RTX 5070とRX 9070 XTはどちらを選ぶべき?ゲーム・VRAM・動画編集・AI性能を比較
PRが含まれています
最終更新日:2026年8月20日
RTX 5070とRX 9070 XTは、BTOパソコンやグラフィックボードを選ぶときに比較されやすいGPUです。
RTX 5070はDLSS 4.5、CUDA、NVIDIA Studioなどを利用でき、ゲーム以外のソフトにも対応しやすいことが強みです。RX 9070 XTは16GBのVRAMを搭載し、WQHD・4Kゲームのネイティブ描画性能でRTX 5070を上回ります。
先に結論を述べると、ゲーム性能と16GB VRAMを優先するならRX 9070 XT、Adobe・Blender・ローカルAIまで1台で幅広く使うならRTX 5070が選びやすいです。
ただし、RX 9070 XTのほうが上位のゲーム性能を持つため、同じ価格で比較できるならゲーム用途ではRX 9070 XTが有利です。一方、対応ソフト、消費電力、BTOパソコン全体の価格まで含めると、RTX 5070を選ぶ意味もあります。
| 重視すること | おすすめ | 主な理由 |
|---|---|---|
| WQHD・4Kのネイティブゲーム性能 | RX 9070 XT | 平均フレームレートが高い |
| VRAM容量 | RX 9070 XT | 16GBを搭載 |
| DLSS・パストレーシング | RTX 5070 | DLSS 4.5、Ray Reconstruction、Multi Frame Generationを利用できる |
| Premiere Pro・After Effects | RTX 5070 | GPUエフェクト、AI処理、3D処理を含む構成を選びやすい |
| Blender・GPUレンダリング | RTX 5070 | CUDA・OptiX対応とレンダラーの選択肢が多い |
| Unreal Engineのリアルタイム表示 | RX 9070 XT | ラスタライズ性能と16GB VRAMを活かしやすい |
| WindowsでのローカルAI導入 | RTX 5070 | CUDA対応ソフトを導入しやすい |
| 消費電力・電源容量 | RTX 5070 | 250W、推奨システム電源650W |
RTX 5070とRX 9070 XTは同格ではない

型番だけを見ると近いGPUに見えますが、RX 9070 XTのゲーム性能はRTX 5070よりRTX 5070 Tiに近い位置にあります。
発売時の米国希望価格はRTX 5070が549ドル、RX 9070 XTが599ドルで、差は50ドルでした。しかし、RX 9070 XTはRTX 5070より4GB多いVRAMと高いネイティブ描画性能を備えています。
そのため、「GeForceとRadeonの同じ数字を比較する」のではなく、実際の性能、BTOパソコンの販売価格、使用ソフトを比較する必要があります。RX 9070 XT搭載PCがRTX 5070搭載PCより少し高いこと自体は不自然ではありません。
一方、RTX 5070にはDLSS 4.5、CUDA、OptiX、NVIDIA Studioドライバーなどがあります。ゲームの平均フレームレートだけで用途全体の優劣を決めることもできません。
RTX 5070とRX 9070 XTの仕様を比較
仕様上の大きな違いは、RTX 5070の12GB GDDR7・250Wに対し、RX 9070 XTは16GB GDDR6・304Wであることです。
| 項目 | GeForce RTX 5070 | Radeon RX 9070 XT |
|---|---|---|
| アーキテクチャ | Blackwell | RDNA 4 |
| VRAM | 12GB GDDR7 | 16GB GDDR6 |
| メモリインターフェース | 192-bit | 256-bit |
| メモリ帯域幅 | 672GB/s | 最大640GB/s |
| GPU消費電力の目安 | 250W | 304W |
| メーカー推奨システム電源 | 650W | 750W |
| アップスケーリング | DLSS 4.5 | FSR「Redstone」 |
| フレーム生成 | Multi Frame Generation | FSR Frame Generation、AFMF |
| AV1エンコード | 対応 | 対応 |
| 発売時の米国希望価格 | 549ドル | 599ドル |
