BTOパソコンのメモリは16GB・32GB・64GBのどれがよい?用途別におすすめ容量を解説

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最終更新日:2026年7月13日

BTOパソコンを選ぶときに迷いやすいのが「メモリ容量」です。

CPUやグラフィックボードは性能差がわかりやすい一方で、メモリは「16GBで足りるのか」「32GBにしたほうがいいのか」「64GBは必要なのか」が判断しにくいパーツです。

結論から言うと、現在のBTOパソコンでは迷ったら32GBがおすすめです。
ネット閲覧やOffice作業が中心なら16GBでも使えますが、ゲーム、動画編集、画像編集、配信、長く使うことを考えるなら32GBのほうが安心です。64GBはクリエイター用途や専門作業向けで、一般的な用途ではやや過剰です。

この記事では、BTOパソコンのメモリ容量を16GB・32GB・64GBに分けて、どれを選ぶべきかを用途別に解説します。

まず結論:迷ったら32GBがおすすめ

BTOパソコンのメモリ容量は、用途別に考えると次のようになります。

メモリ容量おすすめ用途向いている人
16GBネット閲覧、Office、軽めのゲーム、普段使い価格を抑えたい人
32GBゲーム、動画編集、画像編集、配信、複数作業迷っている人全般
64GB4K動画編集、3DCG、AI、仮想環境、重い制作作業クリエイター・業務用途

現在のWindows 11自体は最低要件として4GB RAMを挙げていますが、これはあくまでOSを動かすための最低ラインです。実際にはブラウザ、セキュリティソフト、常駐アプリ、ゲーム、編集ソフトなどを同時に使うため、BTOパソコンでは16GB以上を基準に考えるべきです。

そのうえで、長く快適に使いたいなら32GBを選ぶのが無難です。

メモリとは?不足すると何が起きる?

Close Up Photo of HyperX RAM

メモリは、パソコンが作業中のデータを一時的に置いておく場所です。よく「作業机」に例えられます

作業机が広ければ、ブラウザ、資料、編集ソフト、ゲームなどを同時に広げても作業しやすくなります。反対に作業机が狭いと、いちいち片付けながら作業する必要があり、動作が重くなります。

メモリが不足すると、次のような症状が出やすくなります。

  • ブラウザのタブを多く開くと重くなる
  • ゲーム中にカクつく
  • 動画編集ソフトのプレビューが重い
  • 画像編集で処理待ちが増える
  • アプリの切り替えが遅い
  • SSDへの書き込みが増えて全体的にモタつく

メモリはCPUやGPUのように直接フレームレートを大きく伸ばすパーツではありません。しかし、不足するとパソコン全体の快適性が一気に落ちます。

16GBメモリがおすすめな人

16GBは現在のBTOパソコンにおける最低限の実用ラインです。

ネット閲覧、動画視聴、Officeソフト、メール、軽めの画像編集、フルHDゲーム程度であれば、16GBでも十分使えます。価格を抑えたい人や、ライトユーザー向けのBTOパソコンなら16GBでも問題ありません。

16GBで十分な用途

  • ネット閲覧
  • YouTubeや動画配信サービスの視聴
  • Word、Excel、PowerPoint
  • 軽めのオンラインゲーム
  • フルHD解像度でのゲーム
  • 簡単な画像編集
  • 軽いプログラミング

ただし、16GBは「余裕がある容量」というより「最低限快適に使える容量」と考えたほうがよいです。

最近はブラウザだけでもメモリを多く使います。ChromeやEdgeでタブを大量に開きながら、Discord、ゲーム、配信ソフト、編集ソフトなどを同時に使うと、16GBでは不足する場面があります。

16GBを選んでもよい人

16GBを選んでもよいのはできるだけ安くBTOパソコンを買いたい人です。ゲーム用途でも、フルHDで普通に遊ぶ程度なら16GBで動くタイトルは多くあります。

ただし、購入後に長く使いたい場合や、あとから動画編集・配信・画像編集もやってみたい場合は、最初から32GBにしておくほうが後悔しにくいです。

32GBメモリがおすすめな人

現在のBTOパソコンで最もおすすめしやすいのが32GBです。

32GBあれば、ゲームをしながらブラウザやDiscordを開く、動画編集をする、画像編集をする、複数のアプリを同時に使うといった場面でも余裕が出ます。

Adobe Premiereは、HDメディアでは16GB、4K以上では32GB以上を推奨しています。動画編集を少しでも考えているなら32GBはかなり現実的なラインです。

