BTOショップごとのカスタマイズ項目を徹底比較!自由度・価格・サポートの違いを解説

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最終更新日:2025年10月14日

BTOパソコンは「自分の用途に合わせて構成を選べる」点が魅力ですが、ショップによってカスタマイズの自由度がまったく違います

例えばショップによって「電源を細かく指定できる」「ケースが自由に選べる」「冷却方式が選べる」など選択肢の範囲が異なります。

この記事では、主要なBTOメーカー(ツクモ・サイコム・SEVEN・アーク・フロンティア)を中心に、カスタマイズ項目の違い・自由度・価格帯・サポート体制を比較していきます。

比較まとめ表:BTOショップ別カスタマイズ自由度・特徴

a close up of a hard drive on a table
ショップ名自由度強み
ツクモ★★★☆☆店舗サポート・安定構成
サイコム★★★★★品質・静音・自由度
パソコンショップSEVEN★★★★★品質と価格のバランス
アーク★★★★☆最新パーツ対応・自由度
フロンティア、マウスコンピューター★★☆☆☆
パソコン工房、DELL、HP★☆☆☆☆

ツクモ(TSUKUMO):バランス重視の王道BTO、初心者でも迷わない設計

カスタマイズ自由度詳細
CPU
CPUクーラー
マザーボード
メモリ容量
グラフィックボードチップ
SSD・HDD容量、規格、メーカー
PCケース
電源定格、メーカー
その他CPUクーラー、CPUグリス、ケースファン

ツクモ」はパソコン専門店として長い歴史を持ち、BTOの自由度と安定性のバランスが取れた定番ショップです。BTOショップはeX.computerという名前でブランド化していて、ゲーミングからビジネス、クリエイター向けまで幅広く対応しています。

カスタマイズ項目はCPU・GPU・メモリ・SSD・HDDなどに加え、電源やケースファン、CPUクーラーの変更も可能です。

電源は80PLUS認証の異なるモデルが複数あり、静音性を重視したセミファンレス電源も選択可能です。

一方でマザーボードは基本構成で選べるもののやや少ないです。カスタマイズはできません。

保証は初期1年で、3年まで延長可能です。ツクモ店舗が全国にあるため、店頭サポートが受けられる点は他社にない強みです。

サイコム(Sycom):玄人も納得の品質志向

カスタマイズ自由度詳細
CPU
CPUクーラー
マザーボードチップセット、メーカー
メモリ容量、規格、メーカー
グラフィックボードチップ、メーカー、
SSD・HDD容量、規格、メーカー
PCケース一部モデルのみ
電源定格、メーカー
その他CPUクーラー、CPUグリス、光学ドライブ

サイコム」はプロクリエイターやパソコンマニアなどから高い信頼を得ているBTOショップです。「高品質」「丁寧な配線」「静音」をモットーにしており、他社より細かいカスタマイズ項目を多数用意しています

CPUクーラーは空冷・簡易水冷の両方が選択でき、メーカー(Noctua、DeepCool、NZXTなど)まで指定可能。

電源ユニットもSeasonicやCorsairなど高品質ブランドから選べ、ケーブル配線の仕上がりも非常に丁寧です。

ケースもFractal DesignやCoolerMasterなどのブランドモデルが多数用意されており、デザイン性を重視した構成も容易です。

また、サイコムでは冷却ファンの種類やケース内のエアフロー設計まで公開されており、
「静音重視構成」「高冷却構成」など、目的別の構成指定ができるのが大きな魅力です。

パソコンショップSEVEN:価格重視ながらパーツ選択の幅が広い万能型BTO

カスタマイズ自由度詳細
CPU
CPUクーラー
マザーボードチップセット、メーカー
メモリ容量、規格、メーカー
グラフィックボードチップ
SSD・HDD容量、規格、メーカー
PCケース
電源定格、メーカー
その他CPUクーラー、CPUグリス、ケースファン、光学ドライブ