GDDR7だからRTX 5070のほうが高性能、16GBだからRX 9070 XTのほうが必ず高速、という判断はできません。メモリ規格とVRAM容量は別の指標です。
RTX 5070は狭い192-bitバスを高速なGDDR7で補い、メモリ帯域幅は672GB/sです。RX 9070 XTはGDDR6ですが、256-bitバスと16GBの容量を備えています。速度を示す帯域幅はRTX 5070がわずかに高く、保存できるデータ量はRX 9070 XTが33%多い、という違いです。
ゲーム性能はRX 9070 XTが明確に高い
アップスケーリングとフレーム生成を無効にしたネイティブ描画では、RX 9070 XTがRTX 5070を一段上回ります。
Tom’s Hardwareが2026年6月に更新したGPU階層の平均値は次のとおりです。複数ゲームの平均であり、使用するCPU、ゲーム、画質設定、ドライバーによって結果は変わります。
| ラスタライズ・Ultra設定 | RTX 5070 | RX 9070 XT | RX 9070 XTの差 |
|---|---|---|---|
| 1920×1080 | 132.6fps | 156.6fps | 約18%高速 |
| 2560×1440 | 96.4fps | 116.5fps | 約21%高速 |
| 3840×2160 | 54.3fps | 65.8fps | 約21%高速 |
出典:Tom’s Hardware GPU Benchmarks Hierarchy 2026
WQHDゲームではRX 9070 XTの性能を活かしやすい
WQHD・高画質・高リフレッシュレートで遊ぶなら、RX 9070 XTの約21%高い平均性能を体感しやすくなります。
RTX 5070もWQHD用として十分に高性能ですが、120Hz以上のモニターへ近づけたい場合や、アップスケーリングを使わず画質を保ちたい場合はRX 9070 XTが有利です。
ただし、フルHDの軽いゲームや競技ゲームではCPUが先に上限へ達することがあります。GPU使用率が上がらない条件では、RX 9070 XTへ変更しても表の差がそのまま出るとは限りません。
4Kゲームでは性能と16GB VRAMの両方が効く
4Kを主目的にするなら、平均性能が高くVRAMにも余裕があるRX 9070 XTを優先するのが合理的です。
上記の平均では、RX 9070 XTが4K Ultraで60fpsを超え、RTX 5070は約54fpsでした。ただし、平均値が60fpsを超えても、重い場面やゲームによって60fpsを下回る可能性があります。
4K最高画質を長期間固定できるという意味ではありません。重いレイトレーシングやパストレーシングを使う場合は、どちらもアップスケーリングや画質調整が必要です。
レイトレーシングは平均fpsだけでRTX 5070を否定できない
現在のネイティブRT平均ではRX 9070 XTがRTX 5070を上回りますが、パストレーシング、アップスケーリング品質、対応ゲームまで含めるとRTX 5070にも明確な強みがあります。
| レイトレーシング・Ultra設定 | RTX 5070 | RX 9070 XT | RX 9070 XTの差 |
|---|---|---|---|
| 1920×1080 | 74.1fps | 77.8fps | 約5%高速 |
| 2560×1440 | 51.5fps | 55.5fps | 約8%高速 |
| 3840×2160 | 22.7fps | 30.1fps | 約33%高速 |
RX 9070 XTはRDNA 4でレイトレーシング性能が改善され、RTX 5070より上位のラスタライズ性能を持つため、ネイティブRTの平均でも上回っています。
一方、RTX 5070はDLSS 4.5 Super Resolution、Ray Reconstruction、Dynamic Multi Frame Generationを利用できます。NVIDIAによると、DLSS 4.5 Super Resolutionは400以上のゲームとアプリへ適用でき、RTX 50シリーズでは最大6倍モードのMulti Frame Generationに対応します。
AMDもRX 9000シリーズ向けに、FSR Upscaling、Frame Generation、Ray RegenerationなどをまとめたFSR「Redstone」を提供しています。対応タイトルは増えていますが、使用したいゲームがどの機能へ対応しているかは購入前に確認してください。
