Ryzen 9000シリーズ搭載PCを買えるショップまとめ
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最終更新日:2024年11月18日
目次
※【随時更新】Ryzen 9000搭載パソコン簡易比較
★Ryzen 9000搭載PCが注文できるBTOパソコンショップ
パソコン工房(高コスパ)
「パソコン工房」は実店舗が60店以上あるパソコン・パソコンパーツショップです。実店舗があるので店に行けば修理をしてもらえたり、パソコンに詳しい店員からアドバイスを聞けたりします。
パソコン工房のパソコンの特徴は安いことと基本構成がたくさんあることです。基本構成がたくさんあるので自分の求めているスペックのパソコンを買えます。
パソコン工房では現在「AMD Ryzen™ 9000 シリーズプロセッサー搭載BTOパソコン」の販売を開始しています。
CPUがRyzen 5 9600X、Ryzen 7 9700X、Ryzen 7 9800X3D、Ryzen 9 9900X、Ryzen 9 9950X搭載パソコンがあり、GPUにGeForce RTX 4060、RTX 4060 Ti、RTX 4070 SUPERなどの搭載パソコンがあります。
ゲームをプレイしたい方におすすめの基本構成パソコンは
- Ryzen 5 9600X + GeForce RTX 4060 Tiを搭載した「ミドルタワーゲームパソコン LEVEL∞ R-Class [LEVEL-R7B6-R96X-SLX]」(ゲームをプレイしたい多くの方におすすめ)
- Ryzen 7 9800X3D + GeForce RTX 4070 Ti SUPER を搭載した「ミドルタワーゲームパソコン LEVEL∞ R-Class [LEVEL-R7B6-LCR98D-UTX]」(ゲーム配信をしたい方におすすめ)
あたりがおすすめです。Ryzen 7 9800X3D + GeForce RTX 4070 Ti SUPERはゲームをするのに満足な性能がありますし動作が安定しているのでゲーム配信にもおすすめです。
さらにカスタマイズでメモリを32GB、64GB、128GBにしたり、SSDを増設したりできます。
ツクモ(高コスパ、幅広くスペックを選べる)
「ツクモ」はパソコンが高価であまり普及していなかった時代から秋葉原でパソコンを販売している老舗のパソコン・パソコンパーツショップです。
ツクモのBTOパソコンはパーツのメーカーまで選べたり、全国の企業、大学、官公庁にもパソコンを搬入しているなど信頼性の高いパソコンショップとなっているのでおすすめです。
ツクモはBTOショップの中ではカスタマイズの幅が広めでなのにもかかわらず価格もかなり安くなっています。BTOショップはカスタマイズの幅が広いほど価格も高いことが多いです。パソコン初心者の方から上級者の方まで幅広くおすすめできるBTOショップです。
ツクモでは現在ゲーミングパソコンの「G-GEAR」シリーズ、クリエイター向けパソコンの「クリエイターPC」でRyzen 9000シリーズ搭載PCが販売開始中となっています。
GPUをGeForce RTXシリーズの中から幅広く選ぶことができます。
GPUなどを自分の好みに合わせてRyzen 9000シリーズ搭載PCがほしい方には特におすすめです。
サイコム(信頼性が高い、幅広くスペックを選べる)
「サイコム」は信頼性が高いBTOショップです。
サイコムは幅広くカスタマイズできるので自分で好きなスペックを選んでPCを注文することができます。
現在サイコムでは「最新のZen5アーキテクチャ採用Ryzen 9000シリーズ搭載PC 」の販売開始しています。
現時点でBTOショップの中でもっともRyzen 9000シリーズ搭載PCの基本構成が多いです。ゲーミングPCのG-MasterシリーズだけでなくクリエイターPCのLeptonシリーズや静音PCのSilent-Master NEOシリーズでもRyzen 9000シリーズを搭載させることができます。
自分の求めているスペックのPCが欲しい方、信頼性が高いPCが欲しい方はおすすめです。
Ryzen 9000シリーズとは?
