Premiere Proが使えるノートPCを買う方法!


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最終更新日:2025年5月24日

「Premiere Proはノートパソコンでもちゃんと動くの?」「デスクトップじゃないと無理なんじゃない?」という疑問を持つ方は多いと思います。実際Premiere Proは動画編集ソフトの中でも処理の重い部類に入るので、パソコンの性能も高いものが必要です。

しかし近年では性能の高いノートPCも増えています。なのでスペックを見てをしっかり選べばノートPCでも十分にPremiere Proを快適に使うことができます

ノートPCは持ち運びができるので、カフェや外出先、自宅のちょっとしたスペースでも作業できて便利です。

この記事では、Premiere Proが快適に動くノートパソコンを選ぶためのポイントを、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。どのパーツに注目すればよいか、どれくらいの予算が必要か、おすすめのモデルまで紹介しますので、購入前の参考にしていただければ幸いです。

このページは

  • 紹介編】Premiere ProにおすすめのノートPC紹介
  • 解説編】Premiere Proを使用できるノートPCの選び方

の二部構成となっています。

★おすすめのPremiere ProができるノートPC【紹介編】

クリエイターパソコン DAIV (カスタマイズ可)【マウスコンピューター】

クリエイターパソコン「DAIV」シリーズはマウスコンピューターのシリーズです。

DAIVシリーズにはクリエイターの仕様に最適な性能の高いノートPCも用意されています。

マウスコンピューターはBTOショップなのでパーツを交換して注文できる「カスタマイズ注文」ができます

カスタマイズすることによってメモリ容量が32GB・64GB、SSDが1TB・2TB以上のハイスペックなパソコンを簡単に買うことができます。

おすすめ①:DAIV R6-I7G60SR-A

DAIVの中でも「DAIV R6-I7G60SR-A」がPremiere Proにはおすすめです。

名前DAIV R6-I7G60SR-A
CPUCore i7-13650HX(PassMarkスコア:30,825)
グラフィックGeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:17,551)
メモリ16GB
SSD500GB (NVMe Gen4×4)
画面サイズ16インチ

基本構成はノートPC用のCPUとしては性能の高い「Core i7-13650HX」を、GPUに「RTX 4060 Laptop」が使用されているのでPremiere Proにおすすめの性能です。

カスタマイズでメモリを32GB・64GBにしたり、SSDを1TB・2TBなどに増設して注文することもできます。メモリを32GB以上、SSDを1TB以上にカスタマイズがおすすめです。

おすすめ②:DAIV Z6-I7G5TSR-A

ハイスペックなPCが欲しい方は「DAIV R6-I9G70SR-A」がおすすめです。

名前DAIV R6-I9G70SR-A
CPUCore i9-13900HX(PassMarkスコア:43,276)
グラフィックGeForce RTX 4070 Laptop(PassMarkスコア:19,584)
メモリ32GB
SSD1TB (NVMe Gen4×4)
画面サイズ16インチ

このパソコンはCPUに性能の高い「Core i9-13900HX」を、GPUに「GeForce RTX 4070 Laptop」が搭載されているハイスペックな構成です。

このPCはとても高性能なのでノートPCでも本格的な動画編集がしたいクリエイターの方におすすめです

さらにカスタマイズでメモリを64GBにしたりSSDを2TBなどにしたりできます。

おすすめ③:DAIV R6-I7G50SR-A

コストを抑えたい方は「DAIV R6-I7G50SR-A」がおすすめです。

名前DAIV R6-I7G50SR-A
CPUCore i7-13650HX(PassMarkスコア:30,825)
グラフィックGeForce RTX 4050 Laptop(PassMarkスコア:14,432)
メモリ16GB
SSD500GB (NVMe Gen4×4)
画面サイズ16インチ

このパソコンはCPUに性能の高い「Core i7-13650HX」を、GPUに「GeForce RTX 4050 Laptop」が搭載されているちょうどいい構成です。

このPCは性能的にPremiere Proが十分使用できます。

さらにカスタマイズでメモリを32GB・64GBにしたりSSDを1TB・2TBなどにしたりできます。メモリを32GB以上、SSDを1TB以上にカスタマイズがおすすめです。


