Adobe用PCはノートとデスクトップのどっち?用途・ソフト別に比較

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最終更新日:2026年7月29日

Adobe Creative Cloudを使用するためにパソコンを購入するとき、ノートPCとデスクトップPCのどちらを選べばよいのか迷う方も多いでしょう。

現在のノートPCは性能が上がっており、PhotoshopIllustratorだけでなく、Premiere Proを使った動画編集もできます。ただし、同じ価格帯で比較するとデスクトップPCのほうが高性能な傾向があり、長時間の動画編集やAfter Effectsによる映像制作ではデスクトップPCが有利です。

パソコンを持ち運ばないならデスクトップPC、外出先でも作業するならノートPCがおすすめです。

ただし、使用するAdobeソフトや作業内容によっても適したパソコンは変わります。

使用状況おすすめ
Photoshop・Illustratorを中心に使用するノートPC・デスクトップPCのどちらでもよい
外出先や撮影現場でも作業するノートPC
自宅や事務所だけで使用するデスクトップPC
Premiere Proで本格的な4K動画を編集するデスクトップPC
After Effectsで複雑な映像を制作するデスクトップPC
設置スペースを抑えたいノートPC
後からメモリ・SSD・GPUを増設したいデスクトップPC
移動と自宅作業を1台でこなしたい高性能ノートPC+外部モニター

この記事では、Adobe用PCとしてノートPCとデスクトップPCのどちらが適しているのか、使用するソフトや作業内容別に解説します。

Adobe用PCは基本的にデスクトップがおすすめ

person using black laptop computer

Adobe用のパソコンを自宅や事務所だけで使用するなら、基本的にはデスクトップPCがおすすめです

デスクトップPCはノートPCよりも本体サイズが大きいため、高性能なCPUやGPU、大型の冷却装置を搭載できます。同程度の価格で比較した場合も、デスクトップPCのほうが高い処理性能を確保しやすい傾向があります。

特にPremiere ProやAfter Effectsは、CPU、GPU、メモリを継続的に使用します。プレビューや書き出しを長時間行う場合、冷却性能に余裕のあるデスクトップPCが有利です。

一方、PhotoshopやIllustratorを中心に使用する場合は、必ずしもデスクトップPCを選ぶ必要はありません。持ち運びや設置スペースを優先するなら、ノートPCでも十分に作業できます。

持ち運ぶならノートPCを選ぶ

自宅以外でもAdobeソフトを使用するならノートPCが適しています。

ノートPCにはディスプレイ、キーボード、バッテリーが内蔵されているため、外出先や撮影現場、学校、職場などへ持ち運べます。

写真撮影の現場でデータを確認したり、取引先でデザインを修正したり、移動中に動画を確認したりする場合は、デスクトップPCでは対応できません。

ただし、高性能なクリエイター向けノートPCは、本体とACアダプターを合わせると重量が大きくなります。頻繁に持ち運ぶ場合は、性能だけでなく、本体重量やACアダプターの大きさも確認しましょう。

Photoshop・IllustratorならノートPCでも十分

PhotoshopやIllustratorを使用した一般的な画像編集、イラスト制作、Webデザインであれば、現在のミドルクラス以上のノートPCでも快適に作業できます。

Photoshopの公式要件では、メモリは8GBが最低、16GB以上が推奨されています。GPUについても、基本的な動作に最上位クラスのグラフィックボードが必須というわけではありません。

ただし、次のような作業ではノートPCでも高い性能が必要です。

  • 数億画素に近い高解像度画像を扱う
  • 多数のレイヤーやスマートオブジェクトを使用する
  • Lightroom ClassicとPhotoshopを同時に起動する
  • AIを利用したフィルターや画像処理を頻繁に使用する
  • 大型の外部ディスプレイを複数接続する

一般的な画像編集ならメモリ16GBでも使用できますが、仕事で使用するなら32GBを推奨します。

Premiere Pro・After Effectsはデスクトップが有利

Premiere ProやAfter EffectsでもノートPCは使用できますが、本格的な動画・映像制作ではデスクトップPCが有利です。

Adobe公式では、Premiereの安定したパフォーマンスを得るための構成として、8コア以上のCPU、Windowsでは32GB以上のメモリ、4GB以上のVRAMを持つGPUなどを推奨しています。

