RTX 5070搭載PCはなぜ人気?2026年の定番GPUになった理由

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最終更新日:2026年8月19日

2026年にゲーミングPCやクリエイターPCを探すと、GeForce RTX 5070搭載モデルが数多く見つかります。

RTX 5060 Tiより高性能でありながら、RTX 5070 TiやRTX 5080ほどPC全体の価格が高くならず、WQHDゲーム、動画編集、ゲーム配信、3DCGなどに幅広く使えるGPUだからです。

RTX 5070が人気になった最大の理由は、突出した性能ではなく、「性能不足になりにくい範囲」と「購入できる価格」の境界に位置していることです。

ただし、RTX 5070はすべての人に最適なGPUではありません。フルHDの軽いゲームには性能過剰になりやすく、4K最高画質やローカル生成AI、大規模な3DCG制作では12GBのVRAMが不足する可能性があります。

この記事では、RTX 5070が2026年の定番GPUになった理由と、RTX 5060 Ti・RTX 5070 Ti・Radeon RX 9070との違い、RTX 5070搭載PCを選ぶときの注意点を解説します。

RTX 5070搭載PCが人気の理由

RTX 5070は、WQHDゲームを中心に、4K入門、動画編集、配信、3DCGまで1台で対応しやすい「用途を限定しすぎないGPU」です。

人気の理由RTX 5070の特徴
WQHDに適した性能高画質と高フレームレートの両方を狙いやすい
12GBのVRAM8GBモデルよりWQHD、高解像度テクスチャ、動画編集へ余裕を持たせやすい
DLSSに対応対応ゲームではアップスケーリングやマルチフレーム生成を利用できる
ゲーム以外にも使えるCUDA、Studioドライバー、NVENC、AV1エンコードに対応する
上位GPUより購入しやすいRTX 5070 Ti・RTX 5080搭載PCより本体価格を抑えやすい
BTOの選択肢が多い価格重視から冷却・拡張性重視まで多くの構成が販売されている

簡単に分けると、RTX 5060 Tiは価格またはVRAM容量を優先するGPU、RTX 5070 Tiは性能と16GB VRAMを両立するGPUです。その間にあるRTX 5070は、一般的な用途で明確な性能不足が出にくい構成として選ばれています。

データから見てもRTX 5070の利用者は増えている

Steamハードウェア&ソフトウェア調査では、RTX 5070の構成比が2026年7月に3.62%となり、前月から0.33ポイント増加しました。

GPU2026年7月の構成比前月からの変化
GeForce RTX 50703.62%+0.33ポイント
GeForce RTX 50603.03%+0.22ポイント
GeForce RTX 5060 Ti2.40%+0.14ポイント
GeForce RTX 5070 Ti1.78%+0.02ポイント

少なくともSteamの調査では、RTX 5070は下位のRTX 5060・RTX 5060 Tiや、上位のRTX 5070 Tiより高い構成比になっています。

ただし、Steam調査は参加したユーザーのPCを集計したもので、日本国内の販売台数やBTOパソコンのシェアを直接示すものではありません。それでも、RTX 5070が一部の高性能PCだけに搭載されるGPUではなく、実際に広く普及していることを確認できるデータです。

参考:Steamハードウェア&ソフトウェア調査

RTX 5070の基本スペック

RTX 5070は、6,144基のCUDAコア、12GB GDDR7、192-bitのメモリインターフェースを備えたBlackwell世代のGPUです。

項目GeForce RTX 5070
アーキテクチャNVIDIA Blackwell
CUDAコア6,144基
VRAM12GB GDDR7
メモリインターフェース192-bit
ブーストクロック2.51GHz
Total Graphics Power250W
公式の必要システム電力650W
NVENC第9世代×1基
AV1エンコード・デコード対応
映像出力DisplayPort×3、HDMI×1

NVIDIAの公式仕様では650W以上のシステム電力が目安ですが、BTOパソコンでは750W電源と組み合わせる構成が多くなっています。高性能CPUを搭載する場合や、将来RTX 5070 Ti以上へ交換する可能性がある場合は、850W電源も候補です。

