BTOパソコンの延長保証は必要?7社の保証料・期間・修理条件を比較

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最終更新日:2026年9月9日

BTOパソコンの注文画面で、最後まで迷いやすいのが延長保証です。25万円のパソコンに保証料が2万5,000円加わると、「その分をメモリやSSDに回したほうがよいのでは」と思うかもしれません。

延長保証を付けるかどうかは、保証料だけでなく、標準保証が切れた後に何年使うのか、自分でどこまで修理できるのか、急な修理代を負担できるのかで判断しましょう。同じ「3年保証」でも、落下事故まで対象になるもの、自然故障だけが対象のもの、修理できない場合にポイントで補償されるものがあります。

この記事では、ツクモ、サイコム、パソコンショップSEVEN、アーク、パソコン工房、マウスコンピューター、FRONTIERの7社を比較します。20万・25万・30万円の保証料を試算するほか、修理費との損益分岐点、修理不能時に受け取れる補償の価値、仕事が止まった場合の費用も計算しました。

確認日:2026年9月8日。主に新品のBTOデスクトップパソコンを対象とし、各社公式の保証案内・規約を参照しています。保証内容は購入時期、製品、購入窓口、契約区分で異なります。試算は通常料金を基準とし、期間限定割引・ポイント還元・セット商品の個別料金は含めません。実際の加入金額は注文画面で確認してください。

延長保証を検討したい人・見送ってもよい人

故障箇所を自分で特定できず、購入後3年以上使う予定があり、数万円の急な出費を避けたい人ほど、延長保証を検討する価値があります。反対に、予備のPCがあり、部品交換にも対応できる人なら、保証料を修理用の予算として残しておく方法もあります。

使い方・状況判断の目安理由と確認点
初めてのBTOで、故障箇所を判断できない延長保証を前向きに検討交換部品代だけでなく、原因の切り分けから修理作業まで任せられる
高価なGPUを積んだPCを3年以上使う保証料と対象修理費を比較高額修理への備えになる。ただしGPUの故障確率が高いと断定できるわけではない
副業・制作・仕事に使い、代わりのPCがない保証と復旧手段をセットで検討修理が無料でも作業は止まりうる。訪問修理、予備機、バックアップも必要
標準保証の期間内に買い替える予定期間延長の優先度は低め追加で保証される期間を使わない可能性が高い。ただし事故補償を追加する場合は別途判断する
自分で原因を特定して部品交換できる加入しない選択も合理的保証料を部品代として残せる。ただし誤診や作業失敗、高額部品の故障は自己負担になる
標準で3年保証が付く対象製品を選ぶまず標準保証で足りるか確認有料オプションが期間延長なのか、引き取り・訪問など修理方法の変更なのかを区別する

「初心者なら必須」「自作できるなら絶対に不要」と一律に決める必要はありません。期待される修理費より保証料が高くても、大きな出費が突然発生するリスクを抑えたいなら、加入する理由になります。

BTO7社の保証料・期間を比較

「3年保証」は、一般に標準保証を含めて合計3年間という意味です。標準1年に3年を足して合計4年間になるわけではありません。一方、マウスの対象製品のように、最初から3年保証が付いているものもあります。

メーカー・ショップ標準保証の基本比較する保証と追加料金選ぶときの注意点
ツクモ1年eX.computer延長保証で合計3年。税込販売価格帯ごとの料金表方式税込25万円なら12,650円。自然故障に加え、規定内の落下・火災・地震・落雷なども対象
サイコム通常モデルは1年合計3年。対象本体の税込金額が80,000円以下なら4,000円、80,001円以上なら5%周辺機器などは計算対象外。Premium Lineのような標準2年保証のシリーズは個別に確認
パソコンショップSEVEN1年合計3年。税込本体金額が80,000円未満なら8,000円、80,000円以上なら10%周辺機器やデータ復旧は対象外。延長加入時は初期不良期間も14日から31日に延びる
アーク1年合計2年:税別本体金額の6%。合計3年:同10%。保証料の消費税は別途税別本体10万円未満では税込6,600円/11,000円。対象はアークのオリジナルPCで、他社メーカー製PCは除く
パソコン工房icon1年自然故障の合計3年:税別本体金額の10%。合計4年:同15%。保証料の消費税は別途税別本体6万円未満では税込6,600円/9,900円。物損保証付きは別料金
マウスコンピューター対象製品は3年センドバック保証対象製品の3年保証は追加0円。3年ピックアップは3,300円、対応デスクトップの3年オンサイトは8,800円引き取り・訪問への変更と期間延長を混同しない。MouseProなど一部は5年の有料保証も選択可能
フロンティア通常は1年。標準3年の製品もある対象製品はプレミアム保証で合計3年。本体価格の10%対象はグラフィックスカード搭載のカスタマイズ可能なデスクトップ。セット商品の料金や標準3年モデルは別確認