Ryzen 9000シリーズとはAMD社の最新CPU
RyzenシリーズはAMD社が制作しているCPUです。CPUメーカーと言えばIntelが最も有名ですが、AMD社も有名で2大CPUメーカーの1つと言えます。
Ryzen 9000シリーズは2024年8月10日から発売の最新のRyzen CPUです。
2024年8月10日現在、販売されているのは「Ryzen 7 9700X」と「Ryzen 5 9600X」のみであり、「Ryzen 9 9900X」や「Ryzen 9 9950X」は8月23日となります。
※追記 11月15日 Ryzen 7 9800X3D発売
11月15日に「Ryzen 7 9800X3D」が発売されました。
Ryzen 7 9800X3Dは3Dキャッシュ技術を採用しており、大容量のL3キャッシュを搭載しています。この3Dキャッシュ技術により、特にゲーミングにおいて優れた性能を発揮することで評判が高くおすすめです。
実際に多くのゲームタイトルで他のCPUを上回るフレームレートを実現しています。
Ryzen 7 9800X3Dは、ゲーマーの他、クリエイターなど、高い処理能力を必要とするユーザーにおすすめのCPUとなっています。
Ryzen 9000シリーズの特徴
発売日 | コア数 | TDP | |
---|---|---|---|
Ryzen 9 9950X | 8月23日 | 16コア | 170W |
Ryzen 9 9900X | 8月23日 | 12コア | 120W |
Ryzen 7 9800X3D | 11月15日 | 8コア | 120W |
Ryzen 7 9700X | 8月10日 | 8コア | 65W |
Ryzen 5 9600X | 8月10日 | 6コア | 65W |
(参考)Core Ultra 7 265K | 20(Pコア×8 + Eコア×12) | 125W~最大250W |
Ryzen 9000シリーズの特徴はIntel Core iシリーズよりも消費電力が低いにも関わらず性能がCore iと同じくらい高いことが特徴です。
一般的に性能を高くするには消費電力を上げなければいけません。Core iシリーズは性能を上げるために消費電力をどんどん上げており、最新の第14世代Core iシリーズでは「Core i9-14900K」「Core i7-14700K」では基本125Wから最大253Wにまで到達しています。
一方でRyzen 9000シリーズは
- Ryzen 9 9950X:170W
- Ryzen 9 9900X:120W
- Ryzen 7 9800X3D:120W
- Ryzen 7 9700X:65W
- Ryzen 5 9600X:65W
となっていて、Core iシリーズの半分程度となっています。
Ryzen 9000シリーズは消費電力が半分にも関わらず、性能は第14世代Core iシリーズとほぼ同じか、ソフトの処理内容やゲームによってはRyzen 9000のほうが処理能力が高いものもあります。
なぜRyzen 9000シリーズは低電力で高性能を可能にしたかというと、CPUの構造に関係があります。
Ryzen 9000から新しくZen 5 CPUアーキテクチャを採用していますが、Zen5ではTSMC社の4nmプロセスルールを採用しています。これはIntelで採用されている10nm、7nmプロセスなどより短くなっています。
この長さが短ければ短いほど処理時間が短くなり、必要な消費電力も少なくてすむということになります。単純に言えば道の長さが短くなると到着するまでの時間がかからなくてすむので短い時間で多くの情報を伝えることができるということとでしょう。
この短い4nmプロセスルールの世界一の技術力を持つTSMCでしか実現できず、TSMCの工場で生産しているRyzenシリーズでは採用できます。一方でIntelは自社に工場があり、技術的に追いつくことができていません。
なのでRyzen 9000シリーズは消費電力が低く性能が高くなっているのです。
Ryzen 9000シリーズの性能
Ryzen 9000シリーズと第14世代Core iシリーズの比較
Ryzen 9000シリーズはAMD公式の発表によると「AMDのRyzen 9950XはIntel Core i9-14900Kと比べると、最大56%上回っている」としています。
またPCWorld社によるベンチマークによるとRyzen 9000シリーズのシングルスレッド性能が第14世代Core iシリーズを上回っています。
シングルコア性能が高いということは様々なソフトで恩恵を受けることになる可能性が高いです。
またPuget System社のベンチマークによると動画編集ソフトの「DaVinci Resolve Studio」、画像編集ソフトの「Photoshop」、モーショングラフィックス制作ソフトのAdobe「After Effects」などでRyzen 7 9700Xのほうが第14世代Core i7-14700Kよりも処理能力が上回っているという結果が出ています。