電源容量の決め方は「BTOパソコンの電源容量は750W・850W・1000Wのどれがよい?」で詳しく解説しています。

RTX 5070が2026年の定番GPUになった6つの理由

RTX 5070の人気は、GPU単体のベンチマークだけでなく、解像度、VRAM、対応ソフト、PC全体の価格を組み合わせて考えると理解できます。

WQHDで画質とフレームレートを両立しやすい

RTX 5070の中心的な用途は、2560×1440のWQHD解像度で高画質と高いフレームレートを狙うことです。

フルHDより高精細な映像を表示しながら、重量級ゲーム、レイトレーシング、120Hz以上の高リフレッシュレートを利用するには、RTX 5060クラスよりGPU性能へ余裕が必要です。

一方で、RTX 5080やRTX 5090はWQHD用途では価格が大きく上がります。RTX 5070は、最上位のフレームレートを求めなければ、WQHD環境に必要な性能を比較的現実的な予算で確保できます。

4Kゲームにも使用できますが、すべてのゲームをネイティブ4K・最高画質・高フレームレートで動かすGPUではありません。重いゲームではDLSS、フレーム生成、レイトレーシング設定、テクスチャ品質などの調整が必要です。

8GBではなく12GBのVRAMを搭載している

RTX 5070の12GB VRAMは、8GBでは不安が残るWQHD環境と、16GBを必要とする高負荷用途の中間に位置します。

ゲームでは、解像度だけでなく、テクスチャ品質、レイトレーシング、高解像度MODなどによってVRAM使用量が増えます。動画編集や3DCGでも、素材の解像度、エフェクト、テクスチャ、シーンの規模によって必要容量が変わります。

一般的なWQHDゲームや4K動画編集なら12GBは使いやすい容量です。しかし、4K最高画質、高解像度テクスチャを大量に使う3DCG、ローカル生成AIでは16GB以上が適する場合があります。

VRAM容量ごとの用途は「VRAMは8GB・12GB・16GBのどれが必要?」も参考にしてください。

DLSSとマルチフレーム生成を利用できる

RTX 5070は、対応ゲームでDLSSのアップスケーリング、レイ再構成、マルチフレーム生成を利用できることも強みです。

アップスケーリングは、内部の描画解像度を下げながら高解像度に近い映像を生成する技術です。マルチフレーム生成では、通常のレンダリング結果の間にAIで生成したフレームを追加できます。

これにより、ネイティブ解像度だけでは負荷が高いWQHD・4Kゲームでも、表示上のフレームレートを引き上げられる場合があります。

ただし、フレーム生成はGPU本来の描画性能やVRAM容量を増やす機能ではありません。ゲーム側が対応している必要があり、操作遅延、画質、元のフレームレートも確認する必要があります。

「DLSS使用時のフレームレート」と「フレーム生成を使わない実フレームレート」を分けて比較することが重要です。

ゲームとクリエイティブ用途を兼用しやすい

RTX 5070は、ゲームだけでなく、動画編集、3DCG、配信などへ同じPCを使用したい人に選びやすいGPUです。

RTX 5070はCUDA、NVIDIA Studioドライバー、第9世代NVENC、AV1エンコードに対応しています。そのため、Adobe Premiere Pro、DaVinci Resolve、Blender、OBS Studioなどを使うPCへ組み込みやすい構成です。

用途RTX 5070の位置付け注意点
ゲームWQHDを中心に幅広く対応4K最高画質では設定調整が必要
動画編集一般的な4K編集に対応しやすいCPU、メモリ、コーデックも重要
ゲーム配信ゲームとAV1配信・録画を1台で行いやすいGPU使用率を常に100%へ張り付かせない
3DCG一般的なモデリングや中規模レンダリング向け12GBを超えるシーンには不向き
ローカル生成AI12GB以内に収まるモデルや画像生成向け大規模モデルでは16GB以上を優先