After Effectsについても、公式の推奨メモリはHD素材で16GB、4K以上では32GB以上です。推奨GPUメモリは8GBとされています。

ただし、これらはAdobeソフトを動かすための目安であり、複雑な編集を快適に行える上限ではありません。

次のような作業を行う場合は、デスクトップPCを優先しましょう。

  • 4K・6K・8K動画を編集する
  • 複数カメラの映像を同時に扱う
  • 重いエフェクトやカラーグレーディングを使用する
  • After Effectsで多数のレイヤーを使用する
  • 長時間の書き出しやレンダリングを行う
  • Premiere ProとAfter Effectsを同時に起動する

本格的な4K動画編集やAfter Effects用途では、メモリ64GB以上を選んでおくと余裕があります。

ノートPCとデスクトップPCの違いを比較

ノートPCとデスクトップPCには、性能以外にも価格、冷却性能、拡張性、設置性などの違いがあります。

比較項目ノートPCデスクトップPC
処理性能同価格では低くなりやすい高性能にしやすい
持ち運びできる基本的にできない
設置スペース少ない本体とモニターの場所が必要
冷却性能本体サイズによる制約がある大型ファンや水冷を搭載しやすい
動作音高負荷時にファン音が大きくなりやすい大型ファンで静音化しやすい
メモリ増設機種によってはできない比較的簡単
SSD増設台数に制限がある複数台搭載しやすい
GPU交換基本的にできない交換できる
ディスプレイ本体に内蔵別途必要
停電への強さバッテリーで一時的に動作できるUPSがなければ停止する
価格性能比低くなりやすい高くなりやすい

性能

同じ価格で比較した場合、基本的にはデスクトップPCのほうが高性能です。

ノートPCは限られた本体サイズの中に、CPU、GPU、メモリ、SSD、ディスプレイ、バッテリー、キーボードなどを搭載する必要があります。消費電力や発熱にも制限があるため、デスクトップPCと同じように高性能な部品を動作させることは難しくなります。

一方、デスクトップPCは大型のCPUクーラーや複数のケースファンを搭載できるため、CPUやGPUの性能を長時間維持しやすくなります。

短い処理では大きな差が出なくても、長時間の動画書き出しやレンダリングではデスクトップPCが有利になる場合があります。

価格

ノートPCにはディスプレイ、キーボード、タッチパッド、バッテリーなどが含まれています。

そのため、単純に本体価格だけを見ると、同程度のCPUやGPUを搭載したデスクトップPCより高くなりやすいです。

ただし、デスクトップPCでは次の機器を別途購入する必要があります。

  • モニター
  • キーボード
  • マウス
  • スピーカーまたはヘッドホン
  • 必要に応じてWebカメラや無線LAN機器

初めてパソコン一式を購入する場合は、周辺機器を含めた総額で比較しましょう。

冷却性能

ノートPCは本体が薄いため、搭載できるファンやヒートシンクの大きさが限られます。

動画編集やレンダリングなどでCPUとGPUへ長時間負荷をかけると、本体温度が上昇し、ファンの回転音が大きくなることがあります。温度を抑えるためにCPUやGPUの動作速度が下がる場合もあります

デスクトップPCは本体内部に空間があり、大型のCPUクーラーやケースファンを搭載できます。そのため、長時間の高負荷作業でも性能を維持しやすく、静音性も確保しやすいです。

拡張性

デスクトップPCは、購入後にメモリ、SSD、HDD、GPUなどを増設・交換できます

最初はメモリ32GBで購入し、After Effectsを本格的に使うようになったら64GBや128GBへ増設するといった対応も可能です。

ノートPCでもメモリやSSDを交換できる製品はありますが、すべての製品が対応しているわけではありません。

薄型ノートPCでは、メモリがマザーボードに直接取り付けられており、購入後に増設できないことがあります。SSDスロットも1つしかなく、容量を増やすには既存のSSDを交換しなければならない場合があります。

設置スペース

ノートPCは本体を開くだけで使用できるため、設置スペースを抑えられます。使用しないときは収納できる点もメリットです。

デスクトップPCでは、本体、モニター、キーボード、マウスを設置する場所が必要です。大型のクリエイターPCでは本体サイズも大きくなるため、購入前に机の広さや本体の設置場所を確認しましょう。

