パソコンは今買うべき?値下がりを待つべき?

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最終更新日:2026年7月23日

パソコンを購入しようとすると、「今買った直後に値下がりしたら損ではないか」「新しいCPUやGPUが発売されるまで待つべきではないか」と迷うことがあります。

しかし3か月以内にパソコンが必要なら、基本的には今買って問題ありません

パソコンは時間が経てば必ず安くなる商品ではありません。新製品の登場によって旧モデルが安くなることはありますが、メモリやSSDなどの部品価格が上がり、パソコン本体が値上がりする場合もあります。

特に2026年は、AIサーバー向け需要の拡大によってメモリやNANDフラッシュの供給が逼迫しており、「待てば全体的に安くなる」とは考えにくい状況です。

この記事では、パソコンを今買うべき人と、値下がりを待ってもよい人の違いを解説します。

目次

パソコンは今買うべきか一覧で判断

A computer case with a blue light inside of it

購入時期に迷っている場合は、現在の状況から判断しましょう。

現在の状況おすすめの判断
パソコンが故障している今すぐ買う
動作が遅く、仕事や作業に支障がある今買う
3か月以内に必要になる今買う
Windows 11に対応していない買い替えを検討する
希望するスペックが予算内に入った今買う
現在のパソコンに不満がない待ってもよい
欲しいモデルの後継機が正式発表されている発売まで待ってもよい
数週間後に大型セールが予定されているセールを待ってもよい
用途や必要なスペックが決まっていないいったん待つ

パソコンの最安値になる時期を正確に予測するのは困難です。

そのため、必要な性能を備えたパソコンが予算内に入った時点を買い時と考えるのが現実的です。

2026年は値下がりを待ちにくい

2026年のパソコン市場では、「数か月待てば同じパソコンが安くなる」とは限りません。

パソコンの価格は、CPUやGPUだけでなく、メモリ、SSD、マザーボード、電源、冷却装置など、さまざまな部品価格の影響を受けます。

メモリ価格には上昇圧力がある

市場調査会社のTrendForceは、2026年第3四半期の一般的なDRAM契約価格について、前四半期比13~18%の上昇を予測しています。

PCやスマートフォンなどの需要が弱まっている一方、AIサーバー向け需要が強く、メモリメーカーがサーバー向け製品を優先していることが価格を押し上げる要因です。

これはメーカーや大口顧客の間で取引される契約価格であり、パソコンの店頭価格が同じ割合で上がるという意味ではありません。

しかし、メモリ32GBや64GBを搭載するパソコンでは、部品コストの上昇が本体価格やカスタマイズ料金に反映される可能性があります。

SSDもすぐに安くなるとは限らない

SSDに使われるNANDフラッシュについても、2026年第3四半期の契約価格は前四半期比10~15%上昇すると予測されています。

さらにTrendForceは、2026年を通してNANDフラッシュ市場の供給が不足しており、供給の逼迫が緩和されるのは2027年後半になる可能性があるとしています

SSDは特価販売や在庫処分で一時的に安くなることがありますが、市場全体が短期間で大幅に値下がりすることを期待して待つのは難しい状況です。

最新世代のCPUやGPUはすでに選べる

2026年7月時点では、AMD Ryzen 9000シリーズやIntel Core Ultra 200S Plusシリーズなどのデスクトップ向けCPUが販売されています。