また、Blenderも推奨メモリとして32GBを挙げています。3DCG制作やレンダリング用途を考える場合も、32GBはひとつの基準になります。

32GBがおすすめな用途

  • 最新ゲーム
  • ゲームをしながらDiscordやブラウザを使う
  • ゲーム配信
  • フルHD〜4K動画編集
  • PhotoshopやLightroomでの画像編集
  • Blenderなどの3DCG制作
  • DTM・音楽制作
  • 複数アプリを同時に使う作業
  • 長く使うメインPC

Photoshopは最低8GB、推奨16GB以上とされていますが、実際には高解像度画像を扱ったり、ブラウザや他のソフトを同時に開いたりすることも多いため、BTOパソコンでは32GBを選ぶと余裕があります

迷ったら32GBでよい理由

メモリ容量で迷った場合、16GBと32GBの差は体感しやすいです。

特に差が出やすいのは、複数作業をしているときです。たとえば、ゲームを起動しながら攻略サイトを開き、Discordで通話し、裏で録画ソフトも動かすような使い方では、16GBより32GBのほうが安心です。

また、BTOパソコンは数年使うことが多いため、購入時点でギリギリの容量を選ぶと、数年後に不足を感じやすくなります。今すぐ64GBが必要ない人でも、32GBにしておけば多くの用途に対応できます。

64GBメモリがおすすめな人

64GBは、一般的なゲーミングPCや普段使いのパソコンでは必要性が低い容量です。

ただし、クリエイター用途や業務用途では64GBが有効になる場面があります。特に4K以上の動画編集、大量のRAW現像、重い3DCG制作、仮想環境、AI関連の作業をする場合は、32GBでは足りないことがあります

64GBがおすすめな用途

  • 4K動画編集を本格的に行う
  • 8K動画や長尺動画を扱う
  • After Effectsをよく使う
  • Blenderで重いシーンを扱う
  • 大量のRAW写真を編集する
  • 仮想マシンを複数起動する
  • Dockerや開発環境を多用する
  • ローカルAIや大規模データ処理を行う
  • 仕事で制作ソフトを長時間使う

64GBは「重い作業を快適にするための容量」です。ネット閲覧やゲーム中心の人が64GBを選んでも、性能が大きく上がるわけではありません。

たとえば、ゲームのフレームレートを上げたいなら、64GBメモリにするよりもGPUを上位モデルにしたほうが効果的な場合が多いです。動画編集でも、メモリだけでなくCPU、GPU、SSDの速度も重要です。

そのため、64GBは「必要な人には必要だが、不要な人には過剰」と考えるのがよいでしょう。

ゲーミングPCなら16GBと32GBどちらがよい?

ゲーミングPCなら、現在は32GBがおすすめです。

16GBでも多くのゲームは動きますが、最新タイトルではメモリ使用量が増えてきています。また、ゲーム中にブラウザ、Discord、録画ソフト、配信ソフトを同時に使う人も多いため、16GBでは余裕が少なくなりやすいです。

特に次のような人は32GBを選んだほうがよいです。

  • 最新ゲームを快適に遊びたい
  • ゲームをしながら通話する
  • 攻略サイトや動画を見ながらプレイする
  • ゲーム配信や録画をする
  • MODを入れて遊ぶ
  • 数年間使えるゲーミングPCにしたい

一方で、予算を抑えたい場合は16GBでも構いません。フルHDで軽めのゲームを遊ぶ程度なら、16GB構成のBTOパソコンでも十分です。

ただし、これから新品でBTOゲーミングPCを買うなら、できれば32GBを選ぶほうが長く使いやすいです。

動画編集用BTOパソコンなら32GB以上がおすすめ

a screenshot of a computer

動画編集をするなら、最低でも32GBをおすすめします

フルHDの簡単な編集なら16GBでも可能ですが、4K素材を扱う場合や、エフェクト、カラーグレーディング、テロップ、複数トラックを使う編集では、32GB以上あると作業が安定します。

Premiereでは4K以上の編集で32GB以上が推奨されています。これを考えても、動画編集用BTOパソコンでは32GBを標準、重い編集をするなら64GBを検討するのがよいでしょう。

動画編集の目安

用途おすすめメモリ
フルHDの簡単な編集16GB〜32GB
フルHD編集を快適にしたい32GB
4K動画編集32GB以上
4K長尺・After Effects併用64GB
8K・業務レベルの編集64GB以上