ディスプレイ

ノートPCはディスプレイを内蔵していますが、すべての製品が画像・映像制作に適しているわけではありません

Adobe用途のノートPCでは、次の項目を確認しましょう。

確認項目目安
解像度1920×1080以上
画面サイズ持ち運び重視なら14インチ、作業性重視なら16インチ前後
色域sRGB 100%前後を目安
明るさ室内作業なら300nit前後以上が目安
パネルIPS系または有機EL
外部出力HDMI、USB Type-C、Thunderboltなど

特に写真編集、印刷物制作、カラーグレーディングでは、色域や色精度が重要です。

デスクトップPCはモニターを別途選べるため、用途に合った画面を用意しやすい点がメリットです。

持ち運び

ノートPC最大のメリットは持ち運べることです。

ただし、持ち運べることと、バッテリーだけで高負荷な作業を長時間行えることは別です。

多くの高性能ノートPCは、バッテリー駆動時にCPUやGPUの性能を抑えます。Premiere ProやAfter Effectsを高い性能で使用する場合は、基本的に付属のACアダプターへ接続して作業します。

移動先でも動画編集をするなら、本体だけでなくACアダプターを持ち運ぶことも考慮しましょう。

Adobeソフト別にどちらを選ぶべきか

使用するAdobeソフトによって、ノートPCとデスクトップPCの向き・不向きが変わります。

AdobeソフトノートPCデスクトップPCおすすめ
Photoshop十分使用できる大量処理や高解像度画像に強い持ち運びの有無で選ぶ
Illustrator十分使用できる大画面・複数画面で作業しやすいどちらでもよい
Lightroom Classic撮影先で写真を確認できる大量RAW処理と保存容量に強い写真枚数と利用場所で選ぶ
Premiere Pro軽~中程度の編集に対応4K・長時間編集に強い本格用途はデスクトップ
After Effects高性能モデルなら使用可能冷却・メモリ・処理性能で有利デスクトップ優先
InDesign十分使用できる大画面・複数ソフト併用に便利どちらでもよい
Audition十分使用できる静音性とストレージを確保しやすい作業場所で選ぶ

Photoshop

turned on MacBook Pro displaying music

Photoshop」は、Premiere ProやAfter Effectsと比べるとノートPCでも使用しやすいソフトです。

Web用画像、写真の色調補正、バナー制作、イラスト制作などであれば、メモリ16~32GBを搭載したノートPCで対応できます。

ただし、高解像度画像、多数のレイヤー、AI機能、複数ソフトの同時使用ではメモリ消費量が増えます。仕事で長く使用するなら、メモリ32GBを選んでおくと安心です。

持ち運ばない場合は、同じ予算でより高性能なデスクトップPCを選ぶか、モニターの品質へ予算を回す方法もあります。

Illustrator

Illustrator」も、一般的なロゴ、チラシ、イラスト、Web素材の制作であればノートPCで十分使用できます。

Adobe公式では1920×1080以上の画面解像度が推奨されています。

IllustratorではGPU性能だけでなく、CPU、メモリ、画面の広さが作業性へ影響します。

多数のオブジェクトを配置した複雑なデータや、Photoshop、InDesignとの同時使用ではメモリ容量が重要です。複数のAdobeソフトを使用するなら、32GB以上を推奨します。

Lightroom Classic

Lightroom Classic」を撮影先で使用するなら、ノートPCが便利です。

撮影した写真をその場で取り込み、ピントや露出を確認できます。カタログやスマートプレビューを利用すれば、外出先でも写真を整理・編集できます。

一方、大量のRAW画像を読み込み、AI機能を使って一括処理する場合は、高性能なCPUやGPUを搭載したデスクトップPCが有利です

写真データは容量が増えやすいため、デスクトップPCでは複数のSSDやHDDを搭載できることもメリットです。

Premiere Pro

a close up of a computer screen with a bar chart on it

Premiere Pro」でのフルHD動画や短い動画の編集であれば、高性能なノートPCでも十分対応できます。

YouTube用動画、SNS用の短い動画、簡単なテロップ編集などでは、ノートPCの機動性が役立ちます。

一方、次のような編集ではデスクトップPCがおすすめです。

  • 4K以上の動画を編集する
  • 10bitや高ビットレートの素材を扱う
  • 複数カメラの映像を編集する
  • ノイズ除去や重いエフェクトを使用する
  • 長時間の動画を書き出す
  • After Effectsと連携する