動画編集でのGPU選びは「動画編集向けGPUの選び方」、3DCG用途は「3DCG・3Dモデリングに必要なPCスペック」で詳しく解説しています。

RTX 5070 Ti以上よりPC全体の価格を抑えやすい

RTX 5070は、GPU以外のメモリ、SSD、電源、CPUクーラーへ予算を残しやすい点でも選ばれています。

RTX 5070 TiやRTX 5080へ変更すると、GPU本体の価格だけでなく、電源容量、CPU性能、CPUクーラー、ケースの冷却性能まで強化した構成が増えます。

RTX 5070で止めれば、次のような変更へ予算を回せます。

  • メモリを16GBから32GBへ増量する
  • クリエイター用途でメモリを64GBへ増量する
  • SSDを1TBから2TBへ変更する
  • 750W以上の品質を確認できる電源を選ぶ
  • CPUクーラーやケースファンを強化する
  • WQHD・高リフレッシュレートモニターを購入する
  • 3年間などの延長保証を追加する

ゲーム性能だけならGPUを強くする方法もあります。しかし、PC全体の使いやすさを考えると、RTX 5070で止めてメモリやSSDを強化したほうが満足度を高められる場合があります。

同じ予算で構成がどう変わるかは「同じ30万円ならどんなBTOを選ぶ?」も参考にしてください。

BTOメーカーの選択肢が多い

RTX 5070は複数のBTOメーカーが採用しているため、価格だけでなく、CPU、ケース、電源、静音性、保証から選べます。

2026年8月19日時点では、Ryzen 7 5700XとRTX 5070を搭載した30万円台前半の価格重視モデルから、最新世代CPU、32GBメモリ、高性能クーラーを搭載した30万円台後半以上のモデルまで販売されています。

同じ「RTX 5070搭載PC」でも、価格差はGPU以外の部分から生まれます。

確認項目価格重視モデルに多い構成長期利用向けモデルに多い構成
CPU旧世代Ryzen 7・Core i7最新世代Ryzen 7・Core Ultra 7
マザーボード旧世代・Micro ATX新しいプラットフォーム・ATX
メモリ16~32GB32~64GB
SSD1TB2TBまたは増設しやすい構成
電源容量・認証のみ記載メーカー・型番・規格を確認できる
冷却標準クーラー・小型ケース大型空冷・水冷・高通気ケース

RTX 5070というGPU名だけで比較せず、CPUの世代、メモリ容量、電源、冷却、将来の増設性まで確認してください。

RTX 5070は「最強」ではなく「失敗しにくい」GPU

RTX 5070が定番になった理由は、すべての項目で1位だからではなく、購入後に用途を変更しても対応しやすいからです。

RTX 5060 Ti 16GBはVRAM容量と価格で有利ですが、WQHDの高フレームレートやGPU処理速度を重視するとRTX 5070が候補になります。

RTX 5070 Tiは性能と16GB VRAMを両立しますが、搭載PCの価格が上がります。Radeon RX 9070は16GB VRAMと220Wの消費電力が魅力ですが、CUDAを使用するソフトやNVIDIA向けに最適化されたワークフローでは事前確認が必要です。

つまりRTX 5070は、各GPUの長所だけを比較すると必ずしも最良ではありません。しかし、ゲーム、配信、動画編集、3DCGを横断すると、大きな弱点が比較的少ないGPUです。

これは「どの分野でも最高得点を取る専門家」ではなく、「複数の仕事を一定以上の水準でこなせる実務担当者」に近い立ち位置です。

RTX 5060 Ti・RTX 5070 Ti・RX 9070との違い

RTX 5070を選ぶべきかは、処理速度、VRAM容量、対応ソフト、PC全体の予算のどれを優先するかで決まります。

GPUVRAMメモリ幅GPU電力公式の電源目安選びやすい用途
RTX 5060 Ti16GB/8GB GDDR7128-bit180W600W価格重視、16GB VRAM重視
RTX 507012GB GDDR7192-bit250W650WWQHD、ゲーム・制作兼用
RTX 5070 Ti16GB GDDR7256-bit300W750W高性能とVRAM容量の両立
Radeon RX 907016GB GDDR6256-bit220W650W16GB VRAM、ゲーム重視