公式サイトで詳しく見るにはこちら

Victus 16など(高性能、スタイリッシュ)【HP】

HP」はアメリカの大手パソコンメーカーです。

HPはスタイリッシュなデザインのノートPCを製造しているメーカーです。

HPの「Victusシリーズ」はゲームをしない方でも使用できるスタイリッシュなゲーミングPCシリーズです。HPのVictusシリーズなどは普段使いにもできるようなスタイリッシュなデザインとなっているのでクリエイターの方にもおすすめです。

またゲーミングPCではないビジネスなど向けのノートPCで性能の高い製品が欲しい方は「HP OmniBook Ultra 14」があります

おすすめ①:Victus 16 パフォーマンスモデル

Premiere ProにおすすめのノートPCは「Victus 16 [パフォーマンスモデル]」です。

名前Victus 16 [パフォーマンスモデル]
CPUCore i7-14650HX(PassMarkスコア:35,178)
グラフィックGeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:17,551)
メモリ16GB
SSD1TB(NVMe M.2)
画面サイズ16インチ

このPCはCPUにノートPC用としては性能の高い「Core i7-14650HX」と「RTX 4060 Laptop」が搭載されています。

性能的にPremiere ProをノートPCでも使用したいクリエイターの方におすすめです。

おすすめ②:OMEN Transcend スプリームモデル

さらに性能の高いCore i9を搭載したPCが欲しい方は「OMEN Transcend [スプリームモデル]」がおすすめです。

名前OMEN Transcend [スプリームモデル]
CPUCore i9-14900HX(PassMarkスコア:45,431)
グラフィックGeForce RTX 4070 Laptop(PassMarkスコア:19,584)
メモリ32GB
SSD2TB (M.2 PCIe)
画面サイズ14インチ

OMEN Transcendは薄く軽いスタイリッシュなゲーミングノートPCシリーズです。

このPCはCPUにさらに性能の高い「Core i9-14900HX」が搭載されています。

このPCはハイスペックなので本格的な動画編集をしたい方、動作を安定させたいクリエイターの方におすすめのノートPCです。

高解像度の動画編集もある程度できます。

おすすめ③:OmniBook Ultra 14 パフォーマンスモデル

ゲーミングPCではないノートPCが欲しい方は「OmniBook Ultra 14 [パフォーマンスモデル]」がおすすめです。

名前OmniBook Ultra 14 [パフォーマンスモデル]
CPURyzen AI 9 HX 375(PassMarkスコア:31,176)
グラフィックRadeon 890M(PassMarkスコア:8,313)
メモリ32GB
SSD1TB (M.2 PCIe)
画面サイズ16.1インチ

OmniBookシリーズは最新のAI技術を搭載した高性能ノートPCシリーズです。

このPCは性能の高いCPUの「Ryzen AI 9 HX 375」が搭載されているので十分にPremiere Proを使用することができます。

このPCに搭載されている内蔵GPUの「Radeon 890M」は内蔵GPUとしては性能が高いので動画編集にも使用できます。


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Inspiron 16 Plusなど(高コスパ)【DELL】

DELLはアメリカの大手パソコンメーカーです。

DELLは一般的なノートPCはシンプルなデザインが多いですが、ゲーミングPCは個性的なデザインの本体になっています。

DELLではスペックがしっかりとある「XPS」シリーズとコスパが高いゲーミングノートの「Dell G15」シリーズがおすすめです。

おすすめ①:Dell G15

Premiere Proには「Dell G15 ゲーミング(5530)ノートパソコン(2023年3月17日発売)」がおすすめです。

名前Dell G15 ゲーミング(5530)ノートパソコン(2023年3月17日発売)
CPUCore i7-13650HX(PassMarkスコア:30,825)
※Core i9-13900HXにカスタマイズ可
グラフィックGeForce RTX 4050 Laptop(PassMarkスコア:14,432)
※RTX 4060 Laptopなどにカスタマイズ可
メモリ16GB
SSD1TB
画面サイズ15.6インチ