GPUについても、NVIDIA GeForce RTX 50シリーズやAMD Radeon RX 9000シリーズから選択できます。

主要な現行世代が一通り登場しているため、「新世代の製品が出るまで」という理由だけで購入を長期間先延ばしにする必要はありません。

パソコンを今買うべき人

computer set

次の条件に当てはまる人は、値下がりを待つよりも、現在購入できるパソコンから選ぶことをおすすめします。

現在のパソコンが故障している人

電源が入らない、突然再起動する、頻繁にフリーズするなど、通常使用が難しい状態なら、早めに買い替えたほうがよいでしょう。

故障したパソコンを使い続けると、突然起動できなくなり、保存していたデータを取り出せなくなる可能性があります。

修理費が高額になる場合は、古いパソコンを修理するよりも、新しいパソコンへ買い替えたほうが費用を抑えられることもあります。

動作が遅くて作業に支障がある人

パソコンの起動に時間がかかる、アプリが頻繁に固まる、動画の書き出しや画像処理が遅いといった状態なら、買い替えを検討するタイミングです。

例えば、処理待ちによって毎日30分を失っている場合、1か月で約15時間、1年間では約180時間を失う計算になります。

数千円から数万円の値下がりを待つために長期間作業効率を落としてしまっては、結果的に損をする可能性があります。

特に仕事、副業、動画編集、画像編集、3DCGなどに使用するパソコンでは、購入価格だけでなく、作業時間を短縮できる効果も考えましょう。

Windows 11に対応していない人

Windows 10の通常サポートは、2025年10月14日に終了しました。

サポート終了後もWindows 10自体は使用できますが、通常のセキュリティ更新や不具合修正を受けられなくなっています。対象となるパソコンでは、2026年10月まで利用できる拡張セキュリティ更新プログラムも用意されていますが、一時的な延長措置です。

現在のパソコンがWindows 11の要件を満たしていない場合は、買い替えを検討したほうがよいでしょう。

インターネットバンキング、ネットショッピング、仕事上のデータ管理などに使用する場合は、特にセキュリティを重視する必要があります。

3か月以内にパソコンが必要な人

入学、就職、転職、在宅勤務、ゲームの発売、仕事の開始などによって3か月以内にパソコンが必要なら、今から探し始めることをおすすめします。

BTOパソコンは、注文した当日に届くとは限りません。

カスタマイズ内容や部品在庫によって納期が延びる可能性もあるため、必要になる直前まで待つと、希望するパソコンが間に合わないことがあります。

早めに購入しておけば、初期設定、データ移行、周辺機器の接続、不具合の確認なども余裕を持って行えます。

希望するスペックが予算内で見つかった人

次の条件を満たすパソコンが見つかった場合は、十分に買い時といえます。

  • 必要なCPU性能がある
  • 用途に合ったGPUを搭載している
  • メモリ容量が不足していない
  • SSD容量に余裕がある
  • 電源や冷却性能に問題がない
  • 必要な端子を備えている
  • 予算を大きく超えていない

数か月後に数千円安くなる可能性はありますが、反対に値上がりしたり、希望する構成が販売終了になったりする可能性もあります。

「将来もっと安くなるか」ではなく、「現在の価格に納得できるか」で判断しましょう。

値下がりを待ってもよい人

a black electronic device

すべての人が今すぐ購入する必要があるわけではありません。

次の条件に当てはまる場合は、しばらく待つ選択肢があります。

現在のパソコンに不満がない人

現在のパソコンで必要な作業を問題なく行えているなら、急いで買い替える必要はありません。

インターネット閲覧、動画視聴、文書作成などが中心の場合、新しいパソコンに買い替えても、体感速度が大きく変わらないことがあります。

「購入してから年数が経った」という理由だけで買い替えるのではなく、性能不足や故障の兆候が出てから検討してもよいでしょう。

新製品の発売が正式発表されている人

欲しいパソコンの後継モデルが正式に発表され、発売まで数週間程度であれば、発売を待ってもよいでしょう。

新製品の発売後には、次のような変化が起こる可能性があります。

  • 同じ価格帯で性能が向上する
  • バッテリー駆動時間が長くなる
  • 本体が軽量化される
  • ディスプレイや端子が改善される
  • 旧モデルが在庫処分価格になる

ただし、未発表のうわさやリーク情報だけを理由に待ち続けるのはおすすめしません。

新製品は発売直後に価格が高くなったり、品薄になったりすることがあります。また、旧製品も値下がりする前に在庫切れになる可能性があります。

数週間後に大型セールが予定されている人

ブラックフライデー、年末年始、新生活、決算期などのセールが数週間後に予定されており、購入を急いでいない場合は待ってもよいでしょう。

ただし、セールだからといってすべてのパソコンが最安値になるわけではありません。

セール対象モデルには次のようなケースがあります。

  • メモリやSSDの容量が少ない
  • 旧世代のCPUやGPUを搭載している
  • 必要なカスタマイズをすると高くなる
  • 周辺機器とのセット価格になっている
  • 値引きではなくポイント還元になっている

割引率だけで判断せず、必要なカスタマイズを加えたあとの最終価格で比較しましょう。

用途や必要なスペックが決まっていない人

使用目的が決まっていない状態で購入すると、性能不足または過剰性能になる可能性があります。

まずは、パソコンで何をするのかを整理しましょう。

主な用途重視する部分
インターネット・文書作成CPU、メモリ、使いやすさ
写真編集・RAW現像CPU、メモリ、ディスプレイ
動画編集CPU、GPU、メモリ、SSD
PCゲームGPU、CPU、冷却性能
CADCPU、GPU、メモリ
3DCG・BlenderGPU、VRAM、CPU、メモリ
DTMCPU、メモリ、静音性
AI画像生成GPU、VRAM容量、メモリ

必要な性能が分からないまま価格だけで選ぶと、購入後にメモリやSSDを追加したり、短期間で買い替えたりすることになりかねません。

値下がりを待つなら何か月まで?