GPU電力や推奨電源はリファレンス仕様の値です。BTOパソコンに搭載されるグラフィックボードの仕様やCPU構成によって変わる場合があります。

RTX 5060 Ti 16GBとRTX 5070のどちらを選ぶべきか

GPUの処理速度とWQHDゲーム性能を重視するならRTX 5070、VRAM容量と価格を重視するならRTX 5060 Ti 16GBが候補です。

  • フルHD中心:RTX 5060 Tiで費用を抑えやすい
  • WQHD・高画質:RTX 5070が選びやすい
  • VRAMを多く使う制作:RTX 5060 Ti 16GBも候補
  • ゲームと動画編集を兼用:RTX 5070が使いやすい
  • ローカルAI:処理速度だけでなく使用モデルのVRAM必要量で判断

RTX 5060 Ti 16GBは、RTX 5070より下位だから常に劣るわけではありません。12GBを超えるデータをVRAMへ読み込む用途では、処理性能より容量の差が重要になる場合があります。

RTX 5070とRTX 5070 Tiのどちらを選ぶべきか

4Kゲーム、16GB VRAM、重い3DCGやAI処理まで考えるならRTX 5070 Ti、WQHD中心ならRTX 5070が費用を抑えやすい選択です。

RTX 5070 Tiは8,960基のCUDAコアと16GB GDDR7を搭載しており、RTX 5070より処理性能とVRAM容量の両方に余裕があります。

ただし、RTX 5070 Ti搭載PCでは、GPUだけでなく750~850W電源や高性能クーラーを組み合わせることが多く、PC全体の価格差が広がります。

WQHDモニターを使用し、3DCGやローカルAIを本格的に行わないなら、RTX 5070で止めてSSDやメモリを強化する方法も合理的です。

RTX 5070とRadeon RX 9070のどちらを選ぶべきか

VRAM容量とゲーム用途を重視するならRX 9070、CUDA、Studioドライバー、NVENCを含む対応環境を重視するならRTX 5070が選びやすくなります。

RX 9070は16GB GDDR6と256-bitのメモリインターフェースを備え、Typical Board Powerは220Wです。VRAM容量はRTX 5070より4GB多くなっています。

一方、使用する動画編集ソフト、3DCGレンダラー、AIツール、プラグインがCUDAを前提としている場合は、RTX 5070のほうが導入しやすい可能性があります。

GPU名だけで判断せず、実際に使用するゲームとソフトごとのベンチマーク、必要VRAM、対応機能を確認してください。

用途別に見たRTX 5070の向き・不向き

RTX 5070はWQHDゲームと一般的なクリエイティブ作業に強い一方、フルHDの軽量用途と16GB以上のVRAMが必要な用途では最適とは限りません。

用途RTX 5070の評価判断
フルHD・軽いゲーム性能過剰になりやすいRTX 5060・RTX 5060 Tiも検討
フルHD・高fps適しているCPU性能も重視する
WQHD・高画質特に適しているRTX 5070の中心用途
WQHD・レイトレーシング適しているDLSSや設定調整も利用する
4Kゲーム条件付きで対応最高画質固定ならRTX 5070 Ti以上
ゲーム配信適している32GBメモリと余裕のあるGPU使用率を確保
4K動画編集一般的な編集に適しているメモリ32~64GB、SSD 2台構成も検討
一般的な3DCG適しているVRAM使用量が12GB以内か確認
大規模3DCG・ローカルAI容量不足の可能性があるRTX 5070 Ti以上や大容量VRAMモデルを検討

