultra 7・Ryzen 7以上、RTX 4060 以上、32GB以上 |
イラスト制作、画像編集(Photoshopなど) | CPU、メモリ、SSD | Core Ultra 7・Ryzen7推奨、16GB、GPU搭載推奨 |
3D・VR・VFX制作(After Effectsなど) | CPU、GPU、メモリ、SSD | Core Ultra 9・Ryzen 9推奨、RTX 5070 以上、64GB以上推奨 |
DTM・音楽制作(Cubase、Pro Toolsなど) | CPU、メモリ、SSD | Core Ultra 7・Ryzen 7以上、32GB以上 |
FPS/TPS/最新ゲーム | GPU、CPU、メモリ | Core 5/Ryzen5、16GB以上、RTX 4060/4070など |
軽い事務作業 | CPU、SSD | Core 5/Ryzen 5、16GB |
特に重要なパーツは「CPU」、「GPU」、「メモリ(RAM)」、「SSD」です。
CPU:パソコン全体の処理スピードが変わる

CPUはパソコンの動作全般を担当するパーツです。CPUの性能によってパソコンの動作スピードが変わります。
例えば動画編集はパソコンでの一般的な作業(文書作成、パワーポイント制作、ネットブラウジングなど)よりも処理が複雑なので、性能の高いCPUでないと動作スピードが遅くなりすぎたり、フリーズしてしまったりしてしまいます。
動画編集には最低Core Ultra 7・Ryzen 7以上、できればCore Ultra 9・Ryzen 9もおすすめです。
イラスト制作や画像編集、写真編集をしたい方もやはりある程度以上のCPUの性能があったほうがいいです。ただし動画編集ほどは処理が重くないです。Core Ultra 7・Ryzen 7を搭載させるのがおすすめです。
3D・VR制作やモーショングラフィックス・VFX制作をしたい方は性能の高いCPUが必要です。できればCore Ultra 9・Ryzen 9がおすすめです。
PCゲームをしたい方の場合、上記のソフトウェアよりはCPUは必要がないのでCore Ultra 5・Ryzen 5でも十分な場合が多いです。余裕がある方はCore Ultra 7・Ryzen 7がおすすめです。
ただしゲーム配信をしたい方の場合、配信ソフトのOBSなどは動作が重くなるので更に性能の高いCPUが必要です。最低Core Ultra 7・Ryzen 7以上のCPUを搭載したほうがいいでしょう。
GPU:グラフィックの処理をするソフトに必要

GPUはグラフィック関係の処理を担当するPCパーツです。
GPUは特にゲーム、ゲーム配信、3D・VR・モーショングラフィックス制作をしたい方に必要です。これらのことをしたい場合はPCにGeForce RTX 5070などの性能の高いGPUを搭載させることがおすすめです。
動画編集やイラスト制作、画像編集などでもGPUは使用します。ですがゲームや3D・VR制作で使用するほど性能が高くなくても問題ありません。例えばGeForce RTX 5060などのロースペックからドルスペックあたりのGPUの搭載がおすすめです。
もしそれらのことをする予定がない方はGeForceなどの性能の高い外部GPUを搭載させる必要はありません。例えばDTMでは基本的にはGPUは使用しないのでGeForceなどのGPUを搭載させないことでコストを抑えることができます。
ただし最近のパソコンはインターネットブラウザなどの誰でも使用するような一般的なソフトウェアでもハードウェアアクセラレーション、GPUアクセラレーションなどの名前で使用することがあります。
メモリ:作業中のデータを入れておく

メモリは作業するのに必要なソフトやデータを読み込むためのPCパーツです。
例えば動画編集では容量の大きい動画データを入れておく必要があるのでメモリ容量が多めに必要です。最低32GB以上、できれば64GB以上搭載させるのがおすすめです。
イラスト制作でも容量が必要です。解像度の大きいイラストデータを読み込んだり、レイヤーを追加したりするたびにメモリを消費します。最低32GB以上搭載させるのがおすすめです。
After Effectsなどでモーショングラフィックス制作をしたい方、3D・VR制作をしたい方はさらにメモリ容量が必要です。最低64GB以上、できれば128GB搭載も検討するべきです。
DTMの場合、32GB~64GB搭載がおすすめです。DAWでソフトウェア音源を読み込んだり、サンプリングを読み込んだりするたびにメモリを消費します。特に大容量なオーケストラ音源を多用する場合は64GB以上の搭載もおすすめです。
ゲームをしたい方の場合、最低16GB、できれば32GB搭載がおすすめです。ゲーム配信の場合は最低32GB以上の搭載がおすすめです。
SSD:データを保存するためのパーツ

