BTOパソコンのメモリは16GB・32GB・64GBのどれがよい?用途別におすすめ容量を解説

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最終更新日:2026年9月10日

BTOパソコンを選ぶとき、意外と悩むのが「メモリ容量」です。

CPUやグラフィックボードは、性能差を比べやすいパーツです。一方、メモリは「16GBで足りるのか」「32GBにするべきか」「64GBまで必要なのか」を判断しにくい部分です。

現在のBTOパソコンなら、迷ったら32GBがおすすめです。
ネット閲覧やOffice作業が中心なら、16GBでも十分使えます。ゲームや動画編集、画像編集、配信もするなら、32GBのほうが余裕があります。1台を長く使いたい場合も32GBがおすすめです。64GBは重い制作作業や専門用途向けです。一般的な使い方では、やや多めの容量です。

ここでは、BTOパソコンのメモリを16GB・32GB・64GBに分けます。用途ごとに、どの容量を選べばよいか解説します。

まず結論:迷ったら32GBがおすすめ

用途ごとの目安をまとめると、次のようになります。

メモリ容量おすすめ用途向いている人
16GBネット閲覧、Office、軽めのゲーム、普段使い価格を抑えたい人
32GBゲーム、動画編集、画像編集、配信、複数作業迷っている人全般
64GB4K動画編集、3DCG、AI、仮想環境、重い制作作業クリエイター・業務用途

Windows 11の最低要件は4GB RAMです。ただし、これはOSを動かすための最低ラインです。実際のPCでは、ブラウザやセキュリティソフト、常駐アプリなども動きます。ゲームや編集ソフトを同時に使うこともあります。そのため、BTOパソコンでは16GB以上を基準に考えるのが現実的です。

そのうえで、長く快適に使いたいなら32GBを選ぶのが無難です。

メモリとは?不足すると何が起きる?

Close Up Photo of HyperX RAM

メモリは、パソコンが作業中のデータを一時的に置いておく場所です。よく「作業机」に例えられます。

作業机が広ければ、ブラウザや資料、編集ソフトなどを同時に広げられます。ゲームを動かしても、余裕を持って作業できます。一方、机が狭いと、その都度片付けながら作業するような状態になります。そのため、PCの動作が重くなりやすくなります。

メモリが不足すると、次のような症状が起こりやすくなります。

  • ブラウザのタブを多く開くと重くなる
  • ゲーム中にカクつく
  • 動画編集ソフトのプレビューが重い
  • 画像編集で処理待ちが増える
  • アプリの切り替えが遅い
  • SSDへの退避が増えて全体的にモタつく

メモリは、増やせばフレームレートが大きく伸びるパーツではありません。CPUやGPUとは役割が違います。ただし、容量が足りないとPC全体の動作が目に見えて重くなります。

16GBメモリがおすすめな人

16GBは、現在のBTOパソコンでは最低限の実用ラインと考えてよい容量です。

ネット閲覧、動画視聴、Officeソフト、メールなら、16GBでも十分使えます。軽めの画像編集やフルHDゲームも可能です。価格を抑えたい人や、普段使いが中心のBTOパソコンなら、16GBでも困りにくいでしょう。

16GBで十分な用途

  • ネット閲覧
  • YouTubeや動画配信サービスの視聴
  • Word、Excel、PowerPoint
  • 軽めのオンラインゲーム
  • フルHD解像度でのゲーム
  • 簡単な画像編集
  • 軽いプログラミング

ただし、16GBは「余裕のある容量」というより、「最低限快適に使える容量」と考えたほうがよいです。

最近は、ブラウザだけでも多くのメモリを使います。ChromeやEdgeで多くのタブを開くと、使用量が増えます。さらにDiscord、ゲーム、配信ソフト、編集ソフトなどを同時に動かすと、16GBでは足りないことがあります。

16GBを選んでもよい人

16GBが向いているのは、できるだけ安くBTOパソコンを買いたい人です。ゲーム用途でも、フルHDで一般的な設定で遊ぶ程度なら問題ありません。16GBで動くタイトルは数多くあります。

ただ、1台のPCを長く使いたいなら、最初から32GBにすると余裕があります。あとから動画編集や配信、画像編集にも挑戦したい人も同じです。

32GBメモリがおすすめな人

現在のBTOパソコンで、最も選びやすい容量が32GBです。

32GBあれば、ゲームをしながらブラウザやDiscordを開きやすくなります。動画・画像編集や、複数のアプリを同時に使う場合も余裕を確保しやすくなります。

Adobe Premiereは、HDメディアでは16GBを推奨しています。4K以上では32GB以上が推奨です。動画編集をする予定があるなら、32GBは現実的な選択です。