ゲーム配信にも使用する場合は「ゲーム配信に必要なPCスペック」も参考にしてください。

RTX 5070搭載PCをおすすめしにくい人

RTX 5070の人気だけを理由に購入すると、用途に対して高すぎるPCや、反対にVRAMが足りないPCを選ぶ可能性があります。

RTX 5070をおすすめしにくい人理由・代替案
フルHDで軽いゲームしか遊ばない人RTX 5060やRTX 5060 Tiでも十分な可能性があります。
ゲームをまったくしない人画像編集、DTM、一般事務では、GPUよりCPU、メモリ、SSDを優先したほうが効果的です。
4K最高画質を長期間維持したい人RTX 5070 Ti以上と16GB以上のVRAMを検討してください。
大規模な3DCGシーンを扱う人VRAM使用量が12GBを超える可能性があるなら、GPUの処理性能よりVRAM容量を優先します。
大規模なローカルAIモデルを動かす人モデル容量、量子化、コンテキスト長から必要なVRAM容量を計算します。
消費電力や静音性を最優先する人GPU電力が180WのRTX 5060 Tiなど、より消費電力の低いGPUも候補です。
本体予算を25万円以下に抑えたい人RTX 5070だけを優先すると、CPU、SSD、電源、冷却性能が削られる可能性があります。

RTX 5070搭載BTOパソコンの選び方

RTX 5070搭載PCは、GPU名ではなく「用途に必要なCPU・メモリ・SSDを確保した後の総額」で比較してください。

確認項目おすすめの基準注意点
CPURyzen 7・Core Ultra 7クラス高fpsゲームはCPU性能も重視
メモリゲーム32GB、制作32~64GB16GBのまま購入しない
SSD1TB以上、できれば2TBゲームを複数入れると1TBは減りやすい
電源750Wを基準容量だけでなくメーカー・型番・規格も確認
CPUクーラーCPUの発熱に合った大型空冷または水冷水冷なら必ず静かとは限らない
ケース前面吸気と背面排気を確保小型ケースは温度と騒音を確認
マザーボード空きM.2・メモリ・PCIeスロットを確認チップセット名だけで判断しない
保証期間、送料、免責、修理方式を確認保証年数だけを比較しない

価格重視なら旧世代CPUとの組み合わせも候補

購入価格を抑えたい場合は、旧世代CPUとRTX 5070を組み合わせたBTOパソコンも選択肢です。

ゲームではGPUの影響が大きいため、WQHDを中心に遊ぶなら、CPU世代を下げてRTX 5070へ予算を集中する構成が有効な場合があります。

ただし、旧世代プラットフォームではCPU交換の選択肢、DDR5メモリ、M.2スロット、USB端子などに差が出ます。3~5年後に本体ごと買い替えるなら価格重視、パーツ交換をしながら長期間使うなら新しいプラットフォームが適しています。

バランス重視なら32GBメモリと2TB SSDを基準にする

RTX 5070搭載PCの使いやすさを重視するなら、メモリ32GB、NVMe SSD 2TB、750W電源をひとつの基準にしてください。

RTX 5070を搭載していても、メモリ16GBやSSD 500GBでは、ゲーム、ブラウザー、通話ソフト、録画ソフトを同時に使ったときに容量不足を感じやすくなります。

動画編集やAfter Effectsにも使用する場合は、メモリ64GBと、OS・アプリ用SSDと素材・キャッシュ用SSDを分ける構成も検討してください。

長期利用なら電源・冷却・増設性を確認する

RTX 5070の性能が十分でも、冷却ファン、SSD、電源などが先に問題になる可能性があります。

長期間使う場合は、GPU性能だけでなく、ケースファンの交換可否、SSDの追加場所、メモリスロット、電源の保証、清掃しやすさまで確認します。

使用年数別の考え方は「3年・5年・7年使うBTOパソコンのおすすめ構成」で詳しく解説しています。

おすすめのRTX 5070搭載PC 3選

価格重視ならFRONTIER、パーツ品質と拡張性ならツクモ、動画編集や制作作業にも使うならパソコン工房のSENSE∞がおすすめです。

同じRTX 5070搭載PCでも、CPUの世代、メモリ規格、マザーボード、電源、保証には大きな違いがあります。購入価格だけでなく、使用目的と将来の増設予定に合わせて選んでください。