SSDはソフトウェアのデータ、動画や画像データなどの様々なデータを保存するためのパーツです。
動画編集で使用するPCには動画データを保存できるように多くの容量が必要です。
イラスト制作や画像編集にも容量が必要です。
DTMの場合、ソフトウェア音源のインストールに容量が必要になるのでやはり多くのSSD容量が必要です。
ゲームをプレイしたい方はゲームをインストールするのに容量が必要になるのでやはり容量が大きいSSDの搭載がおすすめです。
使用目的ごとのPCのスペック
動画編集
- CPU: 最低Core Ultra 7、Ryzen 7以上
- GPU: GeForce RTX 5060以上
- GPUメモリ: 8GB以上
- メモリ: 32GB以上
- SSD: 高速NVMe SSD(編集用と書き出し用に分ける)
動画編集には全体的に性能が高いPCが必要です。
CPUは最低でもCore Ultra 7、Ryzen 7以上がおすすめです。編集ソフトの動作を安定化・高速化させたい方や、4K動画などの高解像度の動画を編集したい場合、Core Ultra 9、Ryzen 9がおすすめです。
GPUは動画編集にもある程度使用します。例えば動画をエンコードしたり、プレビューを表示したり、エフェクトを掛けたりするときなどに使用します。なのである程度の性能のGPUの搭載がおすすめです。
性能的にはGeForce RTX 5060前後の性能のGPUの搭載がおすすめです。
メモリは最低でも32GB搭載させることがおすすめです。高解像度動画編集をしたい場合は最低でも64GB搭載がおすすめです。
SSDは動画編集用と書き出し用の2つ以上の搭載がおすすめです。SSDを分けることによって動作が安定します。SSDの容量は1TB+1TBなどがおすすめです。高解像度動画編集をしたい場合さらに容量を多くすることがおすすめです。
おすすめPC①:クリエイターPC [Ryzen 7搭載]
動画編集には「クリエイターPC [WA7A-E245/B]」がおすすめです。

名前 | |
CPU | Ryzen 7 9700X(PassMarkスコア:37,207) |
グラフィック | Radeon RX 6400(PassMarkスコア:7,653) ※GeForce RTX、GTXシリーズにカスタマイズ可 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB [NVMe Gen4] |
このPCはCPUに「Ryzen 7 9700X」が搭載されているのでPremiere Proなどを使用したい方におすすめです。
こちらのPCはGPUが基本構成では性能がとても低い「Radeon RX 6400」となっているので、カスタマイズでGPUにGeForce RTXシリーズを搭載させることがおすすめです。Premiereを使用したい方はRTX 5060以上の搭載がおすすめです。
他にもカスタマイズでメモリを64GBや128GBにしたり、SSD・HDDの増設な
イラスト制作、画像編集
- CPU: Core Ultra 7、Ryzen 7がおすすめ
- GPU: GeForce RTX 5050、RTX 3050など
- メモリ: 32GB以上
- SSD: 1TB以上
Photoshopなどでイラスト制作や画像編集をしたい方もある程度異常の性能のPCが必要です。
CPUはCore Ultra 7、Ryzen 7がおすすめです。コストを抑えたい方はCore Ultra 5、Ryzen 5でも十分制作することができます。
GPUはイラスト制作にもある程度使用します。ただし3D表示や動画編集ほど使用するわけではないので性能は高くなんくても問題ありません。
性能的にはGeForce RTX 5050、RTX 4060、RTX 3050あたりの性能のGPUの搭載がおすすめです。
メモリは32GB以上搭載させることがおすすめです。
おすすめPC①:DAIV FM-A5G5A
イラスト制作、画像編集をしたい方は「DAIV FM-A5G5A」がおすすめです。

名前 | |
CPU | Ryzen 5 7500F(PassMarkスコア:26,841) ※Ryzen 7 9700にカスタマイズ可 |
グラフィック | GeForce RTX 3050(PassMarkスコア:12,827) |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB (NVMe Gen4) |
こちらのPCはCPUに「Ryzen 5 7500F」を搭載しています。Photoshop、Illustrator、Clip Stduio Paintなどを使用したい方におすすめです。
さらにカスタマイズでCPUを「Ryzen 7 9700」にすることもできます。動作を安定化・高速化させたい方、RAW現像をしたい方はカスタマイズががおすすめです。
3D・VR・モーショングラフィックス制作
- CPU: Core Ultra 9、Ryzen 9以上
- GPU: GeForce RTX 5070以上
- メモリ: 64GB以上
- SSD: 高速NVMe SSD(編集用と書き出し用に分ける)
3D・VR・モーショングラフィックスにはかなり性能が高いPCが必要です。
CPUはCore Ultra 9、Ryzen 9以上がおすすめです。
GPUは性能的にはGeForce RTX 5070以上の性能のGPUの搭載がおすすめです。モーショングラフィックス制作ではGPUの性能をフルに使用します。性能の高いGPUの搭載がおすすめです。
メモリは最低でも64GB搭載させることがおすすめです。After Effectsの推奨スペックページによるとメモリの容量は128GB搭載も検討すべきとしています。
SSDは動画編集用と書き出し用の2つ以上の搭載がおすすめです。SSDを分けることによって動作が安定します。SSDの容量は1TB+1TBなどがおすすめです。高解像度動画編集をしたい場合さらに容量を多くすることがおすすめです。
おすすめPC①:クリエイターPC [高性能GPU]
3D・VR・モーショングラフィックスなどをしたい方は「クリエイターPC [WA9A-T252/XBH]」がおすすめです。