こちらはCPUに第13世代Core i7-13650HXを、GPUにGeForce RTX 4050 Laptopが搭載されています。

このPCはさらにCPUをさらに性能の高い「Core i9-13900HX」にカスタマイズすることもできます。Premiere Proを快適に使用したい方はカスタマイズがおすすめです。

性能が高いので動画編集がしっかりできるノートPCとなっています。

おすすめ②:Dell G16

さらにハイスペックな「【Dell】Dell G16 ゲーミング ノートPC」もおすすめです。

名前【Dell】Dell G16 ゲーミング ノートPC
CPUCore i9-13900HX(PassMarkスコア:43,276)
グラフィックGeForce RTX 4070 Laptop(PassMarkスコア:19,584)
メモリ16GB
SSD1TB
画面サイズ15.6インチ

こちらはCPUに性能がとても高いCore i9-13900HXと、GPUにRTX 4070 Laptopを搭載してるので高解像度の動画編集も満足にできます

ただしメモリが16GBとなっているので注意してください。カスタマイズでメモリ容量を32GBにすることができます。

おすすめ③:XPS 14

ゲーミングPCではないビジネス向けPCが欲しい方は「XPS 14 ノートパソコン(9440) (2024年2月20日発売)」が性能の高いのでおすすめです。

名前XPS 14 ノートパソコン(9440) (2024年2月20日発売)
CPUCore Ultra 7 155H(PassMarkスコア:24,960)
※Core Ultra 9 185Hにカスタマイズ可
グラフィックIntel Arc(PassMarkスコア:5,483)
※GeForce RTX 4050 Laptopなどにカスタマイズ可
メモリ16GB
※32GB、64GBなどにカスタマイズ可
SSD512GB
※増設可
画面サイズ14インチ

XPSシリーズは高性能かつ洗練されたデザインが特徴のプレミアムノートPCシリーズです。

こちらはCPUに性能がとても高いCore Ultra 7 155Hを搭載してるのでPremiere Proも十分使用できます。

カスタマイズでCPUに「Core Ultra 9 185H(PassMarkスコア:29,272)」を搭載させることができます。Premiere Proには性能の高いCore Ultra 9 185Hを搭載させることがおすすめです。

また内蔵GPUの「Intel Arc」も内蔵GPUとしては性能が高いですが、Premiere Proには「GeForce RTX 4050 Laptop」などを搭載させることがおすすめです。

その他メモリやSSDも増設することができます。


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クリエイターパソコン SENSE∞(高コスパ・幅広いバリエーション)【パソコン工房】

クリエイターパソコン SENSE∞」シリーズはパソコン工房のクリエイター向けPCシリーズです。

幅広いモデルがあるのでPremiere Proにも最適なパソコンを選ぶことができます。

またこのPCはBTOパソコンなのでメモリやSSDを増設することができます。

おすすめ①:SENSE∞ [SENSE-15FXA61-R7-RMSX]

Premiere Proにおすすめのパソコンは「クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-15FXA61-R7-RMSX]」です。

名前SENSE∞ [SENSE-15FXA61-R7-RMSX]
CPURyzen 7 8845HS(PassMarkスコア:28,608)
グラフィックGeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:17,551)
メモリ16GB
※32GB・64GBにカスタマイズ可
SSD500GB (M.2 PCIe-NVMe)
※カスタマイズ可
画面サイズ15.6インチ

「Ryzen 7 8845HS」はノートPC用CPUとしては性能が高いのでPremiere Proを使用したい方にもおすすめです。

またメモリを16GBとなっていますがカスタマイズで32GBや64GBにすることもできます。カスタマイズがおすすめです。

SSDも500GBとなっているのでカスタマイズで増設がおすすめです。SSDを2つ搭載させることもできます。

おすすめ②:SENSE∞ [SENSE-15FX165-i7-RMSX]

さらに性能がPCが欲しい方は「クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-15FX165-i7-RMSX]」がおすすめです。