モデルCPUメモリSSD価格おすすめする人
FRONTIER FRZAB550W/ARyzen 7 5700X32GB DDR41TB304,800円購入価格を抑えたい人
G-GEAR GE5J-J257/BHCore Ultra 5 225F32GB DDR51TB362,800円電源・マザーボード・拡張性を重視する人
パソコン工房 SENSE-F1B6-R97X-TKXRyzen 7 9700X32GB DDR51TB379,800円~動画編集や3DCGにも使う人

※価格、在庫、セール、カスタマイズ料金は変動します。購入前に各販売ページで最新情報を確認してください。

価格重視:フロンティア FRZAB550W/A

RTX 5070搭載PCを30万円台前半で購入したい人には、フロンティアの「FRZAB550W/A」が候補です。

CPURyzen 7 5700X
GPUGeForce RTX 5070 12GB
メモリ32GB(16GB×2)DDR4
SSD1TB NVMe Gen4
マザーボードMSI製 B550
CPUクーラー360mm水冷CPUクーラー
電源850W・80PLUS Platinum
保証3年間センドバック保証
価格304,800円+送料3,300円

Ryzen 7 5700X、RTX 5070、メモリ32GB、1TB SSDを搭載しており、WQHDゲームを始めるために必要な基本構成がそろっています。

850W・80PLUS Platinum電源と3年間保証を標準で備えている点も強みです。RTX 5070搭載PCとして価格を抑えながら、電源容量と保証には余裕を持たせています。

ただし、CPUとB550マザーボードは旧世代のAM4環境で、メモリもDDR4です。将来CPUを大幅に強化したい場合は、マザーボードとメモリを含めた交換が必要になる可能性があります。

WQHDでGPU負荷の高いゲームを安く遊ぶ構成としては魅力的ですが、CPU交換や長期的な増設性を重視する人にはおすすめしにくいモデルです。

  • おすすめ用途:WQHDゲーム、一般的なゲーム配信
  • おすすめする人:CPU世代より購入時点のゲーム性能を重視する人
  • 注意点:AM4・DDR4環境であることを理解して選ぶ
  • 推奨変更:ゲームを多数保存するならSSDを2TBへ変更

FRONTIER FRZAB550W/Aを公式サイトで確認する

パーツ品質・拡張性重視:ツクモ G-GEAR GE5J-J257/BH

マザーボード、電源、ケース、無線機能まで含めた構成全体を重視するなら、ツクモの「G-GEAR GE5J-J257/BH」がおすすめです。

CPUCore Ultra 5 225F
GPUGeForce RTX 5070 12GB
メモリ32GB(16GB×2)DDR5-5600
SSD1TB NVMe Gen4
マザーボードASUS TUF GAMING B860-PLUS WIFI
電源CWT製750W・80PLUS Gold・ATX 3.1
ネットワーク2.5GbE、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
価格362,800円

Core Ultra 5 225FとRTX 5070を搭載し、WQHDゲーム、ゲーム配信、一般的な動画編集に対応しやすい構成です。

ASUS TUF GAMING B860-PLUS WIFIはATXサイズで、メモリスロットを4本、M.2スロットを3基備えています。購入後にメモリやNVMe SSDを追加しやすい点がメリットです。

電源もCWT製750W・80PLUS Gold・ATX 3.1対応と詳細が公開されています。容量や80PLUS認証だけでなく、メーカーと対応規格まで確認できるため、電源構成を重視する人にも適しています。

ケースは前面メッシュ構造で、防塵フィルターやGPUサポートホルダーを備えています。RTX 5070を長時間使用するときの冷却性やメンテナンス性も考えられた構成です。