なお、フレーム生成で表示されるfpsは、すべてをGPUが通常描画したfpsではありません。元の描画fpsが低すぎると操作遅延や映像の乱れを感じる場合があるため、「生成後300fps」と「ネイティブ100fps」を同じ基準で比較しないことが重要です。
12GBと16GBの差は将来性より使用量で判断する
VRAMは多いほど自動的に速くなるのではなく、12GBを超えた瞬間にRX 9070 XTの16GBが大きな意味を持ちます。
RTX 5070の12GBでデータが収まっている間は、VRAM容量だけを理由に性能差が発生するわけではありません。しかし、高解像度テクスチャ、4K、レイトレーシング、MODを組み合わせると、12GBへ近づく可能性があります。
VRAM不足が起きると、平均fpsだけでなく次のような症状が現れます。
- 移動時や場面切り替え時にカクつく
- テクスチャの読み込みが遅れる
- 高画質テクスチャを選べない
- 1%Lowが大きく下がる
- 3DCGシーンやAIモデルをGPUへ収められない
「将来のゲームは必ず16GB必要になる」と断定することはできません。それでも、4K、高解像度MOD、重い3D制作を想定するなら、16GBを安全余裕として選ぶ価値があります。
動画編集・3DCG・AIではRTX 5070が無難
ゲーム以外にも使う場合は、GPUの理論性能より「使用ソフトがCUDA・OptiX・ROCm・特定のエンコーダーへ対応しているか」を先に確認します。
RX 9070 XTはゲームで速いから、すべての制作ソフトでもRTX 5070より速い、とは限りません。制作ソフトは特定メーカー向けに最適化されていたり、機能ごとに異なる処理経路を使ったりするためです。
Premiere ProとAfter Effectsは処理内容で差が変わる
Adobe中心のPCでは、RX 9070 XTの高いゲーム性能よりRTX 5070の対応範囲を優先したほうが失敗しにくいです。
Puget Systemsの検証では、RX 9070 XTはPremiere ProのLongGOP処理で高い結果を出す一方、GPUエフェクト、RAW、AI系処理ではRTX 5070へ及ばない場面がありました。つまり、H.264・HEVCの形式、色差形式、ビット深度、使用エフェクトによって結果が変わります。
After Effectsではバージョン25.3.2以降にRadeonの2D性能が大幅に改善され、GeForceとの2Dスコア差が約7%まで縮まったという検証があります。一方、3D処理を含む最新の公開ベンチマークではRTX 5070が大きく上回る結果もあるため、2D中心とAdvanced 3D中心を分けて判断する必要があります。
Premiere Pro、After Effects、Photoshopを横断して使うならRTX 5070が無難です。DaVinci Resolve中心で16GB VRAMを使える処理や、特定のLongGOP形式を扱うならRX 9070 XTも候補になります。
動画編集用のCPU、メモリ、SSDまで含めて選びたい方は、Premiere Pro向けパソコンのおすすめスペックも参考にしてください。
Blenderは使うレンダラーを先に決める
Blender CyclesだけでなくOctaneRender、V-Ray、Redshiftなども使うなら、CUDA・OptiX対応のRTX 5070を優先します。
Blender CyclesはNVIDIAのCUDA・OptiXとAMDのHIPに対応しているため、両GPUでレンダリングできます。ただし、外部レンダラーにはNVIDIA GPUを前提とするものがあり、Radeonでは利用できない、または対応範囲が狭い場合があります。
一方、Unreal Engineのビューポートやラスタライズ中心のリアルタイム制作では、RX 9070 XTの高い描画性能と16GB VRAMを活かせます。Puget Systemsのテストでも、Unreal EngineのラスタライズではRX 9070 XTがRTX 5070を上回りました。
ゲーム開発用PCを探している方は、Unreal Engine 5に必要なPCスペックも確認してください。
ローカルAIは16GBだけを見てRX 9070 XTを選ばない
Windowsで画像生成AIやLLMを簡単に始めたいならRTX 5070、LinuxとROCm環境を自分で検証できるならRX 9070 XTも選択肢です。
2026年時点ではAMDのROCm対応が拡大し、LinuxではRX 9070 XTがPyTorchなどの公式サポート対象に含まれています。ComfyUIにもAMD GPU向け環境があります。
