メインパソコンにノートPCをおすすめしない理由
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最終更新日:2024年12月5日
目次
ノートパソコンは壊れやすい
一番の問題はノートパソコンは壊れやすいことです。
CPU、ハードディスク、GPUなどのパソコンのパーツは使っていると熱が発生します。パーツが熱くなりすぎると故障の原因になるので、パソコンには熱を逃がすためにファンがついています。
ノートパソコンはデスクトップよりもPCパーツをかなり狭い位置に敷き詰めています。
なので熱がすぐに溜まりやすく構造的に逃にげにくくなっています。
そのためノートパソコンに使われているパーツには熱くなりすぎないようにあえて性能を抑えているということがあります。
大切なデーターを扱うメインのパソコンには、壊れにくいデスクトップパソコンがおすすめです。
ノートパソコンは低スペックの物が多い
ノートPC用のCPUは省電力化のために性能が低い
ノートパソコンは低スペックのパソコンが多いです。ある程度の値段のノートPCを買ったのに、思ったよりもスペックが低いということもあります。
ノートパソコンは重い作業をするために使うことを想定されてないので、無茶な使い方をするとすぐ壊れてしまう可能性があります。
ノートパソコンはバッテリーで動かしているので電力を大量に消費するとすぐにバッテリーが切れて使えなくなってしまいます。なのでノートPCにはあらゆるパーツを省電力化しています。
CPUは性能がいいほど処理能力が早くなりますが、性能が高くなるほど電力の消費量も多くなります。そのためにノートパソコンに使われているCPUは省電力化したものを搭載させています。
ノートパソコンに使われているCPUは省電力化されて性能が低くなっているものが多いです。
実際にCore i7で比較すると
ノートPC用Core i7 | デスクトップ用Core iシリーズ |
---|---|
Core i7-12700(PassMarkスコア:30,791) | |
Core i7-12700H(PassMarkスコア:26,119) | |
Core i5-12400(PassMarkスコア:19,388) | |
Core i7-1270P(PassMarkスコア:17,476) | |
Core i7-1265U(PassMarkスコア:14,088) | Core i3-12300(PassMarkスコア:14,695) |
例えばノートPC用のCPUにはCore i7-12700Hなどのように最後にHやUなどがついています。
こちらのように一般的には高性能と言われているCore i7で比較するとノートPC用のCPUはデスクトップ用のCore i5と同じくらいしかないのものやCore i3よりも性能が低いものまであります。
ノートPCはスペックが低いので、必ずしもデスクトップパソコンと同じようなことができるとは限らないということを知らずに買うとお金を無駄にしてしまいます。
動画編集をするにはCore i7以上のスペックがあったほうがいいですが、ノートPCではCore i7が搭載されていたとしても性能が低いので動画編集は難しいでしょう。
ノートパソコンは割高
同じくらいの性能の場合、ノートパソコンはデスクトップパソコンよりも価格が高くなってしまいます。
特にパソコンゲームや動画編集、写真編集、DTMなどパソコンの処理が大変な作業をする場合、ハイスペックなパソコンが必要です。そのような作業をする場合、ノートパソコンではコストパフォーマンスがかなり悪いです。
確かにノートPCにはCore i7を搭載したデスクトップと同じくらいの価格の製品もあります。ですがそのような安いノートPCに搭載されているノートPC用のCore i7は高い確率でデスクトップ用のCore i7より性能が低いです。
実際に比較すると
ノートパソコンはCPUの性能が低くなった分だけ価格が安くなるということは全くありません。
2021年8月23日現在、Core i7搭載のパソコンを安い順で比べてみると
デスクトップPCは「Core i7-10700(PassMarkスコア:17,188)」搭載のものが6万9千円、ノートPCは「Core i7 10510U(PassMarkスコア:6,919)」搭載で7万8千円となっています。