価格だけならFRONTIERより高くなりますが、マザーボード、電源、無線機能、SSD増設性まで含めると、構成全体の完成度が高いモデルです。

Core Ultra 5 225Fは内蔵GPUを搭載しないため、Intel Quick Syncを使用できません。H.264・HEVC素材を中心にPremiere Proを使用する人は、内蔵GPU付きCPUへ変更できるか確認してください。

  • おすすめ用途:WQHDゲーム、ゲーム配信、一般的な制作作業
  • おすすめする人:パーツ品質、電源、無線機能、増設性を重視する人
  • 注意点:Core Ultra 5 225FではQuick Syncを使用できない
  • 推奨変更:ゲームを多数入れるならSSDを2TBへ変更し、必要に応じて前面ファンを追加

ツクモ G-GEAR GE5J-J257/BHを公式サイトで確認する

動画編集・3DCG向け:パソコン工房 SENSE∞ [SENSE-F1B6-R97X-TKX]

RTX 5070をゲームだけでなく、動画編集、After Effects、3DCGにも使用するなら、Ryzen 7 9700Xを搭載した「SENSE∞ [SENSE-F1B6-R97X-TKX]」がおすすめです。

CPURyzen 7 9700X
GPUGeForce RTX 5070 12GB
メモリ32GB(16GB×2)DDR5
SSD1TB NVMe SSD
マザーボードAMD B650・ATX
電源750W・80PLUS Bronze
ネットワーク2.5GbE
価格379,800円~

Ryzen 7 9700Xは8コア16スレッドのCPUで、ゲームだけでなく、動画の書き出し、3DCG、複数ソフトの同時使用にも対応しやすい性能です。

ATXサイズのB650マザーボードを搭載し、メモリスロットは4本、M.2スロットは2基あります。標準の1TB SSDに加えて、素材やキャッシュ用のNVMe SSDを追加できます。

標準メモリは32GBなので、ゲームやPremiere Proによる一般的な4K動画編集には対応しやすい構成です。After Effects、Blender、動画編集ソフトを同時に使う場合は64GBへ変更してください。

標準構成のままでもゲームと一般的な制作作業に使えますが、クリエイター用として購入するなら、メモリ64GBと2台目SSDを追加した構成がおすすめです。

無線LANは標準搭載されていません。また、750W電源は80PLUS Bronzeなので、電源メーカーや型番を重視する場合はカスタマイズ画面で変更候補を確認してください。

  • おすすめ用途:WQHDゲーム、4K動画編集、After Effects、一般的な3DCG
  • おすすめする人:ゲームとクリエイティブ作業を1台で行う人
  • 注意点:無線LANが標準搭載されていない
  • 推奨変更:メモリ64GB、素材・キャッシュ用SSD 1~2TB

SENSE-F1B6-R97X-TKXを公式サイトで確認する

3台の選び方

購入価格を最優先するならフロンティア、PC全体の品質と拡張性ならツクモ、CPU性能と制作作業ならパソコン工房を選びます。

重視することおすすめモデル理由
購入価格FRONTIER FRZAB550W/ARTX 5070、32GBメモリ、850W電源を30万円台前半で選べる
パーツ品質・拡張性ツクモ G-GEAR GE5J-J257/BHTUF GAMINGマザーボード、ATX 3.1電源、Wi-Fi 7を搭載
動画編集・制作作業パソコン工房 SENSE-F1B6-R97X-TKXRyzen 7 9700X、ATXマザーボード、2基のM.2スロットを備える