ただし、ROCmのWindows対応はスタック全体ではなく、ComfyUIのRX 9000シリーズ対応も実験的と案内されています。CUDA前提の拡張機能、学習手順、配布バイナリは依然として多いため、導入の容易さではRTX 5070が有利です。
逆に、使いたいモデルが12GBへ収まらず16GBなら収まる場合は、RTX 5070のCUDA対応よりRX 9070 XTの容量が重要になる可能性があります。モデル名、量子化、解像度、コンテキスト長、使用するバックエンドを決めてから選んでください。
生成AI用PCの考え方は、生成AIをローカルで動かすPCに必要なスペックで詳しく解説しています。
ゲーム配信はどちらもAV1へ対応する
OBSなどで一般的なゲーム配信や録画をするだけなら、RTX 5070とRX 9070 XTはどちらも候補になります。
両GPUともH.264、HEVC、AV1のハードウェアエンコードに対応しています。ゲームをネイティブ高画質で動かしながら配信するならRX 9070 XTのゲーム性能、配信後にPremiere ProやAIツールで編集するならRTX 5070の制作環境が判断材料です。
「配信するから必ずGeForce」と決めるのではなく、配信サイトが受け付けるコーデック、同時録画の形式、編集ソフトまで含めて選びます。
消費電力・電源・冷却はRTX 5070が有利
GPU消費電力の公式値はRTX 5070が250W、RX 9070 XTが304Wで、54Wの差があります。
NVIDIAの推奨システム電源はRTX 5070が650W、AMDの最低推奨電源はRX 9070 XTが750Wです。実際のBTOパソコンでは、RTX 5070に750W、RX 9070 XTに750~850Wの80PLUS Gold電源を組み合わせると選びやすくなります。
54Wの差を、毎日3時間、常にGPU最大負荷、電気料金31円/kWhとして単純計算すると、年間差は約1,800円です。ただし、これは公式電力差をそのまま使った上限寄りの試算であり、実ゲームの消費電力、電力制限、アイドル時間によって変わります。
電気代以上に差が出やすいのが排熱です。RX 9070 XTはGPUクーラーとケースの吸排気へ余裕が必要になります。ただし、温度と騒音はGPUのメーカー独自モデルによって異なるため、「Radeonは必ずうるさい」とは判断できません。
BTOの電源選びで迷った方は、BTOパソコンの電源容量は750W・850W・1000Wのどれがよい?も参考にしてください。
価格はGPU単体ではなくBTOパソコン全体で比較する
ゲーム用として比較するなら、RX 9070 XT搭載PCの価格上昇率がRTX 5070搭載PCに対して何%なのかを確認してください。
日本の販売価格は在庫、為替、搭載GPUのメーカー、セールによって変動します。GPU名だけで比較すると、CPU、メモリ、SSD、電源、冷却の差が混ざってしまいます。
本サイトでは、同等構成を作れる場合に次の基準で考えます。これは約21%のWQHD・4Kラスタライズ性能差を、BTOパソコン全体の価格へ当てはめた購入判断の目安です。
| RX 9070 XT搭載PCの価格差 | ゲーム用途の判断 |
|---|---|
| RTX 5070搭載PCより10%以内高い | RX 9070 XTの性能と16GB VRAMを選びやすい |
| 10~20%高い | 性能差、消費電力、DLSS、使用ソフトで判断する |
| 20%を超えて高い | ゲーム性能1%あたりの総額差が小さくなるためRTX 5070も有力 |
たとえば、同等構成のRTX 5070搭載PCが30万円、RX 9070 XT搭載PCが33万円なら価格差は10%です。WQHDの平均性能差が約21%あるため、ゲーム性能を重視するならRX 9070 XTを選びやすくなります。
一方、RX 9070 XT搭載PCが36万円なら価格差は20%です。この場合は性能差だけでほぼ相殺されるため、DLSS、制作ソフト、電源、冷却まで含めて判断します。金額は計算例であり、実際の販売価格ではありません。
RTX 5070がおすすめの人
RTX 5070は、最高のネイティブゲーム性能より、ゲーム・制作・AIを1台で無理なく横断したい人におすすめです。
- DLSS 4.5対応ゲームを中心に遊ぶ人
- パストレーシングやRay Reconstructionを使いたい人
- Premiere Pro、After Effects、Blenderを使う人