名前SENSE∞ [SENSE-15FX165-i7-RMSX]
CPUCore i7-14650HX(PassMarkスコア:39,206)
グラフィックGeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:17,551)
メモリ16GB
※32GB・64GBにカスタマイズ可
SSD500GB [M.2 PCIe-NVMe]
※カスタマイズ可

このPCにはCPUにノートPC用としては性能の高い「Core i7-14650HX」が搭載されています

またメモリを16GBとなっていますがカスタマイズで32GBや64GBにすることもできます。カスタマイズがおすすめです。

SSDも500GBとなっているのでカスタマイズで増設がおすすめです。SSDを2つ搭載させることもできます。

Premiere Proをさらに快適に使用したい方におすすめのモデルです。

おすすめ③:SENSE∞ [SENSE-15FXA51-R7-PLSX]

コスパの高いPCが欲しい方は「クリエイターパソコン SENSE∞ [SENSE-15FXA51-R7-PLSX]」がおすすめです。

名前SENSE∞ [SENSE-15FXA51-R7-PLSX]
CPURyzen 7 8845HS(PassMarkスコア:28,608)
グラフィックGeForce RTX 4050 Laptop(PassMarkスコア:14,432)
メモリ16GB
※32GB・64GBにカスタマイズ可
SSD500GB [M.2 PCIe-NVMe]
※カスタマイズ可

このPCに搭載されている「RTX 4050 Laptop」はPremiere Proを使用するには十分な性能があります。

性能的にPremiere Proの使用に最適です

メモリが16GB、SSDが500GBとなっているのでカスタマイズで増設がおすすめです。SSDを2つ搭載させることもできます。


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Legionなど(高コスパ・ハイスペック)【Lenovo】

Lenovo」は世界シェア1~2位のパソコンメーカーです。

現在定番ビジネスノートPCのThinkPadシリーズを販売している会社です。

Lenovoのパソコンはコストパフォーマンスが高いのでおすすめです。

おすすめ①:Legion 5i Gen 9

クリエイターの方におすすめのパソコンは「Lenovo Legion 5i Gen 9 – ルナグレー」です。

名前Lenovo Legion 5i Gen 9 – ルナグレー
CPUCore i7-14650HX(PassMarkスコア:39,206)
グラフィックGeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:17,551)
メモリ16GB
SSD1TB (M.2 PCIe-NVMe)

「Core i7-14650HX」はノートPC用CPUとしては性能が高いのでPremiere Proを使用したい方にもおすすめです。

おすすめ②:Lenovo Legion 5i Gen 9

さらに性能がPCが欲しい方は「Lenovo Legion 5i Gen 9:カスタマイズモデル」がおすすめです。

名前Lenovo Legion 5i Gen 9:カスタマイズモデル
CPUCore i7-14650HX(PassMarkスコア:39,206)
※Core i7-14700HKにカスタマイズ可
グラフィックGeForce RTX 4060 Laptop(PassMarkスコア:17,551)
メモリ16GB
※32GBにカスタマイズ可
SSD1TB [M.2 PCIe-NVMe]

この製品はカスタマイズモデルなのでカスタマイズすることができます。

このPCにはCPUに「Core i7-14650HX」が搭載されていますが、さらに性能の高い「Core i7-14700HK」を搭載させることができます

またメモリを16GBとなっていますがカスタマイズで32GBにすることもできます。カスタマイズがおすすめです。

Premiere Proをさらに快適に使用したい方におすすめのモデルです。

おすすめ③:Lenovo LOQ 15IRX9

コスパの高いPCが欲しい方は「Lenovo LOQ 15IRX9 – ルナグレー」がおすすめです。

名前Lenovo LOQ 15IRX9 – ルナグレー
CPUCore i7-13650HX(PassMarkスコア:30,825)
グラフィックGeForce RTX 4050 Laptop(PassMarkスコア:14,432)
メモリ16GB
SSD512GB [M.2 PCIe-NVMe]

このPCに搭載されている「Core i7-13650HX」や「RTX 4050 Laptop」はノートPC用CPU・GPUとしては性能が高いです。

性能的にPremiere Proにも最適です


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Premiere Proの必要スペックとは?【解説編】

Premiere Proをノートパソコンで使うには、性能が高いものが必要です。

快適に使うために必要な目安

  • CPU:Intel Core i7 / Ryzen 7 以上
  • メモリ:32GB以上
  • GPU:NVIDIA GeForce RTXシリーズ(例:RTX 4060)
  • ストレージ:SSD(できれば1TB以上)