ノートPCで4K動画を編集する場合は、メモリ32GBを最低限と考え、本格的に使用するなら64GBを検討しましょう。

After Effects

After Effects」はメモリ消費量が多く、ノートPCよりデスクトップPCが向いています。

プレビュー可能な長さは、搭載しているメモリ容量やコンポジションの内容によって変わります。Premiere Pro、Photoshop、Illustratorなどを同時に起動すると、さらに多くのメモリを使用します。

簡単なモーショングラフィックスや短いアニメーションであれば、高性能ノートPCでも制作できます。

しかし、仕事としてAfter Effectsを使う場合や、4Kコンポジション、3Dレイヤー、多数のエフェクトを使用する場合は、メモリ64GB以上のデスクトップPCがおすすめです。

InDesign

InDesign」は、動画編集ソフトほど高性能なGPUを必要としません。

一般的な冊子、チラシ、書籍、PDF資料の制作であれば、ノートPCでも十分使用できます。

ただし、PhotoshopやIllustratorを同時に使用する機会が多いため、メモリは32GBあると快適です。複数の資料を並べて作業するなら、外部モニターまたはデスクトップPCが適しています。

Audition

Audition」による一般的な音声編集、ノイズ除去、ポッドキャスト制作であれば、ノートPCでも対応できます。

ただし、収録用途ではパソコン本体のファン音に注意が必要です。高性能ノートPCは負荷がかかるとファンが高速回転するため、マイクの近くに設置すると動作音を拾う可能性があります。

据え置きで録音する場合は、本体をマイクから離して設置しやすく、静音化もしやすいデスクトップPCが有利です。

ノートPCを選ぶときの注意点

gray and black laptop computer on surface

Adobe用のノートPCは、CPUやGPUの型番だけで選ぶと、想定より性能が低いことがあります。

次の項目を確認しましょう。

デスクトップ用とノート用のCPU・GPUは性能が違う

デスクトップPCとノートPCに似た名前のCPUやGPUが搭載されていても、性能は同じではありません。

例えば、ノートPCには「GeForce RTX 5060 Laptop GPU」のようなモバイル用GPUが搭載されます。

NVIDIA公式仕様では、RTX 5060 Laptop GPUのCUDAコアは3,328基、GPU電力は45~100Wです。製品によって設定される電力が異なるため、同じRTX 5060 Laptop GPU搭載ノートPCでも性能差が生じます。

薄型ノートPCでは消費電力が低く設定され、大型の高性能ノートPCでは高く設定される傾向があります。

そのため、ノートPCを選ぶときは、GPU名だけでなく、製品レビューやベンチマーク、GPU電力も確認する必要があります。

GPUの消費電力を確認する

ノートPC用GPUは、製品ごとに動作可能な消費電力が異なります。

同じGPUを搭載していても、冷却性能や消費電力の設定によって性能が変わります。

ただし、メーカーの商品ページにGPU電力が掲載されていない場合もあります。その場合は、薄型・軽量を重視した製品よりも、クリエイター向けやゲーミング向けとして設計された大型モデルのほうが、性能を維持しやすい傾向があります。

メモリとSSDを増設できるか確認する

ノートPCは、購入後にメモリを増設できない製品があります。

メモリ16GBのモデルを購入し、後から32GBへ増設しようとしても、メモリが基板へ固定されている製品では交換できません。

Adobe用ノートPCを購入する前に、次の点を確認しましょう。

  • メモリが交換可能か
  • メモリスロットはいくつあるか
  • 最大メモリ容量はいくつか
  • SSDを交換できるか
  • 空きM.2 SSDスロットがあるか

増設できない製品では、将来必要になる容量を考えて購入時にメモリを増やしておく必要があります。

画面の色域と解像度を確認する

Adobe用ノートPCでは、画面の表示品質も重要です。

低価格なノートPCには、表示できる色の範囲が狭いディスプレイが搭載されていることがあります。CPUやメモリが十分でも、色を正しく確認できなければ、写真、イラスト、映像制作には適していません。