- CUDA・OptiX前提のソフトやプラグインを使う人
- WindowsでローカルAIを導入しやすくしたい人
- 消費電力と排熱を少しでも抑えたい人
- RX 9070 XT搭載PCとの価格差が20%以上ある人
RTX 5070は「何をしても最速のGPU」ではありません。幅広いソフトへ対応しやすく、不得意な用途を減らしやすいGPUと考えると分かりやすくなります。
RTX 5070搭載PCの位置づけは、RTX 5070搭載PCはなぜ人気?でも解説しています。
RX 9070 XTがおすすめの人
RX 9070 XTは、WQHD・4Kゲームの実性能と16GB VRAMへ予算を集中したい人におすすめです。
- ネイティブ画質の平均fpsを重視する人
- WQHDで120~240Hzのモニターを使う人
- 4Kゲーム、高解像度テクスチャ、MODを使う人
- 12GBを超えるVRAM使用量を想定している人
- Unreal Engineなどのリアルタイム描画を重視する人
- 使用ソフトがRadeon・HIP・ROCmへ対応していると確認できた人
- RTX 5070搭載PCとの価格差が10%前後に収まる人
RX 9070 XTはRTX 5070より消費電力が高く、制作ソフトの相性確認も必要です。それでも、ゲームを主目的にするなら性能差とVRAM容量は大きな利点になります。
どちらも選ばなくてよい人
用途によってはRTX 5070とRX 9070 XTの二択にせず、下位または上位GPUへ予算を振り分けたほうが合理的です。
| 用途・条件 | 別の選択肢 | 理由 |
|---|---|---|
| フルHDで軽いゲームだけ遊ぶ | RTX 5060、RTX 5060 Ti、RX 9060 XT | GPU性能を使い切れない可能性がある |
| Photoshop、DTM、一般事務が中心 | GPUを下げ、CPU・メモリ・SSDを強化 | GPUが主なボトルネックになりにくい |
| 4K最高画質とパストレーシングを重視 | RTX 5070 Ti、RTX 5080以上 | RTX 5070の12GBと両GPUの4K RT性能に限界がある |
| 12GBを超えるCUDA処理を行う | RTX 5070 Ti・RTX 5080 16GB以上 | RTX 5070ではVRAM不足、RadeonではCUDAを使えない |
| 16GBを超える大規模AI・3DCG | 24~32GB以上のGPU | どちらも必要データをVRAMへ収められない |
PCを何年間使うかで構成を決めたい方は、3年・5年・7年使うBTOパソコンのおすすめ構成も参考にしてください。
BTOパソコンを比較するときのチェックリスト
GPU名だけを見ず、同じCPU・メモリ・SSDへそろえた後の総額で比較してください。
| チェック項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| CPUをそろえる | Ryzen 7とCore Ultra 7など、ゲーム性能が近い構成で比較します。 |
| メモリ容量をそろえる | 32GBと16GBのPCをそのまま比較しないようにします。 |
| SSD容量をそろえる | 1TBと2TBの価格差を、GPUによる価格差へ含めないようにします。 |
| 電源を確認する | 容量、80PLUS認証、メーカー、型番、保証を確認します。 |
| GPUのメーカー独自モデルを確認する | カード長、厚さ、ファン数、補助電源端子を確認します。仕様は製品ごとに異なります。 |
| ケースの冷却を確認する | 吸気・排気ファンの数と、ケースファンを追加できる位置を確認します。 |
| 使用ソフトの対応表を見る | CUDA、OptiX、HIP、ROCm、対応するエンコード形式を確認します。 |
| 保証と送料を確認する | 修理期間、往復送料、自己増設後の保証範囲を確認します。 |
| 本体価格差を割合で計算する | 「価格差÷RTX 5070搭載PC価格×100」で価格差の割合を計算します。 |
特にRX 9070 XT搭載PCは、安いモデルでも電源とケース冷却を削りすぎないことが重要です。RTX 5070搭載PCは、GPUが12GBであることを確認し、ノートPC向けRTX 5070と混同しないようにしてください。
RTX 5070とRX 9070 XTのよくある質問
迷った場合は、ゲームの平均性能ではなく、使用ソフト、解像度、VRAM使用量の順に条件を絞ると選びやすくなります。
RTX 5070とRX 9070 XTはどちらが高性能ですか?