さらに「Blender」、「V-Ray」、「Cinebench」などのCPUレンダリングでRyzen 9 9900XのほうがCore i9-14900Kよりも超えています。
つまり3D・VR系の制作ではRyzenシリーズを選ぶほうが有利になる可能性が高いです。
※Ryzen 9000はAMD公式レビューほど性能が出ない? Windows 11 24H2で解消か
+Digitalの記事「Ryzen 9000、AMD公式レビューほど性能が出ない? Windows 11 24H2で解消か」によると、現在市販品を用いたレビューの結果にはAMD公式スコアには届かないという指摘がされています。
この原因は、AMD社がスコア計測のテストに使用したWindowsのバージョンがAMDは最適化されたベータ版Windowsだったため、一般のレビュアーよりも高い結果となっていたとのことです。
そして最新のWindows 11 24H2ではAMDに最適化されているので問題なく公称値近い性能が発揮できるということです。
つまり最新バージョンのWindowsがリリースされればRyzen 9000の処理が最適化され性能が上がり、ベンチマークのスコアもさらに上昇する可能性があります。
もしかするとRyzen 9000シリーズの性能が第14世代Core iシリーズとほぼ同じになるか、超える可能性もあります。
+Digitalで記事を見るにはこちら
Ryzen 9000シリーズ搭載PCはBTOパソコンショップで購入がおすすめ
普通のパソコンメーカーではRyzen 9000搭載PCはすぐには発売されない
パソコンメーカー | BTOパソコンショップ |
---|---|
DELL、HP、LENOVO、ASUS、NEC、富士通、パナソニックなど | パソコン工房、マウスコンピューター、ツクモ、フロンティア、パソコンショップSEVENなど |
Ryzen 9000シリーズのCPU単体での販売は「Ryzen 7 9700X」、「Ryzen 5 9600X」が2024年8月10日に発売、「Ryzen 9 9900X」、「Ryzen 9 9950X」は8月23日にされます。
ですがすぐにRyzen 9000シリーズ搭載パソコンが販売されるわけではありません。
最新CPUが発売されてから最新CPU搭載パソコンの販売まではしばらく時間がかかるところが多いです。
パソコンメーカーでの発売までの流れはどうなるかというと、Ryzen 9000シリーズCPU単体が発売後にしばらく時間がたってから「Ryzen 9000シリーズCPUを搭載した新モデル」が新発売するという発表がされて、搭載PC発売日から販売開始という流れになります。
2024年8月10日時点の現状では搭載パソコンの発表すらされていないメーカーがほとんどなので、パソコンメーカーではRyzen 9000シリーズ搭載パソコンを買えるのはまだまだ先となります。
一方で一部のBTOパソコンショップではもう既にRyzen 9000シリーズ搭載パソコンが販売開始、予約開始となっているところもあります。早く購入したい方はBTOショップで買うことがおすすめです。
パソコンメーカーは型落ちCPU搭載PCが販売されているので注意
特に一般的なパソコンメーカー(DELL、HP、LENOVO、NEC、富士通など)は2世代以上前の型落ちCPUが搭載されたパソコンが長い間売られています。
CPUは新しくなるたび、世代が上がるたびに性能が上がります。なので2世代前・3世代前のCPUだと古いRyzen 7は最新のRyzen 5より性能が高くなるということはよくあります。
1世代くらい前のCPUならそこまで性能が下がっているわけではないですし、価格が安くなることも多いのでおすすめの場合もあります。ですが型落ちCPUでも特に2世代以上前のCPUが搭載されたパソコンは性能が低いにもかかわらず1世代前とほぼ同じ価格で売られていることが多いなどあまり安くならないのでおすすめはできません。
ただし価格が2世代前のランク上のグレード(例えば「Ryzen 5 9600X」よりも「Ryzen 7 5700X」のほうが)が安い場合おすすめのこともあります。
BTOショップではすぐに買えるところもある
一部のBTOショップでは最新CPUの発売後すぐに搭載モデルの販売・注文受付が開始されるところもあります。
BTOパソコンショップとは使いたいパソコンパーツを自分で選んで、選んだ通りにパソコン組み立ててもらえるパソコンショップです。
多くのBTOショップは全くゼロの状態からパソコンを組み立てるわけではなく、ある程度使うパーツを決められた「基本構成モデル」から別のパーツを交換して注文するという流れになっています。
BTOショップの場合は現在販売されているパソコンの基本構成モデルから搭載するCPU(+マザーボード)を変えるだけですむので新しいパーツを搭載したパソコンをすぐに販売することができます。
また、単純にパソコンメーカー製パソコンを買うよりもBTOショップでパソコンを買ったほうが性能が高いパソコンを安く買えるのでおすすめです。
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