一般的なWebコンテンツ制作では、sRGBをほぼ100%表示できる製品を目安にしましょう。

印刷や本格的な映像制作では、Adobe RGB、Display P3、DCI-P3などの対応範囲も確認します。

ACアダプター接続時に使用する

高性能ノートPCは、ACアダプターへ接続しているときに最大性能を発揮するよう設計されていることがあります。

バッテリー駆動時は消費電力を抑えるため、CPUやGPUの性能が制限される場合があります。

軽い画像修正や資料確認ならバッテリーでも対応できますが、動画編集、AI処理、書き出し、レンダリングを行う場合はACアダプターへ接続しましょう。

デスクトップPCを選ぶときの注意点

black computer keyboard beside silver imac

デスクトップPCは性能や拡張性に優れていますが、本体だけを見て選ぶと予算や設置スペースが不足することがあります。

モニター代を含めて予算を考える

デスクトップPCには、基本的にモニターが含まれていません。

Adobe用PCでは画面の品質が重要なため、安価なモニターで済ませるのではなく、用途に合った製品を選ぶ必要があります。

パソコン本体に予算を使い切らず、モニター、キーボード、マウス、外付けストレージなども含めて予算を考えましょう。

設置場所と本体サイズを確認する

高性能なクリエイターPCは、大型のミドルタワーケースを採用していることがあります。

購入前に次の点を確認しましょう。

  • 本体の幅・奥行き・高さ
  • 机の上または下に設置できるか
  • 背面にケーブルを接続する余裕があるか
  • 吸気口や排気口をふさがないか
  • モニターを設置するスペースがあるか

壁や家具へ密着させると冷却性能が下がる可能性があるため、本体の周囲にはある程度の空間を確保します。

必要以上に高性能なGPUを選ばない

Adobe用PCだからといって、必ず高性能なGPUが必要なわけではありません。

Photoshop、Illustrator、InDesignを中心に使う場合は、最上位クラスのGPUを搭載しても、価格差ほど作業が速くならない可能性があります。

一方、Premiere Pro、After Effects、AI機能、3D機能を使う場合は、GPU性能やVRAM容量が重要です。

使用するソフトに合わせて、CPU、GPU、メモリの予算配分を変えましょう。

主な用途優先したいパーツ
Photoshop・IllustratorCPU、メモリ、ディスプレイ
Lightroom・RAW現像CPU、メモリ、SSD、GPU
Premiere ProCPU、GPU、メモリ、SSD
After EffectsCPU、メモリ、GPU、キャッシュ用SSD
InDesignCPU、メモリ、ディスプレイ
AuditionCPU、メモリ、静音性、ストレージ

ノートPCと外部モニターを組み合わせる方法

ノートPCとデスクトップPCのどちらか一方へ完全に決められない場合は、ノートPCに外部モニターを接続する方法があります。

外出先ではノートPC単体で使用し、自宅では大型モニター、キーボード、マウスを接続します。

この方法なら、ノートPCの機動性を維持しながら、自宅ではデスクトップPCに近い作業環境を作れます。

特に次のような方に向いています。

  • 自宅と職場の両方で作業する
  • 撮影先へパソコンを持って行く
  • 机の上をすっきりさせたい
  • パソコンを2台購入したくない
  • PhotoshopやIllustratorを中心に使用する
  • Premiere Proで軽~中程度の動画を編集する

ただし、外部モニターを接続しても、ノートPC自体のCPUやGPU性能、冷却性能が上がるわけではありません。

After Effectsや本格的な4K動画編集を中心に使用する場合は、最初からデスクトップPCを選んだほうが費用を抑えられる可能性があります。

用途別のおすすめスペック

以下はAdobe公式の最低必要条件ではなく、現在パソコンを購入する場合に快適さを確保しやすい構成です。

Photoshop・Illustrator中心

パーツおすすめ構成
CPUCore Ultra 5・Ryzen 5以上
メモリ16GB以上、仕事用途は32GB推奨
GPU内蔵GPU~GeForce RTX 5050クラス
SSD1TB以上
ディスプレイフルHD以上、sRGB 100%前後

一般的な画像編集やイラスト制作では、GPUよりもCPU、メモリ、ディスプレイを優先しましょう。

Photoshop・Lightroom・複数ソフト併用

パーツおすすめ構成
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7以上
メモリ32GB以上
GPUGeForce RTX 5050~RTX 5060クラス
SSD1~2TB
ディスプレイsRGB 100%前後、用途によって広色域対応

大量のRAW画像、AI処理、Photoshopとの同時使用では、メモリ32GB以上がおすすめです。

フルHD動画編集

パーツおすすめ構成
CPUCore Ultra 7・Ryzen 7以上
メモリ32GB以上
GPUGeForce RTX 5060クラス以上
VRAM8GB以上を目安
SSD1TB以上、できれば2TB