購入を待つ場合でも、目安は1~3か月程度です。

半年や1年待てば、同じ性能のパソコンが安くなる可能性はあります。しかし、その頃にはさらに新しい製品が登場し、「次の世代まで待ったほうがよいのではないか」と再び迷うことになります。

パソコンは定期的に新製品が登場するため、待ち続けると購入するタイミングを失います。

3か月以内に必要なスペックを備えたモデルが予算内に入ったら購入するというように、購入条件と期限を先に決めておきましょう。

価格の底を当てようとするのではなく、自分の条件を満たした時点で決断することが重要です。

ノートパソコンは新モデルを待つべき?

ノートパソコンは、デスクトップパソコンよりも新モデルを待つ意味が大きい場合があります。

ノートパソコンではCPU性能だけでなく、次のような部分もモデルチェンジで変わるからです。

  • 本体重量
  • バッテリー駆動時間
  • 内蔵GPU性能
  • NPUの性能
  • ディスプレイの品質
  • Webカメラの画質
  • USB4やThunderboltなどの端子
  • 冷却性能や動作音

持ち運びやバッテリー駆動時間を重視する場合は、後継モデルの発表時期を確認してもよいでしょう。

一方、事務作業、インターネット閲覧、動画視聴などが中心であれば、型落ちモデルでも十分な場合があります。

新製品の発売を待つより、旧モデルの在庫処分を狙ったほうが、価格と性能のバランスがよいこともあります。

デスクトップパソコンは必要なときに買いやすい

デスクトップパソコンは、購入後にメモリ、SSD、GPUなどを交換しやすいため、ノートパソコンほど新製品を待つ必要はありません。

最初からすべてを最高性能にするのではなく、現在必要な性能で購入し、将来不足した部分を増設する方法もあります。

例えば、次のような購入方法が考えられます。

  • メモリは32GBで購入し、必要になったら64GBに増設する
  • SSDは1TBで購入し、あとから2台目を追加する
  • CPU性能には余裕を持たせ、GPUを数年後に交換する
  • 電源容量を大きめにして将来のGPU交換に備える

ただし、BTOパソコンによっては、ケースの大きさや電源容量、マザーボードの拡張性が限られています。

将来の増設を考えている場合は、購入前に内部構成を確認しましょう。

ゲーミングPCは値下がりを待つべき?

ゲーミングPCでは価格の大部分をGPUが占めるため、欲しいGPUの価格が購入判断に大きく影響します

ただし、最新GPUが発売されたからといって旧世代のゲーミングPCが必ず大幅に安くなるとは限りません。

実際には次のようなことが起こります。

  • 旧世代モデルが値下がりする前に売り切れる
  • 人気の構成だけ在庫がなくなる
  • 新世代モデルの価格が高く、旧世代の価格も維持される
  • メモリやSSDの値上がりで本体価格が下がらない
  • BTOメーカーが旧世代GPUの取り扱いを終了する