保証料を計算する際の「本体金額」は、最安構成の広告価格とは限りません。CPU・GPU・メモリなどを変更した後の金額で計算されるため、希望する構成を選んでから比較してください。例えばFRONTIERでは、基本構成と「基本アイテム選択」で変更・追加したパーツを含む商品小計が基準になります。

独自試算:20万・25万・30万円のPCに3年保証を付けるといくら?

税込25万円を保証料の算定対象とした場合、3年保証への追加料金はサイコムが12,500円、ツクモが12,650円、10%のプランが25,000円になります。保証範囲はそれぞれ異なるため、この金額だけで優劣は決められません。

ショップ・プラン税込20万円の場合税込25万円の場合税込30万円の場合
ツクモ・合計3年10,450円12,650円15,400円
サイコム・合計3年10,000円12,500円15,000円
SEVEN・合計3年20,000円25,000円30,000円
アーク・合計3年20,000円25,000円30,000円
パソコン工房・自然故障の合計3年20,000円25,000円30,000円
マウス・標準3年の対象製品0円0円0円
FRONTIER・プレミアム保証の通常料金20,000円25,000円30,000円

計算方法:上の公式料金表を使った独自試算であり、実売PCの見積書ではありません。税込本体価格全額が保証料の算定対象と仮定しています。アーク・パソコン工房は「税別本体価格×料率」に消費税10%を加算。税抜額への換算や請求時の端数処理は省略しています。ツクモは「約5%」で概算せず、公式料金表の該当区分を使用しました。標準3年のFRONTIER製品に10%を重ねて加算する趣旨ではありません。

増える保証期間で割ると、負担の違いがわかる

標準1年から合計3年への延長なら、自然故障について増える保証期間は24カ月です。25万円のPCでは、12,500円の保証料なら追加1カ月当たり約521円、25,000円なら約1,042円に相当します。

これは保証料を比較するための換算で、月額払いのサービスという意味ではありません。ツクモのように最初の1年から事故補償も加わる場合は、追加24カ月の自然故障保証だけに料金を払っているわけでもありません。

アークで25万円のPCを合計2年保証にする場合の試算は15,000円、合計3年なら25,000円です。差額10,000円で3年目の12カ月が加わるため、その1年も使う予定があるかどうかが判断材料になります。

保証料0円でも、PC全体の支払額を比べる

標準3年保証は追加料金がかからないのが利点ですが、PC本体を含めた総額まで最安とは限りません。本体価格、構成、保証範囲をそろえて比較しましょう。

例えば、同等構成の候補Aが「本体250,000円+保証25,000円=275,000円」、候補Bが「本体270,000円・標準3年保証」なら、Bは総額で5,000円安くなります。逆にBの本体が290,000円なら、Aのほうが15,000円安くなります。これは比較方法を示すための仮定例です。

関連:BTOパソコンの表示価格と支払総額はいくら違う?送料・保証・カスタマイズ込みで7社比較

7社の修理条件を比較:送料・上限・修理不能時を確認

「修理費0円」でも、故障したときの出費がすべて0円になるとは限りません。発送費、梱包材、対象外となる検証作業、修理上限を超えた分などが自己負担になる場合があります。