Blenderも推奨メモリとして32GBを挙げています。3DCG制作やレンダリングに使う場合も、32GBがひとつの目安になります。

32GBがおすすめな用途

  • 最新ゲーム
  • ゲームをしながらDiscordやブラウザを使う
  • ゲーム配信
  • フルHD〜4K動画編集
  • PhotoshopやLightroomでの画像編集
  • Blenderなどの3DCG制作
  • DTM・音楽制作
  • 複数アプリを同時に使う作業
  • 長く使うメインPC

Photoshopは最低8GB、推奨16GB以上とされています。ただ、高解像度の画像を扱いながら、ブラウザやほかのソフトを開くこともあります。そのため、BTOパソコンでは32GBを選ぶと余裕があります。

迷ったら32GBでよい理由

16GBと32GBの差を感じやすいのは、複数の作業を同時に行う場面です。

たとえば、ゲームを起動したまま攻略サイトを開く使い方です。さらにDiscordで通話し、裏で録画ソフトも動かす場合があります。このような使い方では、16GBより32GBのほうが余裕があります。

BTOパソコンは、数年使うことが多い製品です。購入時点で余裕のない容量を選ぶと、数年後に不足を感じやすくなります。今すぐ64GBが必要でなくても、32GBあれば幅広い用途に対応できます。

64GBメモリがおすすめな人

64GBは、一般的なゲーミングPCや普段使いのPCでは必要性が低い容量です。

クリエイター用途や業務用途では、64GBが役立つ場面があります。特に4K以上の動画編集、大量のRAW現像、重い3DCG制作、仮想環境、AI関連の作業をする場合は、32GBでは足りないことがあります。

64GBがおすすめな用途

  • 4K動画編集を本格的に行う
  • 8K動画や長尺動画を扱う
  • After Effectsをよく使う
  • Blenderで重いシーンを扱う
  • 大量のRAW写真を編集する
  • 仮想マシンを複数起動する
  • Dockerや開発環境を多用する
  • ローカルAIや大規模データ処理を行う
  • 仕事で制作ソフトを長時間使う

64GBは、重い作業でメモリ不足を避けたい人向けの容量です。ネット閲覧やゲームが中心なら、64GBに増やしても性能が大きく上がるわけではありません。

たとえば、ゲームのフレームレートを上げたい場合です。メモリを64GBにするより、GPUを上位モデルにしたほうが効果が大きいことがあります。動画編集でも、メモリだけでなくCPU、GPU、SSDの性能が重要です。

64GBは、必要な作業がはっきりしている人向けの容量です。用途が軽い場合は、増やした分を活かしきれないこともあります。

ゲーミングPCなら16GBと32GBどちらがよい?

ゲーミングPCなら、現在は32GBがおすすめです。

16GBでも多くのゲームは動きます。ただ、最新タイトルではメモリ使用量が増える傾向があります。ゲーム中にブラウザやDiscordを使うと、さらにメモリを使います。録画ソフトや配信ソフトも同時に使う場合、16GBでは余裕が少なくなります。

次のような使い方をする人は、32GBを選ぶと余裕があります。

  • 最新ゲームを快適に遊びたい
  • ゲームをしながら通話する
  • 攻略サイトや動画を見ながらプレイする
  • ゲーム配信や録画をする
  • MODを入れて遊ぶ
  • 数年間使えるゲーミングPCにしたい

予算を抑えたいなら、16GBでも構いません。フルHDで軽めのゲームを遊ぶ程度なら、16GB構成のBTOパソコンでも十分です。

ただし、これから新品のBTOゲーミングPCを買うなら、32GBにしておくと数年先まで使いやすくなります。

動画編集用BTOパソコンなら32GB以上がおすすめ

a screenshot of a computer

動画編集をするなら、最低でも32GBをおすすめします。

フルHDの簡単な編集なら、16GBでも可能です。ただし、4K素材を扱う場合は32GB以上あると作業しやすくなります。エフェクトやカラーグレーディング、テロップ、複数トラックを使う編集も同じです。

Premiereでは、4K以上の編集で32GB以上が推奨されています。動画編集用BTOパソコンなら、32GBを基準にすると選びやすいです。長尺の4K編集やAfter Effectsなど、負荷の高い作業をする場合は64GBを検討するとよいでしょう。

動画編集の目安

用途おすすめメモリ
フルHDの簡単な編集16GB〜32GB
フルHD編集を快適にしたい32GB
4K動画編集32GB以上
4K長尺・After Effects併用64GB
8K・業務レベルの編集64GB以上