これらの性能が低いと、動画の読み込みや書き出しに時間がかかったり、編集中にカクカクしたりすることがあります。

①CPU:Core i7、Ryzen 7以上(必ず性能を確認)

CPUの選び方
おすすめのCPU:
  • Core Ultra 7 165H(PassMarkスコア:26,349)
  • Core i7-14700HX(PassMarkスコア:37,365)
  • Core i9-14900HX(PassMarkスコア:45,431)
  • Core i9-13900H(PassMarkスコア:27,918)
  • Core i9-13900HX(PassMarkスコア:43,276)
  • Ryzen 7 7745HX(PassMarkスコア:32,698)
  • Ryzen 9 7940HS(PassMarkスコア:30,351)など
🔽 CPUの性能一覧(クリック・タップで見る)

CPUはパソコンの処理全般を担当するパーツです。CPUの性能が高いほどパソコンの動作が軽くなりフリーズしにくくなります。

Premiere Proは重くなりやすいのでCPUの性能が高いほうがいいです。

基本的には「Core i7」、「Core i9」、「Ryzen 7」、「Ryzen 9」のどれかを選べば動画編集に十分な性能があります。

ノートPC用のCPUは種類が多く性能も低い物が多い

ですが少し注意が必要です。ノートPC用のCPUは「Core i7-14700H」など型番の後ろに「H、U、G、P」のどれかがついていることが多いです。

これらのアルファベットが付いているノートPC用のCPUはデスクトップ用CPUよりも性能を抑えられてあります

またノートPC用CPUはデスクトップPC用のCPUよりも種類がかなり多く、性能もばらばらです。

なのでノートPC用のCPUの場合性能がかなり幅広くなっているのでCore i7ならなんでもいいといえませんノートPCの場合はCPUがCore i7シリーズだというだけでは性能がわからないので注意してください。

またノートPC用のCPUは種類がとても多く性能もかなりバラバラなので確認が必要です。

ノートPC用のCPUでも性能の高いものはある

Coreシリーズの場合、「最後にHやXがついているもの」はノートPC用のCPUの中では性能が高いのでおすすめです。

例えば「Core i7-14700HX(PassMarkスコア:37,365)」や「Core i9-13900HX(PassMarkスコア:43,276)」などはおすすめです。

RyzenシリーズのノートPC用CPUの場合、Ryzen 7 7840HSなどの「Ryzen 7で7000番台以上」なら性能が高いのでおすすめです。

性能の高いCPUの見分け方

ノートPC用のCPUは性能にばらつきがあるので不安な方はやはりベンチマークスコアを確認することがおすすめです。

不安な方は「PassMark – CPU Benchmarks – List of Benchmarked CPUs」のページで調べてみることをおすすめします。

「CPU Mark」がそのCPUのスコアです。CPU Markの数字が大きいほど性能が高いということになります。

スコアで言うとできれば30000以上あるものをおすすめします。

②メモリ:32GB以上

メモリの選び方

メモリは編集中のデータなどを入れておくパーツです。

動画データは容量が大きいのでメモリ容量も多めに必要です。

メモリ容量が足りなくなると動作が不安定になったりフリーズしたりします。Premiere Proを使用するパソコンのメモリはできるだけ多めにほしいです。

容量ができれば32GB以上、最低でも16GBあるノートPCをおすすめします。

ノートPCはメモリ容量が8GBの製品もありますが8GBでは少ないです

買った後からでもメモリを増設できるノートPCもあります。
ただし増設する場合SO-DIMMというノートPC用の規格のメモリを買わなければいけないので注意してください。