名前 | |
CPU | Ryzen 9 9950X(PassMarkスコア:66,152) ※Ryzen 9 9900Xなどにカスタマイズ可 |
グラフィック | GeForce RTX 5070 Ti(PassMarkスコア:32,786) ※RTX 5080などにカスタマイズ可 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB [NVMe Gen4] |
こちらのPCはCPUに「Ryzen 9 9950X」を、GPUに「GeForce RTX 5070 Ti」が搭載されています。さらにカスタマイズでGPUに「RTX 5070」「RTX 5080」などを搭載させることもできます。
なので特にAfter Effectsを使用したい方や、CG・VR制作、3Dモデリング、VFX制作をしたい方、その他制作ソフト使用中に少しでも待ち時間を減らしたい方におすすめです。
他にもカスタマイズでメモリを64GBや128GBにしたり、SSD・HDDの増設などもすることもできます。
DTM、音楽制作
- CPU: Core Ultra 7、Ryzen 7以上
- メモリ: 32GB以上
- SSD: 1TB以上
- GPU: 内蔵GPUで可
DTMに使用するPCはメモリとSSD容量が必要です。
CPUはCore Ultra 7、Ryzen 7以上がおすすめです。
メモリは最低でも32GB搭載させることがおすすめです。大容量のソフトウェア音源(オーケストラ音源など)を使用したい方は64GB搭載させるのもおすすめです。
SSDは大きめの容量が必要です。容量の大きいソフトウェア音源のインストールやサンプリングデータを大量に保存したい方などは容量を使用します。
GPUはDAWではほとんど使用しないのでCPU内蔵GPUや低スペックのGPUでも構いません。
おすすめPC①:クリエイターPC [Ryzen 7 9700X搭載]
DTMには「クリエイターPC [WA7A-E245/B]」がRyzen 7 9700Xを搭載しているのでおすすめです。

名前 | |
CPU | Ryzen 7 9700X(PassMarkスコア:37,207) |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB (NVMe Gen4対応) ※ストレージはBTOで最大5基まで搭載可 |
グラフィック | Radeon RX 6400(PassMarkスコア:7,653) ※ RTXやGTXにカスタマイズ可 |
Ryzen 7 9700Xは高性能なのでおすすめです。
またカスタマイズでメモリを32GB以上にするのがおすすめです。容量の大きい音源をたくさん読み込みたい方はカスタマイズでメモリを64GB、128GBまで搭載させることができます。
またSSD・HDDストレージを最大6つまで搭載させることができます。大容量音源やプロジェクトファイル、サンプリング素材を大量に保存したい方やバックアップしたい方におすすめです。
動画編集をしたい方などはグラフィックボードに性能が低いRadeon RX 6400になっているのでカスタマイズで搭載させるのがおすすめです。
ゲーム配信
- CPU: Core Ultra 7、Ryzen 7以上、Core Ultra 9、Ryzen 9もおすすめ
- GPU: GeForce RTX 5070以上
- メモリ: 64GB以上
- SSD: 2TBなど
ゲーム配信には性能が高いPCが必要です。
CPUはCore Ultra 7、Ryzen 7以上がおすすめです。ゲームをプレイするだけだともう少し性能が低くても問題ないですが、ゲーム配信はゲーム以外にも配信ソフト(OBSなど)での処理も同時に行わければいけないのでCPUの性能が必要です
GPUは性能的にはGeForce RTX 5070以上の性能のGPUの搭載がおすすめです。GPUの性能が高ければ高いほど配信ソフトでのエンコードの動作が軽くなります(ハードウェアエンコードの場合)。
メモリは最低でも32GB搭載させることがおすすめです。
SSDもある程度必要です。ゲームのインストールの他にアーカイブ動画の保存などに使用します。
おすすめPC①:G-GEAR [Ryzen 7 + RTX 5070]
ゲーム配信には「G-GEAR プレミアムミドルタワー [GE7A-K251/BH]」がおすすめです。

名前 | |
CPU | Ryzen 7 9800X3D(PassMarkスコア:40,029) |
グラフィック | GeForce RTX 5070 Ti(PassMarkスコア:32,786) ※ RTX 5070などにカスタマイズ可 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB (M.2 NVMe Gen4) |
このPCはCPUに「Ryzen 7 9800X3D」を、GPUに「GeForce RTX 5070 Ti」が搭載されています。
Ryzen 7 9800X3Dはゲーム性能が高いのでゲーム配信にもおすすめです。
また標準構成ではGPUに「GeFroce RTX 5070 Ti」が搭載されています。カスタマイズでGPUを「RTX 5070」「RTX 5080」などにすることもできます。
他にもカスタマイズでメモリも64GB・128GBにしたり、SSDも最大5つまで搭載できます。
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