希望する解像度やゲームに必要な性能を満たしており、価格にも納得できるなら、無理に次世代GPUを待つ必要はありません。

特にフルHDやWQHDでゲームをする場合は、最上位GPUではなく、必要な性能を満たすミドルクラスを選んだほうが費用を抑えられます。

「新製品が出れば旧製品は安くなる」とは限らない

パソコン購入でよくある誤解が、新製品の発売後には旧製品が大幅に値下がりするという考えです。

新製品が出たあと、旧製品は次のいずれかになります。

  1. 在庫処分で値下がりする
  2. 価格があまり変わらない
  3. 値下がりする前に売り切れる
  4. BTOメーカーの構成から削除される

型落ちモデルを狙う場合は、「さらに安くなるまで待つ」のではなく、十分に安いと感じた時点で購入する必要があります。

在庫処分品は安く購入できる一方、一度売り切れると再入荷しないことがあります。

パソコンをできるだけ安く買う方法

A desktop computer sitting on top of a desk

値下がりを待ち続けるよりも、購入条件を明確にして比較したほうが、失敗を防ぎやすくなります。

使用目的を決める

ゲーム、動画編集、写真編集、仕事、学習など、主な使用目的を決めます。

複数の用途に使う場合は、最も負荷の高い用途に合わせてスペックを選びましょう。

最低限必要なスペックを決める

CPU、GPU、メモリ、SSDについて、最低条件を決めます。

例えばゲーミングPCなら、「特定のゲームをWQHD・高画質で快適に動かせるGPU」というように条件を具体化します。

条件を決めずに比較すると、価格の安さだけで性能不足のパソコンを選びやすくなります。

予算の上限を決める

パソコン本体だけでなく、次の費用も含めて予算を決めましょう。

  • モニター
  • キーボード
  • マウス
  • Officeソフト
  • 送料
  • 延長保証
  • メモリやSSDのカスタマイズ
  • データ移行に必要な機器

予算を決めずに探すと、上位モデルが気になり、必要以上に高いパソコンを選びやすくなります。

複数のBTOメーカーを比較する

同じCPUとGPUを搭載していても、BTOメーカーによって次の部分が異なります。

  • メモリ容量
  • SSD容量
  • 電源容量と品質
  • CPUクーラー
  • ケースの冷却性能
  • マザーボード
  • 保証期間
  • 納期
  • カスタマイズ料金

本体の表示価格だけでなく、必要な構成に変更したあとの価格で比較しましょう。

購入価格の基準を決める

「この構成が20万円以下になったら購入する」というように、自分なりの購入ラインを決めておきます。

条件を満たしたモデルが見つかったら、それ以上の値下がりを待たずに購入するのが現実的です。

パソコンの購入時期に関するよくある質問

パソコンは何月に安くなりますか?

年末年始、新生活シーズン、決算期、夏や冬のボーナス時期、ブラックフライデーなどには、パソコンのセールが行われることがあります。

ただし、必ずその時期が最安値になるわけではありません。

部品価格や在庫状況によっては、セール前よりも基本価格が上がっている場合もあります。割引率ではなく、必要なカスタマイズを含めた最終価格を確認しましょう。

新しいCPUが出るまで待つべきですか?

新製品の発売日が正式に発表されており、発売まで数週間程度なら待ってもよいでしょう。

発売時期が分からない場合や、うわさしか出ていない場合は、待つ必要はありません。

CPUが新しくなっても、ゲームや動画編集の快適性には、GPU、メモリ、SSDなども影響します。

パソコンは時間が経てば安くなりますか?

同じ性能のパソコンは、長期的には安くなる可能性があります。

ただし、短期的には部品価格、在庫、製品構成などの影響を受けるため、数か月後に必ず安くなるとは限りません。

希望するモデルが販売終了したり、メモリやSSDの容量を減らした後継モデルに切り替わったりする可能性もあります。

型落ちパソコンを買っても大丈夫ですか?

用途に必要な性能を満たしていれば、型落ちモデルでも問題ありません。

最新モデルよりも価格と性能のバランスがよい場合もあります。

ただし、古すぎるCPU、少ないメモリ、交換できないSSD、短いバッテリー駆動時間などには注意しましょう。

セールまで待つべきですか?

セールまで数週間で、現在のパソコンを問題なく使用できるなら待ってもよいでしょう。

一方、セールまで数か月ある場合や、仕事や学習に支障が出ている場合は、待つメリットが小さくなります。

セールによる値下げ額より、作業効率の低下による損失のほうが大きくなる可能性があります。

まとめ

パソコンを今買うべきか迷った場合は、将来の価格を予測するのではなく、必要な時期と必要な性能から判断しましょう。

現在のパソコンが故障している、動作が遅い、Windows 11に対応していない、3か月以内に必要になるといった場合は、今購入することをおすすめします。

一方、現在のパソコンに不満がなく、欲しいモデルの後継機や大型セールが数週間後に予定されている場合は、待ってもよいでしょう。

2026年はメモリやSSDの価格に上昇圧力があり、待てばパソコン全体が必ず安くなる状況ではありません。

パソコンを購入するときは、次の順番で考えることが重要です。

  1. 使用目的を決める
  2. 必要なスペックを決める
  3. 予算の上限を決める
  4. 複数のメーカーを比較する
  5. 条件を満たした時点で購入する

最安値になる瞬間を正確に当てることはできません。

必要な性能を備えたパソコンを、納得できる価格で購入できるときが、その人にとって最もよい買い時です。

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