1万円近く価格が高いにもかかわらずCore i3と同じくらいの性能のものが搭載されています。
ノートパソコンがコスパが悪いということがわかりやすいと思います。
ノートパソコンは衝撃に弱い
パソコンはそもそも衝撃に弱いので、ノートパソコンをしょっちゅう持ち運びながら使っていると壊れやすくなります。
特にノートパソコンの電源を入れたまま持ち運ぶと衝撃にとても弱くなります。
持ち運べなければノートパソコンの意味がないと思うかもしれませんが、壊したくなければ大切な仕事用のパソコンはデスクトップパソコンを買ったほうがいいです。
持ち運びたいときは壊れても構わないノートパソコンを持ち歩きましょう。
特にハードディスクは電源が入った時に振動があるとすぐ壊れてしまうような構造になっています。ただし近年はSSDのみの搭載がほとんどです。
ノートパソコンは修理ができない可能性がある
ノートパソコンは狭いところにパーツを敷き詰めなければならないので、メーカー独自のパーツを使ったり、パーツの配置が複雑になっているために修理の対応がしてもらえない可能性があります。
修理ができたとしてもパーツ取り寄せのために時間がかかったり、余計なお金がかかったりしてしまいます。
ストレージ容量(SSD・HDD)が少ない
ノートパソコンはストレージ容量が少ないので、使い方によってはすぐに空き容量がなくなってしまいます。
ノートパソコンには240GBや120GBほどしかないものもあります。これはかなり少ないです。
パソコンにはOSのデーターや始めから入っているソフトを普通に使用しているだけでも容量を使用します。実際には自由に使える空き容量はもっと少なくなってしまいますので注意が必要です。
デスクトップパソコンならSSDやHDDの増設が簡単にできますが、ノートパソコンは交換できない可能性があります。
ハードウェア増設がしにくい
デスクトップよりもUSBポートなどの外部デバイス装着端子がかなり少ないので、同時に色々なハードウェアを付けながらの作業は難しいです。
例えばDVDドライブなどがついていないノートパソコンは多いです。DVDを読み込みたい時は外付けのDVDドライブを使わなければなりません。
ストレージ容量も少ないので外付けのSSD・HDDを付ける必要もあるかもしれません。
USBメモリやLANポート、ビデオキャプチャーなどハードウェアの使用を前提をしている場合、ノートパソコンではあまり向いていません。
パーツの交換ができない可能性が高いので性能を上げられない
デスクトップパソコンならパーツの交換ができるので、もし例えばメモリだけほしければメモリを追加や交換することでメモリの容量を増やすことができます。
自分でパーツ交換できなくてもパソコンショップなどで頼めば多くの場合対応してくれるでしょう。
しかしノートパソコンではパーツの交換ができない可能性が高いです。パソコンショップでもパーツ交換ができない可能性があります。
バッテリーがなくなると使えなくなる
ノートパソコンのバッテリーはあまり長持ちしないですし、CPUを使用する重い処理をするとすぐに消費してしまいます。
特にスペックが高い高性能なパーツほど電力を消費するので、ノートパソコンをメインで使うには全く向いていません。
もしパソコンで重要な仕事をする時にバッテリーがなくなってしまったら損失が出るおそれがあります。
メインはデスクトップPCを、サブにノートPCがおすすめ
メインで使う大切なパソコンはデスクトップパソコンにして、サブとして軽い作業をするのにはノートパソコンはおすすめです。
ノートパソコンは性能が高いほど値段も高いですし、熱がこもって壊れやすいですし、バッテリーの持ちも悪いのでハイスペックのノートパソコンを買ってメインに使うのはおすすめできません。
また、メインのパソコンが壊れた時に治るまでの間にノートパソコンをメインの代わりとして一時的に使用するために、ある程度のスペックを求めるのはありだと思います。
パソコンは大体3~5年使うと壊れることが多いです。パソコンが壊れたときのことを考えて買ったほうがいいでしょう。
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