ショップ修理時の送料・受け渡し上限・修理不能時などの主な条件
ツクモサポートセンターへ事前連絡。延長保証利用時の送料負担は今回確認した規定では明記を確認できず、依頼時に要確認1回の修理費が税抜製品金額を超える場合や、3回以上故障した場合などは修理不能扱い。経過年数に応じたポイント補償へ移行
サイコム初期不良期間の30日以内は往復負担。以後は送付時が利用者負担、返送時が同社負担保証限度額は購入価格の100%。経過年数・修理回数による制限なし。必要部品が入手困難なら同等性能品となる場合がある
パソコンショップSEVEN延長加入時の初期不良期間31日以内は指定配送方法で往復負担。以後は利用者が片道負担保証サービス限度額は購入金額の100%、期間中は何度でも利用可能。修理はセンドバックで、訪問・引き取り・持ち込み修理・代替機貸出は行わない
アーク延長保証は送付時が利用者負担、返送時が同社負担対象の自然故障は金額上限・修理回数とも無制限。対象外の検証などには料金が発生する場合がある
パソコン工房icon自然故障は1年目が往復同社負担。2年目以降は利用者が片道負担。物損故障は1年目から利用者が片道負担自然故障は金額上限・回数とも無制限。物損保証付きは物損の修理累積額に本体価格100%の上限がある
マウスコンピューター標準のセンドバックは利用者が片道負担。ピックアップは送料を同社負担。対応製品では訪問修理も選べる訪問修理でも原因によって預かり修理になる場合がある。料金案内から一律の修理金額上限は確認できないため「無制限」とは扱わない
フロンティア送付費は原則利用者負担。保証起算日から14日以内の送付は指定配送業者などの条件付きで同社負担プレミアム保証の修理上限は購入金額。1回の修理が上限を超えた分は別途請求。補修部品がなく修理不可なら同等性能のPCと交換する案内がある

上限の読み方にも注意が必要です。「1回当たりの上限」と「保証期間全体の累積上限」は意味が異なります。サイコム・SEVENの購入価格100%という表示を、根拠なく累積上限と解釈するのは避けましょう。高額修理や繰り返しの修理が心配なら、どの単位で上限を数えるのかを購入前に確認しておくと安心です。

ツクモの保証は事故にも対応するが、修理不能時はポイント補償

ツクモのeX.computer延長保証は、修理できる場合の対応と、修理不能と判断された場合の補償を分けて確認する必要があります。「3年目は修理代の40%しか出ない」という制度ではありません。

規定では、正常使用での故障に加え、落下・火災などの事故や地震・落雷による損害も対象です。ただし、水濡れ、盗難、地震・落雷を除く洪水や津波など、対象外となる項目もあります。「物損に対応しているから、何が起きても補償される」と考えないようにしましょう。

修理不能時のポイント補償限度額は、税抜製品金額の80%・60%・40%と経過年数によって変わります。ポイント提供後は保証契約が終了し、対象PCの所有権も同社へ移ります。現金で補償されるわけではありません。出典:eX.computer延長保証規定、第2条・第5条

独自試算:27万5,000円のPCが修理不能になった場合

税込27万5,000円のPCでは、購入から2年以上経過した後のポイント補償限度額は10万円相当です。税込購入額の40%ではなく、税抜25万円の40%で計算します。

補償申請の時期規定上の割合ポイント補償限度額の試算税込購入額に対する割合
購入日より1年未満税抜製品金額の80%200,000円相当約72.7%
1年以上2年未満税抜製品金額の60%150,000円相当約54.5%
2年以上・保証期間内税抜製品金額の40%100,000円相当約36.4%

税込275,000円÷1.1=税抜250,000円として、公式規定の補償限度割合を適用した独自試算です。通常の修理費補償をこの割合に減らす計算ではありません。ポイントには利用先の制約があるため、現金と同じ自由度はありません。

事故への備えを重視する人には候補になりますが、全損時に購入額がそのまま現金で戻る制度を求めている場合は、想定とは異なります。加入する前に「修理できなかった場合にどうなるか」まで確認しておきましょう。

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独自計算:延長保証はどのくらいの修理費なら釣り合う?