パソコンショップSEVEN」は構成の自由度がとても高く、コスパを重視しつつ細かくパーツを選べる点が特徴のショップです。ゲーミング・動画編集・クリエイター向けなど、明確なカテゴリ別にモデルを展開しており、ユーザーの目的に沿って構成を変更できます。

CPUクーラー・電源・ケースに加え、マザーボードのメーカーも複数から選択可能です。特にマザボはASUS・MSI・ASRockなどから選べるため、「特定メーカーの機能を使いたい」ユーザーにも向いています。

BTOサイト上でパーツの型番や詳細スペックを明示しており、透明性が高いのも安心要素です。

価格帯はツクモやドスパラよりやや高めですが、同じ構成で品質の高いパーツを採用している傾向があります。

電源もSeasonicやSilverStone製を標準採用しているモデルが多く、安定動作重視の設計です。

ただしグラフィックボードのカスタマイズはチップ選択中心で、同じチップでも様々なメーカーから選べるサイコムには劣ります。

アーク(Ark):秋葉原系マニアック構成の宝庫、最新パーツへの対応が早い

カスタマイズ自由度詳細
CPU
CPUクーラー
マザーボードチップセット、メーカー
メモリ容量、規格、メーカー
グラフィックボードチップ
SSD・HDD容量、規格、メーカー
PCケース一部モデルのみ
電源定格、メーカー
その他CPUクーラー、CPUグリス、ケースファン、光学ドライブ

アーク」は秋葉原に店舗を構える老舗ショップです。

自由度が高く、最新パーツへの対応スピードが他社よりも早いのが特徴です。RTX 50シリーズやDDR5メモリ、PCIe 5.0 SSDなど、最新規格をいち早く採用したBTOモデルを展開しています。

カスタマイズ画面では、CPU・GPU・メモリ・ストレージ・マザーボード・ケースなどほぼ全項目を選択可能です。

さらに、「ケーブル色指定」「冷却ファン数」「RGB有無」まで選べるなど、細部までこだわりたいユーザー向けです。他社が扱っていないようなASRock OC Formulaシリーズや、特殊サイズケース(Mini-ITXなど)にも対応しています。

ただしモデルによってはGPUのチップ選択の幅が狭かったりします。

価格はやや高めですが、パーツ構成の自由度・最新対応・在庫スピードは業界随一でしょう。

自作に近いBTOパソコン制作をしたい人にとって最有力候補のひとつです。

カスタマイズ自由度比較表

ツクモサイコムSEVENアークパソコン工房
CPU
CPUクーラー
マザーボード
メモリ
グラフィックボード
SSD・HDD
PCケース
電源
その他

失敗しないショップ選びのコツ:用途別おすすめマッチング

BTOショップ選びで迷ったときは、「自分がパソコンを何に使うか」を基準に考えるのが最も確実です。

たとえば「ゲーム重視」なら冷却性能と電源品質に強い「パソコンショップSEVEN」や「アーク」との相性がいいです。

「動画編集や音楽制作などクリエイティブ用途」なら静音性やパーツ品質を重視する「サイコム」が最適です。

「初めてBTOを買う初心者」は店舗サポートがある「ツクモ」や価格重視の「フロンティア」を選ぶと安心です。

「小型PC・省スペース志向」ならMini-ITX構成や特殊ケースに対応する「アーク」が強みを発揮します。

「見た目・デザイン重視派」には白系・RGB構成が豊富な「サイコム」や「パソコンショップSEVEN」が人気です。

このように「性能」ではなく「自分の目的・使い方」で絞り込むことで満足度の高い1台に出会えます。

BTO選びに正解はありませんが、どの項目にこだわるかを明確にすれば失敗のない買い物になります。

まとめ:自由度か価格か、目的に合わせて選ぼう

BTOショップ選びでは、価格だけでなくカスタマイズの自由度を考慮することが重要です。

自分で構成を細かく決めたいならサイコムやアーク、ある程度おまかせでコスパを重視するならSEVENやツクモ、「安く買いたい」が最優先ならフロンティア、という選び方が分かりやすいでしょう。

「何をどこまで自由に選べるか」を理解しておくと、次の買い替え時に後悔しにくくなります

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