本体価格だけを比較するとフロンティアが安くなります。ただし、旧世代のAM4環境なので、将来のCPU交換まで考えるならツクモやパソコン工房の構成が適しています。

RTX 5070搭載PCを長く使うなら、標準価格ではなく、SSDやメモリを用途に合わせて変更した後の価格で比較してください。

RTX 5070搭載PCを購入する前のチェックリスト

次の項目を順番に確認すると、RTX 5070だけが高性能で、ほかのパーツが不足したPCを避けやすくなります。

順番確認すること判断基準
1使用する解像度WQHD中心ならRTX 5070を選びやすい
2遊ぶゲームと目標fpsゲーム別ベンチマークを確認する
3レイトレーシングの使用使用するならGPUへ余裕を持たせる
4VRAM使用量12GBを超える可能性がないか確認する
5CPU高fps、配信、編集ではCPUも確認する
6メモリゲーム32GB、制作32~64GBを基準にする
7SSD空き容量を20%前後残せる容量を選ぶ
8電源750Wを基準に型番・規格・保証を確認する
9冷却CPUクーラーとケースファンを確認する
10カスタマイズ後の価格同じ条件にそろえてBTOメーカーを比較する

RTX 5070に関するよくある質問

RTX 5070はWQHD向けとして選びやすいGPUですが、4K、使用年数、VRAMについては条件を分けて考える必要があります。

RTX 5070は4Kゲームに使えますか?

RTX 5070でも4Kゲームは可能ですが、すべてのゲームを最高画質・ネイティブ4K・高fpsで動かせるわけではありません。

DLSS、フレーム生成、画質設定の調整を許容するなら4Kでも使用できます。4K最高画質を優先する場合や、数年間設定を下げたくない場合はRTX 5070 Ti以上が適しています。

RTX 5070の12GB VRAMは少ないですか?

WQHDゲームや一般的な4K動画編集では使いやすい容量ですが、4K最高画質、大規模3DCG、ローカルAIでは不足する可能性があります。

「12GBだから少ない」「16GBなら必ず速い」とは判断できません。使用するゲームやソフトの実測VRAM使用量を確認してください。

RTX 5070搭載PCは何年使えますか?

WQHDを中心に設定を調整しながら使うなら、3~5年前後がひとつの目安ですが、将来のゲーム要件を保証するものではありません。

これは予測であり、遊ぶゲーム、目標fps、画質設定、故障の有無によって変わります。5年以上使う場合は、途中で画質を下げることや、GPU交換まで考えて電源とケースを選びましょう。

RTX 5070には750W電源が必要ですか?

NVIDIAの公式目安は650Wですが、BTOパソコンでは750Wを基準にすると構成へ余裕を持たせやすくなります。

高性能CPUとの組み合わせ、長時間の動画編集、将来のGPU交換まで考えるなら850Wも候補です。ただし、容量が大きいだけで高品質とは限らないため、メーカー、型番、ATX規格、ケーブル、保証期間も確認してください。

RTX 5070搭載PCはゲーム以外にもおすすめですか?

動画編集、配信、一般的な3DCGにもおすすめできますが、画像編集やDTMだけなら性能過剰になる可能性があります。

Photoshopによる一般的な画像編集やDTMでは、GPUよりCPU、メモリ、SSD、静音性を優先したほうがよい場合があります。RTX 5070を選ぶのは、ゲーム、動画編集、3DCGなどのGPU負荷が高い用途を兼用するときです。

まとめ:RTX 5070はWQHDと複数用途を両立したい人の定番

RTX 5070は、WQHDゲームを中心に、動画編集、配信、一般的な3DCGまで1台で行いたい人に適した2026年の定番GPUです。

人気の理由は、単純にベンチマークスコアが高いからではありません。

  • WQHDで高画質と高フレームレートを狙いやすい
  • 8GBより余裕のある12GB VRAMを搭載している
  • DLSSとマルチフレーム生成を利用できる
  • CUDA、Studioドライバー、NVENCに対応している
  • RTX 5070 Ti以上よりPC全体の価格を抑えやすい
  • 複数のBTOメーカーから構成を選べる

一方、フルHDの軽いゲームならRTX 5060 Ti、VRAM容量と価格を重視するならRTX 5060 Ti 16GB、4K・16GB VRAM・高負荷制作まで考えるならRTX 5070 Tiが適する場合があります。

RTX 5070搭載PCを選ぶときは、GPU名だけで決めず、メモリ32GB以上、SSD 1~2TB、750W電源、CPUと冷却性能まで含めた構成全体を比較してください。





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