動画編集では、メモリだけでなくSSD容量も重要です。メモリを増やしても、ストレージが遅かったり容量不足だったりすると快適性が落ちます。BTOで選ぶなら、メモリ32GB以上に加えて、1TB以上のNVMe SSDも検討したいところです。

クリエイター向けなら32GBが基準、重作業なら64GB

computer monitor

画像編集、動画編集、3DCG、DTMなどのクリエイター用途では、32GBを基準に考えるのがおすすめです。

PhotoshopIllustrator中心なら16GBでも動作しますが、複数ソフトを同時に使うなら32GBのほうが快適です。PremiereAfter Effects、DaVinci Resolve、Blenderなどを使うなら、32GB以上を選んだほうが安心です。

Blenderの公式要件でも、推奨メモリは32GBとされています。3DCG制作を考えている人にとって、32GBは最低限ではなく「現実的な推奨ライン」といえます。

重いシーンを扱う、複数ソフトを同時に起動する、仕事として制作する場合は64GBも選択肢になります。

メモリ容量だけでなく「枚数」も確認する

a close up of a hard drive on a table

BTOパソコンでメモリを選ぶときは、容量だけでなくメモリの枚数も確認しましょう。

たとえば、32GBでも「16GB×2枚」と「32GB×1枚」では構成が異なります。一般的には2枚構成にすることでデュアルチャネル動作になり、メモリ帯域を活かしやすくなります

BTOパソコンでは、次のような構成がおすすめです。

容量おすすめ構成
16GB8GB×2
32GB16GB×2
64GB32GB×2

将来的な増設を考えるなら、メモリスロットの空きも重要です。特に小型PCや一部の低価格モデルでは、メモリスロットが少なかったり、増設しにくかったりする場合があります。

購入前に、メモリが何枚構成なのか、空きスロットがあるのかを確認しておくと安心です。

メモリを増やすより他パーツを優先したほうがよい場合もある

メモリは重要ですが、何でも大容量にすればよいわけではありません。

たとえば、ゲーム目的なら、16GBから64GBに増やすよりも、GPUを上位モデルにしたほうが効果的な場合が多いです。動画編集でも、CPUやGPUが弱いままメモリだけ増やしても、劇的に速くなるとは限りません。

BTOパソコンでは、用途ごとに優先順位を考えることが大切です。

ゲーム用途の優先順位

ゲーム用途では、基本的にGPUが最重要です。メモリは32GBあれば十分なケースが多く、それ以上にするよりGPUやSSDに予算を回したほうが満足度は高くなりやすいです。

動画編集用途の優先順位

動画編集では、CPU、GPU、メモリ、SSDのバランスが重要です。32GB以上のメモリに加えて、十分なCPU性能と高速なNVMe SSDを選びましょう。

普段使い用途の優先順位

ネット閲覧やOffice中心なら、16GBでも十分です。予算に余裕があるなら32GBにしてもよいですが、体感差はゲームや制作用途ほど大きくない場合があります。

用途別おすすめメモリ容量まとめ

最後に、BTOパソコンの用途別おすすめメモリ容量をまとめます。

用途おすすめメモリ
ネット閲覧・動画視聴16GB
Office・事務作業16GB
軽めのゲーム16GB〜32GB
最新ゲーム32GB
ゲーム配信32GB
フルHD動画編集32GB
4K動画編集32GB〜64GB
Photoshop・Lightroom32GB
Blender・3DCG32GB〜64GB
DTM・音楽制作32GB
仮想環境・開発用途32GB〜64GB
AI・大規模データ処理64GB以上

まとめ:BTOパソコンのメモリは32GBが最もおすすめ

BTOパソコンのメモリ容量は、用途によって最適な選び方が変わります。

価格を抑えた普段使い用PCなら16GBでも問題ありません。しかし、ゲーム、動画編集、画像編集、配信、3DCG、DTMなどを少しでも考えているなら、32GBを選んだほうが安心です。

64GBは、4K動画編集、重い3DCG、After Effects、仮想環境、AI用途など、明確にメモリを使う作業をする人向けです。一般的なゲーミングPCや普段使いでは、64GBまでは必要ないケースが多いです。

迷った場合は、次のように選ぶと失敗しにくいです。

  • 安さ重視なら16GB
  • 迷ったら32GB
  • 仕事・制作・重作業なら64GB

これからBTOパソコンを購入するなら、最もバランスがよいのは32GBです。長く快適に使いたい人は、16GBでギリギリにするより、最初から32GBを選んでおくことをおすすめします。

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