延長保証の経済性は「本体価格に対して何%か」より、「追加保証期間中に避けられる修理費に対して何%か」で考えると整理しやすくなります。ただし、7社を同じ条件で比較できる故障率データは今回確認できていません。故障率を推測して「必ず得」と結論づけることはできません。

故障が最大1回なら、保証料÷回避できる修理費が目安

追加保証期間中に対象故障が最大1回起きると仮定すると、保証料が12,500円、保証で避けられる修理費が50,000円なら、金額面の損益分岐点は25%です。

計算式は「保証料E=対象故障の発生確率p×保証によって回避できる修理費C」です。したがって、p=E÷Cとなります。次の表にある修理費は相場や実績ではなく、判断方法を示すための仮定の金額です。

保証料回避できる修理費が20,000円回避できる修理費が50,000円回避できる修理費が100,000円
12,500円62.5%25%12.5%
25,000円125%・1回だけでは釣り合わない50%25%

例えば、保証料25,000円に対して修理費20,000円の故障が1回だけなら、保証を利用しても、加入しなかった場合より支払総額は5,000円高くなります。一方、高額な修理を全額保証の対象にできるなら、加入による金銭的な効果は大きくなります。

ここでいう発生確率は、標準保証が切れた後の追加期間全体についての確率です。年率でも、購入後3年間すべての故障率でもありません。複数回の修理、修理不能時の補償、買い替え予定がある場合は、それぞれの条件に合わせて計算し直します。

保証対象にならない故障を混ぜると判断を誤る

計算に使う修理費は、保証に入ったことで実際に支払わずに済む金額に限ります。対象外となる水濡れ修理やデータ復旧、加入の有無にかかわらず同じだけかかる発送費などを、保証による利益として足してはいけません。

例えば「故障が起きる確率」と「その故障が保証対象になる割合」を分けて考える場合、単純モデルはE=p×q×Cです。保証料12,500円、回避額50,000円、対象になる割合を仮に80%とすると、pの損益分岐点は31.25%に上がります。この80%は説明用の仮定であり、各社の審査通過率を示すデータではありません。

保証料を払わなければ、故障しなかったときにお金が残ります。保証に加入すれば、対象故障が起きたときの大きな出費を抑えられます。平均的に得かどうかと、自分がその出費に耐えられるかは分けて考えましょう。

仕事用PCは「修理代」と「作業停止による損失」を分ける

延長保証に入っても、修理中にPCを使えない時間まで補償されるとは限りません。サイコムやSEVENは代替機を貸し出さないと明記しています。仕事を止める時間を減らしたい人は、保証年数とは別に復旧方法も考えておく必要があります。サイコムの保証・免責事項SEVENの保証規定

独自試算:無料修理でも、5日止まれば費用が残る

修理代が0円でも、1日に失う利益が8,000円で、作業が5営業日止まるなら、停止による損失は40,000円です。この金額は各社の修理日数や収益の実績ではなく、仕事用PCを選ぶための仮定例です。

条件保証なし・予備機なし保証あり・予備機なし保証あり・予備機で一部継続
今回の修理費50,000円0円0円
停止・減収日数5営業日5営業日5営業日
1日当たりの失われる利益8,000円8,000円2,000円
停止による損失40,000円40,000円10,000円
故障発生後の修理費+停止損失90,000円40,000円10,000円

すべて仮定のシナリオです。上限内の対象修理が全額保証されるものとしています。事前に払う保証料、予備機の購入・維持費、送料、環境復元の手間は含めていません。加入判断ではこれらも加算してください。失われる利益には、後日の作業で回収できる売上をそのまま含めず、外注費の増加や実際に失う利益を見積もります。

予備機は本番PCと同じ性能でなくても、メール対応、原稿作成、素材整理、軽い画像編集などを続けられれば役立ちます。ただし、本番環境でしか動かないソフト、認証、プラグイン、保存データを利用できるかは事前に確認しておきましょう。