ネイティブゲーム性能はRX 9070 XT、CUDA・OptiXや一部の制作・AI処理はRTX 5070が有利です。
GPU全体に共通する一つの「性能」はありません。2026年のラスタライズ平均ではRX 9070 XTが約18~21%高速ですが、使用ソフトによってRTX 5070が逆転します。
レイトレーシングなら必ずRTX 5070ですか?
必ずではなく、ネイティブRTの平均性能ではRX 9070 XTが上回るテスト結果もあります。
ただし、DLSS 4.5、Ray Reconstruction、対応タイトル、パストレーシングまで含めるとRTX 5070を選ぶ理由があります。遊ぶゲームごとのベンチマークを確認してください。
RTX 5070の12GB VRAMは不足しますか?
WQHDゲームでは多くの条件に対応できますが、4K最高画質、高解像度MOD、重いレイトレーシングでは余裕が小さくなります。
設定を少し下げれば使える場合も多いため、12GBだからすぐ使えなくなるわけではありません。最高設定を維持したい人ほど16GBを選ぶ意味が大きくなります。
RX 9070 XTは動画編集に使えますか?
使えますが、Premiere ProのGPUエフェクトやAI処理、After Effectsの3D処理まで行うならRTX 5070のほうが選びやすいです。
DaVinci Resolve、LongGOP、FusionなどではRX 9070 XTが高い性能を示す場合もあります。ソフト名だけでなく、素材形式と使用機能まで確認してください。
Ryzen CPUにはRadeon、Intel CPUにはGeForceを合わせるべきですか?
CPUとGPUのメーカーをそろえる必要はなく、Ryzen+GeForce、Core+Radeonのどちらも利用できます。
Smart Access MemoryやResizable BARなどは構成に応じて利用できますが、それだけを理由にGPUを決めるほどの差ではありません。CPUはゲーム性能と制作性能、GPUは使用ソフトと解像度で選びます。
まとめ:ゲームならRX 9070 XT、総合用途ならRTX 5070
同等構成で価格差が小さいならゲーム用はRX 9070 XT、制作・AI・省電力まで含む総合用途はRTX 5070が基本の結論です。
| 最終判断 | 選ぶGPU |
|---|---|
| WQHD・4Kのネイティブ性能を最優先 | RX 9070 XT |
| 16GB VRAMを優先 | RX 9070 XT |
| DLSS 4.5とパストレーシングを優先 | RTX 5070 |
| Adobe・Blender・AIを幅広く利用 | RTX 5070 |
| 消費電力と排熱を抑えたい | RTX 5070 |
| ゲーム用で本体価格差が10%以内 | RX 9070 XT |
| 本体価格差が20%を超える | RTX 5070も有力 |
RX 9070 XTは、RTX 5070の単純なRadeon版ではありません。ゲーム性能では一段上ですが、ソフトウェア対応、消費電力、導入の容易さではRTX 5070が優れる場面があります。
最後は「GeForceとRadeonのどちらが好きか」ではなく、最も重い用途で必要な機能が動くか、VRAMへ収まるか、同等構成の価格差はいくらか、という順番で選んでください。
検証に使用した主な資料
仕様はメーカー公式情報、性能差は同一テスト環境の比較データを優先して確認しています。
- NVIDIA:GeForce RTX 5070 Family Specifications
- AMD:Radeon RX 9070 XT Specifications
- Tom’s Hardware:GPU Benchmarks Hierarchy 2026
- NVIDIA:DLSS 4.5
- AMD:FSR Technologies
- Puget Systems:Radeon RX 9070 XT Content Creation Review
- Puget Systems:After Effects 25.3 Radeon Performance
- AMD ROCm:Windows Support Matrix