SO-DIMM ノートPC用メモリ

③GPU:CPU内蔵グラフィックはできるだけ避ける

GPUの選び方

GPUは映像を表示したりグラフィック関係の処理を手助けするパーツです。

Premiere Proでは一部の処理を補助したり、エンコードや書き出しが高速になったりします。

GeForceと書かれているものを選ぶのがおすすめ

CPU内蔵グラフィックではないGPUには「GeForce RTXシリーズ」があります

これらを選べばPremiere Proに十分な性能があるGPUとなっています。

おすすめは「GeForce RTX 4060 Laptop」以上です。「GeForce RTX 3050 Laptop」、「RTX 4050 Laptop」などでも十分使用できます。

スペック表のグラフィックボード(GPU)欄には「CPU内蔵グラフィック」、「統合グラフィック」と書かれていることもありますがこれは「CPUに内蔵しているGPU」という意味です。つまりこれはCPU内蔵グラフィックなので性能が低いです。できれば避けてください
また「UHD Graphics」、「Intel Iris」、「Radeon RX Vega M (Mobile)」と書かれていることもありますが、これらも全てCPU内蔵グラフィックです
できるだけ避けたほうがいいでしょう。

④SSD・HDD容量:できれば1TB以上

SSD・HDD容量の選び方
外付けSSD
外付けSSD

SSDは動画データやソフトウェアの保存をするパーツです。

動画ファイルはサイズが大きいのでSSDの容量が少ないとすぐにいっぱいになります。

ノートパソコンは内蔵SSDの増設が難しいので、容量が十分あるかどうか買う前に確認することをおすすめします。

容量は1TB以上あったほうがいいでしょう。

外付けSSDはUSBで接続するだけで増設できるので、容量が足りなくなったら外付けのものを買えば簡単に増設することはできます。

ノートPCならではの注意点

ノートパソコンでPremiere Proを使うときは、デスクトップPCにはない注意点もあります。購入前に知っておくと失敗しにくいので、しっかり確認しておきましょう。

バッテリー駆動では性能が落ちることがある

ノートパソコンは電源につながずに使うと性能が落ちることがあります。特に高性能なGPUやCPUを使っているモデルは、バッテリー使用時にパフォーマンスが下がることが多いです。

編集作業はなるべく電源につないだ状態で行うのがおすすめです。

画面サイズと解像度にも注意

画面が小さいとタイムラインやツールが見づらくて編集しにくくなります。また、解像度が低いとPremiere Proの画面が入りきらず、操作しにくくなることもあります。

15.6インチ以上の大きめ画面、フルHD(1920×1080)以上の解像度があると快適です。できれば16インチ・WQHD・16:10比率の画面だとより作業がしやすくなります。

ただし持ち運びを考えている場合、重すぎるノートPCだと持ち歩きが大変になります。

なぜノートPCよりもデスクトップPCがおすすめなのか?

Premiere Proで本格的な動画編集をしたい場合は、ノートパソコンよりもデスクトップパソコンのほうがおすすめです。その理由をわかりやすくご紹介します。

Premiere Proに最適なデスクトップPCの選び方、おすすめPCを見たい方はこちらのページも参考にしてください

性能が高い

デスクトップパソコンはノートパソコンに比べて大きな部品(パーツ)を使えるので、より高い性能を出すことができます。

動画編集ではたくさんのデータを処理する必要があるので、性能が高いほど作業がスムーズになります

冷却がしっかりしている

動画編集をするとパソコンが熱くなりますが、デスクトップは中が広くてファンも大きいので熱をうまく逃がすことができます。

そのため長時間の作業でも安定して動きます。ノートパソコンは小さい分、熱がこもりやすくて動きが遅くなることがあります

パーツの交換やアップグレードができる

デスクトップはあとからメモリやストレージ、グラフィックボードなどを追加・交換できるのも大きなメリットです。

作業の内容が変わって「もっとパワーがほしい」と思ったときにも、パソコンを丸ごと買い替えずに対応できます。

コストパフォーマンスがいい

同じくらいの性能で比べると、ノートPCよりもデスクトップPCの方が安く手に入ることが多いです。

特に動画編集に必要なスペックが備わっている高性能ノートは値段が高くなりがちなので、コストを抑えてしっかりした性能を求めるならデスクトップの方が有利です。

関連ページ

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