マウスの追加保証は、年数より受け渡し方法が目的になることも

標準3年保証のマウス製品では、追加料金を払う目的が「3年に延ばすこと」ではなく「引き取りや訪問に変えること」になる場合があります。

公式料金では、対象デスクトップの3年ピックアップ保証は3,300円、3年オンサイト保証は8,800円です。ピックアップは発送の手配や送料負担を減らしたい人、オンサイトは本体を送る手間を減らしたい人の選択肢になります。

ただし、オンサイトは原則として申し込みの翌々日以降の訪問となり、原因によっては預かり修理になる場合もあります。「訪問修理だから即日復旧できる」「安心パックなら必ず当日返却される」と考えないようにしましょう。出典:マウスの保証サービス料金・オンサイト修理の注意事項

メモリ・SSD・GPUを増設する予定なら、保証条件を先に読む

BTOは購入時に構成を選べますが、購入後に自由に改造しても同じ条件で保証されるとは限りません。増設した部品そのものの保証、増設が原因となった故障、元の構成に戻して修理を依頼する条件は分けて確認してください。

公式情報で確認した例購入前に考えておきたいこと
SEVENは増設部品に起因する不具合を対象外とし、修理時は購入時の状態に戻すよう案内交換前のメモリやGPUをすぐ処分せず、元に戻せるか考える
アークは増設・交換を行った場合、出荷初期状態に戻して送るよう案内保証期間中の大幅な構成変更と、返送前の作業負担を想定する
サイコムは自分で取り付けた部品・周辺機器の動作を基本的に保証しないPC本体の故障と、追加部品の相性問題を分けて相談する
FRONTIERの修理規定は、利用者が部品変更・増設した場合を保証期間内でも有償修理とする項目に含める後付け前提なら、具体的な増設内容を伝えて適用条件を確認する

出典:SEVENのBTO保証規定アークの延長保証規約サイコムの保証・免責事項FRONTIERの修理規定

「増設したら必ずPC全体の保証が消える」と7社を一括りにするのも正確ではありません。条件はショップごとに異なるため、購入候補の規定を確認しましょう。自分で増設する前提で選ぶなら、保証料の安さと同じくらい確認しておきたい項目です。

独自の確認方法:将来交換する部品を保証対象から分けて考える

保証期間の途中でGPUやSSDを交換する予定なら、「3年間同じ構成を使う場合」とは保証の使い方が変わります。新しく買った部品まで、元のPCの延長保証に自動的に含まれるわけではありません。

例えば、購入から1年半でGPUを交換する人なら、旧GPUで延長保証を利用できる期間と、新GPUをどこへ修理依頼するのかを分けて整理します。保証対象部品の割合だけで保証の価値を機械的に割り引くことはできませんが、交換予定表を作っておくと、支払う保証料で何を守りたいのかが分かりやすくなります。

部品使う予定購入前に確認すること
GPU3年間そのまま使う/途中で交換する交換前のGPUの保管、修理時の構成復元、新GPUの保証窓口
メモリ・SSD購入時に増量/後から増設増設による保証への影響、診断時の取り外し、データのバックアップ
CPU・マザーボード基本的に交換しない/大幅に変更する別のPCと判断される改造に当たらないか、修理受付が可能か

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パーツのメーカー保証が長くても、BTO全体の保証とは別

「電源単体は長期保証だから、BTO本体も同じ年数だけ無料修理できる」とは限りません。組み込み部品の保証窓口や適用条件は、単品で購入した場合と異なることがあります。

サイコムは、PC本体として購入した場合、パーツメーカーが定める個別の保証期間は適用されないと明記しています。一方、SEVENは保証終了後の有償修理について、メーカー・代理店保証が残っている部品には可能な範囲で保証を適用すると案内しています。対応はショップごとに異なります。サイコムの通常保証SEVENの有償修理

部品保証を利用できたとしても、診断料や交換作業料まで無料になるとは限りません。延長保証を見送る前に、「部品を直接メーカーへ送れるか」「BTOショップ経由なら作業料はいくらか」を確認しておくと、自己負担額を見積もりやすくなります。

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購入前に確認したい7項目

注文する前に、保証料金が表示された見積もりと、適用される保証規約を保存しておきましょう。「3年」「10%」という数字だけを控えるより、修理時の条件まで後から確認しやすくなります。