短い動画や軽い編集であればノートPCでも対応できます。

4K動画編集

パーツおすすめ構成
CPUCore Ultra 7・Core Ultra 9・Ryzen 7・Ryzen 9
メモリ64GB推奨
GPUGeForce RTX 5060 Ti 16GB・RTX 5070クラス以上
SSD2TB以上
ストレージ必要に応じて素材用SSDを追加

軽い4K編集なら32GBでも可能ですが、本格的な編集、複数ソフトの併用、長期使用を考えるなら64GBがおすすめです。

After Effects・映像制作

パーツおすすめ構成
CPUCore Ultra 9・Ryzen 9クラス
メモリ64GB以上、重い制作は128GBも検討
GPUGeForce RTX 5070クラス以上
VRAM12GB以上を目安
SSDシステム用1~2TB+キャッシュ・素材用SSD

After Effectsを本格的に使う場合は、ノートPCよりもメモリを増設しやすいデスクトップPCが適しています。

よくある質問

Adobe用PCはノートPCでも大丈夫ですか?

Photoshop、Illustrator、InDesign、Auditionなどは、ミドルクラス以上のノートPCでも十分使用できます。

Premiere ProやAfter Effectsも高性能ノートPCなら使用できますが、4K動画や複雑な映像制作ではデスクトップPCが有利です。

ノートPCで4K動画編集はできますか?

高性能なCPU、GPU、メモリを搭載したノートPCであれば可能です。

ただし、長時間の編集や書き出しでは本体温度やファン音が大きくなりやすいため、メモリ64GB、十分な冷却性能、1TB以上のSSDを備えた大型ノートPCを推奨します。

軽量・薄型ノートPCでは、同じGPU名でも性能が抑えられている場合があります。

Adobe用PCに高性能GPUは必要ですか?

使用するソフトによって異なります。

PhotoshopやIllustratorを中心に使用する場合、最上位のGPUは必要ありません。Premiere Pro、After Effects、AI処理、3D機能を使用する場合は、高性能GPUや大容量VRAMが役立ちます。

メモリは16GBでも足りますか?

PhotoshopやIllustratorを単体で使用する程度なら16GBでも対応できます。

ただし、Adobeソフトを複数起動する場合、RAW現像、動画編集、After Effectsでは不足しやすいため、現在新しく購入するなら32GB以上がおすすめです。

本格的な4K動画編集やAfter Effectsでは、64GB以上を検討しましょう。

ノートPCとデスクトップPCの2台持ちは必要ですか?

必須ではありません。

外出先では軽い確認や修正だけを行い、自宅で本格的な制作をする場合は、ノートPCとデスクトップPCを使い分ける方法があります。

ただし、PhotoshopやIllustratorを中心に使用するなら、高性能ノートPCに外部モニターを接続する方法でも十分です。

ノートPCに外部モニターを接続すればデスクトップPCと同じになりますか?

画面の広さや操作性はデスクトップPCに近づきますが、処理性能や冷却性能はノートPCのままです。

高負荷な動画編集やレンダリングを長時間行う場合は、デスクトップPCのほうが性能を維持しやすくなります。

まとめ

Adobe用PCは、持ち運ばないならデスクトップPC、外出先でも作業するならノートPCを基本に選びましょう

Photoshop、Illustrator、InDesignなどはノートPCでも十分使用できます。一方、Premiere Proによる本格的な4K動画編集や、After Effectsを使った映像制作では、処理性能、冷却性能、メモリ容量に余裕のあるデスクトップPCが適しています。

ノートPCとデスクトップPCで迷った場合は、次の基準で判断できます。

重視すること選ぶべきパソコン
持ち運びノートPC
設置スペースノートPC
処理性能デスクトップPC
価格性能比デスクトップPC
長時間の高負荷作業デスクトップPC
メモリ・SSDの増設デスクトップPC
外出先と自宅の両方で使用ノートPC+外部モニター

外出先で使用する予定がないなら、基本的にはデスクトップPCを選んだほうが、同じ予算で高い性能を得られます。

一方、持ち運びが必要な方は、単にCPUやGPUの型番を見るだけでなく、メモリの増設可否、GPUの消費電力、ディスプレイの色域、ACアダプターの大きさまで確認してノートPCを選びましょう。

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