動画編集では、メモリ容量と同じくらいストレージも重要です。メモリを増やしても、SSDが遅いと作業は重くなります。空き容量が少ない場合も同じです。BTOで選ぶなら、32GB以上のメモリに加え、1TB以上のNVMe SSDも候補に入れておきたいところです。

クリエイター向けなら32GBが基準、重作業なら64GB

computer monitor

画像編集、動画編集、3DCG、DTMなどのクリエイター用途では、32GBを基準に考えるのがおすすめです。

PhotoshopやIllustrator中心なら、16GBでも動作します。ただ、複数のソフトを同時に使うなら32GBのほうが余裕があります。Premiere、After Effects、DaVinci Resolve、Blenderなどを使う場合も同じです。32GB以上を選ぶと作業しやすくなります。

Blenderの公式要件でも、推奨メモリは32GBです。3DCG制作を考えているなら、32GBは「最低限」という位置づけではありません。余裕を持って作業するための現実的な基準です。

重いシーンを扱う場合は、64GBも候補になります。複数の制作ソフトを同時に起動する場合や、仕事で長時間使う場合も同じです。

メモリ容量だけでなく「枚数」も確認する

a close up of a hard drive on a table

BTOパソコンでメモリを選ぶときは、容量とあわせてメモリの枚数も確認しておきましょう。

たとえば同じ32GBでも、「16GB×2枚」と「32GB×1枚」では構成が異なります。一般的には2枚構成にすることでデュアルチャネル動作になり、メモリ帯域を活かしやすくなります。

BTOパソコンで選ぶなら、次の構成が目安です。

容量おすすめ構成
16GB8GB×2
32GB16GB×2
64GB32GB×2

将来の増設を考えるなら、メモリスロットの空きも確認しておきましょう。特に小型PCや一部の低価格モデルは、スロット数が少ない場合があります。あとから増設しにくいこともあります。

購入前に、メモリが何枚構成なのかを確認しておきましょう。空きスロットが残っているかも確認すると、増設するときに困りにくくなります。

メモリを増やすより他パーツを優先したほうがよい場合もある

メモリは重要なパーツですが、容量を増やせば増やすほどよいわけではありません。

たとえばゲームが目的なら、メモリを16GBから64GBへ増やすより、GPUを上位モデルにしたほうが効果が大きい場合があります。動画編集でも同じです。CPUやGPUが不足したままメモリだけを増やしても、処理速度が大きく伸びるとは限りません。

BTOパソコンでは、用途に合わせて予算を配分する必要があります。

ゲーム用途の優先順位

ゲームでは、基本的にGPUを優先します。メモリは32GBあれば足りるケースが多いです。それ以上に増やすより、GPUやSSDへ予算を回したほうが体感性能を上げやすくなります。

動画編集用途の優先順位

動画編集では、CPU、GPU、メモリ、SSDのバランスが重要です。まず32GB以上のメモリを確保します。そのうえで、十分なCPU性能と高速なNVMe SSDを選びましょう。

普段使い用途の優先順位

ネット閲覧やOfficeが中心なら、16GBでも十分です。予算に余裕があれば32GBを選んでも構いません。ただ、ゲームや制作作業ほど大きな体感差は出にくいでしょう。

用途別おすすめメモリ容量まとめ

BTOパソコンの用途別に、おすすめのメモリ容量をまとめます。

用途おすすめメモリ
ネット閲覧・動画視聴16GB
Office・事務作業16GB
軽めのゲーム16GB〜32GB
最新ゲーム32GB
ゲーム配信32GB
フルHD動画編集32GB
4K動画編集32GB〜64GB
Photoshop・Lightroom32GB
Blender・3DCG32GB〜64GB
DTM・音楽制作32GB
仮想環境・開発用途32GB〜64GB
AI・大規模データ処理64GB以上

まとめ:BTOパソコンのメモリは32GBが最もおすすめ

BTOパソコンに必要なメモリ容量は、用途によって変わります。

価格を抑えた普段使い用PCなら、16GBでも十分です。ゲーム、動画編集、画像編集、配信、3DCG、DTMなどに使う可能性があるなら、32GBを選んだほうが安心です。

64GBは、4K動画編集や重い3DCGなど、メモリを多く使う作業向けです。After Effects、仮想環境、AI用途なども含まれます。一般的なゲーミングPCや普段使いでは、64GBまで必要になるケースは多くありません。

迷ったときは、次の基準で選ぶと判断しやすくなります。

  • 安さ重視なら16GB
  • 迷ったら32GB
  • 仕事・制作・重作業なら64GB

これからBTOパソコンを購入するなら、性能と価格のバランスを取りやすいのは32GBです。長く快適に使いたい場合も、最初から32GBを選ぶと余裕があります。16GBよりも、使い方の幅を広げやすくなります。

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