確認項目確認する内容
1.保証の開始日と終了日購入日・納品日・到着日のどれが起算日か。合計何年か
2.保証料の算定対象カスタマイズ後の金額か。税、周辺機器、サービス料を含むか
3.対象となる故障自然故障、落下、水濡れ、落雷などを個別に確認
4.修理上限と終了条件1回当たりか累積か。回数制限、交換・ポイント補償後の終了条件
5.修理の依頼方法片道・往復の送料、梱包、持ち込み、引き取り、訪問の可否
6.増設とデータの扱い元の構成へ戻す必要、データ消去・復旧の扱い、保存用SSDの取り扱い
7.修理中の作業継続代替機の有無、手持ちPCで使えるソフト、バックアップから戻す手順

公式窓口に質問するときは、「この型番をメモリ32GB・SSD2TBで買い、後からSSDを1台追加する予定です。3年保証中の修理では元の構成に戻す必要がありますか。発送費と診断費の条件も教えてください」のように、具体的な構成と予定を伝えると確認しやすくなります。

延長保証についてよくある質問

後からの加入、データ復旧、事故補償は、保証年数とは別に確認が必要です。加入を判断するときに迷いやすい点を整理します。

後から延長保証に入れますか?

購入後に加入できるかどうかは各社で異なるため、基本的には注文時に決めるつもりで比較しましょう。ツクモは条件を満たせば購入日から1カ月以内の加入が可能ですが、事故が起きた後には加入できません。サイコムは届いた製品への後付けは不可としています。マウスは注文後1年以内の個人向けに追加保守を案内する場合がありますが、すべての製品で任意に追加できるという意味ではありません。ツクモサイコムマウス

SSDが壊れたら、仕事のデータも戻してもらえますか?

SSDの交換修理と、保存データの復旧は別です。SEVENはデータ復旧を延長保証に含めておらず、修理時に内部データが保持されることも保証していません。保証に入っていても、普段から別の媒体や保存先へバックアップしておきましょう。SEVENの延長保証対象修理時のデータに関する免責事項

落下や水濡れが心配なら、どこを見ればよいですか?

事故の種類を分けて確認してください。落下に対応していても、水濡れまで対象とは限りません。ツクモの規定では水濡れが対象外です。パソコン工房は、自然故障のみの延長保証とは別に、水濡れなどに対応する物損保証付きプランを用意しています。ただし、物損修理の累積上限や、修理不能時の交換に伴う追加1万円などの条件があります。ツクモの対象外事項パソコン工房の物損保証

3年と4年で迷ったらどうすればよいですか?

「4年目にも使う予定があるか」と「その1年を追加する料金」で考えましょう。パソコン工房の自然故障保証では、税込25万円の算定対象額なら、合計3年は25,000円、合計4年は37,500円という試算になります。差額12,500円が4年目を追加する費用です。3年以内に買い替える可能性が高いなら、その費用を払う必要性は低くなります。計算根拠:パソコン工房の保証料金

まとめ:保証料・対象範囲・復旧方法をそろえて選ぼう

BTOの延長保証は全員に必須ではありませんが、自力での修理が難しい人や、高額な修理代を一度に負担したくない人には検討する価値があります。

今回比較した7社では、マウスの対象製品は標準3年保証、サイコムは通常モデルの延長が5%、ツクモは価格帯別の料金で事故も一定範囲まで対象です。SEVEN・アーク・パソコン工房・FRONTIERの通常の3年プランは、おおむね本体金額の10%ですが、上限、事故への対応、増設条件はそれぞれ異なります。

購入時は、まず希望構成の本体総額に保証料を加え、続いて「どの故障を対象にしたいか」「修理不能ならどうなるか」「修理中も作業を続けられるか」を確認してください。仕事用なら、保証期間を延ばすだけでなく、予備機とバックアップに予算を残しておく方法も有効です。

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保証は、構成と支払総額を決める段階で一緒に比較すると、予算をどこへ配分するか判断しやすくなります。





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